エマヌエル・カランダー

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エマヌエル・カランダー Portal:陸上競技
Emmanuel Callender.jpg
選手情報
ラテン文字 Emmanuel Callender
国籍 トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ
競技 陸上競技短距離走
種目 100m, 200m
生年月日 (1984-05-10) 1984年5月10日(35歳)
出身地 トリニダード・トバゴの旗 アロウカ英語版
身長 189cm
体重 86kg
成績
オリンピック 4x100mR:1位(2008年, 2012年
世界選手権 100m:予選2組5着(2017年
200m:準決勝2組8着(2009年
4x100mR:2位(2009年)
地域大会決勝 英連邦競技大会
100m:4位(2010年
200m:7位(2010年)
4x100mR:途中棄権(2010年)
自己ベスト
60m 6秒65(2017年)
100m 10秒05(2009年)
200m 20秒40(2009年)
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エマヌエル・カランダーEmmanuel Callender1984年5月10日 ‐ )は、トリニダード・トバゴアロウカ英語版出身の陸上競技選手。専門は短距離走4×100mリレーではトリニダード・トバゴ代表チームの3走として活躍し、2008年北京オリンピックで金メダル[1]2012年ロンドンオリンピック2009年ベルリン世界選手権で銀メダル獲得に貢献した。

経歴[編集]

オリンピックデビューとなった2008年8月の北京オリンピックには男子4×100mリレーの決勝だけ出場すると、予選を走ったアーロン・アームストロング英語版に代わり3走を務め[注 1]、38秒06で銀メダル獲得に貢献した[2]。その後、金メダルを獲得したジャマイカ代表リレーメンバー(ネスタ・カーター)のドーピング検体再検査で禁止薬物の陽性反応が出たため、国際オリンピック委員会2017年1月25日にジャマイカチームを失格処分にし[3]、トリニダード・トバゴの順位は1位に繰り上がっての金メダル獲得となった。

2009年8月のベルリン世界選手権では世界大会個人種目に初出場を果たしたが、男子100mは2次予選、男子200mは準決勝で敗退した。男子4×100mリレーには決勝だけ出場すると、予選を走ったキーストン・ブレドマンに代わり3走を務め[注 2]、37秒62のトリニダード・トバゴ新記録で銀メダル獲得に貢献した[4]

2大会連続のオリンピック出場となった2012年8月のロンドンオリンピックには男子4×100mリレーだけ出場すると、予選と決勝で3走を務め[注 3]、38秒12で銅メダル獲得に貢献した[5]。その後、銀メダルを獲得したアメリカ代表リレーメンバー(タイソン・ゲイ)のドーピング処分により、大会から3年経った2015年に順位が繰り上がり銀メダルを獲得した[6]

自己ベスト[編集]

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒05 (+0.4) 2009年8月28日 スイスの旗 チューリッヒ
200m 20秒40 (+0.3) 2009年5月24日 ブラジルの旗 ベレン
室内
60m 6秒65 2017年1月20日
2017年1月21日
アメリカ合衆国の旗 アルバカーキ

主要大会成績[編集]

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2006 北中米カリブU23選手権 (en ドミニカ共和国の旗 サントドミンゴ 4x100mR 3位 39秒98 (4走)
2007 北中米カリブ選手権 (en エルサルバドルの旗 サンサルバドル 200m 5位 20秒93 (+1.8)
4x100mR 3位 39秒92 (4走)
パンアメリカン競技大会 (en ブラジルの旗 リオデジャネイロ 200m 5位 21秒03 (+0.8)
4x100mR 4位 39秒23 (3走)
2008 中米カリブ選手権 (en コロンビアの旗 カリ 200m 優勝 20秒69 (+0.5) 自己ベスト
オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 4x100mR 1位 38秒06 (3走)
2009 中米カリブ選手権 (en キューバの旗 ハバナ 100m 優勝 10秒08 (+0.1) 自己ベスト
200m 予選 21秒10 (-0.5)
4x100mR 優勝 38秒73 (2走)
世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 100m 2次予選 10秒27 (+0.1)
200m 準決勝 20秒70 (+0.3)
4x100mR 2位 37秒62 (3走) トリニダード・トバゴ記録
2010 中米カリブ競技大会 (en アメリカ合衆国の旗 マヤグエス 100m 決勝 DQ
200m 6位 20秒81 (0.0)
4x100mR 優勝 38秒24 (3走) 大会記録
英連邦競技大会 (en インドの旗 デリー 100m 4位 10秒25 (+0.3)
200m 7位 21秒12 (+0.1)
4x100mR 決勝 DNF (2走)
2011 中米カリブ選手権 (en アメリカ合衆国の旗 マヤグエス 200m 5位 21秒12 (+1.1)
4x100mR 2位 38秒89 (3走)
世界選手権 大韓民国の旗 大邱 200m 予選 20秒97 (-0.3)
パンアメリカン競技大会 (en メキシコの旗 グアダラハラ 100m 3位 10秒16 (+0.2)
4x100mR 予選 DNF (4走)
2012 オリンピック イギリスの旗 ロンドン 4x100mR 2位 38秒12 (3走) 3位から順位繰り上がり
2013 中米カリブ選手権 (en メキシコの旗 モレリア 4x100mR 3位 39秒26 (4走)
2014 中米カリブ競技大会 (en メキシコの旗 ハラパ 100m 予選 10秒46 (-0.7)
200m 準決勝 DQ 予選21秒33 (-0.8)
2015 パンアメリカン競技大会 (en カナダの旗 トロント 4x100mR 3位 38秒69 (3走)
北中米カリブ選手権 (en コスタリカの旗 サンホセ 100m 準決勝 10秒25 (+2.7)
4x100mR 5位 38秒90 (3走)
2016 オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 4x100mR 決勝 DQ (3走) 予選37秒96 (3走)
2017 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x100mR B決勝1位 39秒04 (2走)
4x200mR 4位 1分21秒39 (4走) トリニダード・トバゴ記録
世界選手権 イギリスの旗 ロンドン 100m 予選 10秒25 (-0.6)
4x100mR 予選 38秒61 (4走)
2018 世界室内選手権 イギリスの旗 バーミンガム 60m 予選 6秒80
英連邦競技大会 (en オーストラリアの旗 ゴールドコースト 100m 準決勝 10秒54 (-0.3)
4x100mR 予選 DQ (4走)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 決勝のメンバーは、1走キーストン・ブレドマン、2走マルク・バーンズ、4走リチャード・トンプソン
  2. ^ 決勝のメンバーは、1走ダレル・ブラウン、2走マルク・バーンズ、4走リチャード・トンプソン。
  3. ^ 決勝のオーダーは、1走キーストン・ブレドマン、2走マルク・バーンズ、4走リチャード・トンプソン。

出典[編集]

  1. ^ 当初、優勝はジャマイカチームであったが、オリンピック後のドーピング再検査でネスタ・カーターに禁止薬物の陽性反応が出たため、IOCは2017年1月、ジャマイカチームを失格処分とし、繰り上げ金メダルとなった。
  2. ^ 2008年オリンピック男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2017年8月17日). 2017年8月17日閲覧。
  3. ^ 男子400リレーのジャマイカ失格=日本は銀に繰り上がり-北京五輪ドーピング再検”. 時事通信社. 2017年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月17日閲覧。
  4. ^ 2009年世界選手権男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2017年8月17日). 2017年8月17日閲覧。
  5. ^ 2012年オリンピック男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2013年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月17日閲覧。
  6. ^ ロンドン五輪男子400mリレー、繰り上がりの仏代表に銅メダル授与”. フランス通信社 (2015年7月5日). 2015年7月16日閲覧。