ガール

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ガール
ビートルズ楽曲
収録アルバム ラバー・ソウル
リリース 1965年12月3日
録音 アビー・ロード・スタジオ
1965年11月11日
ジャンル フォークロックポップ
時間 231 (stereo version)
2分34秒 (monaural version)
レーベル パーロフォン
作詞者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン

ラバー・ソウル 収録曲
A面
  1. ドライヴ・マイ・カー
  2. ノルウェーの森
  3. ユー・ウォント・シー・ミー
  4. ひとりぼっちのあいつ
  5. 嘘つき女
  6. 愛のことば
  7. ミッシェル
B面
  1. 消えた恋
  2. ガール
  3. 君はいずこへ
  4. イン・マイ・ライフ
  5. ウェイト
  6. 恋をするなら
  7. 浮気娘

ガール」(Girl)はイギリスロックバンドビートルズの楽曲である。

解説[編集]

本作は1965年12月3日に発売された6作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムラバー・ソウル』のB面2曲目に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、ジョン・レノンによる作品[1][2]リード・ボーカルはジョン・レノンで、終始けだるい感じで歌っている。ビートルズのラブソングの中でも、メランコリックで複雑な楽曲となっている[3]

楽器によるイントロはなく、ジョンのボーカルから始まる。中間部にて、ポール・マッカートニージョージ・ハリスンはバック・コーラスとして「tit tit tit....(おっぱい・おっぱい・おっぱい)」と繰り返している。ポールは、このボーカル・アレンジについてビーチ・ボーイズの影響を受けているとコメントしている[4]。この曲では息継ぎがレコーディングされた曲だが、発表された当時「本当にジョンが息継ぎしているか?」ということで大いに話題になっていた。

なお、ジョン・レノンは1980年に「ウーマン」という曲を発表しているが、このときジョンは「ビートルズ時代に作った「ガール」の1980年版だよ」と述べていたという[5]

"Girl"は"Boys"などと同じようにビートルズ・ナンバーの中でタイトル名が最も短い曲の1つである。

プレイヤー[編集]

イアン・マクドナルド英語版の書籍が出典となっている[6]

収録盤[編集]

カバー[編集]

  • セント・ルイス・ユニオン英語版 - 1966年1月のシングル。全英最高位11位を記録した[7]
  • トゥルース - 1966年のシングル。全英最高位27位をそれぞれ記録した。
  • ブラザース・フォア - 1966年のアルバム『The Brothers Four Sing Lennon/McCartney』に収録[8]
  • ジョニー・アリディ - 1966年のEP。フランス語詞。タイトルは「Je l'aime」。
  • ロニー・ヴォン - 1966年のシングル。ポルトガル語詞。タイトルは「Meu Bem」。
  • ダリダ - 1967年のアルバム『Piccolo ragazzo』に収録。イタリア語詞。タイトルは「Amo」。
  • サント&ジョニー - 1967年のアルバム『Music for Lovers』に収録。
  • ジム・スタージェス - 映画『アクロス・ザ・ユニバース』(2007年)のサウンドトラック。

日本においては、1990年代にたまがテレビ番組やライブにて独自の訳詞をあててカバーした[注釈 1]。なお、1980年代からビートルズの楽曲著作権保護が強化され、その影響で、1960年代や1970年代にカバーの際に行われていた歌詞の変更(替え歌及び訳詞)が世界的に認められなったことから、このカバー版は現在も商品化されていない。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ リード・ボーカルは柳原陽一郎知久寿焼石川浩司滝本晃司の順番でとっている。

出典[編集]

  1. ^ Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. ISBN 0-312-25464-4. 
  2. ^ Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. ISBN 0-8050-5249-6. 
  3. ^ Unterberger, Richie (2009年). “Girl”. Allmusic. 2019年1月5日閲覧。
  4. ^ Kruth, John (2015). This Bird Has Flown: The Enduring Beauty of Rubber Soul Fifty Years On. Milwaukee, WI: Backbeat Books. p. 192. ISBN 978-1617135736. 
  5. ^ Cott, Jonathan (1980年12月5日). “Rolling Stone Interview with John Lennon”. Rolling Stone. 2019年1月5日閲覧。
  6. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 181. ISBN 1-84413-828-3. 
  7. ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 479. ISBN 1-904994-10-5. 
  8. ^ The Brothers Four Sing Lennon/McCartney The Brothers Four Sing Lennon-McCartney - A Beatles Songbook (Vinyl, LP, Mono) | Discogs