カルチョ・カターニア
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カルチョ・カターニア | ||||
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原語表記 | Calcio Catania S.p.A. | |||
愛称 |
I Rossazzurri (The Red and Blues) Gli Elefanti (The Elephants) Gli Etnei (The Etneans) | |||
クラブカラー |
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創設年 | 1946年 | |||
所属リーグ | セリエC | |||
所属ディビジョン | 3部 | |||
ホームタウン | カターニア | |||
ホームスタジアム | スタディオ・アンジェロ・マッシミーノ | |||
収容人数 | 23,266[1] | |||
代表者 |
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監督 |
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公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
カルチョ・カターニア(Calcio Catania S.p.A.)は、イタリア・カターニアを本拠地とするサッカークラブ。2018-19シーズンはセリエCに所属。USチッタ・ディ・パレルモとの対戦はシチリア・ダービーと呼ばれる。
歴史[編集]
過去最高順位は8位 (1960-61, 1964-65, 2012-13) 。
2004年、それまでクラブを所有していたガウッチ家(当時はペルージャも所有)より、地元実業家のプルビレンティが買収し、堅実経営を標榜してクラブ躍進が始まる。2005-06シーズンにセリエBで2位の成績をおさめて昇格条件を満たし、1983-84シーズン以来、23シーズンぶりにセリエA復帰を果たす。
2006-07シーズンは開幕から好調であったが、カターニアのサッカー暴動の制裁措置の影響などで成績が急降下し、残留確定は最終節まで持ち越された。2007年夏にはシルヴィオ・バルディーニ監督と契約した。FWバブー、FWホルヘ・マルティネス、GKアルバノ・ビサーリなど、主に南米から選手を獲得し各ポジションの強化に努めた。
2007-08シーズンは得点数がリーグワースト2位の33得点と、得点力不足にあえぎ、2008年4月にはシルヴィオ・バルディーニ監督を解任し、ワルテル・ゼンガ新監督を迎えた。2シーズン連続で残留決定が最終節までもつれ込んだ。
2008年夏にはDFフアン・マヌエル・バルガスをACFフィオレンティーナに約19億円で売却し、MFパブロ・レデスマ、FWミケーレ・パオルッチ、MFエセキエル・カルボーニ、FWニコラエ・ディカなど積極的な補強を施した。
2008-09シーズン、FWジュゼッペ・マスカーラはイタリア代表に招集されるまでに成長し、FW森本貴幸は7得点を挙げて潜在能力の高さを見せた。後半戦に順位を落としたが、過去2シーズンとは違って残留争いとは無縁で、15位でシーズンを終えた。
2009年夏、ワルテル・ゼンガ監督をライバルのUSチッタ・ディ・パレルモに引き抜かれ、後任にセリエA初采配のジャンルカ・アッツォーリ監督を招聘し、ふたりのアルゼンチン人、MFパブロ・バリエントス、GKマリアーノ・アンドゥハルなど10名もの新戦力を加えて若返りを図った。近年はエセキエル・カルボーニやパブロ・レデスマなど、アルゼンチン出身の選手を多く獲得している。2013-14シーズンにリーグ18位に終わりセリエBに降格した。さらに、2014-15シーズンはセリエBでも苦戦を強いられ、一時は降格圏に沈んだが、シーズン終盤に勝ち点を稼いで15位に入り残留を決めていた。しかし、アントニーノ・プルヴィレンティ会長が、5試合の八百長に関与したことを認め、最終順位が自動的に最下位とされ、レガ・プロに降格した。2015-16シーズンは勝点9ポイントを減点された状態からのスタートとなった[2][3]。
2020年7月24日、Sport Investment Group Italia S.p.A.(SIGI)がクラブの株式の95.4パーセントを取得した[4]。
タイトル[編集]
国内タイトル[編集]
- セリエB:1回
- 1953-54
- プリマ・ディヴィジオーネ:1回
- 1933-34
- セリエC:5回
- 1938-39, 1942-43, 1947-48, 1948-49, 1974-75
- セリエC1:1回
- 1979-80
- セリエC2:1回
- 1998-99
- カンピオナート・ナツィオナーレ・ディレッタンティ:1回
- 1994-95(ジローネI)
国際タイトル[編集]
なし
過去の成績[編集]
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現所属メンバー[編集]
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歴代監督[編集]
ネド・ソネッティ 2004-2005
パスクアーレ・マリーノ 2005-2007
シルヴィオ・バルディーニ 2007-2008
ワルテル・ゼンガ 2008-2009
ジャンルカ・アッツォーリ 2009
シニシャ・ミハイロヴィチ 2009-2010
マルコ・ジャンパオロ 2010-2011
ディエゴ・シメオネ 2011
ヴィンチェンツォ・モンテッラ 2011-2012
ロランド・マラン 2012-2013, 2014
ルイジ・デ・カーニオ 2013-2014
マウリツィオ・ペッレグリーノ 2014
ジュゼッペ・サンニーノ 2014
マウリツィオ・ペッレグリーノ 2014-2015
ダリオ・マルコリン 2015
ジュゼッペ・パンカロ 2015-2016
フランチェスコ・モリエーロ 2016
歴代所属選手[編集]
GK[編集]
アルバノ・ビサーリ 2007-2009
トマシュ・コシツキー 2008-2012
アンドレア・カンパニョーロ 2009-2012
パオロ・アチェルビス 2009
マリアーノ・アンドゥハル 2009-2014
フアン・パブロ・カリーソ 2012-2013
DF[編集]
クラウディオ・ラニエリ 1982-1984
ロレンツォ・ストビーニ 2005-2009
フアン・マヌエル・バルガス 2006-2008
クリスティアン・テルリッツィ 2007-2011
マティアス・シルベストレ 2008-2011
アレッサンドロ・ポテンツァ 2009-2013
ニコラ・レグロッターリエ 2011-2014
マルコ・モッタ 2012-2013
MF[編集]
ヨハン・ワレム 2004-2005
フェルナンド 2004-2005
ダヴィデ・バイオッコ 2005-2009
マルコ・ビアジャンティ 2006-2013
エセキエル・カルボーニ 2008-2011
パブロ・レデスマ 2008-2011
パブロ・バリエントス 2009-2014
ジェンナーロ・デルヴェッキオ 2009-2012
アレハンドロ・ゴメス 2010-2013
セルヒオ・アルミロン 2011-2015
FW[編集]
エディ・バッジョ 2001-2002, 2004
ルイス・オリヴェイラ 2002-2004
ジュゼッペ・マスカーラ 2003-2011
ジョナタ・スピネージ 2005-2009
森本貴幸 2006-2011, 2012-2013
ホルヘ・マルティネス 2007-2010
ニコラエ・ディカ 2008-2011
マキシ・ロペス 2010-2012, 2013-2014
ゴンサロ・ベルヘッシオ 2011-2014
ダヴィデ・ランザファーメ 2011-2013
ダビド・スアソ 2011-2012
ケコ 2011-2014
脚注[編集]
- ^ “Impianti superiori a 7500 posti, dati del Comitato Nazionale di Informazione sulle Manifestazioni Sportive”. osservatoriosport.interno.it. 2011年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月7日閲覧。
- ^ “Prosecutor: Catania to Lega Pro - Football Italia”. football-italia.net. 2016年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月29日閲覧。
- ^ “Pulvirenti: ‘€100k per match’ - Football Italia”. www.football-italia.net. 2015年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月29日閲覧。
- ^ Redazione, di. “A S.I.G.I. il 95,4% del Calcio Catania” (イタリア語). CalcioCataniaCom. 2020年7月23日閲覧。
- ^ “I Rossazzurri”. Calcio Catania spa sito ufficiale. 2017年2月2日閲覧。
外部リンク[編集]
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