カンパニー (小説)

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カンパニー
著者 伊吹有喜
イラスト ゴトウヒロシ(装画)
発行日 2017年5月22日
発行元 新潮社
ジャンル 長編小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判変型
ページ数 350
公式サイト www.shinchosha.co.jp
コード ISBN 978-4-10-350971-4
ISBN 978-4-10-101731-0(文庫判
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カンパニー』は、伊吹有喜作の長編小説。『小説新潮2015年4月号から2016年7月号に連載、新潮社より2017年5月22日に刊行された。製薬会社リストラ候補の2人が、出向先のバレエ団で続々発生する難題に立ち向かいながらバレエ白鳥の湖』の冠公演の成功を目指す中で、仕事と人生への情熱を取り戻していく姿を描く[1]

ミュージカル・プレイ『カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-』(カンパニー レッスン パッション そしてカンパニー)として宝塚歌劇団月組により2018年に舞台化、NHK BSプレミアムNHK BS4Kの「プレミアムドラマ」枠で2021年テレビドラマ化された[2]

あらすじ[編集]

妻に逃げられたサラリーマン・青柳と、選手に電撃引退されたトレーナー・由衣は、ある日勤め先の製薬会社からバレエ団への出向を命じられる。2人に課された使命は、世界的プリンシパルの高野が踊る冠公演「白鳥の湖」を成功させること。しかし、高野の故障、配役変更、チケットの売れ行き不振と次から次へと難題が起こり…。[1]

登場人物[編集]

  • 青柳誠一

プライベートでは妻に逃げられ、仕事ではリストラ候補となってしまったサラリーマン。

  • 瀬川由衣

担当していた陸上選手・鈴木舞の引退によりリストラ候補となったトレーナー。「ユイユイ」という愛称があるが、鈴木舞も「マイマイ」と呼ばれていたので、彼女が引退してからはユイユイと呼ばれるのを嫌う。

  • 高野悠

世界的バレエダンサー。スタイルとルックスから「黒髪の貴公子」「世界の恋人」と呼ばれている。突如ホテルの部屋に入ってきたグラビアアイドルと揉み合った結果、腰を負傷。少し潔癖症で、他人に身体を触られることが嫌い。なので由衣にも最初は触らせなかったが、徐々に心を開いていった。 恩師・敷島瑞穂版「白鳥の湖」では、主役である悪魔ロットバルトを踊る。

  • 高崎美波

敷島バレエ団所属の実力者バレリーナで、瑞穂の秘書・田中乃亜曰く「ハルカチン(高野悠のあだ名)の次によくできた生徒」。プリンシパル・有明紗良が負傷した際、艶やかな黒鳥オディールと清純な白鳥オデットを演じ切り、その後は海外のバレエ団に所属した。 ドラマでは敷島バレエ団の所属ではない。

  • 有明紗良

敷島バレエ団プリンシパルであり、バレエ団に協賛している有明F&Pの社長令嬢。 公演で王子役の水上那由多にリフトされた際、那由多の指が肋間膜に入り負傷。

  • 水上那由多

アイドルグループ・バーバリアンJの研究生(スピリッツ)。バレエ歴は4年。最初はダンサー達に馴染めないでいたが、彼なりに頑張ろうとしていた。 瑞穂版「白鳥の湖」では王子ジークフリートを踊る。

  • 長谷山蒼太

敷島バレエ団ファーストソリスト。

  • 脇坂英一

青柳の上司。青柳夫妻の結婚の仲人でもある。

  • 有明清治郎

有明F&P社長。紗良の父親。

  • 敷島瑞穂

敷島バレエ団主宰。幼かった悠の才能を開花させ、海外で活躍している彼を見守っていた。

  • 田中乃亜

瑞穂の秘書。(ドラマではバレエ・ミストレス)

  • 青柳悦子

青柳の妻。旧姓は根本。 ドラマではバレエを習っていて、彼女がつけていたバレエ日記は青柳に問題解決のヒントをくれていた。

  • 青柳佳奈

青柳家の一人娘。密かに両親の復縁を願っていた。

書誌情報[編集]

  • カンパニー(2017年5月22日、新潮社、ISBN 978-4-10-350971-4)
  • カンパニー(2020年1月1日、新潮文庫、ISBN 978-4-10-101731-0)

舞台化[編集]

ミュージカル・プレイ
カンパニー
-努力、情熱、そして仲間たち-
作曲 手島恭子
脚本 石田昌也
原作 『カンパニー』(著者:伊吹有喜
上演 2018年 宝塚歌劇団 月組
ウェブサイト 公式ウェブサイト
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ミュージカル・プレイ『カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-』(カンパニー レッスン パッション そしてカンパニー)として、2018年宝塚歌劇団月組石田昌也の脚本・演出により舞台化。主演は珠城りょう愛希れいか[3][4]

テレビドラマ[編集]

カンパニー〜逆転のスワン〜
ジャンル テレビドラマ
原作 伊吹有喜
脚本 梅田みか
演出 松田礼人
監修 熊川哲也(バレエ監修)
Kバレエカンパニー(バレエ監修)
出演者 井ノ原快彦
倉科カナ
宮尾俊太郎
織田梨沙
古川雄大
岩松了
坂井真紀
小西真奈美
西村まさ彦
黒木瞳
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
制作統括 樋口俊一
加藤章一
プロデューサー 宮武由衣
放送
放送チャンネルNHK BSプレミアム
NHK BS4K
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2021年1月10日 - 2021年2月28日
放送時間日曜 22:00 - 22:49
放送枠プレミアムドラマ
放送分49分
回数8
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カンパニー〜逆転のスワン〜』のタイトルでドラマ化され、NHK BSプレミアムおよびNHK BS4Kの「プレミアムドラマ」枠で2021年1月10日から放送されている。全8回[5]。主演を井ノ原快彦が務め[6]、バレエ監修を熊川哲也Kバレエカンパニーが務める[2][7]

キャッチコピーは「これは、人を輝かせる人の物語。

キャスト[編集]

悦子が通う相馬バレエスクール講師。

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

放送回 放送日 サブタイトル 演出
第1回 2021年1月10日 人生最悪の日 松田礼人
第2回 2021年1月17日 招かれざる客演
第3回 2021年1月24日 腰が命の王子様 棚澤孝義
第4回 2021年1月31日 チャラい代役 松田礼人
第5回 2021年2月7日 新王子の試練 棚澤孝義
第6回 2021年2月14日 “カンパニー”崩壊? 松田礼人
第7回 2021年2月21日 さらば、青柳 棚澤孝義
第8回 2021年2月28日 新解釈“白鳥の湖” 松田礼人


脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 新潮社サイト
  2. ^ a b 主演・井ノ原快彦さん バレエ監修・熊川哲也さん プレミアムドラマ「カンパニー」制作開始!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年9月16日). 2020年9月16日閲覧。
  3. ^ 宝塚歌劇公演公式ページ
  4. ^ “【宝塚歌劇】宝塚月組大劇場公演「カンパニー」「BADDY」開幕”. 産経WEST (産経デジタル). (2018年2月9日). https://www.sankei.com/west/news/180209/wst1802090097-n1.html 2020年9月16日閲覧。 
  5. ^ プレミアムドラマ「カンパニー」出演者のお知らせ!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年10月27日). 2020年10月27日閲覧。
  6. ^ "井ノ原ドラマ主演 バレエ携わるクビ要員の会社員". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 16 September 2020. 2020年9月16日閲覧
  7. ^ "井ノ原快彦主演ドラマで熊川哲也氏がバレエ監修 NHKBS「カンパニー」". デイリースポーツ. 神戸新聞社. 16 September 2020. 2020年9月16日閲覧