オープン・ソース・インテリジェンス
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オープン・ソース・インテリジェンス(英: open-source intelligence)とは、諜報・諜報活動の分野のひとつで、他の HUMINT(ヒューミント)や SIGINT(シギント)と呼ばれる分野が主として「秘密の情報を違法行為を厭わずに得る」ことを旨とするのに対し、公開されている情報を情報源とすることが特徴である[1]。OSINT(オシント)と略す。
概要[編集]
オシントは「合法的に入手できる資料」を「調べて突き合わせる」手法である。情報源は政府の公式発表(プレスリリース)、マスメディアによる報道・インターネット・新聞・書籍・電話帳・科学誌その他を含む。具体的には、対象国の方針を割り出すために、対象国の新聞社交欄、ニュースの断片、人事の異動発令、発表報道などを丹念に集積し、分析するといった手法である。
細かいデータを少しずつ集めて分析するだけでも、相当な精度の情報が得られることがある。媒体入手・分析は、駐在国大使館で行なわれることが多い[2]。ラジオ放送の受信など、自国領内を拠点とするような活動もある。
日本での事例[編集]
イギリスでの事例[編集]
- BBCモニタリング
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 奥田, 泰広『国家戦略とインテリジェンス: いま日本がイギリスから学ぶべきこと』PHP研究所、2011年。ISBN 978-4-569-79689-5。
- 福好昌治著「日本人が主力のOSINT部隊がキャンプ座間にあった! 米太平洋陸軍:知られざる「情報部隊」の全貌」(『ワールド・インテリジェンス』5、2007年)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 【FACTA】2007年10月号「ネット空間に「アルカイダ追捕使」」
- 【Wired】2008年02月19日付ニュースを「インテリジェンス」に変えるツール