ワシントン・カーネギー協会

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カーネギー研究所[1] (Carnegie Institution for Science) (ワシントン・カーネギー協会; Carnegie Institution of Washingtonとも呼ばれる) は、1902年に鉄鋼王アンドリュー・カーネギー (Andrew Carnegie) が設立した、科学研究を支援する財団法人である。今日、カーネギー研究所は植物生物学、発生生物学、天文学、材質科学、環境生態学、地球惑星科学の6分野の研究をサポートしている。


設立当初から萌芽的な科学研究を育成し、レーダ技術やRNA干渉を操作する技術などを通じて社会へ貢献している。今世紀初めから中盤にかけて活躍した研究者には、以下のような者が含まれる。

エドウィン・ハッブル (Edwin Hubble):系外銀河や宇宙膨張などの発見

チャールズ・リヒター (Charles Richter):地震のリヒタースケールの考案

バーバラ・マクリントック (Barbara McClintock):トランスポゾンの発見により1983年にノーベル生理学・医学賞を受賞

アルフレッド・ハーシー (Alfred Hershey): ウイルスの複製と遺伝機構の解明により、1969年にノーベル生理学・医学賞を受賞

ヴェラ・ルービン (Vera Rubin): 銀河の回転曲線から暗黒物質(dark matter)の存在を発見

アンドリュー・ファイアー (Andrew Fire): RNA干渉の発見により2006年のノーベル生理学医学賞を受賞


現在、6分野の研究機関はアメリカ合衆国各地に設置されている。設立当初のワシントン・カーネギー協会(Carnegie Institution of Washington)という名称は、ワシントン以外にも研究機関が分散しているという現状に反している上、何をしている機関なのか分かりにくいという理由から、2007年に現在の名称 カーネギー研究所(Carnegie Institution for Science)を公式の場で使用し始めた。ただし、法律上の名称は、設立当初のワシントン・カーネギー協会(Carnegie Institution of Washington)のままである。なお、デール•カーネギー(Dale Carnegie)が設立したデール・カーネギー研究所(Dale Carnegie Institute)とは異なる。


天文学分野においては、カーネギー研究所 天文台(The Observatories of Carnegie Institution of Washington、略称:カーネギー天文台)が運営されている。本部をカリフォルニア州パサデナ市 (Pasadena) に置く。チリのラスカンパナス天文台(Las Campanas Observatory)において観測施設を運用する。

脚注

  1. ^ 「カーネギー科学研究所」と訳されることもある。

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