ウランチャブ市
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中華人民共和国 内モンゴル自治区 烏蘭察布市 | |
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ヒューテンシル風力発電所 | |
内モンゴル自治区の中のウランチャプ市の位置 | |
簡体字 | 乌兰察布 |
繁体字 | 烏蘭察布 |
拼音 | Wūlánchábù |
カタカナ転写 | ウーランチャーブー |
モンゴル文字 | ᠤᠯᠠᠭᠠᠨᠴᠠᠪ ᠬᠣᠲᠠ |
モンゴル語キリル文字 | Улаанцав хота |
モンゴル語ローマ字転写 | Ulaɣančab qota |
国家 | ![]() |
自治区 | 内モンゴル |
行政級別 | 地級市 |
面積 | |
総面積 | 54,491 km² |
人口 | |
総人口(2004) | 270 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0474 |
郵便番号 | 012000 |
ナンバープレート | 蒙J |
行政区画代碼 | 150900 |
公式ウェブサイト: http://www.wulanchabu.gov.cn |
ウランチャブ市(ウランチャブし、モンゴル語:ᠤᠯᠠᠭᠠᠨᠴᠠᠪ
ᠬᠣᠲᠠ、Ulaɣančab qota
、烏蘭察布市)は中華人民共和国内モンゴル自治区に位置する地級市。行政公処所在地は集寧区。元はウランチャブ盟と称し、2003年12月1日、中華人民共和国国務院の批准を経て撤盟設市し、ウランチャブ市が成立した。
行政区画[編集]
- 市轄区:
- 県級市:
- 県:
- 旗:
ウランチャブ市の地図 |
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年表[編集]
綏遠省ウランチャブ盟[編集]
- 1949年10月1日 - 中華人民共和国綏遠省ウランチャブ盟が成立。四子王旗・西公旗・中公旗・東公旗・ムミンガン旗・ダルハン旗・百霊廟弁事処が発足。(6旗1弁事処)
- 1950年1月17日 - ウランチャブ盟が民族自治区に移行し、ウランチャブ盟モンゴル族自治区となる。
集寧専区(1949年-1950年)[編集]
- 1949年10月 - 綏遠省集寧県・豊鎮県・興和県・竜勝県・陶林県・武東県を編入。集寧専区が成立。(6県)
- 1950年7月27日 - 和林専区涼城県を編入。(7県)
- 1950年9月 - 集寧専区が綏東専区に改称。
ウランチャブ盟モンゴル族自治区[編集]
- 1950年4月7日 (6旗1弁事処)
- 1950年11月27日 - 百霊廟弁事処が分割され、五当召区・烏蘭花区が発足。(6旗2区)
- 1951年7月1日 - 五当召区が鉱区に移行し、石拐溝鉱区となる。(6旗1区1鉱区)
- 1952年7月 - 烏蘭花区が四子王旗に編入。(6旗1鉱区)
- 1952年8月9日 (4旗1鉱区)
- ウラド中旗・ウラド後旗が合併し、ウラド中後連合旗が発足。
- ダルハン旗・ムミンガン旗が合併し、ダルハン・ムミンガン連合旗が発足。
- 1953年9月15日 - 集寧専区包頭県の一部がウラド前旗・石拐溝鉱区に分割編入。(4旗1鉱区)
- 1954年1月7日 - 集寧専区固陽県を編入。(1県4旗1鉱区)
- 1954年1月28日 - 綏遠省の内モンゴル自治区への編入により、内モンゴル自治区ウランチャブ盟となる。
綏東専区[編集]
- 1950年11月27日 - 綏東専区が集寧専区に改称。
集寧専区(1950年-1954年)[編集]
- 1951年5月21日 - 集寧県の一部が分立し、平地泉鎮が発足。(7県1鎮)
- 1952年5月1日 - 竜勝県が卓資県に改称。(7県1鎮)
- 1952年11月27日 - 薩県専区包頭県・帰綏県・武川県・サラチ(薩拉斉)県・固陽県・トクト県・ホリンゴル県・清水河県を編入。(15県1鎮)
- 1953年9月15日 (14県1鎮)
- 1954年1月7日 - 固陽県がウランチャブ盟に編入。(13県1鎮)
- 1954年1月28日 - 綏遠省の内モンゴル自治区への編入により、内モンゴル自治区平地泉行政区となる。
平地泉行政区[編集]
- 1954年2月11日 (12県1旗1鎮)
- トゥムド旗を編入。
- 帰綏県がトゥムド旗に編入。
- 1954年2月 - 卓資県の一部が鑲藍鑲紅連合旗に編入。(12県1旗1鎮)
- 1954年3月3日 (12県1旗1鎮)
- サラチ県・トクト県・ホリンゴル県の各一部がトゥムド旗に編入。
- トゥムド旗の一部がサラチ県・トクト県・ホリンゴル県・涼城県・武川県・武東県・清水河県、ウランチャブ盟ダルハンムミンガン連合旗・石拐溝鉱区・四子王旗、帰綏市郊区、包頭市郊区に分割編入。
- 1954年3月5日 (12県5旗1鎮)
- 1954年3月16日 - 興和県の一部がチャハル右翼前旗に編入。(12県5旗1鎮)
- 1954年3月17日 (11県4旗1鎮)
- チャハル右翼後旗・集寧県・卓資県の各一部がチャハル右翼前旗に編入。
- 鑲藍鑲紅連合旗・卓資県の各一部がチャハル右翼中旗に編入。
- 陶林県およびチャハル右翼前旗・集寧県の各一部がチャハル右翼後旗に編入。
- チャハル右翼後旗の一部が集寧県・卓資県に分割編入。
- 鑲藍鑲紅連合旗の残部が涼城県・卓資県に分割編入。
- チャハル右翼前旗の一部が興和県・集寧県に分割編入。
- 1954年6月 - サラチ県の一部がイフ・ジョー盟ダラト旗に編入。(11県4旗1鎮)
- 1954年10月 - トゥムド旗の一部がウランチャブ盟ダルハン・ムミンガン連合旗に編入。(11県4旗1鎮)
- 1954年11月24日 - 武東県の一部がウランチャブ盟四子王旗に編入。(11県4旗1鎮)
- 1954年12月3日 - チャハル右翼中旗の一部が卓資県に編入。(11県4旗1鎮)
- 1954年12月20日 - 興和県の一部が河北省張家口専区尚義県に編入。(11県4旗1鎮)
- 1954年12月24日 (11県4旗1鎮)
- 豊鎮県の一部(南営子村・双勝堂村・東坊村・李家坊村)がチャハル右翼前旗に編入。
- チャハル右翼前旗の一部(欧家営村)が豊鎮県に編入。
- 1954年12月29日 (11県4旗1鎮)
- 卓資県の一部が豊鎮県に編入。
- 豊鎮県の一部がチャハル右翼前旗に編入。
- 1955年1月10日 - イフ・ジョー盟ジュンガル旗の一部がサラチ県に編入。(11県4旗1鎮)
- 1955年2月16日 - シリンゴル盟ソニド右旗の一部がチャハル右翼後旗に編入。(11県4旗1鎮)
- 1955年12月29日 - 集寧県の一部が平地泉鎮に編入。(11県4旗1鎮)
- 1956年1月25日 - チャハル右翼後旗の一部がシリンゴル盟ソニド右旗に編入。(11県4旗1鎮)
- 1956年2月24日 - 平地泉鎮が市制施行し、集寧市となる。(1市11県4旗)
- 1956年3月10日 - 集寧県の一部が集寧市に編入。(1市11県4旗)
- 1956年4月5日 - チャハル右翼中旗の一部が卓資県に編入。(1市11県4旗)
- 1956年5月 - トゥムド旗の一部がホリンゴル県に編入。(1市11県4旗)
- 1956年8月9日 - ホリンゴル県の一部が清水河県に編入。(1市11県4旗)
- 1956年9月20日 - トゥムド旗の一部がフフホト市郊区に編入。(1市11県4旗)
- 1956年9月21日 (1市11県4旗)
- 武東県の一部(壕欠村)がチャハル右翼中旗に編入。
- チャハル右翼中旗の一部(四合村)が武東県に編入。
- 1957年10月18日 - 集寧県が集寧市・チャハル右翼前旗・チャハル右翼後旗・興和県に分割編入。(1市10県4旗)
- 1957年12月21日 - トクト県の一部がホリンゴル県に編入。(1市10県4旗)
- 1958年4月21日 - 集寧市・興和県・豊鎮県・涼城県・清水河県・ホリンゴル県・サラチ県・トクト県・武東県・卓資県・武川県・トゥムド旗・チャハル右翼前旗・チャハル右翼中旗・チャハル右翼後旗がウランチャブ盟に編入。
内モンゴル自治区ウランチャブ盟[編集]
- 1954年3月3日 - 平地泉行政区トゥムド旗の一部がダルハンムミンガン連合旗・石拐溝鉱区・四子王旗に分割編入。(1県4旗1鉱区)
- 1954年6月20日 (1県4旗1鉱区)
- ウラド前旗の一部(第二ヌトゥク)がウラド中後連合旗に編入。
- ウラド中後連合旗の一部(七区)がウラド前旗に編入。
- 1954年8月 - ダルハン・ムミンガン連合旗の一部が分立し、バヤンオボー(白雲鄂博)弁事処が発足。(1県4旗1鉱区1弁事処)
- 1954年10月1日 (1県4旗1鉱区1弁事処)
- 1954年10月 - 平地泉行政区トゥムド旗の一部がダルハン・ムミンガン連合旗に編入。(1県4旗1鉱区1弁事処)
- 1954年11月24日 - 平地泉行政区武東県の一部が四子王旗に編入。(1県4旗1鉱区1弁事処)
- 1955年6月8日 (1県4旗1鉱区1弁事処)
- 1956年9月14日 - 石拐溝鉱区が固陽県、包頭市郊区に分割編入。(1県4旗1弁事処)
- 1958年2月24日 - バヤンオボー弁事処が鎮制施行し、バヤンオボー鎮となる。(1県4旗1鎮)
- 1958年3月10日 (2旗)
- 1958年4月21日 (1市8県6旗)
- 1958年5月1日 - トゥムド旗の一部がフフホト市郊区に編入。(1市8県6旗)
- 1958年6月3日 - 四子王旗の一部がチャハル右翼後旗に編入。(1市8県6旗)
- 1958年7月5日 - 包頭市固陽県の一部がダルハン・ムミンガン連合旗に編入。(1市8県6旗)
- 1958年8月4日 - トゥムド旗の一部が包頭市郊区に編入。(1市8県6旗)
- 1958年10月10日 (1市8県6旗)
- 武川県の一部(太平郷・二里半郷・点素不浪郷および二分子郷の一部)がダルハン・ムミンガン連合旗に編入。
- ダルハン・ムミンガン連合旗の一部(紅山子郷・シラムレンソム(希拉木楞蘇木)および公忽洞郷の一部)が武川県に編入。
- 1960年7月14日 - トゥムド旗がフフホト市に編入。(1市8県5旗)
- 1962年3月7日 - 河北省張家口専区商都県を編入。(1市9県5旗)
- 1963年3月31日 - フフホト市トゥムド旗を編入。(1市9県6旗)
- 1963年11月17日 - 包頭市固陽県を編入。(1市10県6旗)
- 1964年10月 - 集寧市の一部がチャハル右翼前旗に編入。(1市10県6旗)
- 1965年3月27日 - トゥムド旗が分割され、トゥムド左旗・トゥムド右旗が発足。(1市10県7旗)
- 1969年11月 - シリンゴル盟エレンホト市・化徳県・ソニド右旗を編入。(2市11県8旗)
- 1970年10月3日 (2市9県6旗)
- 1974年1月7日 - チャハル右翼前旗の一部が興和県に編入。(2市9県6旗)
- 1976年5月12日 - ダルハン・ムミンガン連合旗の一部が包頭市バヤン鉱区に編入。(2市9県6旗)
- 1980年5月8日 - エレンホト市・ソニド右旗がシリンゴル盟に編入。(1市9県5旗)
- 1990年11月15日 - 豊鎮県が市制施行し、豊鎮市となる。(2市8県5旗)
- 1995年11月21日 - ホリンゴル県・清水河県がフフホト市に編入。(2市6県5旗)
- 1996年5月18日 (2市5県4旗)
- 武川県がフフホト市に編入。
- ダルハン・ムミンガン連合旗が包頭市に編入。
- 2003年12月1日 - ウランチャブ盟が地級市のウランチャブ市に昇格。
ウランチャブ市[編集]
- 2003年12月1日 - ウランチャブ盟が地級市のウランチャブ市に昇格。(1区1市5県4旗)
- 集寧市が区制施行し、集寧区となる。
人口[編集]
総面積は5.5万km2、人口272.87万人、モンゴル族は6.34万人で人口の2.32%を占め、主にチャハル右翼後旗と四子王旗に分布する。漢族が260.53万人で総人口の95.47%を占め市の各旗、県に遍在する。その他の民族は回族、満族、ダウール族、朝鮮族、エヴェンキ族、苗族、チベット族、土族、ウイグル族など20を越える少数民族が合わせて6万人以上、総人口の2.21%を占める。
交通[編集]
外部リンク[編集]
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