ウォー (バンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動
検索に移動
War | |
---|---|
出身地 |
![]() |
ジャンル | ファンク, ソウルミュージック, R&B, ラテン音楽,レゲエ |
活動期間 | 1969 – |
War(ウォー)は、元アニマルズのエリック・バードンとともに結成された、アメリカ合衆国のソウル、ファンク・バンドである。代表曲には「Why Can't We Be Friends?」「Low Rider」「The Cisco Kid」などがある。
略歴[編集]
「エリック・バードン&ウォー」として1970年にデビュー。各メンバーは多様な人種によって構成され、ラテン、ソウル、ファンク、R&B、スカ、ジャズ、ロック、レゲエ等を融合させた独自のハイブリッド・ファンク・ミュージックを生み出し、同年に発表した「Spill the Wine」[1]が大ヒットとなり、一躍注目を浴びた。
1975年には、国や人種間の対立解消という普遍的なテーマを素朴かつ朗らかに訴えかけた「Why Can't We Be Friends?」をリリースし、多人種混合バンドが放つそのポジティブな融和的メッセージは、ベトナム戦争終結直後の背景を持つアメリカ全土で多くの共感を呼び、幅広い層から根強い支持を得た。また、この曲は同年7月、当時冷戦下にあったアメリカとソ連の宇宙飛行士による合同ミッションが行われた際に、米ソ友好の象徴としてNASAが宇宙船内で流したことでも知られている。
90年代には、その音楽性の豊かさからヒップホップのDJやミュージシャンにサンプリングという形式で掘り起こされたことで再び脚光を浴び、現在もなお時代を超えてさまざまな場面で親しまれている。
ディスコグラフィ[編集]
アルバム[編集]
- Eric Burdon Declares "War" (1970)
- The Black-Man's Burdon (1970)
- War (1971)
- All Day Music (1971)
- The World Is a Ghetto (1972)
- Deliver the Word (1973)
- Why Can't We Be Friends? (1975)
- Love Is All Around (1976)
- Platinum Jazz (1976)
- Galaxy (1977)
- Youngblood (Original Motion Picture Soundtrack) (1978)
- The Music Band (1979)
- The Music Band 2 (1979)
- Outlaw (1982)
- The Music Band – Jazz (1983)
- Life (is So Strange) (1983)
- Where There's Smoke (1985)
シングル[編集]
- スピル・ザ・ワイン(1970)
- 世界はゲットーだ(1972)
- シスコ・キッド(1972)
- ジプシー・マン(1973
- ホワイ・キャント・ウィ・ビー・フレンズ?(1975)
- ロウ・ライダー(1975)
- サマー
- ユー・ガット・ザ・パワー(1982)