エリック・ホズマー

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エリック・ホズマー
Eric Hosmer
サンディエゴ・パドレス #30
Eric Hosmer 2019.jpg
2019年6月26日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州マイアミ・デイド郡ハイアリア
生年月日 (1989-10-24) 1989年10月24日(30歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 一塁手
プロ入り 2008年 MLBドラフト1巡目
初出場 2011年5月6日
年俸 $21,000,000(2020年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2013年2017年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2017 野球

エリック・ジョン・ホズマーEric John Hosmer, [ˈhɒzmər] 1989年10月24日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ・デイド郡ハイアリア出身のプロ野球選手一塁手)。左投左打。MLBサンディエゴ・パドレス所属。愛称はパポPapo[2]代理人スコット・ボラス

経歴[編集]

プロ入りとロイヤルズ時代[編集]

カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2016年6月7日)

高校時代は最終学年に打率.470・11本塁打・27打点を記録。全米No.1の高校生スラッガーとして注目を集め、2008年MLBドラフト1巡目(全体3位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名を受ける[3]も、代理人のスコット・ボラスが700万ドルの契約金を要求し、ロイヤルズとの入団交渉は難航した[4]。決裂した場合にはアリゾナ州立大学へ進学する予定だったが、交渉期限の11分前に球団史上最高額となる600万ドルの契約金で入団に合意した[5]。この年はルーキーリーグで3試合の出場に留まった[3]が、その期待の大きさから、2009年の開幕前には「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、球団内ではマイク・ムスターカスに次ぐ2位、マイナー全体では24位にランクインされた[6]

2009年乱視と右手甲の亀裂骨折の影響で不振に陥り、A級バーリントン・ビーズ英語版とA+級ウィルミントン・ブルーロックスの2球団合計で打率.241・6本塁打OPS.695という成績に終わった[3]。オフには乱視矯正のためのレーシック手術を受けた[7]

2010年は本来の打撃を取り戻し、A+級ウィルミントンとAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズで打率.338、20本塁打、OPS.977を記録[3]。オフには「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングで球団トップ、マイナー全体でも9位の評価を受けた[8]

2011年はAAA級オマハ・ストームチェイサーズ打率.439、OPS1.107という好成績を残し[3]、5月6日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビューを果たした[3]。5月11日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初本塁打を放つと、次の試合でも本塁打を放ち、ロイヤルズ側からは早くもホズマーの契約延長を望む声が上がり始めたが、将来のFA市場を優先するボラスはそれを一蹴した[9]。7月にはアメリカンリーグルーキー・オブ・ザ・マンスに選出[10]。後半戦は3番を任され、1年目ながら打率.293、19本塁打、78打点という成績を残した[3]。ア・リーグ新人王の投票ではジェレミー・ヘリクソンマーク・トランボに次ぐ3位に入った[11]

2012年は3番・一塁手として開幕を迎えたが、5月の後半まで打率が1割台に低迷する有様で、次第に下位打線へと回されるようになった。[12]

2013年は怪我で離脱したマーク・テシェイラに代替選手として、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[13]。シーズンでは自身初の.300以上となる打率.302・17本塁打・79打点という打撃成績を残す一方、守備・走塁でも活躍[3]。3年連続での2桁盗塁、ゴールドグラブ賞を初めて受賞した。

2014年1月17日にロイヤルズと360万ドルの1年契約に合意した[14][15]。レギュラーシーズンでは、メジャーデビューから4年連続で規定打席に到達したが、本塁打・盗塁は自身初の二桁未達、得点・打点は自己最少となった[3]。エラーの数がリーグ最多ながら2年連続でゴールドグラブ賞を受賞した。

2015年は158試合に出場し、打率.297・18本塁打・自己最多の93打点をマークした[3]。ファーストの守備では、154試合で守りに就いて4失策・守備率.997という成績を残した。また1261刺殺と101補殺はいずれも、リーグの一塁手としては最多であり、3年連続となるゴールドグラブ賞を受賞した。

2016年は初めてオールスターにファン投票にて選出された。7月12日に行われたオールスターゲームでは2安打1本塁打2打点の活躍で、ロイヤルズの選手では1989年のボー・ジャクソン以来となるMVPに輝いた[16]。この年は25本塁打を放って104打点 (リーグ9位タイ) を記録した。一塁手の守備は、154試合で6失策・守備率.995だった[3]

2017年はシーズン開幕前の2月9日に第4回WBCアメリカ合衆国代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[17]。3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たした[18]。自身も大会最優秀一塁手賞を受賞[19]

シーズンでは全162試合に出場して自己最高の打率.318、25本塁打を記録し、シルバースラッガー賞に選出された。守備面では2年ぶりにゴールドグラブ賞を獲得。オフの11月2日にフリーエージェント(FA)となった[20]

パドレス時代[編集]

2018年2月18日にサンディエゴ・パドレスと8年総額1億4400万ドルで契約合意した[21]。背番号は、それまでつけていた『35』が永久欠番だったので、亡くなったロイヤルズ時代のチームメイトだったヨルダノ・ベンチュラがつけていた『30』に変更[22]。シーズンでは打率.253、18本塁打、69点に留まり、打率はMLBで昨季から最も下がった選手となった[23]

2019年は打率.265、22本塁打、99打点だった。守備ではリーグ最多の14失策を犯した。

プレースタイル[編集]

広角に打ち分ける打撃技術と選球眼を兼ね備え、メジャー昇格後は毎シーズンを規定打席に達するなど活躍が期待される選手とされる[24]。ロイヤルズの主砲だったビリー・バトラーは「この年代の選手ではずば抜けている」と感嘆し、メジャーデビュー時にロイヤルズの打撃コーチを務めていたケビン・サイツァーも「凄い才能の持ち主だ」とホズマーを絶賛していた[7]

一塁手としては珍しい強肩の持ち主である。高校時代には投手として90mph台中盤の速球を投げていた[24]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2011 KC 128 563 523 66 153 27 3 19 243 78 11 5 0 5 34 7 1 82 13 .293 .334 .465 .799
2012 152 598 535 65 124 22 2 14 192 60 16 1 0 5 56 4 2 95 10 .232 .304 .359 .663
2013 159 680 623 86 188 34 3 17 279 79 11 4 1 4 51 4 1 100 15 .302 .353 .448 .801
2014 131 547 503 54 136 35 1 9 200 58 4 2 0 6 35 4 3 93 12 .270 .318 .398 .716
2015 158 667 599 98 178 33 5 18 275 93 7 3 1 3 61 6 3 108 16 .297 .363 .459 .822
2016 158 667 605 80 161 24 1 25 262 104 5 3 0 4 57 5 1 132 18 .266 .328 .433 .761
2017 162 671 603 98 192 31 1 25 300 94 6 1 0 2 66 3 0 104 20 .318 .385 .498 .882
2018 SD 157 677 613 72 155 31 2 18 244 69 7 4 0 1 62 10 1 142 18 .253 .322 .398 .720
2019 160 667 619 72 164 29 2 22 263 99 0 3 0 5 40 3 3 163 12 .265 .310 .425 .735
MLB:9年 1365 5737 5223 691 1451 266 20 167 2258 734 67 26 2 35 462 46 15 1019 134 .278 .336 .432 .768
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



一塁(1B) 右翼(RF)
























2011 KC 127 1096 78 8 101 .993 -
2012 148 1183 103 9 132 .993 3 1 1 1 0 .667
2013 158 1205 122 8 118 .994 1 0 0 0 0 .---
2014 140 1043 88 10 85 .991 -
2015 154 1261 101 4 121 .997 1 0 0 0 0 .---
2016 154 1240 74 6 118 .995 -
2017 157 1235 75 4 124 .997 -
2018 SD 157 1231 106 4 113 .997 -
2019 157 1128 106 14 82 .989 -
MLB 1342 10622 853 67 994 .994 5 1 1 1 0 .667
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞

表彰[編集]

MLB
国際大会

記録[編集]

MiLB
MLB

背番号[編集]

  • 35 (2011年 - 2017年)
  • 30 (2018年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Eric Hosmer Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年12月1日閲覧。
  2. ^ Royals Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月29日閲覧
  3. ^ a b c d e f g h i j k MLB公式プロフィール参照。2017年12月30日閲覧。
  4. ^ Sam Mellinger(2008-08-08), Eric Hosmer, Scott Boras, and the Royals' quest to get better, KansasCity.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  5. ^ Mark Dent(2008-08-16), Royals sign top Draft pick Hosmer, royals.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  6. ^ Top 100 Prospects: No. 21-40, BaseballAmerica.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  7. ^ a b Ken Rosenthal(2011-05-13), Hosmer sure looks like the real deal, Fox Sports on MSN(英語), 2011年5月13日閲覧
  8. ^ 2011 Top 100 Prospects, BaseballAmerica.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  9. ^ Jeff Passan(2011-05-12), Agent puts kibosh on Royals locking up Hosmer, Yahoo!Sports(英語), 2011年5月13日閲覧
  10. ^ Hosmer surprised by Rookie of the Month honor”. MLB.com (2011年8月4日). 2011年8月3日閲覧。
  11. ^ Agee, Kevin(2011-11-14). Hosmer places third in ROY voting. Scout.com(英語). 2011年12月23日閲覧
  12. ^ The Sophomore Slump Royals Review
  13. ^ 米国、ホズマーを登録
  14. ^ Royals agree to terms with Bonifacio, Hochevar and Hosmer”. MLB.com Royals Press Release (2014年1月17日). 2014年1月18日閲覧。
  15. ^ Dick Kaegel (2014年1月17日). “Royals avoid arbitration with trio of players”. MLB.com. 2014年1月18日閲覧。
  16. ^ http://m.mlb.com/news/article/189461578/eric-hosmer-wins-2016-all-star-game-mvp-award/
  17. ^ USA Baseball Announces 2017 World Baseball Classic Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2017年2月9日) 2017年3月16日閲覧
  18. ^ American Beauty: USA dominates PR in final World Baseball Classic (英語) (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧
  19. ^ Yadi, Balentien among All-Classic Team standouts World Baseball Classic (英語) (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧
  20. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
  21. ^ Padres sign Eric Hosmer: What it means for Hosmer, Padres, Royals and Red Sox
  22. ^ ホズマーがパドレス入団会見 亡き盟友を偲んで選んだ背番号「30」”. Full-count. 2019年12月3日閲覧。
  23. ^ 最も打率が上がった選手、最も打率が下がった選手。ア・リーグ首位打者は上昇幅もトップ。前年と同じは2人”. Yahoo!ニュース 個人. 2019年12月3日閲覧。
  24. ^ a b 2011 Top 50 Prospects | Top 50 Prospects: No. 8 - Eric Hosmer, 1B, KC - Video, MLB.com(英語), 2011年5月13日閲覧

関連項目[編集]