カーラ・ボノフ

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カーラ・ボノフ
Karla Bonoff
Karla Bonoff 2010.jpg
カーラ・ボノフ(2010年)
基本情報
生誕 (1951-12-27) 1951年12月27日(67歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンタモニカ
学歴 カリフォルニア大学ロサンゼルス校
ジャンル フォークロックポップ・ロックソフトロックウェストコースト・ロックAOR
職業 シンガーソングライター
担当楽器 ボーカルアコースティック・ギターピアノ
活動期間 1968年 - 現在
共同作業者 ブリンドル
ケニー・エドワーズ
リンダ・ロンシュタット
ほか
公式サイト karlabonoff.com

カーラ・ボノフKarla Bonoff, 1951年12月27日 - )は、アメリカ合衆国出身の女性シンガーソングライターミュージシャンUCLA卒。

アメリカ西海岸を代表するシンガーソングライターで、アルバム『ささやく夜』のヒットなどが知られる。来日も数多く、往年のアーティストらとデュオを展開している[1]

経歴・人物[編集]

黎明期[編集]

盟友ケニー・エドワーズ (2009年)

1951年、南カリフォルニア州において、ユダヤ人の両親の間に生まれる。幼少の頃よりピアノ習い、音楽と関わるようになる。ギターにも興味を持ち、1950年代の代表的フォークグループ「ウィーバーズ」のメンバーだった、フランク・ハミルトンに師事して腕を磨く。

プロ活動
1968年、実姉とフォーク・デュオを結成しプロ活動を開始するが、シングルデビューまでには至らず解散。その頃に出入りしていたライブハウス『トゥルバドール』にて、フォークバンド ストーン・ポニーズで活動していたリンダ・ロンシュタットケニー・エドワーズや、ジャクソン・ブラウンジェームス・テイラー、後にイーグルスを結成する面々等と知り合う。
ブリンドル結成
その後、ストーン・ポニーズ解散後の1969年、エドワーズはカーラを誘い、フォークロックバンド・ブリンドルを結成した。A&Mレコードと契約し、1970年に待望のデビューシングルを発表。続いてアルバムの制作に着手するが、レーベルと方針の違いで衝突、リリースは頓挫しバンドは解散してしまう。エドワーズは、以前の同僚リンダ・ロンシュタットとの仕事に復帰。カーラは再び、アンダーグラウンドでのソロ活動を余儀なくされる。

メジャーデビュー[編集]

リンダ・ロンシュタット (1978年)

1970年代中期、この頃には、トップシンガーの地位を確立していたリンダ・ロンシュタットは、エドワーズの仲人でカーラら旧ブリンドルメンバーと親交を深め、バックアッパーとして起用。1976年アルバムHasten Down the Wind(邦題= 風にさらわれた恋)』の収録曲にカーラ提供の楽曲「Lose Again」「Someone To Lay Down Beside Me」「If He's Ever Near」の3曲を採用する。これで知名度を上げたカーラは、メインストリーム浮上のきっかけとなり、コロムビア・レコードと契約[2]

ソロアルバム
1977年、エドワーズのプロデュースによる1stアルバム『Karla Bonoff(カーラ ボノフ)』を発表。リンダをはじめ、J.D.サウザーグレン・フライリーランド・スカラー等、これまで縁のあった友人達が作品に協力した。
1979年の2ndアルバム『Restless Nights(邦題= ささやく夜)』にもエドワーズ達のほか、ジェームス・テイラードン・ヘンリー、ジャッキー・デシャノン、ガース・ハドソンデヴィッド・リンドレーダニー・コーチマー等が参加。
1982年の3rdアルバム『Wild Heart of the Young(邦題= 麗しの女〜香りはバイオレット)』には、イーグルスのメンバー(ドン・ヘンリー、ティモシー・B・シュミットジョー・ウォルシュ)や、ビル・ペインデイヴィッド・サンボーン等がゲスト参加した。
1984年、挿入歌「Somebody's Eyes(邦題= 誰かの愛が…)」を提供した映画『フットルース』が大ヒットし、サウンドトラック盤は全米ビルボードチャート1位を記録する。
順調に創作活動を重ねていたが、1988年発表の4thアルバム『New World(ニュー・ワールド)』を最後に、ソロリリースが途絶える。

ブリンドル再結成〜現在[編集]

2007年頃のフォト

1995年、古巣のフォークロックバンド・ブリンドルを、オリジナルメンバー(ケニー・エドワーズアンドリュー・ゴールド、ウェンディー・ウォルドマン)で再結成。かつて制作が頓挫していた1stアルバム『Bryndle』を発表。2002年にも同名義の2ndアルバム『House Of Silence』をリリースしている。

個人では、2007年にオフィシャルのライブ・アルバムをリリース。2010年に盟友のエドワーズを亡くすものの、2000年代以降も旧ブリンドルメンバーや、かつての同僚達と共演するなど、精力的に音楽活動を続けている。

2018年に、過去の名曲の再録音バージョン、新曲、カバー曲を収録したアルバム『Carry Me Home』をリリースした。

来日記録[編集]

2000年代後半以降は、Billboard Live(ビルボードライブ)の協力で、来日公演を度々開催している[3]

1980年代
  • 1980年3月に初来日公演。2ndアルバム『Restless Nights - ささやく夜』は来日記念盤として国内リリース。『第9回東京音楽祭』に出席し、楽曲「Trouble Again(邦題= 涙に染めて)」で金賞を受賞。
  • 1981年1月に来日公演。
2000年代
2010年代


ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

  • カーラ・ボノフ - Karla Bonoff(1977年)
  • ささやく夜 - Restless Nights(1979年)
  • 麗しの女〜香りはバイオレット - Wild Heart of the Young(1982年)
  • ニュー・ワールド - New World(1988年)
  • All My Life: The Best Of Karla Bonoff(1999年・ベストアルバム)
  • Karla Bonoff Live(2007年・ライブアルバム)
  • Carry Me Home(2018年)

シングル[編集]

ブリンドル名義[編集]

  • Woke Up This Morning(1971年・シングル)
  • ブリンドル - Bryndle(1995年・アルバム)
  • ハウス・オブ・サイレンス - House Of Silence(2002年・アルバム)
  • Live From Russ and Julie's House Concert(2003年・ライブアルバム)

楽曲提供 / カバー[編集]

アーティスト[編集]

カレン・アレクサンダー
  • 恋じゃないかい - Isn't It Always Love(1975年)
リンダ・ロンシュタット
  • またひとりぼっち - Lose Again(1976年)
  • 誰かわたしの側に - Someone To Lay Down Beside Me(1976年)
  • 彼にお願い - If He's Ever Near(1976年)
  • オール・マイ・ライフ - All My Life(1989年)
  • 涙に染めて - Trouble Again(1989年)
  • グッバイ・マイ・フレンド - Goodbye My Friend(1989年)
ボニー・レイット
  • 故郷 - Home(1977年)
  • Runnin'Back to Me(1986年)
バック・ホワイト & The Down Home Folks
  • 故郷 - Home(1978年)
バービ・ベントン
  • 恋じゃないかい - Isn't It Always Love(1978年)
リン・アンダーソン
  • 恋じゃないかい - Isn't It Always Love(1979年)
ニコレット・ラーソン
  • 恋じゃないかい - Isn't It Always Love(1979年)
竹内まりや
  • 恋じゃないかい - Isn't It Always Love(1979年)
The Yale Spizzwinks
  • 故郷 - Home(1979年)
ニコール・ウィリス
  • 恋じゃないかい - Isn't It Always Love(1983年)
Maria Haynes
  • またひとりぼっち - Lose Again(1983年)
サンディ・ケリー
  • ベイビー・ドント・ゴー - Baby Don't Go(1985年)
J.D.サウザー
  • ステップ・バイ・ステップ - Step By Step(1986年)
The Smith Sisters
  • ベイビー・ドント・ゴー - Baby Don't Go(1986年)
Tony Trischka And Skyline
  • またひとりぼっち - Lose Again(1986年)
Bobbi Carmitchell
  • 恋じゃないかい - Isn't It Always Love(1987年)
ダイアン・デヴィッドソン
  • 涙に染めて - Trouble Again(1988年)
ダイアン・デイビス
  • ベイビー・ドント・ゴー - Baby Don't Go(1989年)
ホーリー・ダン
  • 故郷 - Home(1990年)
Mervi
  • Rakkaus Yksin Vain(1990年)
アリソン・クラウス & Union Station
  • またひとりぼっち - Lose Again(1992年)
ブレンダ・ラッセル
  • ドリーム - Dream(1992年)
ワイノナ・ジャッド
松居慶子
  • Tears From The Sun(1995年)
ワイルド・ローズ
  • テル・ミー・ホワイ - Tell Me Why(1996年)
ケイティー・モファット & ケイト・ブリスリン
  • 故郷 - Home(1996年)
ブルース・ガイチ
  • If I Could Only(1997年)
De Berini's
  • Thuis(1998年)
ピーター・セテラ
  • Feels Like Rain(2001年)
Michele Robinson
  • 故郷 - Home(2002年)
ケアリイ・レイシェル
  • グッバイ・マイ・フレンド - Goodbye My Friend(2003年)
Musical Youth
  • テル・ミー・ホワイ - Tell Me Why(2004年)
Paddy Dougherty
  • 誰かわたしの側に - Someone To Lay Down Beside Me(2004年)
Lorie Line
  • 誰かわたしの側に - Someone To Lay Down Beside Me(2005年)
シェイン・ワード
  • オール・マイ・ライフ - All My Life(2006年)
Ricky Koole
  • 彼にお願い - If He's Ever Near(2007年)
  • 故郷 - Home(2007年)
ダスティ・スプリングフィールド
  • またひとりぼっち - Lose Again(2007年)
ジョン・バロウマン
  • グッバイ・マイ・フレンド - Goodbye My Friend(2014年)

サウンドトラック[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]