オメガパフューム

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オメガパフューム
Omega Perfume Champions Cup 2018.jpg
第19回チャンピオンズカップパドック
(2018年12月2日)
欧字表記 Omega Perfume
品種 サラブレッド
性別
毛色 芦毛
生誕 2015年4月6日(5歳)
スウェプトオーヴァーボード
オメガフレグランス
母の父 ゴールドアリュール
生国 日本の旗 日本北海道千歳市
生産 社台ファーム
馬主 原禮子
調教師 安田隆行栗東
安田翔伍(栗東)
競走成績
タイトル NARダートグレード競走特別賞(2019年)[1]
生涯成績 13戦6勝
中央:9戦4勝
地方:4戦2勝
獲得賞金 3億8941万7000円
中央:1億2566万7000円
地方:2億6375万0000円
(2019年12月29日現在)
 
勝ち鞍
GI 東京大賞典 2018年・2019年
JpnI 帝王賞 2019年
GIII シリウスステークス 2018年
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オメガパフューム (仏: Omega Perfume)は、日本競走馬2018年2019年東京大賞典2019年帝王賞の勝ち馬である。馬名の由来は冠名+香水。母名より連想。

戦績[編集]

デビュー前[編集]

2015年4月6日に北海道千歳市社台ファームで誕生。2017年の千葉サラブレッドセールでは公開調教で2F24.5秒(ラスト1F11.7秒)を計測し、母オメガフレグランスも所有していた原禮子によって1500万円(税別)で落札された[2]

3歳(2018年)[編集]

1月14日京都の新馬戦に3番人気で出走、好位追走から直線で鮮やかに抜け出してデビュー戦を飾る[3]安田隆行調教師の息子である安田翔伍の新規開業に伴い、3月より安田翔伍厩舎に転厩している。転厩初戦となる2戦目は3月11日阪神の3歳500万下では中団待機から鋭く脚を伸ばすと、2着ストーミーバローズに6馬身もの差をつけてデビュー2連勝とした。これが安田翔伍厩舎の初勝利であった[4]。5月13日東京の青竜ステークスは直線で馬場の内側から脚を伸ばすも3着に敗れる[5]。その後、6月の加古川特別を制して3勝目を挙げ、7月11日大井のジャパンダートダービールヴァンスレーヴの2着に敗れる[6]

秋に入り、9月29日阪神のシリウスステークスでは中団でレースを進めると直線で先行各馬を交わして先頭に立つと、最後はウェスタールンドをクビ差振り切って重賞初制覇を果たす[7]。11月4日京都のJBCクラシックは中団から追い上げるもケイティブレイブの2着[8]、12月2日中京のチャンピオンズカップは5着と初めての着外となる。12月29日大井の東京大賞典では後方から徐々にポジションを上げると、直線で豪快な末脚を繰り出して差し切り勝ちを決め、悲願のGI初制覇を果たす[9]

4歳(2019年)[編集]

2月17日東京のフェブラリーステークスではインティゴールドドリームに次ぐ3番人気に推されたが、伸びが見られず10着に大敗した[10]。次走の5月18日平安ステークスでは小柄な馬体[11]ながら59kgの斤量を背負っての出走となり、最後の直線で一旦は先頭に立つ場面があったものの3着となった[12]

次走6月26日大井の帝王賞ではデムーロに代わり、当年に初来日しノームコアヴィクトリアマイルを、リスグラシュー宝塚記念を制するなど活躍し、当週短期免許で南関東船橋所属となったダミアン・レーン騎手が騎乗。3番人気に推されたレースでは道中後方から徐々に進出し、直線ではメンバー中上がり最速の末脚で先頭のチュウワウィザードを差し切り、1馬身1/4差を付けて優勝。GI/JpnI2勝目を挙げた[13][14][15]

その後は11月4日に初の浦和競馬場開催となったJBCクラシックに出走。鞍上は再びデムーロに戻った。過去2度馬券外に敗れている左回り且つ初の地方小回りコースということもあり[16]、前走で破ったチュウワウィザードに次ぐ2番人気での出走となった。道中は後方に位置を取り、最終コーナーで位置を押し上げると先に抜け出したチュウワウィザードに直線半ばで並びかけ、2頭の叩き合いが続いたまま並んで入線したが、写真判定の結果ハナ差でチュウワウィザードが先着しており、2年連続の同レース2着に惜敗[17]。ゴール後には鞍上のデムーロが両手を広げるポーズを見せるなど体勢は本馬が有利であり、チュウワウィザード鞍上の川田将雅もインタビューで「全然分からなくて…デムーロが勝った雰囲気でいたので負けたのかなと思った」[18]と語るほどの接戦となった[19]

続いて12月1日のチャンピオンズカップに出走[20]。鞍上には、8年振りに来日し[21]本馬の生産牧場社台ファームの代表吉田照哉と契約を結んで2週間の短期免許を取得した[22]ランフランコ・デットーリを迎えることとなった[23]。レースではゴールドドリーム、クリソベリル、インティに次ぐ4番人気に推され、中団馬群に位置を取って前を追走したが、スローペースが影響して脚を伸ばし切れず6着に敗れた[24][25]

次走は連覇をかけて12月29日の東京大賞典に出走。管理調教師の安田は「レースについては一番この馬のことを分かっているデムーロ騎手に全て任せる」[26]として再びデムーロを鞍上に迎え、前走2着のゴールドドリームに次ぐ2番人気に推された。レースではハイペースで先行する前3頭の後ろから競馬を進め、4コーナーで進出を開始し直線半ばで内のゴールドドリームを交わして先頭に立つと、そのまま後続の追走を振り切って優勝。アジュディミツオースマートファルコンホッコータルマエに続く史上4頭目の東京大賞典連覇を達成した[27]。鞍上のデムーロは本年、騎手免許取得以降最少となる中央重賞3勝(前年は15勝)に留まり、サートゥルナーリアグローリーヴェイズアドマイヤマーズなどの有力馬も乗り替わりとなるなど不振が続いた中での勝利となり、ゴール後はJBCクラシック以来の“飛行機ポーズ”を披露[28]。「いいエンディングになったね」と喜びを語った[29]。帝王賞、東京大賞典の勝利実績により、2019年度のNARグランプリダートグレード競走特別賞に選出された[1]

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.comの情報[30]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2018.01.14 京都 3歳新馬 ダ1800m(稍) 15 7 15 006.60(3人) 01着 R1:54.3(35.8) -0.3 M.デムーロ 56 (ハーベストムーン) 462
0000.03.04 阪神 3歳500万下 ダ1800m(良) 16 7 14 001.60(1人) 01着 R1:52.7(37.8) -1.0 M.デムーロ 56 (ストーミーバローズ) 456
0000.05.13 東京 青竜S OP ダ1600m(稍) 12 4 4 002.50(2人) 03着 R1:37.1(35.7) -0.2 M.デムーロ 56 グリム 456
0000.06.10 阪神 加古川特別 ダ1800m(稍) 14 8 13 002.10(1人) 01着 R1:52.3(36.3) -0.2 M.デムーロ 54 (ビッグアイランド) 446
0000.07.11 大井 ジャパンDダービー JpnI ダ2000m(良) 14 8 14 006.60(4人) 02着 R2:06.1(37.3) -0.3 川田将雅 56 ルヴァンスレーヴ 453
0000.09.29 阪神 シリウスS GIII ダ2000m(不) 16 2 3 004.80(2人) 01着 R2:01.5(35.9) -0.0 和田竜二 53 (ウェスタールンド) 450
0000.11.04 京都 JBCクラシック JpnI ダ1900m(良) 16 7 14 003.70(2人) 02着 R1:56.8(36.7) -0.1 和田竜二 55 ケイティブレイブ 454
0000.12.02 中京 チャンピオンズC GI ダ1800m(良) 15 6 11 009.20(4人) 05着 R1:51.1(36.0) -1.0 C.デムーロ 56 ルヴァンスレーヴ 452
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI ダ2000m(良) 16 3 5 003.70(3人) 01着 R2:05.9(38.5) -0.1 M.デムーロ 55 ゴールドドリーム 448
2019.02.17 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(良) 14 8 14 006.20(3人) 10着 R1:37.3(36.4) -1.7 M.デムーロ 57 インティ 450
0000.05.18 京都 平安S GIII ダ1900m(良) 16 1 1 006.70(3人) 03着 R1:58.3(36.9) -0.2 M.デムーロ 59 チュウワウィザード 462
0000.06.26 大井 帝王賞 JpnI ダ2000m(重) 14 4 5 003.40(3人) 01着 R2:04.4(36.7) -0.2 D.レーン 57 (チュウワウィザード) 448
0000.11.04 浦和 JBCクラシック JpnI ダ2000m(重) 11 3 3 003.00(2人) 02着 R2:06.1(36.7) -0.0 M.デムーロ 57 チュウワウィザード 458
0000.12.01 中京 チャンピオンズC GI ダ1800m(良) 16 3 6 006.10(4人) 06着 R1:49.2(35.9) -0.7 L.デットーリ 57 クリソベリル 452
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI ダ2000m(稍) 13 6 9 002.80(2人) 01着 R2:04.9(38.1) -0.2 M.デムーロ 57 ノンコノユメ 451
  • 競走成績は2019年12月29日現在

血統表[編集]

オメガパフューム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 フォーティナイナー系
[§ 2]

*スウェプトオーヴァーボード
Swept Overboard
1997 芦毛
父の父
*エンドスウィープ
End Sweep
1991 鹿毛
*フォーティナイナー Mr. Prospector
File
Broom Dance Dance Spell
Witching Hour
父の母
Sheer Ice
1982 芦毛
Cutlass Damascus
Aphonia
Hey Dolly A. Ambehaving
Swift Deal

オメガフレグランス
2007 鹿毛
ゴールドアリュール
1999 栗毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ニキーヤ Nureyev
Reluctant Guest
母の母
ビューティーメイク
1989 鹿毛
*リアルシャダイ Roberto
Desert Vixen
*セイリングビューティ Lyphard
Sweetdric
母系(F-No.) 14号族(FN:14-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×5・5=9.38%、Hail to Reason5・5(母内)=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ オメガパフューム 5代血統表 2018年12月30日閲覧
  2. ^ オメガパフューム 5代血統表 2018年12月30日閲覧
  3. ^ オメガパフューム 5代血統表 2018年12月30日閲覧
  4. ^ オメガパフューム 5代血統表 2018年12月30日閲覧
  • 母の半姉の仔に2018年愛知杯の勝ち馬エテルナミノルがいる。

出典[編集]

  1. ^ a b 【地方競馬】年度代表馬はブルドッグボス!『NARグランプリ2019』表彰馬が決定”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2020年1月15日). 2020年1月15日閲覧。
  2. ^ JRA競走に勝ったセール出身馬紹介(2018/9/29-30、オメガパフュームなど10頭). 馬市.com(2018年10月1日付). 2018年12月30日閲覧
  3. ^ オメガパフュームが抜け出し快勝/京都新馬”. netkeiba.com (2018年1月14日). 2018年12月30日閲覧。
  4. ^ 【3歳500万下】(阪神6R) オメガパフュームがデビュー2連勝”. netkeiba.com (2018年3月11日). 2018年12月30日閲覧。
  5. ^ 【青竜S】激戦しのいでグリムがオープンV”. サンケイスポーツ (2018年5月13日). 2018年12月30日閲覧。
  6. ^ 【ジャパンダートダービー】ルヴァンスレーヴが突き抜け3歳ダート王!”. netkeiba.com (2018年7月11日). 2018年12月30日閲覧。
  7. ^ 【シリウスS】オメガパフュームが古馬を破って重賞初制覇!/JRAレース結果”. netkeiba.com (2018年9月29日). 2018年12月30日閲覧。
  8. ^ 【JBCクラシック】ケイティブレイブが中央の競馬場でついに戴冠”. サンケイスポーツ (2018年11月4日). 2018年12月30日閲覧。
  9. ^ 【大井・東京大賞典】最後も3歳馬! オメガパフュームが差し切りGI初制覇!/地方競馬レース結果”. netkeiba.com (2018年12月29日). 2018年12月30日閲覧。
  10. ^ 【フェブラリーS】オメガパフュームは10着大敗 M.デムーロ「思ったほど伸びてくれなかった」” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2019年2月17日). 2019年5月19日閲覧。
  11. ^ 出走馬情報:平安ステークス 今週の注目レース JRA”. jra.jp. 2019年5月19日閲覧。
  12. ^ 【平安S】59キロ背負ったオメガパフュームは3着 Mデムーロ「脚は使っていたけど…」” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2019年5月18日). 2019年5月19日閲覧。
  13. ^ 【大井・帝王賞】地方もレーン! オメガパフュームが突き抜け戴冠!/地方競馬レース結果 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年11月29日閲覧。
  14. ^ 【地方競馬】オメガパフューム大外一気V 大井でもレーン様!直線驚異の追い込み | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年11月29日閲覧。
  15. ^ 圧巻の上り36秒7で他馬を圧倒したオメガパフューム/帝王賞回顧(斎藤修) | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年11月29日閲覧。
  16. ^ 一騎打ちを制したチュウワウィザードがJpnI初勝利/JBCクラシック回顧(斎藤修) | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年11月29日閲覧。
  17. ^ 【浦和・JBCクラシック】チュウワウィザードが接戦を制しJpnI初制覇/地方競馬レース結果 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年11月29日閲覧。
  18. ^ 【浦和・JBCクラシック】ウィザード 鼻差でG1初制覇!写真判定に川田「ホッとした」”. www.sponichi.co.jp. 2019年11月29日閲覧。
  19. ^ 【JBCクラシックレース後コメント】チュウワウィザード川田将雅騎手ら | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年11月29日閲覧。
  20. ^ 【チャンピオンズC】安田翔師「なんとかオメガパフュームをJRAのGI馬にしてあげたい」/ねぇさんのトレセン密着 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年12月30日閲覧。
  21. ^ 世界ナンバーワンのデットーリ騎手が来日 最高レベルの腕に期待 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年12月30日閲覧。
  22. ^ デットーリ8年ぶり23日~12月1日まで短期免許” (日本語). JRA-VAN ver.World. 2019年12月30日閲覧。
  23. ^ 【チャンピオンズC】世界No.1 デットーリ騎手が激白!オメガパフュームの勝算とは | 競馬ニュース | 競馬ラボ” (日本語). www.keibalab.jp. 2019年12月30日閲覧。
  24. ^ 【チャンピオンズC】オメガパフューム天才ジョッキー騎乗も6着 デットーリ「ペースが遅くて合わなかった」” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2019年12月1日). 2019年12月30日閲覧。
  25. ^ 【チャンピオンズCレース後コメント】クリソベリル川田将雅騎手ら | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年12月30日閲覧。
  26. ^ 【東京大賞典レース後コメント】オメガパフューム安田翔伍調教師ら | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年12月30日閲覧。
  27. ^ 【大井・東京大賞典】オメガパフューム連覇達成! 2・3着には地方勢健闘/地方競馬レース結果 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年12月30日閲覧。
  28. ^ 【大井・東京大賞典】パフューム連覇!ミルコ 7カ月ぶりG1勝利にうれしすぎて“飛行機ポーズ””. www.sponichi.co.jp. 2019年12月30日閲覧。
  29. ^ 【地方競馬】オメガパフューム連覇達成 ミルコ導いた「いいエンディング」 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年12月30日閲覧。
  30. ^ オメガパフューム”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年5月18日閲覧。