カルニオディスクス

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カルニオディスクス属
Charniodiscus
イギリスのチャーンウッドの森で発見された C. concentricus の化石(雄型)
保全状況評価
古生物
地質時代
エディアカラ紀
分類
: incertae sedis
: (訳語なし) Rangeomorpha?
: カルニオディスクス属 Charniodiscus
学名
Charniodiscus
タイプ種
Charniodiscus concentricus
和名
カルニオディスクス属
  • C. arboreus
  • C. oppositus
  • C. procerus
  • C. spinosus

カルニオディスクス学名: Charniodiscus)は、エディアカラ紀化石生物の一種である。砂地の海底固着し、濾過摂食を行っていたと考えられている。

特徴[編集]

カルニオディスクスは器官として付着根茎部葉状体を有する。付着根の形状は球根状で、茎部はしなやかである。葉状体には体節があり、先端は尖っていた。カルニオディスクスには2つの生活形があったとされる。一つは茎部が短く葉状体が肥大した形、もう一つは茎部が長く、小さな葉状体が付着根から約 50cm の高さに位置する生活形である。形態は刺胞動物ウミエラ類に似ているが、いわゆるクラウン生物群とは異なる系統であると考えられている。

は葉状体の体節数で区別される。末端の突起の有無や、各部の比率は分類形質でない。

分布[編集]

カルニオディスクスの化石はイギリスチャーンウッドの森英語版で初めて発見され、1958年トレバー・D・フォード英語版によって命名された[1]Charniodiscus concentricus という学名は、フォードが記載したものが本種の付着根のみであり、それが二重の同心円(concentic)構造から成っていたことに由来している。後に葉状体が Charnia masoni として発見されたが、これも本属に近縁な生物の一部分であることが明らかとなった。チャルニアは葉状体の分岐構造がカルニオディスクスと異なる。

カルニオディスクスの標本は、世界中の約5億6500万年前-5億5500万年前の地層から得られている。

脚注[編集]

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  1. ^ Ford TD (1958). "Pre-cambrian fossils from Charnwood Forest". Proceedings of the Yorkshire Geological Society 31 (3): 211–7. doi:10.1144/pygs.31.3.211. 

参考文献[編集]

  • Glaessner MF, Daily B (1959). "The Geology and Late Precambrian Fauna of the Ediacara Fossil Reserve". Records of the South Australian Museum 13: 369–407.  retrieved 26 January 2008

関連項目[編集]