エヴァートンFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エヴァートンFC
原語表記 Everton Football Club
愛称 トフィーズ (The Toffees)
クラブカラー
創設年 1878年
所属リーグ プレミアリーグ
ホームタウン リヴァプール
ホームスタジアム Goodison2017.JPGグディソン・パーク
収容人数 39,571
代表者 イングランドの旗 ビル・ケンライト
監督 イタリアの旗 カルロ・アンチェロッティ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
■テンプレート(■ノート)サッカークラブPJ

エヴァートン・フットボール・クラブEverton Football Club, イギリス英語発音[ˈevətən ˈfutˌbɔːl klʌb])は、イングランドリヴァプールをホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。クラブカラーは。愛称はトフィーズThe Toffees,英語発音: [ðə ˈtɔːfiz])。

概要[編集]

1878年に設立。現在はプレミアリーグに所属し、フットボールリーグ時代に9回の優勝記録を持つ。ホームスタジアムはリヴァプールグディソン・パーク(収容人数39,571人)。

チーム名の「エヴァートン」はリヴァプールの一地域のこと。愛称の「トフィーズ(The Toffees)」は、ホームスタジアムであるグディソン・パークで、エヴァートン地区で作られるエヴァートン・ミント(ミント・トフィー)と呼ばれるキャンディのようなお菓子が無料配布されていたことに由来する。

歴史[編集]

創設[編集]

1887年のエヴァートンFC

1878年、エヴァートンはセント・ドミンゴスクールのサッカークラブとして設立された。実力が上がるのと共に域外からの選手獲得も行われるようになり、1879年により広義な名称である「エヴァートンFC」に改称された。1888年に始まった世界最古のサッカーリーグ、フットボールリーグに最初から参加した12クラブのうちの一つである。

クラブ創設時はアンフィールドが本拠地であったが、1892年に賃料が値上げされたため、グディソン・パークに移転した。現在そのアンフィールドを本拠地とするリヴァプールとの「マージーサイド・ダービー」は創設以来白熱したものになっている。両チームの本拠スタジアムは直線距離にして500メートル程しか離れていない。エヴァートンはリヴァプール郊外のカークビーに新スタジアムを建設するカークビー・プロジェクトなる計画を2008年に発表したが、2009年に政府から計画案を却下されている[1]

現在[編集]

2012-13シーズンまでに国内最多の110シーズン、トップリーグに所属し続けている。1980年代までは9度のリーグ制覇を含め、数多くのタイトルを獲得したイングランドフットボール界を代表する古豪クラブの一角であったが、1992年のプレミアリーグ発足以降は概ね中堅の地位に甘んじている。

2017-18シーズンはエースであるロメル・ルカクマンチェスター・ユナイテッドに移籍したことを受け大型補強を敢行。13年ぶりにウェイン・ルーニーが復帰し、他にもデイヴィ・クラーセンマイケル・キーンジョーダン・ピックフォードサンドロ・ラミレスらを獲得した。しかしアシュリー・ウィリアムズや移籍してきたキーン、左サイドバックの不足から、本職でないポジションでプレーさせられたクコ・マルティナをはじめとするディフェンス陣やシグルズソン、シュネデルランの不調、プレミアリーグ初挑戦となるサンドロやクラーセンがイングランドのサッカーに順応出来なかったことに加え得点力不足に悩んだ。結果リーグ戦及びUEFAヨーロッパリーグでは成績が振るわず、プレミアリーグ第9節終了後、ロナルド・クーマン監督を解任、デイヴィッド・アンスワース暫定監督を経て、残留請負人と名高いサム・アラダイス監督を招聘した。冬の移籍期間でベジクタシュからジェンク・トスンを、アーセナルからセオ・ウォルコットを獲得し、彼らの活躍もあって最終的に8位でリーグ戦を終えたが、あくまで “残留” を目標とするアラダイス監督は、強豪チーム相手に勝ちにいかず、引き分けを狙う守備的な戦術に徹したり、若手起用に消極的だった。それが故に、ファンのみならず選手からも不満の念を抱かれてしまい(アデモラ・ルックマンRBライプツィヒにレンタル移籍した等)、シーズン終了後に解任された。また補強選手の多くが活躍できなかったこともあり、フットボールディレクターのスティーブ・ウォルシュも共に解任された。

2018-19シーズンは前シーズンからの立て直しを図り、マルコ・シウバ新監督を筆頭に、フットボールディレクターにPSVで様々な有力選手を発掘してきたマルセル・ブランズを据え、短期的ではなく長期的な視野でチーム力を上げることを目標に若手選手を中心にチームの補強ポイントを的確に補強していった。このような方針からワトフォードからリシャルリソンバルセロナからリュカ・ディニュジェリー・ミナ、レンタルでアンドレ・ゴメスシャフタール・ドネツクからベルナルジチェルシーからレンタルでクル・ズマを獲得。第6節まではたった1勝とシウバ監督の戦術が中々浸透しなかったものの、徐々に監督の哲学が浸透していくとチームの調子も上向いていった。補強した選手のほぼ全員が好パフォーマンスを見せ、第12節を終えてミナを除く上記の選手がスタメンに名を連ねる機会が多くなっている。一方のミナもリーグ戦初出場となった第12節のチェルシー戦でマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなどして活躍した。また、昨季低調なパフォーマンスに終始したキーンやシグルズソンも好調を維持し、結果としてリシャルリソンはブラジル代表に初めて選出、キーンはイングランド代表に、ズマとディニュはフランス代表に復帰することができた。

エピソード[編集]

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

  • FAカップ:5回FA Cup.pngFA Cup.pngFA Cup.pngFA Cup.pngFA Cup.png
    • 1905-06, 1932-33, 1965-66, 1983-84, 1994-95

国際タイトル[編集]

過去の戦績[編集]

シーズン ディビジョン FAカップ リーグカップ 欧州カップ / その他
リーグ 順位
2019-20 プレミアリーグ 38 3回戦敗退 準々決勝敗退
2018-19 プレミアリーグ 38 15 9 14 54 46 54 8位 4回戦敗退 3回戦敗退
2017-18 プレミアリーグ 38 13 10 15 44 58 49 8位 3回戦敗退 4回戦敗退 UEFAヨーロッパリーグ GS敗退
2016-17 プレミアリーグ 38 17 10 11 62 44 61 7位 3回戦敗退 3回戦敗退
2015-16 プレミアリーグ 38 11 14 13 59 55 47 11位 準決勝敗退 準決勝敗退
2014-15 プレミアリーグ 38 12 11 15 48 50 47 11位 3回戦敗退 3回戦敗退 UEFAヨーロッパリーグ ラウンド16
2013-14 プレミアリーグ 38 21 9 8 61 39 72 5位 準々決勝敗退 3回戦敗退
2012-13 プレミアリーグ 38 16 15 7 55 40 63 6位 準々決勝敗退 3回戦敗退
2011-12 プレミアリーグ 38 15 11 12 50 40 56 7位 準決勝敗退 4回戦敗退
2010-11 プレミアリーグ 38 13 15 10 51 45 54 7位 5回戦敗退 3回戦敗退
2009-10 プレミアリーグ 38 16 13 9 60 49 61 8位 4回戦敗退 4回戦敗退 UEFAヨーロッパリーグ ラウンド32
2008-09 プレミアリーグ 38 17 12 9 55 37 63 5位 準優勝 3回戦敗退
2007-08 プレミアリーグ 38 19 8 11 55 33 65 5位 3回戦敗退 準決勝敗退 UEFAカップ ベスト16
2006-07 プレミアリーグ 38 15 13 10 52 36 58 6位 3回戦敗退 4回戦敗退
2005-06 プレミアリーグ 38 14 8 16 34 49 50 11位 4回戦敗退 3回戦敗退 UEFAチャンピオンズリーグ 予選3回戦敗退
UEFAカップ 1回戦敗退
2004-05 プレミアリーグ 38 18 7 13 45 46 61 4位 5回戦敗退 4回戦敗退
2003-04 プレミアリーグ 38 9 12 17 45 57 39 17位 4回戦敗退 4回戦敗退
2002-03 プレミアリーグ 38 17 8 13 48 49 59 7位 3回戦敗退 4回戦敗退
2001-02 プレミアリーグ 38 11 10 17 45 57 39 15位 準々決勝敗退 2回戦敗退
2000-01 プレミアリーグ 38 11 9 18 45 59 42 16位 4回戦敗退 2回戦敗退
1999-00 プレミアリーグ 38 12 14 12 59 49 50 13位 準々決勝敗退 2回戦敗退
1998-99 プレミアリーグ 38 11 10 17 42 47 43 14位 準々決勝敗退 4回戦敗退
1997-98 プレミアリーグ 38 9 13 16 41 56 40 17位 3回戦敗退 3回戦敗退
1996-97 プレミアリーグ 38 10 12 16 44 57 42 16位 4回戦敗退 2回戦敗退
1995-96 プレミアリーグ 38 17 10 11 64 44 61 6位 4回戦敗退 2回戦敗退
1994-95 プレミアリーグ 42 11 17 14 44 51 50 15位 優勝 2回戦敗退
1993-94 プレミアリーグ 42 12 8 22 42 63 44 17位 3回戦敗退 4回戦敗退
1992-93 プレミアリーグ 42 15 8 19 53 55 53 13位 3回戦敗退 4回戦敗退

記録[編集]

2017年12月7日現在

欧州での記録[編集]

大会 勝率
UEFAチャンピオンズリーグ 10 2 5 3 14 10 +4 020.00
UEFAヨーロッパリーグ 52 27 8 17 87 64 +23 051.92
UEFAカップウィナーズカップ 17 11 4 2 25 9 +16 064.71
総通算 79 40 17 22 126 84 +42 050.63
大会 勝率
インターシティーズ・フェアーズカップ 12 7 2 3 22 15 +7 058.33
総通算 12 7 2 3 22 15 +7 058.33

欧州の成績[編集]

現所属メンバー[編集]

2019-20シーズン 基本フォーメーション (4-2-3-1)
2020年1月10日現在
No. Pos. 選手名
1 イングランドの旗 GK ジョーダン・ピックフォード
2 イングランドの旗 DF メイソン・ホルゲイト
3 イングランドの旗 DF レイトン・ベインズ
5 イングランドの旗 DF マイケル・キーン
7 ブラジルの旗 FW リシャルリソン
8 イングランドの旗 MF ファビアン・デルフ (Flag of Guyana.svg)
9 イングランドの旗 FW ドミニク・キャルバート=ルーウィン
10 アイスランドの旗 MF ギルフィ・シグルズソン
11 イングランドの旗 FW セオ・ウォルコット (Flag of Jamaica.svg)
12 フランスの旗 DF リュカ・ディニュ
13 コロンビアの旗 DF ジェリー・ミナ
17 ナイジェリアの旗 FW アレックス・イウォビ (Flag of England.svg)
No. Pos. 選手名
18 フランスの旗 MF モルガン・シュネデルラン
19 フランスの旗 DF ジブリル・シディベ (Flag of Mali.svg)
20 ブラジルの旗 FW ベルナルジ
21 ポルトガルの旗 MF アンドレ・ゴメス
22 オランダの旗 GK マールテン・ステケレンブルフ
23 アイルランドの旗 DF シェイマス・コールマン
25 コートジボワールの旗 MF ジャン=フィリップ・グバミン (Flag of France.svg)
26 イングランドの旗 MF トム・デイヴィス
27 イタリアの旗 FW モイーズ・キーン (Flag of Côte d'Ivoire.svg)
29 セネガルの旗 FW ウマル・ニアッセ
30 キュラソーの旗 DF クコ・マルティナ (Flag of the Netherlands.svg)
49 デンマークの旗 GK ヨナス・レッスル

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

ローン移籍[編集]

in
No. Pos. 選手名
19 フランスの旗 DF ジブリル・シディベ (ASモナコ)
No. Pos. 選手名
out
No. Pos. 選手名
9 スペインの旗 FW サンドロ・ラミレス (レアル・バリャドリード)
14 トルコの旗 FW ジェンク・トスン (クリスタル・パレスFC)
28 イングランドの旗 MF キーラン・ダウエル (ウィガン・アスレティックFC)
31 コンゴ民主共和国の旗 FW ヤニク・ボラシエ (スポルティングCP)
33 ポルトガルの旗 GK ジョアン・ヴィルジーニャ (レディングFC)
36 イングランドの旗 DF ルーク・ガーバット (イプスウィッチ・タウンFC)
No. Pos. 選手名
38 イングランドの旗 DF マシュー・ペニントン (ハル・シティAFC)
43 イングランドの旗 DF ジョンジョー・ケニー (シャルケ)
-- ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 MF ムハメド・ベシッチ (シェフィールド・ユナイテッド)
-- ナイジェリアの旗 FW コリディ・アデドイン (ハミルトン)
-- イングランドの旗 FW ジョシュ・ボウラー (ハル・シティAFC)
-- ウェールズの旗 FW ネイサン・ブロードヘッド (バートン)

歴代監督[編集]

氏名 国籍 在任期間
カルロ・アンチェロッティ イタリアの旗 イタリア 2019.12.21 -
マルコ・シウバ ポルトガルの旗 ポルトガル 2018.5.31 - 2019.12.5
サム・アラダイス イングランドの旗 イングランド 2017.11.30 - 2018.05.16
ロナルド・クーマン オランダの旗 オランダ 2016.06.14 - 2017.10.23
ロベルト・マルティネス スペインの旗 スペイン 2013.07.01 - 2016.05.12
デイヴィッド・モイーズ スコットランドの旗 スコットランド 2002.03.15 - 2013.06.05
ウォルター・スミス スコットランドの旗 スコットランド 1998.07.01 - 2002.03.13
ハワード・ケンデール イングランドの旗 イングランド 1997.06.27 - 1998.07.01
デーブ・ワトソン イングランドの旗 イングランド 1997.04.01 - 1998.05.31
ジョー・ロイル イングランドの旗 イングランド 1994.11.10 - 1997.03.27
マイク・ウォーカー イングランドの旗 イングランド 1994.01.07 - 1994.11.08
ジミー・ガブリエル イングランドの旗 イングランド 1990.12.04 - 1994.01.07
ハワード・ケンデール イングランドの旗 イングランド 1990.11.05 - 1990.12.04
コリン・ハーベイ イングランドの旗 イングランド 1987.06.19 - 1990.10.31
ハワード・ケンデール イングランドの旗 イングランド 1981.05.31 - 1987.06.18
ゴードン・リー イングランドの旗 イングランド 1977.01.30 - 1981.05.31
スティーブ・バーテンショー イングランドの旗 イングランド 1977.01.10 - 1977.01.30
ビリー・ビンガム 北アイルランドの旗 北アイルランド 1973.05.28 - 1977.01.10

歴代所属選手[編集]

GK[編集]

DF[編集]

MF[編集]

FW[編集]

脚注[編集]

公式
ニュース