ガーデンサバーブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動

ガーデンサバーブ(Garden suburb)とは、低密度で豊かな自然環境に恵まれた郊外住宅地モデルであり、主に20世紀初頭に欧米で計画・開発された。

エベネザー・ハワードによって提唱されたガーデンシティ(田園都市)理念の強い影響下で生まれたモデルであるが、ガーデンシティが職住近接を柱とした自己充足的小都市の構想であったのに対し、このガーデンサバーブはほぼ住宅地のみからなり、自己充足的でない点が特徴である。ガーデンシティの名で計画されながら、実態としてはガーデンサバーブとなった住宅地もある。

日本語では、一部で直訳した「庭園郊外」の表記が用いられる一方、ハワードのガーデンシティを内務省地方局有志が田園都市と訳して紹介し、これが定着しているため、ガーデンサバーブに対しても「田園郊外」の訳語が当てられることがある。

主なガーデンサバーブ[編集]

その他 カンザスシティ・カントリークラブ地区、ヒューストン・リバーホークス、LAのパロスベルデス、ヒバリーヒルズ、マラヤのキャメロンハイランズ 南アフリカのパインランズ、ザンビア首都ルサカなど。

参考文献[編集]

  • 橋詰直道『イングランドにおけるガーデン・ヴィレッジとガーデン・サバーブ』. 駒澤地理 (駒澤大学) (36): 55-78 2000
  • 橋詰直道『初の田園郊外と呼ばれるマートン・パークの緑地景観』. ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 (日本造園学会) 67 (5): 799-802 2004
  • 齊藤広子『イギリスのガーデンビレッジ・ガーデンシティ・ガーデンサバーブ(1)100年経っても魅力的なまちであるための仕組み』、「家とまちなみ」 24(2), 50-55, 2005
  • 齊藤広子『イギリスのガーデンビレッジ・ガーデンシティ・ガーデンサバーブ(2)住環境管理上の悩みと解決方法』「家とまちなみ」 25(1), 28-33, 2006
  • 齊藤広子『イギリスのガーデンビレッジ・ガーデンシティ・ガーデンサバーブ(3)ハワードの思想が生きるまちと住まい、人』「家とまちなみ」 25(2), 50-53, 2006