キア・マジェンティス

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キア・マジェンティスKia Magentis) は、韓国起亜自動車が生産する中型セダンである。ヒュンダイ・ソナタとプラットフォームを共有する。マジェンティスの名称は主に欧州、カナダ向けに使用される。ただし、韓国国内では初代がオプティマ (Optima)、2代目がロッツェLotze、ただし韓国語の発音ではロチェとなる)、3代目がK5(ケイファイブ)の名で販売され[1]アメリカ合衆国やアジア諸国では韓国仕様の初代と同じオプティマの名称で販売されている。

目次

歴史

初代(EF型、2000年-2005年)

初代マジェンティス

2000年マツダ・クロノスベースのクレドス/クラルスの後継車種として登場。起亜が経営破綻により現代自動車傘下となった関係でEF型ヒュンダイ・ソナタとプラットフォームを共有する(EFソナタのプラットフォーム自体は三菱・ディアマンテ(2代目)のもの)。本来はEFソナタのマイナーチェンジ版として開発が進められていたが、急遽旧態化していた「クレドスⅡ」の後継車種となった。韓国ではアメリカと同じ「オプティマ」のネーミングで販売され、マイナーチェンジで上級版の「オプティマ・リーガル」が追加された。排気量は1.8/2.0の直4と2.5のV6仕様(オプティマ・リーガルの登場時に韓国国内でオプティマの2.5リッターV6エンジンモデルの生産は終了)。なお、オプティマ・リーガル登場に伴い、それまで生産していたポテンシャ(マツダ・ルーチェのライセンス生産)が廃止となった。一部改良で韓国車初のCVT搭載モデル(ランサー・セディアのCVTミッションを搭載)を設定、韓国国内ではSS-CVTという名称で呼ばれていた。(ちなみにSS-CVTとは「Steptronics Sports mode - Continuously Variable Transmission」の頭文字であるとされている)

2代目(MG型、2005年-2010年)

2代目マジェンティス前期型

2005年フランクフルトモーターショーでデビュー。続いて東京モーターショーにも出品され、11月に韓国で「ロッツェ」の名称で発売が開始された。NF型ヒュンダイ・ソナタとプラットフォームを共有する。アメリカでは2006年5月に新型オプティマとして発売された。カナダや欧州でも新型マジェンティスがデビューしているが、韓国仕様および米国仕様とはテールランプの意匠が異なる。

韓国では2005年11月末にロッツェ・タクシーがデビューし、2.0直4LPI仕様が追加された。NFソナタと違い、1.8リッター仕様が継続設定されているのが特徴。また、2007年4月に最初のマイナーチェンジが行われ「アドバンス」のサブネームが付けられた。

2代目マジェンティス後期型

さらに2008年4月ニューヨーク国際オートショーで大幅なフェイスリフトを受けたオプティマが発表された。韓国版ロッツェには「イノベーション」というサブネームが付けられている。このフェイスリフトはVWアウディのチーフデザイナーであったペーター・シュライヤーの指揮下で行われ、「タイガーグリル」と呼ばれる新デザインのラジエターグリルが採用された。タイガーグリルはキアの新しい顔として以後順次他の車種にも採用されていくこととなる。






3代目(TF型、2010年-)

K5(フロント/リア) K5(フロント/リア)
K5(フロント/リア)

2010年3月21日、新型マジェンティス/オプティマの詳細と画像が公開され、併せて4月のニューヨーク国際オートショーでワールドプレミアされることと、5月に韓国で発売を開始することも発表され、その後「K5」として発売が開始された。

プラットフォームは6代目ソナタ(YF型)との共用で、足回りもソナタと同じくフロントにストラット、リヤにマルチリンクを採用している。エンジンも同様で、2.0Lのθ(シータ)Ⅱエンジンと同LPI、2.4LのθⅡ・GDiエンジンの3種を用意。これに6MTもしくは6AT(LPIは5MT/5AT)を組み合わせる。

尚、K5の「K」はK7同様にKia(起亜自動車)、Korea(韓国)、Kratos(ギリシャ語で「支配」という意味)、Kinetic(英語で「躍動的な」という意味)それぞれの頭文字をあらわし、「5」は車格(中型車)をあらわしている。

脚注

  1. ^ 공개한 기아K5실내 렌더링LSWCAP.COM 2010年3月22日


関連項目

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