ウィルソン・コントレラス

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ウィルソン・コントレラス
Willson Contreras
シカゴ・カブス #40
Willson Contreras (40652536903).jpg
2019年4月15日
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
出身地 カラボボ州プエルト・カベージョ英語版
生年月日 (1992-05-13) 1992年5月13日(28歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手左翼手
プロ入り 2009年 アマチュアFA
初出場 2016年6月17日
年俸 $507,500(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ウィルソン・エドゥアルド・コントレラスWillson Eduardo Contreras, 1992年5月13日 - )は、ベネズエラカラボボ州プエルト・カベージョ英語版出身のプロ野球選手捕手外野手)。右投右打。MLBシカゴ・カブスに所属。愛称はウィリー[2]

同じくMLB選手で、アトランタ・ブレーブスに所属しているウィリアム・コントレラスは実弟である。

経歴[編集]

2009年シカゴ・カブスと契約してプロ入り。当時のポジションは三塁手だった。この年は傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・カブス2でプロデビューし、29試合に出場して打率.205・1本塁打・6打点・2盗塁の成績を残した。

2010年もドミニカン・サマーリーグ・カブス2でプレーし、17試合に出場して打率.313・9打点・2盗塁の成績を残した。

2011年からはアメリカ本土に渡り、この年はA-級ボイシ・ホークスでプレーした。60試合に出場して打率.261・2本塁打・27打点・3盗塁の成績を残した。

2012年もA-級ボイシでプレーし、64試合に出場して打率.273・3本塁打・39打点・3盗塁の成績を残した。この年より本格的に捕手として起用されるようになった。

2013年はA級ケーンカウンティ・クーガーズで86試合に出場して打率.248・11本塁打・46打点・8盗塁の成績を残した。

2014年はA+級デイトナ・カブスで80試合に出場して打率.242・5本塁打・37打点・5盗塁の成績を残した。

2015年はAA級テネシー・スモーキーズで126試合に出場して打率.333・8本塁打・75打点・4盗塁の成績を残し、サザンリーグの首位打者に輝いた。オフの11月20日40人枠入りした[3]

2016年は開幕をAAA級アイオワ・カブスで迎えた。6月17日にメジャー初昇格を果たし[4]、同日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー。2日後の同カードでのメジャー初打席では初球を打ってメジャー初打席初本塁打を放った[5]。その後は打撃の好調さを買われ、本職の捕手だけでなく一塁手[6]左翼手[7]としても先発出場する事もあった。

メジャー1年目は76試合に出場、打率.282・12本塁打・35打点・2盗塁の成績だった。チームはサンフランシスコ・ジャイアンツとのディビジョンシリーズに進出し、コントレラスはロースター入りを果たした[8]。10月7日の第1戦で、先発捕手のデビッド・ロスに代わって9回からマスクをかぶったが、この試合での打席はなかった[9]。第2戦では8番・捕手として先発起用され、3打数2安打を記録[10]。第3戦でも先発捕手のミゲル・モンテロに代わって7回からマスクをかぶると、延長13回裏からはこの回の表に代打に出たロスにマスクを譲って左翼の守備に就き、2打数1安打を記録[11]。そして第4戦ではカブス3点のビハインドで迎えた9回表、1点を返し、なおも無死2塁3塁の場面で代打に指名されたクリス・コグランに対して左腕のウィル・スミスが投入された所で、コグランに対する代打の代打に起用されると、スミスから試合を振り出しに戻す2点タイムリーを放つ。勢いに乗ったカブスはこの回4点を入れ勝ち越しに成功し、チームはリーグチャンピオンシップシリーズへ進出した[12][13]ロサンゼルス・ドジャースとのチャンピオンシップシリーズでもロースターに登録され[14]、カブスが3勝2敗とリーグ優勝・ワールドシリーズ進出に王手をかけて迎えた第6戦ではカブス3点リードの4回にクレイトン・カーショウから4点目となるソロ本塁打を放った[15]クリーブランド・インディアンスとのワールドシリーズでもロースターに登録されたが[16]、7試合の出場で19打数2安打1打点、打率.105と不振だった[17]

2017年4月2日の開幕戦であるセントルイス・カージナルス戦で、先発捕手として出場した。6試合で5本の本塁打を記録したことで、8月8日にナショナルリーグの週間MVPに選ばれた。8月9日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で一塁に走っていた際に、中程度のハムストリングの緊張で離脱を余儀なくされた[18]。怪我の時点で、339打席で93安打を打ち打率.274、21本塁打、70打点を記録していた[19]。9月10日に代打として出場し、怪我から復帰した。9月15日に審判の判定に不服として詰め寄った時にキャッチャーマスクを投げ地面に跳ね返った際に、審判のジョーダン・ベイカー英語版のすねに当たったことで退場処分と1試合の出場停止処分を受けた[20]。シーズンでは、377打席で104安打を打ち、打率.276、21本塁打、74打点、5盗塁を記録した。

2017年シーズンのプレイヤーズウィークエンド英語版の自身のあだ名に、「ウィリー」を選んだが[21]ジョン・レスターや投手コーチのクリス・ボシオからは「キラー」というあだ名を与えられた[22]

10月18日の2017年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ英語版4戦では、2015年からスタットキャストが記録し始めて以降、ポストシーズンで最長となる491フィート(149.657m)の本塁打を記録した[23]

2018年のオールスター前に打率.287、7本塁打、34打点を記録し[24]、自身初のオールスター出場を果たし、先発出場となった。シーズンでは、自己最多の138試合に出場し、打率.249、10本塁打、54打点を記録した。

2019年は開幕ダッシュに成功し、5月中頃までOPS1.069で打率.315を記録していた[25]。さらに、5月11日のミルウォーキー・ブルワーズ戦ではバーチ・スミスから自身初のサヨナラ本塁打を放ち、15回にも及んだ激戦に終止符を打った[26]2019年のMLBオールスターゲームにもチームメイトであるハビアー・バエズと共に選出され、先発出場した。なお、どちらも安打は記録しなかった。8月3日の試合で一塁に走っていた際に、ハムストリングを痛め10日間の故障者リストに入った。

プレースタイル[編集]

プロ入り当時は三塁手だったが、プロ4年目の2012年から捕手に転向しており、守備全般に課題を残す。打撃面ではカイル・シュワーバーの助言を受け、2015年にAA級で首位打者獲得と才能開花。選球眼にも優れる[27]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2016 CHC 76 283 252 33 71 14 1 12 123 35 2 2 0 1 26 0 4 67 7 .282 .357 .488 .845
2017 117 428 377 50 104 21 0 21 188 74 5 4 1 2 45 2 3 98 13 .276 .356 .499 .855
2018 138 544 474 50 118 27 5 10 185 54 4 1 2 2 53 2 13 121 14 .249 .339 .390 .730
2019 105 409 360 57 98 18 2 24 192 64 1 2 0 2 38 2 9 102 4 .272 .355 .533 .888
MLB:4年 436 1664 1463 190 391 80 8 67 688 227 12 9 3 7 162 6 29 388 38 .267 .350 .470 .821
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

捕手守備


捕手(C)






















2016 CHC 57 389 31 6 0 .986 6 35 22 13 .371
2017 108 782 86 13 7 .985 7 84 61 23 .274
2018 133 1013 71 11 9 .990 9 79 52 27 .342
2019 99 770 51 12 3 .986 6 55 39 16 .291
MLB 397 2954 239 42 19 .987 28 253 174 79 .312
内野守備


一塁(1B) 三塁(3B)
























2016 CHC 3 22 1 0 1 1.000 -
2017 5 17 3 0 4 1.000 1 0 1 0 0 1.000
2018 1 3 0 0 0 1.000 -
2019 2 5 0 0 0 1.000 -
MLB 11 47 4 0 5 1.000 1 0 1 0 0 1.000
外野守備


左翼(LF) 右翼(RF)
























2016 CHC 24 26 1 0 0 1.000 -
2017 4 3 0 1 0 .750 2 0 0 0 0 ----
2018 5 2 0 1 0 .667 -
2019 1 0 0 0 0 ---- 2 2 1 0 0 1.000
MLB 34 31 1 2 0 .941 4 2 1 0 0 1.000
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録[編集]

背番号[編集]

  • 40(2016年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Willson Contreras Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年7月5日閲覧。
  2. ^ Explaining Cubs Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月29日閲覧
  3. ^ Cubs make roster moves for Rule 5 Draft” (2015年11月20日). 2016年7月1日閲覧。
  4. ^ Cubs call up top prospect, catcher Contreras” (2016年6月17日). 2016年7月1日閲覧。
  5. ^ Pittsburgh Pirates vs. Chicago Cubs - Box Score - June 19, 2016 - ESPN” (2016年6月19日). 2016年7月1日閲覧。
  6. ^ Cubs' Anthony Rizzo sits out loss with back stiffness”. ESPN (2016年6月24日). 2016年7月1日閲覧。
  7. ^ Associated Press (2016年6月25日). “Bour and Stanton each drive in 3, Marlins top Cubs 9-6”. ESPN. 2016年7月1日閲覧。
  8. ^ Chicago Cubs set Division Series roster” (英語). MLB.com Cubs Press Release (2016年10月7日). 2016年10月13日閲覧。
  9. ^ San Francisco Giants vs. Chicago Cubs - Box Score - October 07, 2016 - ESPN” (英語). ESPN MLB (2016年10月7日). 2016年10月13日閲覧。
  10. ^ San Francisco Giants vs. Chicago Cubs - Box Score - October 08, 2016 - ESPN” (英語). ESPN MLB (2016年10月8日). 2016年10月13日閲覧。
  11. ^ Chicago Cubs vs. San Francisco Giants - Box Score - October 10, 2016 - ESPN” (英語). ESPN MLB (2016年10月10日). 2016年10月13日閲覧。
  12. ^ Chicago Cubs vs. San Francisco Giants - Box Score - October 11, 2016 - ESPN” (英語). ESPN MLB (2016年10月11日). 2016年10月13日閲覧。
  13. ^ Chris Haft and Carrie Muskat (2016年10月11日). “Cubs deliver Giant stunner, advance to NLCS” (英語). MLB. 2016年10月13日閲覧。
  14. ^ Cubs set roster for NLCS against Dodgers” (英語). MLB.com MLB News (2016年10月15日). 2016年11月2日閲覧。
  15. ^ Los Angeles Dodgers vs. Chicago Cubs - Box Score - October 22, 2016 - ESPN” (英語). ESPN MLB (2016年10月22日). 2016年11月5日閲覧。
  16. ^ Chicago Cubs set World Series roster” (英語). MLB.com. 2016年11月5日閲覧。
  17. ^ Willson Contreras Stats Baseball-Reference.com” (英語). Baseball Reference. 2016年11月5日閲覧。
  18. ^ Willson Contreras injury update”. www.sportingnews.com/mlb. The Sporting News. 2017年8月12日閲覧。
  19. ^ Willson Contreras”. mlb.com/player. MLB. 2017年8月12日閲覧。
  20. ^ Ban of Cubs' Contreras reduced to one game”. 2020年3月25日閲覧。
  21. ^ MLB Players Weekend to showcase unique nicknames, colorful uniforms”. 2020年3月25日閲覧。
  22. ^ Sullivan, Paul. “What's in a nickname? Too bad baseball can't ask Shakespeare”. 2020年3月25日閲覧。
  23. ^ Contreras hits HR off scoreboard to ignite Cubs”. m.mlb.com. MLB.com. 2017年10月20日閲覧。
  24. ^ Javy Baez, Willson Contreras and Jon Lester named All-Stars”. 2020年3月25日閲覧。
  25. ^ https://www.mlb.com/player/willson-contreras-575929
  26. ^ https://www.nbcchicago.com/news/local/chicago-cubs-walkoff-home-run-willson-contreras-509805031.html
  27. ^ 「2016プロスペクト・ランキングトップ100」『月刊スラッガー』2016年5・6月合併号 日本スポーツ企画出版社 71頁

関連項目[編集]