カンタン駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カンタン駅(カンタンえき、タイ語:สถานีรถไฟกันตัง)は、タイ王国南部トラン県カンタン郡にある、タイ国有鉄道 南本線カンタン支線のである。

カンタン駅
駅構内
駅構内
กันตัง
Kantang
バンパーコー (6.83km)
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
トラン県カンタン郡
駅番号 4294
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 三等駅
所属路線 南本線カンタン支線
キロ程 850.08km(旧トンブリー駅起点)
電報略号 กต.
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1913年4月1日
テンプレートを表示
駅名標

概要[編集]

1913年4月1日タイ国有鉄道南本線・カンタン支線の一部区間開通[1]により、開業。

機回し線があり、かつてはセメント会社への専用線があった。また現在は使用されていないが、転車台[注釈 1]がある[2] [3]。当駅は、カンタン支線の終着駅のため、蒸気機関車の時代に折り返し列車を組成する際に、その向きを変えるのに使用されていた。

カンタン支線の全通後は、カンタン港から積み出される米や肉牛などの農畜産品の到着貨物の取扱いが増え[4]、構内には多数の貨物側線が敷設されていた。これら農畜産品の輸送は長年にわたって当駅の主要業務となっていたが、1960年代以降そのほとんどが自動車輸送へ移行した。構内の線路も最小限の側線を残して撤去されている。

旅客列車は、クルンテープ駅バンコク)との間で運行される直通夜行快速列車1往復のみとなっている。その距離は866.13kmであり、乗車時間は16時間50分である。

歴史[編集]

タイ国有鉄道南本線の本格的な工事は北側1カ所(ペッチャブリー駅)、南側2カ所(ソンクラー駅、カンタン駅)の3カ所より開始された。その際、当駅に鉄道建設に必要な資材や、車両の組み立てを行う臨時の工場が建設された[5]1913年4月1日に、カンタン駅 - フアイヨート駅が完成しそれに伴い当駅も開業した。翌年の1月1日に、トゥンソン分岐駅まで延伸開業したことにより、カンタン支線はその完成をみた。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線の地上駅であるが、「棒線駅」では無く側線を有しており駅舎はホームに面している[注釈 2]。駅舎の色は、黄色に近い辛子色に塗装されている[6]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 1911年英国イプスウイッチのロンソム&ラリヤー社製造
  2. ^ 駅テンプレート写真参照。

出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.31
  2. ^ 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.400
  3. ^ 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)p.61
  4. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.63-p.64
  5. ^ 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.400-401
  6. ^ 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.399

参考文献[編集]

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)ISBN 4-924882-29-1
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]