ガルフ石油

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もとガルフ石油本社ビル(ピッツバーグ・ダウンタウン

ガルフ石油(ガルフせきゆ、英語: Gulf Oil Corporation)は1922年から存在した石油会社で、ペンシルベニア州ピッツバーグに本社があり、1984年にスタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア(ソーカル)と合併してシェブロンとなるまでは国際石油資本である「セブン・シスターズ」のひとつであった。

短史[編集]

1901年、テキサス州ボーモント付近のスピンドルトップに石油が出て、近くのポートアーサーに近代的な製油所を建てることになり、最大の投資者はウィリアム・ラリモア・メロン(William Larimer Mellon Sr.)であった。その後彼のメロン銀行とは深い関係を保ってきた。1907年にはガルフ石油(Gulf Oil Corporation)が設立されていて、この名称はボーモントがメキシコ湾Gulf of Mexico)に面しているからである。

ガルフ石油はその後、ベネズエラサウジアラビアクウェイトなどの石油にまでビジネスを伸ばして、巨大な国際石油資本である「セブン・シスターズ」のひとつであったが、第二石油危機後の1984年にスタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア(ソーカル)と合併してシェブロンとなった。[1]

1960年代から70年代にかけてフォードやポルシェのレースチームをスポンサードし、水色とオレンジ色のカラーリングは、マルティーニ・レーシングのストライプと並んで有名である。

現在[編集]

「Gulf」のブランドが全て無くなった訳ではなく、マサチューセッツ州ウェルズレイ(Wellesley)に本部を置くGulf Oil Limited Partnershipが米国に約2100か所のガソリンスタンドを運営していて、また Hinduja Groupが所有するガソリンスタンドがスペインポルトガルにも残っている。

もとガルフ石油本社の44階ビルは1970年にU.S.スチール・タワー(U.S. Steel Tower)ができるまではピッツバーグで一番高層のビルであった。現在はガルフ・タワー(Gulf Tower)と呼ばれるオフィス・コンドミニウムのビルになっている。

タグ・ホイヤーとはパートナーシップ契約を締結しており[2]、ガルフのマークとカラーストライプを配したモデルのクロノグラフ『モナコ』が2018年に発売されている[3]。これは、『モナコ』が登場する映画『栄光のル・マン』においてガルフがスポンサーを務めたという縁によるものである。ガルフは1960年代から70年代初頭にジョンワイアーオートモーティブチームを後援したことから、自動車レースで最もしられており、フォードGT40とポルシェ917に関連付けられた色のライトブルーとオレンジのカラースキームは、最も有名な企業レーシングカラーの 1つであり、ガルフがスポンサーとなっている他のレーシングチームによって複製されていった。その人気の大部分は1971年の映画でスティーブ・マックイーンのキャラクター、マイケル・デラニーが映画「ル・マン」でガルフ・チームをドライブしたことに起因しているため、マックイーンの死後の人気の高まりと、映画で着用したホイヤーモナコ、タグ・ホイヤーは、ガルフのロゴとトレードマークのカラースキームを備えた限定版の時計をリリースしたのである。同じ時代に、ガルフオイルはブルース・マクラーレン時代のチーム・マクラーレンを後援し、レタリングにガルフブルーのパパイヤオレンジ色スキームを使用していた。

ガルフのロゴは今でも世界中でさまざまな企業によって使用されている。GOIはマーケティングアクティビティとして、2019シーズンのMotoGPチームであるアプリリアレーシング・チーム・グレシーニを含むモータースポーツチームのスポンサーに焦点を当てている。このスポンサーシップ、GOI 「ローカルグローバルブランド」により2009年、衣料品店チェーンのOld Navyが、旧石油とシェブロンの旧ロゴとともに、旧ガルフロゴの付いたTシャツの販売を開始。

関連項目[編集]

脚注[編集]