キャメル (バンド)
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キャメル Camel | |
---|---|
![]() 2003年10月のライブにて | |
基本情報 | |
出身地 |
![]() サリー州 ギルフォード |
ジャンル |
プログレッシブ・ロック シンフォニック・ロック カンタベリー・ロック スペース・ロック |
活動期間 | 1971年 - 現在 |
レーベル |
MCAレコード デッカ/デラム/Gama Camel Productions |
メンバー |
アンドリュー・ラティマー (G/Vo) コリン・バス (B/Vo) デニス・クレメント (Ds) ピート・ジョーンズ (Key) |
旧メンバー |
ピーター・バーデンス (Key) ダグ・ファーガソン (G) アンディ・ウォード (Ds) ほか 以下を参照 |
キャメル (Camel) は、イングランド出身のプログレッシブ・ロックバンド。
数ある同系列バンドの中でも叙情派のサウンドで知られ、1970年代のプログレ五大バンドに次ぐ一角として活動。1980年代以降は、創始者アンドリュー・ラティマー主導の体制に移行した、
黎明期(1969年 - 1973年)[編集]
[1] 1969年、イングランドのサリー州ギルフォードで、アンドリュー・ラティマー(ギター)、ダグ・ファーガソン(ベース)、アンディ・ウォード(ドラム)のメンバーで「ブリュー(Brew)」という、ブルースを基調としたローカル・バンドを結成。
1971年、シンガーソングライター 、フィリップ・グッドハンド・テイトのオーディションを受け、アルバム『アイル・ライト・ア・ソング (真実の心)(I Think I'll Write a Song)』にバック・バンドとして参加。同年、すでに「ゼム(Them)」や、ソロ活動などでキャリアを重ね知名度もあったピーター・バーデンスは、アメリカ進出を考えており、メンバー募集の広告を「Melody Maker」誌に出す。それを見たアンディ・ウォードからのコンタクトがあり、「ブリュー」のメンバーとセッションを行って意気投合。新バンドが発足する。
1972年春、契約が残っていたバーデンスのコンサートを、昨年結成した新バンド「キャメル」として行う。コンサートが成功した結果、以後の継続が確定した。その後も母国でライブ活動の実績を積み、翌1973年にMCAレコードよりデビュー・アルバム『キャメル・ファースト・アルバム(Camel)』を発表。
バンド初期は、アンドリュー・ラティマーの哀愁漂うエモーショナルなギター(主にギブソン・レスポールを使用)とピーター・バーデンスの軽快なキーボード、アンディ・ウォードの多彩なドラムを軸に、美しいメロディをテクニカルな緊張感のある演奏で聴かせていた。
デッカ・レコード時代(1974年 - 1984年)[編集]
1974年、レコード会社をデッカ・レコード傘下の「デラム」に移籍。2ndアルバム『ミラージュ(蜃気楼)(Mirage)』を発表。
1975年、アメリカの作家ポール・ギャリコの短編小説「スノーグース」を基にした3rdコンセプト・アルバム『スノー・グース(Music Inspired by The Snow Goose)』を発表。リリース後、全曲を演奏する公演も開催。後に、ロイヤル・アルバート・ホールで、 ロンドン交響楽団と共演し、全曲を演奏(この模様は後述の1978年のライブ・アルバム『ライヴ・ファンタジア(A Live Record)』に収録)。以後の公演でも本アルバムからの曲をセレクションしたメドレー(Selection From "THE SNOW GOOSE")を演奏しており、キャメルの代表作のひとつと言える。ただし、ポール・ギャリコ側が「スノーグース」の命名に難色を示したため、タイトル頭に"Music Inspired by"と付け加えて発表した。
1976年、4thアルバム『ムーン・マッドネス「月夜の幻想曲(ファンタジア)」(Moonmadness)』発表。後日、諸問題からダグ・ファーガソンを解雇し、元「キャラヴァン」(CARAVAN)のリチャード・シンクレア(ベース)に交代。ゲストメンバーとしてメル・コリンズ(サックス)等を迎えて活動。
1977年、5thアルバム『雨のシルエット(Rain Dances)』を発表。
1978年、6thアルバム『ブレスレス - 百億の夜と千億の夢(Breathless)』を発表。アルバム収録後、ピーター・バーデンスがラティマーとの軋轢から脱退し、キャメルに入る以前にも活動していたヴァン・モリソンのバンドに加わる。後任に元キャラヴァンのヤン・シェルハース(キーボード)、さらにツアーメンバーとしてやはり元キャラヴァンのデイヴ・シンクレア(キーボード)が参加。オリジナル・キャメルより元キャラヴァン・メンバーの比率が多くなり、『CARAMEL(キャラメル)』と渾名(あだな)された。
同年、2枚組アルバム『ライヴ・ファンタジア(A Live Record)』を発表。初のライブ・アルバム。5thアルバム『雨のシルエット(Rain Dances)』までの、初期からのライブ録音から選んだ楽曲と、ロンドン交響楽団と共演し『スノー・グース』全曲を演奏したライブ録音を収録。
1979年1月に初来日。ワールド・ツアー後、キャラヴァン再結成のためデイヴ・シンクレア、リチャード・シンクレアが脱退、さらにメル・コリンズも脱退。コリン・バスとキット・ワトキンスが加入。同年、7thアルバム『リモート・ロマンス(I Can See Your House From Here)』を発表。
1980年1月に来日公演。アルバム一枚でキット・ワトキンスは脱退、代わりにダンカン・マッケイが加入。
1981年、8thアルバム『ヌードの物語 - Mr.Oの帰還 - (Nude)』を発表[2](第二次世界大戦終戦後、フィリピンのルバング島で29年間投降しなかった、日本兵の小野田寛郎氏の当時の生活の模様等を書いた本を、1979年の来日時、アンドリュー・ラティマーが日本のプロモーターから贈られて読み、インスパイアされ制作されたコンセプトアルバム)。以降、後にラティマーの妻になる女流詩人 スーザン・フーヴァーが、コンセプト面の役割を担当。
1981年、アルコール問題などでアンディ・ウォードが脱退。オリジナル・メンバーはアンドリュー・ラティマーのみとなり、以後、バンドそのものがラティマーのソロ・プロジェクトの性質を持つようになる。同年、9thアルバム『シングル・ファクター(The Single Factor)』を発表。
1984年、ドイツの東西分裂(ベルリンの壁)をテーマとした10thコンセプト・アルバム『ステーショナリー・トラヴェラー(Stationary Traveller)』を発表。同年5月、キャメル結成20周年記念のライブを、ロンドンのハマースミス・オデオンで開催。元メンバーのピーター・バーデンスがゲストとして参加し数曲を共演。公演の模様は、『プレッシャー・ポインツ - キャメル・ライヴ - (Pressure Points)』として発売した。
アンドリュー・ラティマー主導期(1984年 - 現在)[編集]
1984年、レコード会社等との間で契約問題(印税なども含む)関連の裁判になり、その影響で活動を休止する。結果はバンド側(アンドリュー・ラティマー側)に多くの主張が認められた。そしてラティマーは自宅を売却し、活動の拠点を北米に移して「キャメル・プロダクション」を設立。過去のアーカイヴや新規の音源、マネージメント事業などを自ら管理するようになった。
1991年、旧メンバーのコリン・バスらが参加し活動再開。ジョン・スタインベックの小説「怒りの葡萄」をコンセプトにした7年ぶりの11thアルバム『ダスト・アンド・ドリームス 怒りの葡萄 (Dust and Dreams)』発表。翌年に来日公演。
1996年、12thアルバム『ハーバー・オブ・ティアーズ 港町コーヴの物語(Harbour Of Tears)』を発表。翌年に来日公演。
1999年、13thアルバム『ラージャーズ 別れの詩(Rajaz)』を発表。翌年に来日するが、以降は暫く途切れる。
2002年、オリジナルメンバー ピーター・バーデンスが死去。同年、14thアルバム『ノッド・アンド・ウィンク(A Nod And A Wink)』を発表。
2006年、「キャメル・プロダクション」の活動拠点を母国に戻す。
2007年5月、ラティマーが1992年以降、骨髄線維症になっていた事を、妻のスーザン・フーヴァーが「キャメル・プロダクション」のウェブサイトで公表し、病気の進行状況の悪化により予定していたツアーを中止。同年後半に骨髄移植を受けた[2]。
2008年9月、「彼は徐々に回復しており、音楽活動を再開する意欲を示した」との内容の文章を妻のスーザン・フーヴァーが、「キャメル・プロダクション」のオフィシャル・ニュース・レターに書いた。2010年頃から、音楽活動を徐々に再開。
2013年10月、3rdアルバム『スノー・グース』を完全再現するライブ・ツアーを企画。キャメルの活動を再開した。2016年には、16年ぶりの来日公演を開催する[3]。
メンバー[編集]
現ラインナップ[編集]
- アンドリュー・ラティマー (Andrew Latimer) - ギター、ボーカル (1971年- )
- コリン・バス (Colin Bass) - ベース、ボーカル (1979年-1981年、1991年- )
- デニス・クレメント(Denis Clement) - ドラムス (2000年- )
サポート
- ピート・ジョーンズ (Pete Jones) - キーボード (2016年- )
旧メンバー[編集]
- ピーター・バーデンス (Peter Bardens) - キーボード (1971年-1978年) R.I.P.2002年
- ダグ・ファーガソン (Doug Ferguson) - ベース (1971年-1977年)
- アンディ・ウォード (Andy Ward) - ドラムス (1971年-1982年)
- リチャード・シンクレア (Richard Sinclair) - ベース(1977年-1979年)
- メル・コリンズ (Mel Collins) - サクソフォーン(1977年-1979年)
- ヤン・シェルハース (Jan Schelhaas) - キーボード (1978年-1981年)
- デイヴ・シンクレア (Dave Sinclair) - キーボード (1978年-1979年)
- キット・ワトキンス (Kit Watkins) - キーボード (1979年-1981年)
- クリス・レインボウ (Chris Rainbow) - キーボード (1982年-1991年) R.I.P.2015年
- デヴィッド・ペイトン (David Paton) - ベース (1982年-1984年)
- ポール・バージェス (Paul Burgess) - ドラムス (1984年-1992年)
- トン・スケルペンツェル (Ton Scherpenzeel) - キーボード (1984年、1991年、1999年)
- ミッキー・シモンズ (Mickey Simmonds) - キーボード (1991年-1992年)
- デイヴ・スチュワート (Dave Stewart) - ドラムス (1997年-2000年)
- ガイ・ルブラン (Guy LeBlanc) - キーボード (2000年-2015年) R.I.P.2015年
ディスコグラフィ[編集]
アルバム[編集]
発表年 | 邦題 | 原題 | 備考 |
---|---|---|---|
1973年 | キャメル・ファースト・アルバム | Camel | ファースト・アルバム。旧邦題『キャメル』。 |
1974年 | ミラージュ(蜃気楼) | Mirage | 旧邦題『蜃気楼』。 |
1975年 | スノー・グース | Music Inspired by The Snow Goose | ポール・ギャリコの同名の短編小説「スノーグース」を基にしたコンセプト・アルバム。バンド初の全英アルバムチャート入りを果たし、23位を記録[4]。旧邦題『白雁(スノーグース)』。 |
1976年 | ムーン・マッドネス「月夜の幻想曲(ファンタジア)」 | Moonmadness | 全英15位[4]。 |
1977年 | 雨のシルエット | Rain Dances | 全英20位[4]。 |
1978年 | ブレスレス - 百億の夜と千億の夢 - | Breathless | 全英26位[4]。 |
1978年 | ライヴ・ファンタジア | A Live Record | キャメル初のライブ・アルバム、2枚組。LPのC面とD面にはアルバム『スノー・グース』全曲を、ロンドン交響楽団とロイヤル・アルバート・ホールで共演したライブ演奏を収録している。 |
1979年 | リモート・ロマンス | I Can See Your House From Here | 全英45位[4]。 |
1981年 | ヌードの物語 - Mr.Oの帰還 - | Nude | 終戦後、フィリピンで29年間も戦闘を続けていた小野田寛郎を基にした、2枚目のコンセプト・アルバム。全英34位[4]。 |
1982年 | シングル・ファクター | The Single Factor | 「キャメル」名義であるが、実質的には、ラティマーが豪華ゲストを集めて制作したソロ・プロジェクト・アルバム。アンソニー・フィリップス(元ジェネシス)、フランシス・モンクマン(元カーヴド・エア)、サイモン・フィリップス等が参加。全英57位[4]。 |
1984年 | ステーショナリー・トラヴェラー | Stationary Traveller | ベルリンの壁をテーマにしたコンセプト・アルバム。全英57位[4]。本作に伴うツアー終了後、キャメルは一旦活動を休止。 |
1984年 | プレッシャー・ポインツ - キャメル・ライヴ - | Pressure Points | 1984年5月11日 ハマースミス・オデオンでの「キャメル」結成20周年記念のライブを収録。ゲストでピーター・バーデンスが参加し数曲演奏。(他にも、メル・コリンズも参加) |
1992年 | ダスト・アンド・ドリームス 怒りの葡萄 | Dust And Dreams | 復活作。ジョン・スタインベックの小説「怒りの葡萄」を基にしたコンセプト・アルバム。当時のライヴで完全再現された。 |
1996年 | ハーバー・オブ・ティアーズ 港町コーヴの物語 | Harbour Of Tears | ラティマーの祖母が体験した一家離散の悲劇を基にしたコンセプト・アルバム。アイルランドの伝統音楽の影響を受けた、美しいメロディが特徴的。 |
1999年 | ラージャーズ 別れの詩 | Rajaz | |
2002年 | ノッド・アンド・ウィンク | A Nod And A Wink | |
2013年 | ザ・スノー・グース -白雁- (2013年ヴァージョン) | The Snow Goose | アルバム『スノー・グース』(1975年)の再録ヴァージョン。 |
日本公演[編集]
1979年 Breathless Tour(ブレスレス・ツアー)(Japan Tour '79)
- 1月16日 東京・渋谷公会堂 (主催:文化放送、ウドー音楽事務所)
- 1月17日 大阪・厚生年金会館大ホール (主催:FM大阪)
- 1月19日 名古屋・名古屋市公会堂 (主催:中部日本放送)
- 1月22日 東京・新宿厚生年金会館大ホール (主催:文化放送、ウドー音楽事務所)
- 1月23日 東京・新宿厚生年金会館大ホール (主催:文化放送、ウドー音楽事務所)
- 招聘元:ウドー音楽事務所 協力:キング・レコード 協賛:マックスウェル・ブレンディ
- 来日メンバー
- アンドリュー・ラティマー - Guitar, Vocal
- アンディ・ウォード - Drums
- リチャード・シンクレア - Bass, Vocal
- メル・コリンズ - Sax, flute
- デイブ・シンクレア - Keyboards
- ヤン・シェルハース - Keyboards
- 来日メンバー
- 招聘元:ウドー音楽事務所 協力:キング・レコード 協賛:マックスウェル・ブレンディ
演奏曲目
1980年 I Can See Your House from Here Tour(リモート・ロマンス・ツアー)(Japan Tour '80)
- 1月24日 名古屋・愛知県勤労会館 (主催:中部日本放送)
- 1月25日 大阪・フェスティバルホール (主催:FM大阪)
- 1月26日 東京・渋谷公会堂 (主催:文化放送、ウドー音楽事務所)
- 1月27日 東京・新宿厚生年金会館大ホール (主催:文化放送、ウドー音楽事務所)
- 1月28日 東京・中野サンプラザホール (主催:文化放送、ウドー音楽事務所)
- 招聘元:ウドー音楽事務所 協力:キング・レコード 協賛:マックスウェル・ブレンディ
- 来日メンバー
- アンドリュー・ラティマー - Guitar, Vocal
- アンディ・ウォード - Drums
- コリン・バス - Bass, Vocal
- ヤン・シェルハース - Keyboards
- キット・ワトキンス - Keyboards, flute
- 来日メンバー
- 招聘元:ウドー音楽事務所 協力:キング・レコード 協賛:マックスウェル・ブレンディ
演奏曲目(1980年1月28日(月) 東京・中野サンプラザホール)(1980年1月の来日公演最終日)
- Intro
- Echoes
- Unevensong
- Song Within a Song
- Hymn to Her
- Neon Magic
- Rhayader
- Rhayder Goes to Town
- Migration
- Preparation
- Dunkirk
- Rainbow's End
- Ice
- Who We Are
- Your Love is Stranger Than Mine
- Never Let Go
- ----- アンコール -----
- Wait
- Nobody Knows(Jungle Fever)(演奏最初の途中、ベースアンプのトラブルで演奏中断。ベースアンプの復旧後、再度、演奏曲最初から演奏)
- Luna Sea(この曲は、1980年来日時の最終公演日のみ演奏された)
1992年 Dust And Dreams Tour(ダスト・アンド・ドリームス・ツアー) *東京、大阪、名古屋でのライブハウス(スペース)系の会場での開催。
- 8月21日 東京・CLUB QUATTRO
- 8月23日 大阪・CLUB QUATTRO
- 8月24日 名古屋・CLUB QUATTRO
- 8月26日 東京・CLUB QUATTRO
- 招聘元:
- 来日メンバー
- アンドリュー・ラティマー - Guitar, Vocal
- コリン・バス - Bass, Vocal
- ミッキー・シモンズ - Keyboards
- ポール・バージェス - Drums
- 来日メンバー
- 招聘元:
演奏曲目
1997年 Harbour Of Tears Tour(ハーバー・オブ・ティアーズ・ツアー) *東京、大阪、名古屋、川崎でのライブハウス(スペース)系の会場での開催。
- 3月16日 大阪・BANANA HALL
- 3月18日 大阪・BANANA HALL
- 3月19日 名古屋・THE BOTTOM LINE
- 3月21日 東京・ON AIR WEST
- 3月22日 川崎・CLUB CITTA'
- 招聘元:
- 来日メンバー
- アンドリュー・ラティマー - Guitar, Vocal
- コリン・バス - Bass, Vocal
- フォズ・パターソン - Keyboards
- デイヴ・スチュワート - Drums
- 来日メンバー
- 招聘元:
演奏曲目
2000年 Rajaz Tour(ラージャーズ・ツアー) *東京、大阪でのライブハウス(スペース)系の会場での開催。
- 9月4日 大阪・梅田ヒートビート
- 9月6日 東京・赤坂BLITZ
- 9月7日 東京・赤坂BLITZ
- 9月8日 東京・渋谷Deseo
- 招聘元:
- 来日メンバー
- アンドリュー・ラティマー - Guitar, Vocal
- コリン・バス - Bass,Vocal
- ギー・ルブラン - Key
- デニス・クレメント - Ds
- 来日メンバー
- 招聘元:
演奏曲目
日本に於けるライブ録音放送[編集]
- 1979年(昭和54年)**月**日(*) **:** - **:** NHK-FM「***********」 番組進行:渋谷陽一 ゲスト:**** (放送日時 番組名などの詳細は不明だが、一説によると、1979年夏頃に、同時期に来日した、ストラングラーズとキャメルの来日時のライブの模様を、渋谷陽一とゲストの****で、2週に別けて(又は、2時間番組として(途中、ニュース等が挟まれ)それぞれ1時間番組として放送した可能性があると思われるが定かではない。 (キャメルの来日公演の放送での解説中には、ストラングラーズとキャメルを比較した番組進行役やゲストの発言があるので))
- 1979年1月23日(火) 東京・新宿厚生年金会館大ホール 収録 (放送での、ライブ演奏楽曲の放送順は、実際の来日公演の演奏順ではない。ライブ録音放送中の「Tell Me」〜「The Snow Goose From "La Princesse Perdue"」では、『番組での「おせっかい」』(番組の解説中に、渋谷氏が紹介)として、演奏曲中に女性ナレーターによる「スノー・グース」の物語のナレーションがされている)
- 放送曲目(解説など)
- 解説:渋谷陽一 他
- Echoes
- 解説:渋谷陽一 他
- Tell Me *放送される曲中にナレーションあり
- The Snow Goos From Medley *放送される曲中にナレーションあり
- Great Marsh *放送される曲中にナレーションあり
- Rhayader *放送される曲中にナレーションあり
- Rhayader Goes to Town *放送される曲中にナレーションあり
- Song Within a Song *放送される曲中にナレーションあり
- Medley:Sleeper〜Supertwister〜White Rider *放送される曲中にナレーションあり
- The Snow Goose From "La Princesse Perdue" *放送される曲中にナレーションあり
- 解説:渋谷陽一 他
- Never Let Go
- 解説:渋谷陽一 他
- 放送曲目(解説など)
- 1979年1月23日(火) 東京・新宿厚生年金会館大ホール 収録 (放送での、ライブ演奏楽曲の放送順は、実際の来日公演の演奏順ではない。ライブ録音放送中の「Tell Me」〜「The Snow Goose From "La Princesse Perdue"」では、『番組での「おせっかい」』(番組の解説中に、渋谷氏が紹介)として、演奏曲中に女性ナレーターによる「スノー・グース」の物語のナレーションがされている)
- 1980年(昭和55年)4月20日(日) 21:00 - 21:55 FM東京「ゴールデン・ライブ・ステージ」 番組進行:青木誠
- 1980年(昭和55年)1月27日(日) 東京・新宿厚生年金会館大ホール 収録
- 番組冒頭、会場で流されたオープニング音楽をバックに、番組パーソナリティの青木誠による収録日、収録場所や、来日メンバー紹介と、合わせてステージ上での楽器の配置位置の紹介、番組前半に放送する曲目名紹介。(「Neon Magic」の後、CMが入る)CM後、BGMで「Uneven Song」(同日に収録のライブ録音よりと思われる、曲の中盤部分から)を流しながら、バンドの略歴、リリースしたレコードタイトルの紹介、番組後半に放送する曲目名紹介。
- 放送曲目
- Echoes
- Hymn To Her
- Neon Magic
- (CM)
- Selection From "THE SNOW GOOSE"
- Wait
- Nobady Knows(Jungle Fever)
- 放送曲目
備考補足[編集]
プロレスラー/格闘家の前田日明は、試合の入場テーマ曲に『ヌードの物語 - Mr.Oの帰還 -』収録の楽曲「Captured(キャプチュード)」を使用していた。自身が持つプロレス技のオリジナル・スープレックスにも「キャプチュード」と名付けた。これは前田が若手時代に所属したプロレス団体「新日本プロレス」の試合中継を行なっていたテレビ朝日の制作チーム選曲担当が、プログレッシブ・ロックの楽曲をレスラー入場曲に数多く使用していた経緯で、前田の凱旋帰国の頃に「Captured」を採用したのが始まり。
キャメル・メンバーのアンドリュー・ラティマーは、来日の際、そのエピソードを聞かされ、今では認知をしている[2]。
脚注[編集]
- ^ 【インタビュー/後編】キャメルが2016年5月来日。アンドリュー・ラティマーが日本を語る - Yahoo
- ^ a b c 【インタビュー/前編】キャメルが2016年5月来日。アンドリュー・ラティマーが日本を語る - Yahoo
- ^ 英プログレバンドCAMEL、16年ぶり単独来日公演 - @ぴあ
- ^ a b c d e f g h CAMEL | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される。