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キングダム (漫画)

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キングダム
ジャンル 伝奇武侠中国時代劇
戦国時代 (中国)
青年漫画
漫画
作者 原泰久
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 2006年9号 -
発表期間 2006年1月26日 -
巻数 既刊62巻(2021年7月現在)
ゲーム:キングダム 一騎闘千の剣
ゲームジャンル 3Dバトルアクションゲーム
対応機種 PlayStation Portable
開発・発売元 コナミデジタルエンタテインメント
メディア UMD
プレイ人数 1 - 3人
発売日 2010年11月25日
レイティング CEROB(12才以上対象)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画ゲームアニメ
ポータル 漫画・ゲーム・アニメ

キングダム』は、原泰久による日本漫画。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2006年9号より連載中。

第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞作品である。2021年7月時点で累計発行部数は8300万部を突破している[集 1]。2008年に集英社運営の『VOMIC』にて全8回のラジオドラマが放送された。2010年11月にはコナミデジタルエンタテインメントからPlayStation Portable用ゲームが発売された。

2011年11月にテレビアニメ化が発表され、2012年6月から2013年2月にかけて第1シリーズが、2013年6月から2014年3月にかけて第2シリーズが放送された。2020年4月より第3シリーズが放送中[1]

2018年4月の第50巻達成を記念して実写映画化が発表され[2]、2019年4月に劇場公開された。2020年5月29日には映画続編の制作が発表された[3]

概説

古代中国の春秋戦国時代末期における、戦国七雄の戦争を背景とした作品[4]。中国史上初めて天下統一を果たした始皇帝と、それを支えた将軍李信が主人公。2013年、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した[5]

作者の原泰久は漫画家に転身する前のサラリーマン時代に経験した「組織」の美学を当該作品に注ぎ込んでいる旨を明かしている。その意気込みは「もし学生でデビューしていたら、キングダムは描けなかった。社会人経験は大きかったと思います」と断言するほどのものである[6]

当初は人気が出ず、それで歴史も勉強しなおすなど苦闘して、いいものを描いている自信があった。しかし、アンケートで最下位になり、連載打ち切りの候補になった。行き詰って、それで以前、アシスタントをしていて師匠と仰ぐ井上雄彦に相談すると一言「話はこれでいい、ただ主人公の信の黒目が小さい」とアドバイスを受けた。それで絵よりストーリーに重点を置いていたそれまでの姿勢を改め、絵に向き合った。そして、黒目を大きくすると、バランスを取るため全体のタッチや構成も変化し、単行本でなら第4巻あたりから躍動感のある絵になり、人気が出て初の読者アンケート1位になった[7]

あらすじ

紀元前3世紀、500年の争乱が続き未だ統一されない、古代中国春秋戦国時代末期を舞台として、後に始皇帝となる第31代秦王・嬴政との武将である主人公・信の活躍を中心に描く。信は後の大将軍李信であることがあらかじめ明かされている。

秦国統一編【1巻 - 40巻】

王都奪還編【1巻 - 5巻】

王弟反乱 - 嬴政との邂逅(1巻 - 5巻)
時は紀元前、中華最西の国・に信と漂という2人の戦災孤児の少年がいた。2人は下僕の身分でありながら、「天下の大将軍」を目指し日々修行に明け暮れていた。そんな中漂は、秦国大臣・昌文君に見出だされ仕官を果たす。
だが1ヶ月後、漂が深手を負った状態で信の元に戻り、信に地図と大将軍の夢を託し命を落とす。地図に書かれた場所に向かった信は、その先で第31代秦王・嬴政と出会う。政は弟の成蟜と秦左丞相・竭氏の反乱により玉座を追われるも昌文君と影武者となった漂の手により逃げ延び、だが刺客によって漂は致命傷を追わされる。その刺客が追ってくるも信が討ち取り、その後河了貂の手引きにより追っ手から逃がれる。その最中、政は漂が影武者になる時の決意を伝え、信はへの漂の思いと大将軍となる夢のため、戦乱の世に身を投じるのだった。
その後、3人の元へ刺客が現れ政を狙うも信が討ちとり、昌文君達とも合流する。そして玉座の奪還を狙う一行は山の民の助力を求め、政は山の王・楊端和と会談する。政はその中で「中華統一」を豪語して楊端和の心を動かし説得に成功、助力を獲得した政達はついに成蟜と竭氏のいる秦国王都・咸陽へと向かう。
山の民と政達は王宮内に潜入し城門の前で開戦、その門を突破し広場へ突入する。それに対し竭氏の副官・肆氏の下敵軍が迎え撃つ中、広場の敵軍を食い止める囮部隊とその隙に成蟜、竭氏の首を狙う別動隊の二手に分かれ、別動隊は2人のいる本殿に通じる回廊を進む。だが「人斬り長」左慈が待ち構えており、信は左慈に挑む。闘いの末に左慈は討たれ本殿に到達するが、化猿・ランカイが襲い掛かる。信や山の民達はそれに応戦、信の一刀によりランカイは戦闘不能となり、竭氏は討たれ成蟜も本殿を脱出する。そんな中広場の戦場に「秦の怪鳥」大将軍・王騎が乱入し政に問いかけ、その答えに満足したのか王騎は去る。脱出した成蟜も気絶させられ反乱軍も降伏したことで、反乱は終結した。

蛇甘平原編【5巻 - 7巻】

蛇甘平原の戦い - 信の初陣(5巻 - 7巻)
3ヶ月後の始皇二年の拠点・滎陽に向け秦大将軍・麃公を総大将に15万の軍勢が侵攻する。信はそれに従軍し、尾平、羌瘣らと作った伍と共に進軍する。だが魏軍総大将・呉慶により丸城が落とされ、さらに魏軍が滎陽から討って出るなど秦軍は後手後手に回る。そして両軍は蛇甘平原兵数、地の利で劣り劣勢となる。
信の所属する第4軍も遅れて到着し、魏軍に対し突撃、信は敵の防陣に風穴を開けるなど活躍する。だが魏の装甲戦車隊の突撃により秦軍歩兵は甚大な被害を出す。そんな中信は周辺の兵を率いて戦い、羌瘣の策もあり奮戦。それを聞いた麃公は全騎馬隊を第4軍の元に派遣、千人将・縛虎申は魏軍副将・宮元の布陣する丘を目指し突撃する。縛虎申は致命傷を追いながらも丘を登りきり、宮元と刺し違えたことで秦軍は丘を奪取する。
秦軍が丘への布陣を急ぐ中、そこへ突如敵歩兵を蹴散らし現れた王騎。信は王騎との会話の中で、戦場に置ける武将の存在の大きさを知る。そんな中呉慶本軍に向けて麃公本軍が突撃、麃公は壁隊の援護や信の活躍により呉慶のいる本陣へと到達、一騎討ちとなる。呉慶は奮闘するも、麃公の力を前に敗れ討ち取られる。
呉慶討死により魏兵は戦意喪失し秦軍は勝利するが、滎陽奪取には至らず秦軍は帰国の途につく。そして信は帰国後、武功により百人将に昇進する。

刺客急襲編【8巻 - 10巻】

秦王暗殺計画 - (8巻 - 10巻)
3ヶ月後のある夜、昌文君の協力者が何人も暗殺される事態が起こる。昌文君一派は警戒を強めるが、刺客の真の狙いは政であった。翌晩蚩尤ら数々の刺客団が放たれ、その事を昌文君に伝えた肆氏は政の護衛に信を王宮に送り込む。
信は一刺客団を破った後政と合流、王だけが知る秘密の通路から脱出を図るがその通路は塞がれていた。その時蚩尤・羌瘣らが現れ、信と羌瘣は対峙する。信は羌瘣に対し苦戦するも、戦場を共にした信の言葉は羌瘣の心をかき乱す。そんな中更に刺客がが現れ、隊形を組み襲ってくる。それに対し信と羌瘣は一時休戦し、羌瘣は舞うかような剣技・巫舞で敵の大半を討つも、体力の消耗により力尽きる。そして昌文君達が到着したことで刺客を撃退する。
終結後、発覚した首謀者の名は呂不韋であった。この事は政陣営に大きな衝撃を与え、対応策を協議する中呂不韋陣営が帰還する。政陣営は軍総司令・昌平君、猛将・蒙武、法の番人・李斯、元丞相・蔡沢といった呂不韋四柱ら大物ばかりを率いて参内した呂不韋に、圧倒的な力の差を見せつけられる。政陣営は忍耐を余儀なくされるも対抗するために肆氏ら竭氏残党を吸収し、着実に力をつける。
河了貂は信と共に戦場に行くために軍師になることを決意し、昌平君の軍師学校に入学、蒙毅らと共にそこで兵法等を学ぶ。また、信は最後の六大将軍・王騎の元へ教えを乞いに行く。そして王騎は信に無国籍地帯の平定を指示、信と貂の修業の日々は続く。

馬陽編【11巻 - 16巻】

馬陽防衛戦 - 王騎の死(11巻 - 16巻)
始皇三年2月、秦大将軍・蒙驁を総大将に20万の軍勢がに侵攻、蒙驁軍は快進撃を続け1月の間に11もの城を落とす。だがその隙を付かれ三大天・龐煖を総大将に12万の軍勢が馬央、そして馬陽に侵攻する。秦はそれに対し王騎を総大将、蒙武を副将に急遽編成した10万の軍勢を向かわせる。修行を終えた信はそれに従軍、信の元王騎直属の特殊百人部隊が結成される。そして両軍は馬陽南方の地・乾原で激突する。
そこで初戦を迎えた信率いる百人隊は王騎に「飛信隊」の名を授けられ、特命により、趙将軍・馮忌を討つ。王騎が隊名を与えた意味を知らされた信は、将軍への道を垣間見た。
蒙武軍の活躍もあって趙将軍・趙荘の采配を悉く上回る王騎であったが、総大将の趙国三大天・龐煖との決着のために、罠を承知で軍を進める。龐煖は妻となるはずだった秦国六大将軍・を討った因縁深き相手だった。
本軍同士が激突、総大将同士が一騎討ちを戦う最高潮の中、突如秦軍の背後に未知の新手が姿を見せる。率いるのはもう一人の趙国三大天・李牧であった。一転して死地に追い込まれた秦軍、一瞬の隙を突かれて王騎も致命傷を負う。
信に背負われ激戦の末脱出に成功した王騎は、信に自らの矛を託し、皆に多くのものを残してこの世を去る。

山陽編【17巻 - 24巻】

幕間 - 秦趙同盟の成立(17巻 - 18巻)
始皇四年、王騎亡き後、諸国に国境を侵され始める中、三百人隊に増強された飛信隊は各地を転戦。そんな中、呂不韋の画策により趙国宰相が秦を訪れる。その宰相は李牧であり、秦趙同盟という土産を携えていた。同盟成立後の宴席で李牧と直接話す機会を得た信は、李牧を戦場で倒すことを宣言した。
信や同じく三百人隊である玉鳳隊隊長・王賁、楽華隊隊長・蒙恬といった若き将が武功を重ねていく一方、咸陽では政陣営の元に政の母・大后のいる後宮から白紙の書簡が届く。突然の接触に政陣営は戸惑うが、翌朝政は大后の元へ赴き、打倒呂不韋の協力を要請する。返答は「可」であったが、大后は裏で呂不韋と密通をしていた。その事実を知った宮女・向は大怪我を負わされながらもその事を政に伝え、それを知った政は攻勢へと転じた。
山陽攻略戦 - 廉頗の猛威(18巻 - 23巻)
始皇五年、秦趙同盟の効果は早くも現れ、魏国要衝・山陽の奪取を目的とした、対魏侵攻戦が開始される。総大将は白老の異名を持つ秦国大将軍・蒙驁。遠征軍に加わった飛信隊は玉鳳隊、楽華隊と競い合いながら功を挙げていく。
秦軍の前に立ちはだかった魏軍は、元趙国三大天・廉頗に率いられていた。廉頗の登場で全中華が注目する中、秦魏両軍は決戦の火ぶたを切る。六大将軍級と評される王翦桓騎の両名を副将に擁する秦軍と、廉頗四天王が率いる魏軍の間で交わされる激戦の中、信は廉頗四天王・輪虎を討ち取り、戦功第三位の大功を挙げる。
ついに相対した総大将同士の一騎討ちの中、蒙驁は六将と三大天の時代の終焉を廉頗に告げる。自らの存命を理由にそれを否定する廉頗であったが、輪虎を討ち取った信から王騎の最期を聴き時代の流れを悟る。敗北を認めた廉頗は信に六大将軍と三大天の伝説を塗り替える唯一の方法を教え、堂々と去って行った。
戦後まもなく飛信隊は帰路に付き、その最中羌瘣は姉同然であった羌象の仇を取るべく、飛信隊を一時離脱する。また論功行賞では、信は正式に千人将へと昇格した。
幕間 - 山陽平定(23巻 - 24巻)
戦後山陽の平定を命じられた飛信隊であったが、軍略の要たる羌瘣が不在のため苦戦を続け再降格の危機に陥る。だが河了貂の加入により救われ、山陽平定に活躍する。そして山陽平定後、秦は山陽を東郡へ改称すると宣言した。
一方咸陽では、嫪毐が大后の元へ送り込まれたことにより呂不韋陣営が拡大、呂不韋は相国に就任した。これを受け政は成蟜一派を解放し呂不韋打倒に協力させる。そして空席となった丞相の席には、右丞相に昌平君、左丞相に昌文君が就任する。これにより政陣営は確かな実権を手に入れた。
秦の山陽奪取・東郡宣言により生まれた新たな情勢に対し、李牧は戦国四君にして宰相・春申君と会談しその後魏へも赴くなど、不穏な動きを続けていた。

合従軍編【25巻 - 34巻】

合従軍襲来 - 函谷関攻防戦(25巻 - 30巻)
始皇六年、突如六国から同時侵攻を受け、自国城塞を次々と失陥するという凶報が咸陽へもたらされた。秦の本営に立て直す間も与えぬ破壊力を示し、かつ進撃を止めぬ侵攻軍。これこそ、李牧が画策し、発動させた多国籍連合・合従軍であった。
を離脱させたが一国で五ヶ国全てを迎え撃つために、秦国の本営は防衛線を一切放棄、国門・函谷関での集中防衛に国運を賭けた。
開戦初日には信が趙軍の将軍万極を、騰が楚軍の将軍臨武君をそれぞれ討ち取る活躍を見せた。2日目以降は合従軍は楚軍の将軍である媧燐による献策により、主力を温存し消耗戦による秦軍の疲弊を狙い、その後に全軍総攻撃を仕掛け函谷関を落とす策が進められていた。
15日目に全軍による総攻撃が行われた。各所で行われた死闘によって、秦軍大将軍の張唐が韓軍による毒兵器によって瀕死の状態になるも、桓騎軍ら共に僅かな軍勢を引き連れ、韓軍本陣を奇襲し韓国大将軍・成恢を討ち取るとその後に死去した。一方楚軍と対峙していた・蒙武連合軍は激しい戦いの末、蒙武が汗明を討ち取り、そのままの勢いで汗明軍を半壊させる活躍を見せた。だが媧燐の二重三重に張り巡らせた策により、函谷関が開門寸前にまで陥るも、将・オルドを出し抜いた王翦の活躍により函谷関を守り切ることに成功した。
合従軍襲来 - 蕞防衛戦(31巻 - 33巻)
北門の函谷関では秦軍の奮戦もあって凌ぎきるも、南門の武関から咸陽に至る南道沿いの城が次々と陥落するという不測の事態が発生。この軍の正体は国都・咸陽を陥落させるべく電撃戦を開始した、李牧が自ら率いる別働軍であった。この動きを察知した麃公軍の猛追が間に合うも、龐煖との一騎討ちの末に麃公を討たれ、飛信隊や麃公兵ら残された者は咸陽へと向かった。
その頃、呂不韋が不穏な画策をするなど内外から危機の迫る咸陽を、南道最後の拠点蕞で防衛すべく、政は自ら出陣する。蕞に辿り着いた信達敗残軍は政達と合流。政は蕞の住民達を奮い立たせて皆兵とし、李牧軍と激しい攻防戦を繰り広げる。奮闘空しく城門が突破されるが、そこに密かに救援を要請した楊端和ら山の民が現れ形勢逆転し、信は龐煖と対峙し死闘の末彼を撃退し李牧軍を撤退させて蕞を守り抜いた。
そして合従軍はこの敗北が決定的となり函国関より完全撤退を余儀なくされ、一路反転して斉へと攻め込んだのち解散した。一方論功行賞では、信は三千人将へと昇格した。
幕間 - 羌瘣の仇討ち(33 - 34巻)
国の危機を脱した秦国では戦災復興と国境防備の再編に忙殺。一方、列国でも李牧や春申君ら合従軍を主導した要人らが遠征失敗の責により左遷され、国体の変化を遂げつつあった。
その頃、飛信隊を離脱して久しい羌瘣は、仇敵・幽連の居所を突き止め、決戦の地へ乗り込む。幽連含む幽族に羌瘣は襲われ、大いに苦戦するも飛信隊の繋がりが彼女の力となり敵討ちに成功し、羌瘣は再び飛信隊へと戻った。始皇七年に蒙驁が危篤状態となり、信と蒙恬が駆けつけた。蒙驁は二人に自身の半生を語り、彼らに激励の言葉を送り、そのまま死去した。

王弟謀反編【34巻 - 35巻】

成蟜の変(34巻 - 35巻)
始皇八年、合従軍以来、久しく無かった敵国侵攻を退けた屯留から、突如「王弟謀反」の凶報が咸陽にもたらされた。
自ら立ち上がった成蟜の人間的成長を認める政としてはにわかに信じがたく、政陣営の予想通り、王弟謀反は呂不韋と屯留代官・蒲鶮の策謀によるものだった。
この事態を解決すべく飛信隊と壁軍が成蟜救出の命を受け出陣、屯留を奪還するも一歩間に合わず成蟜は信に政を託し落命。

著雍編【35巻 - 37巻】

著雍攻略戦(35巻 - 37巻)
戦災復興と防備の再編を経て、再び攻勢に移った秦国は、山陽に続く魏国の要衝・著雍奪取に狙いを定めた。騰へその任が下ると、独立遊軍の玉鳳隊と飛信隊へも増援招集がかかった。
しかし、ただでさえ堅固な著雍防衛網に、呉鳳明を急遽呼び寄せてまで要衝の防衛強化に努める魏軍に苦戦。そこで北方の王翦軍に増援を求めようとしようにも、王翦軍と対峙中の趙軍まで招き入れてしまう懸念から、現有戦力だけでの継戦を騰は決断。
王賁の献策で三方から一斉に攻め込む秦軍だが、その魏陣営には、かつての秦国六将や趙国三大天と並びうる魏国大将軍・魏火龍七師の旗が翻っていた。
大いに苦戦を強いられるも玉鳳隊と飛信隊の奮戦によって存命する魏火龍の三将のうちそれぞれ紫伯、霊凰を討ち取り、著雍奪取に成功。信と王賁は大功により五千人将に、羌瘣は三千人将に昇進。

毐国動乱編【37巻 - 40巻】

嫪毐の乱(37巻 - 40巻)
奪取した著雍を、山陽と並ぶ不退転の要地として要塞化するのに莫大な資金を必要とする難題は、に隠棲していたはずの太后が後宮による負担を突如申し出てきたことで解決を見出した。ただし、その見返りに北の辺地・太原での暮らしと、その地方長官へ有能なる宦官・嫪毐を据えろとの要求を、大王派ばかりか相国派でさえも呑むこととなった。
ところがやがて千・万規模で守備兵を引き抜かれた著雍では、魏軍の襲来対応に忙殺される。引き抜かれた守備兵たちの転出先は太原。そればかりか「毐国」と国家を僭称した太原では、中央政府からの勧告の使者すら取り合わぬ始末。秦内外から人や資金を続々と入手し、国家としての体裁を整えていく毐国への対応に秦は手をこまねいていた。
始皇九年、とうとう政が成人、内外に向けた正式な王としての宣言であり、大王派と相国派の長きに亘る暗闘に終止符を打つ「加冠の儀」を迎える。しかし、その儀式を厳かに執り行えるほど、国内情勢は穏やかではなかった。加冠に乗じ、毐国が反乱を起こす。しかもその乱は秦を乗っ取るため呂不韋が仕組んだものであった。
三者三様の思惑が複雑に絡み合う中、咸陽では反乱を知った飛信隊が蕞兵と共に防戦に当たる。内では呂不韋と舌鋒を交わす政は自らの信じる道を示し、その大器を呂不韋に認めさせ、決着を咸陽の戦いに委ねる。
呂不韋一派の妨害もあり飛信隊ら防衛軍は咸陽防衛に大いに苦戦するも、呂不韋陣営を離脱した昌平君率いる援軍が敵軍大将・戎翟公ワテギを討ち、反乱軍は撃退。9年におよぶ呂不韋との争いに完全勝利した。
長年の政争はついに決着。ようやく国内をまとめた政はいよいよ、国家総動員で戦い抜ける限界年数の「15年」で中華統一を成す大構想を信に明かす。

新章・中華統一へ【41巻 - 】

黒羊編【41巻 - 46巻】

黒羊丘の戦い(41巻 - 45巻)
最初の標的は魏国要所・衍氏。昌平君は山の民という切り札を早くも晒し、秦国の新たな戦略を内外に示した。一方楚国では、考烈王春申君の両名が立て続けに死去。長年に渡り楚国を支えて来た両名の死により、国が大きく揺れ動く不安定な状態になってしまった。
始皇十年、飛信隊は桓騎軍5万と共に趙国の黒羊へ侵攻。だがそこはは城が無く、大森林の中で森林にある五丘の丘を取り合うという複雑な戦場。そこへ最後の三大天に最も近いと言われる慶舎と離眼城主の知られざる名将・紀彗が立ちはだかる。それに対し、飛信隊は己と全く異質な桓騎軍の指揮下で戦いに臨む。
地の利を生かした趙軍に苦戦を強いられるも、信は激戦の末慶舎を討ち取ったが、紀彗は慶舎の死を隠してなおも徹底抗戦をする構えを見せる。だがその時、桓騎による非道な作戦が密かに行われる。
桓騎によって黒羊丘を占領し、結果的に大勝利を収めた。その戦いで慶舎を討ち取る大功を立てた信だったが、桓騎軍との刃傷沙汰で武功取り消しとなる。その後、黒羊丘の守備を楽華隊と交代し、内地へ帰還。
幕間 - 斉王との会談(45巻 - 46巻)
その頃、蔡沢の手引きによって斉国の王と李牧が密かに咸陽へ訪れた。まず斉王との密談で、中華統一が空論ではない訳を問われた政は新たな統治方法を示して、斉王を感嘆させ、非公式の口約束ながら、斉王から事実上の降伏宣言を勝ち取る。
だが、その後の李牧による謁見の場では「七国同盟」を提案されても一蹴。それを宣戦布告と受け取った李牧は、滅ぶのは秦国だと宣言して咸陽を去る。
内地へ戻った飛信隊は、三ヶ所で募兵を行う。その過酷な入隊試験で、秦国唯一の中華十弓であった蒼源の子、蒼仁と蒼淡の兄弟を含めた選りすぐりの新兵千人を増員した。
咸陽では、統一後の法の作成のため昌文君は李斯を招き入れる。昌平君は趙西部に複雑な防衛網の構築が続くことにより十五年での中華統一は困難と判断し、李牧を出し抜くために敢えて趙国王都・邯鄲の喉元のを一気に狙うという、軍の全滅もあり得る奇策を献言し、政はそれを決断した。

鄴編【46巻 - 60巻】

鄴攻略戦 - 出征(46巻 - 48巻)
始皇十一年、総大将・王翦に楊端和、桓騎を各軍の大将とする、総勢20万を超える三軍連合軍を鄴攻略に向けて派兵。咸陽を発つ際、信は見送る政から長年預けていた王騎の矛を受け取り、信はそれを携えて鄴に向けて出陣する。
趙では連合軍の出陣を知った李牧らが秦を迎え撃つべく準備をしている最中に、燕からオルドが率いる軍が侵攻して来た事を知り、趙は秦と燕両国の迎撃に当たる事になる。李牧はオルド軍が青歌に向かっていると知ると、無名ながらも三大天を担う事の出来る実力がありながら三大天の任命を断った、青歌城城主・司馬尚に燕軍の迎撃を任せた。李牧は秦軍の動向を探っていた副官・舜水樹からの情報により、秦の本当の狙いが鄴ということに気がつく。
飛信隊と山の民により趙国国門といえる列尾を半日で陥落させたが、李牧により仕掛けられた列尾の秘密に気付いた王翦は、昌平君による戦略の破綻を悟る。王翦はその後密かに、列尾から僅かな兵を引き連れて、鄴を自身の目で見に行く。鄴をその目で見た王翦は鄴が力技では落とせないと分かると、新たに鄴を落とすための、列尾を放棄する事で兵站を断ち、全軍で王都へ攻め込み、軍の兵糧が尽きる前に鄴を落とすという新な策を即興で練り上げる。列尾を越えた連合軍は、橑陽一帯から集めた軍に対し楊端和軍をぶつける。鄴を落とすための必要な下地作りを二軍と玉鳳、楽華、飛信隊の三隊の三軍に命じて鄴を包囲した。
一方の趙では、悼襄王の身勝手で邯鄲からの援軍に頼れず、窮地の鄴を一撃で救い得るほどの軍は橑陽軍と閼与軍の2つのみ。李牧は舜水樹に橑陽軍を任せ、自らは閼与軍を率いて出陣。対する王翦は鄴の包囲と橑陽軍と閼与軍以外の迎撃を桓騎軍に任せると、橑陽軍と対峙する楊端和軍へ壁を援軍に向かわせて彼らに橑陽軍を任せ、自らは李牧が指揮するであろう閼与軍を迎撃に出た。王翦軍に組み込まれた飛信隊・玉鳳隊・楽華隊も李牧を討つべく戦場、朱海平原へ転進する。
朱海平原の戦い - 開戦(48巻 - 51巻)
朱海平原での一日目には趙軍右翼の紀彗軍を討つべく、飛信隊は秦軍左翼の麻鉱軍・楽華隊と連携して優位に戦況を進めるが、李牧の奇襲により王翦左翼軍の指揮官・麻鉱将軍を討たれたことでたちまち劣勢に陥った。壊滅寸前にまで陥った麻鉱軍を、機転で立て直させた蒙恬は、その手腕と戦術眼を王翦が大いに認め、蒙恬を臨時将軍に昇格させて左翼軍大将に命じた。
一方、橑陽では楊端和率いる山の民と壁率いる秦軍が当初は圧倒していたが、舜水樹が到着すると、舜水樹は軍を橑陽城まで撤退することを決断。橑陽城まで撤退することで、橑陽城城主・ロゾ一族が率いる異民族・犬戎族による援軍が加勢することになり、彼らによる加勢で戦は膠着状態に陥る。
朱海平原戦二日目、秦軍右翼の亜光軍・玉鳳隊は元趙国三大天・藺相如配下・藺家十傑の趙峩龍、李牧の副官・馬南慈、元慶舎の副官・岳嬰と対峙する。玉鳳隊は岳嬰、趙峩龍の挟撃を受け窮地に陥るも、王賁はその二隊の間を抜けて馬南慈軍の横陣の角に突撃、逆に亜光軍との挟撃を掛けて大打撃を与えた。
朱海平原戦三日目、秦軍右翼のへの合流命令を受けた中央予備軍の飛信隊は新たに藺家十傑筆頭の尭雲の加わった趙軍左翼と対峙、飛信隊は尭雲軍と対峙し、互角以上の戦いを繰り広げる。そんな中元々、兵糧に不安のあった秦軍では、橑陽で壁が預かる兵糧の大半を焼かれてしまう。李牧は算出させた鄴の残りの兵糧が、秦軍よりも上回っていると判断し、長期戦に持ち込んで自壊させることを目論む。
橑陽攻防戦 - 王たる王(51巻 - 53巻)
趙軍左翼の猛攻を何とか凌ぐ朱海平原では、九日目に尭雲と馬南慈によって王翦右翼の将軍・亜光が意識不明の重体となる。だが、その代わりに信は慶舎の仇討ちに燃える岳嬰を討ち取ることに成功する。
橑陽では兵糧が尽きかけていることで楊端和は総攻撃を決断。壁も失態を挽回するために主攻の一つを願い出る。ロゾの息子達を討つなど攻勢だった山の民と壁軍だったが、舜水樹とロゾに見抜かれて、総戦力での迎撃に遭い、散り散りとなる。楊端和は執拗に狙われる中、自らを囮とすることによって別動隊による大逆転を画策し、ロゾを壁が討ち取った。そして残存の犬戎族を従属させた楊端和は、橑陽城を接収した。敗北した舜水樹ら趙軍は秦軍の退路を断つべく列尾へ撤退する。
朱海平原の戦い - 覚醒(53巻 - 55巻)
朱海平原では、岳嬰を討っても変わらぬ劣勢で、大将不在の状態にも関わらず本陣からの指示も無く、そのうえ兵糧まで尽きかけて、士気も著しく低下し、絶望的な状況に陥る秦軍右翼。万策尽きかける中、十一日目の夜に信を呼び出した王賁は、両隊を覚醒させることを訴える。そして翌日の十二日目で、隊長からの渾身の檄により覚醒した飛信隊・玉鳳隊は、趙軍左翼を圧倒し大きく後退させる。この一報に、王翦の中央軍も前進を始め、朱海平原の戦況が大きく動く。趙軍左翼も反撃を受けた十三日目には王賁が尭雲によって瀕死の状態に追い込まれ、その夜に右翼では、状況を好転するために右翼の大将を信にする決断をした。そのころ鄴では、鄴が包囲される前に密かに負傷した民に化けて、鄴に侵入していた王翦の兵士によって、鄴の兵糧庫が焼かれてしまい、兵糧の殆どを失ってしまう。十四日目には右翼で飛信隊の決死の突撃の末、信が趙峩龍を討ち取り、趙軍の左翼に大きな打撃を与えることに成功した。一方でその夜、蒙恬の陣営では突如三大天・龐煖の単独夜襲を受け蒙恬、蒙毅を育てた胡漸副官が討死にする。
朱海平原の戦い - 決戦(56巻 - 58巻)
十五日目の朱海平原中央では、兵糧難を察して守備に徹することで秦軍を干上がらせる算段の李牧だったが、肝心の鄴で兵糧の殆どを焼かれた報告を受けて方針を大転換。目前の王翦軍を撃破し、そのまま鄴を包囲している桓騎軍を四散させ鄴を開放させる必要性に迫られた李牧軍が、いよいよ王翦の本軍と会戦。独自の戦術によって王翦軍に苦戦を強いるも、戦術の謎を解いた王翦によって互角の戦況に戻される。その間、右翼では王賁が尭雲を討ったことで趙軍左翼を突破し、そのまま李牧軍への挟撃を仕掛けるも、趙軍も傅抵・馬南慈が王翦軍に挟撃を仕掛け、さらに蒙恬軍と紀彗軍も中央に駆け付けて激しい攻防戦となる。飛信隊が李牧を目前にまで迫ったその時、龐煖が立ちはだかる。信は因縁の決着を果たすべく煖と一騎打ちを繰り広げ、死力を出し尽くしてついに龐煖を討ち取った。しかし、限界を超えた信はそのまま倒れてしまうが、羌瘣の決死の蘇生術で復活を果たす。李牧は龐煖の死を見届けると鄴を解放すべく、朱海平原から撤退して全軍で鄴へと向かった。
鄴攻略戦 - 李信将軍誕生(58巻 - 59巻)
鄴を解放しに向かった李牧軍を精鋭部隊で追撃する王翦軍。一方、鄴では兵糧が無くなった事で難民らによる暴動が発生していた。王翦軍からの追撃を何とか凌いだ李牧軍は鄴に辿り着いたが、桓騎軍の前に鄴を解放出来ず、難民らによってとうとう鄴の城門が開門されてしまい、それを待っていた桓騎軍によって鄴は陥落する。
陥落した鄴へ入城した秦軍であったが、肝心の兵糧の問題が解決しておらず、今度はそのまま李牧軍に兵糧攻めに遭う。秦国から鄴へ兵糧を輸送しようとするが、黄河を渡っての輸送を読まれて失敗し、輸送出来ずにいた。しかし、鄴を包囲していた李牧は王命によって、朱海平原敗戦の責により邯鄲へと連行される。そんな中、王翦は兵糧問題を前もって予想しており、秦国とは逆の斉国から事前に兵糧を買って斉国に兵糧を輸送してもらう事で問題を解決した。そして鄴と橑陽と列尾を繋げるべく騰軍が列尾に向けて出陣した。列尾では李牧の投獄と斬首されると知った扈輒と舜水樹は、李牧を救うべく全軍を王都圏北側へ撤退させる決断をするのであった。これによって秦軍は当初の目標であった、鄴を含む趙国の王都圏南側を得たのであった。
咸陽に凱旋した信だが、政から将軍になるためには姓が必要だと聞かされ、姓を決める最中に漂がかつて「李」の姓を持っていたことを知り、自身も李にすることを決め、「李信」と名乗ることを決めた。そして論功行賞で蒙恬や王賁らと共に将軍へと昇進した。
幕間 - 趙国内乱(59巻 - 60巻)
趙の王都・邯鄲では、李牧の処刑前に李牧の救出を目論む李牧の腹心らと悼襄王らの派閥による内乱状態になっていたが、李牧の処刑前日に悼襄王が何者かによって毒殺される。悼襄王の死後に次期趙王の太子嘉によって李牧が解放されるが、悼襄王の遺言によって次期趙国王は太子嘉ではなく、末子遷が指名される。李牧と太子嘉らは遷の派閥により、刺客や追手を差し向けられ、命を狙われるがなんとか邯鄲を脱出した。嘉と別れた李牧らは今後のことを見据えて、司馬尚がいる青歌城へ向かった。
始皇十二年、秦では河南の城で隠居していた呂不韋の元にかつて政に敗れた各残党達が集結し、朝廷を脅かすほどの大勢力となっていた。これを受け政は自ら河南に向かい呂不韋と対談、呂不韋はこの事態の原因を自身を殺さない政にあるとし、その優しさがいずれ弱点にも成り得ると進言する。そして河南は自身が責任を持って鎮めると伝えるも一向に行われず、咸陽は呂不韋から河南とその財を取り上げる命を下すも、呂不韋は自殺したとの報が入る。だが呂不韋らしき人物が河南を出て流浪の旅へと出ていた。

什虎編【60巻 - 62巻】

什虎城攻略戦(60巻 -61巻)
邯鄲攻略を目指す秦であったが、秦軍はその前の防衛線すらも抜けずにいた。そこで昌平君は魏へ、楚の重要拠点・什虎を合同で攻略しその什虎を魏へ譲渡するのを条件に三年間の同盟を打診する。そして蒙武は什虎へ向けて進軍、それに対しかつて楚に滅ぼされた小国の残党達で構成された什虎軍が出陣し、両軍は月地平原で激突した。蒙武は突撃し中央の総大将・満羽と交戦。そこへ騰軍が参戦し玄右、千斗雲に攻撃する。さらに将軍となった項翼・白麗も媧燐の命令で参戦し、録嗚未軍に攻撃する。秦軍は窮地に陥るも、呉鳳明率いる魏軍が秦魏同盟を了承し参戦したことで両軍仕切り直しとなる。
戦いは秦軍、魏軍が楚軍を挟撃するも楚軍を崩すには至らず、そこで呉鳳明は秦軍を主攻、魏軍を助攻とする。それにより秦魏軍が優勢となり、騰軍が楚軍の本陣を落とし寿胡王を捕縛したことで勝利する。さらに什虎城も井闌車を用いた魏軍別動隊により陥落したことで、楚軍は城の奪還を図ること無く楚国王都・郢へと退却していった。
羌礼の来訪(61巻 - 62巻)
魏との同盟により秦は対魏に当てていた兵を邯鄲攻略に当て、そこに全力を注ぎ始めた。前線地帯の中でも楽華隊は剛将・愛閃が、玉鳳隊には亜花錦が加わったことで攻勢を見せる一方、飛信隊は松左を失い羌瘣が信を蘇生して以来不調となったことで苦戦続きとなる。そんな中偵察隊から、羌瘣が各戦線に現れているという情報が伝えられる。そして尾平隊が敵に囲まれ窮地に陥った時、突如羌瘣に似た格好の人物が現れ敵兵を皆殺しにする。その人物は羌瘣の妹分と名乗る現蚩尤の羌礼であった。
羌礼は半ば強引に飛信隊に加入するが、軍律違反を重ねたことで隊員達は我慢の限界が来ていた。一触即発の状況となるが、現れた羌瘣によりその場は収まる。だが羌礼の目的は羌瘣を殺すことであり、羌瘣が回復する3日後に果たし合いを挑んだ。そして3日後、果たし合いの中で羌瘣は羌礼を闇から救おうとする。それにより羌礼は姉妹同然の羌識の死に際を思い出し泣き崩れる。その後羌礼は迷惑を掛けた人に謝罪し、飛信隊に正式に加入する。その後飛信隊は調子を取り戻し、再び前線を押し上げる。
六大将軍復活 - 武城・平陽攻略編(62巻-)
始皇十三年、秦でかねてより計画されていた六大将軍が復活した。蒙武、騰、王翦、楊端和、桓騎の五将が任命され、六人目は見合う将がいないため空席とされた。また秦の誕生に関わるとされる黄金の六翼を持つ天の使いの像が造られ、六将の「徵」として五将に預けられた。
六将復活は秦が中華統一へと最終的な舵を切ったことを六国に宣告するものであり、その最初の標的である趙に向け王翦、楊端和、桓騎の三名が出陣、邯鄲の喉元に位置する武城、平陽の攻略を目指し侵攻を開始した。

登場人物

本作の主要登場人物は史記に登場する実在の人物がモデルとなっている。史記にてしばしば悪役として描かれる始皇帝について、原は執筆を「始める前には始皇帝が悪いイメージの人だった」と語っている。しかし史記の研究本を読み、違う見方を見出した[8]

原は史実を捻じ曲げないよう気を付けているが、史実に記載がないものを予想で描く際、例えば羌瘣を女性キャラとして描いているが「『史記』に男とは書いてないよね」というスタンスだとインタビューで語った[9]

原はキャラクターへの感情移入が大きいことで知られる。2016年10月30日放送の「情熱大陸」では、尾平の「みんなあいつと一緒に命かけて戦いてぇんだ」(479話「尾平の叫び」)を描く際、何度も眼鏡をとり涙を拭きながら描いていたシーンはファンの共感を得た[10]

信→李信(しん→りしん)
声 - 森田成一 / 演 - 山崎賢人
主人公。戦争孤児で下僕の出ながらも漂と共に「天下の大将軍」を目指す。漂の死を経て政と出会い、王都奪還に尽力。その後初陣での活躍で飛信隊が結成。隊を率いて数々の戦で武功を重ね、大将軍への道を駆け上がる。
漂(ひょう)
声 - 福山潤 / 演 - 吉沢亮
信の親友であり、信と共に「天下の大将軍」を目指し修業を重ねる。そんな中政の影武者という大任をこなすも深手を負う。死の間際、信に二人の夢を託し政と引き合わせる。
嬴政(えいせい)
声 - 福山潤 / 演 - 吉沢亮
第三十一代秦王にして後の始皇帝。戦乱の世を終わらせるべく中華の統一を志し、王弟に奪われた玉座の奪還、そして呂不韋から実権を取り戻すべく政権争いを繰り広げる。
河了貂(かりょうてん)
声 - 釘宮理恵 / 演 - 橋本環奈
山民族・梟鳴の末裔。信や政と出会い、共に行動をする内に仲間となる。そして彼らと同じ所に立つべく軍師となり、飛信隊の軍師として活躍する。
羌瘣(きょうかい)
声 - 日笠陽子
伝説の刺客一族・蚩尤の一員。姉同然の羌象を殺され、その仇をとるべく旅をする。その最中に出た戦で信と出会い、その後飛信隊の副長として武功を重ねる。
王騎(おうき)
声 - 小山力也 / 演 - 大沢たかお
かつて昭王の元、六大将軍として数多の戦場で猛威を振るった。昭王の死後引退するが、政に王の器を見て再び戦場に復帰する。彼の存在は、信を始め多くの者に影響を与えた。
李牧(りぼく)
声 - 森川智之
趙の新三大天として王騎などを討った軍略家。その翌年には宰相も就任し、国の重要な案件にも携わる。李牧は趙を守る為中華統一を目指す秦の最大の障壁として立ち塞がる。
呂不韋(りょふい)
声 - 玄田哲章
元は一介の商人ながら、その財力と頭脳で秦の丞相、そして相国まで登り詰めた男。秦の実権を握り、政の前に立ち塞がる。
王賁(おうほん)
声 - 細谷佳正
玉鳳隊を率い、優れた槍術と軍略の才で武功を重ね、大将軍を目指す。王家の嫡男でありプライドが高く、度々信と衝突する。
蒙恬(もうてん)
声 - 野島裕史
蒙驁の孫で蒙武の息子。飄々とした性格だが楽華隊の隊長としてその優れた軍略の才で活躍し、武功を重ねる。


用語

戦国七雄

王朝衰退後の五百年におよぶ動乱を経て生き残ったの七か国を指す。ただし山奥などの僻地には、これらのいずれにも属さない極めて小規模な国(徐など)も残っている[注 1]

秦(しん)

中華西端の大国。首都は咸陽。昭王の代に六大将軍の働きによって大きくその勢力を伸ばした、七国中でも一、二を争う強国。その強大振りから、一時期は「西帝」とよばれた程である。作中でも天下統一を狙い活発な軍事活動を続けてはいるが、昭王時代よりも武威には陰りが見える。荘襄王の代に丞相となった呂不韋が国の実権を握っており、大王派との間で政争が続いていたが、嬴政の加冠の儀の際における政変により、大王派が実権を取り戻している。歩兵における什伍の制度に代表されるように、七国中最も論功行賞の制度が確立されている。

六大将軍(ろくだいしょうぐん)
昭王によって「戦争の自由」という権利を与えられた秦の6人の大将軍[注 2]。彼らの存在によって、かつての秦は中華で最も危険な国とされていたが、昭王亡き後はその名を継ぐ者が現れず、その武の威光は失われている。呂不韋によると、六大将軍制は常に兵糧や兵士の補充を必要とし、国に著しい負担を与え、また独立色を強める制度のために謀反の恐れが常に付きまとうとされ、昭王と六将の間にあった鉄の忠誠心があってこそ成り立っていたという。構成員は白起を筆頭として王騎王齕胡傷司馬錯。唯一存命していた王騎も作中で没した。始皇十三年に、政により六代将軍制の復活を宣言。蒙武王翦楊端和桓騎の5人が任命されたが、6人目は他の5人と比肩する者がまだいなかったため空席となっている。
飛信隊(ひしんたい)
初陣での戦果で信が百人将となった時に発足した特殊部隊で、発足初戦の馬陽戦において王騎から「飛信隊」の名を授かる。
発足当初は一癖も二癖もある荒くれの百姓を中心とした特殊百人隊で、渕、羌瘣の2人を副長としていた。百姓ゆえに軍装も充分に整わぬばかりか、騎馬や弓に長けた配下など皆無に等しく、剣と槍に頼った白兵戦で戦っていた。馬陽後には三百人隊へと増員され、さらに山陽攻略戦では進軍中に特例として臨時千人隊へと増員、増員された隊員は元郭備隊の隊員であり、郭備隊副長の楚水を副長に加えた。本戦では輪虎を討ち取り、その功で正式に千人将として認可されるも羌瘣が一時離脱。そのため策略を練ることの出来る人物がいなくなり苦戦が続く状態であったが、後に河了貂が軍師として参入し改善した。
対合従軍戦では万極を討ち、麃公から兵千人を補給され実質二千人隊となった。対合従軍戦後の論功行賞によって三千人隊へと増員し、元麃公軍の岳雷率いる五百人を加える。彼らは後に乱戦特化兵「飛麃」と呼ばれるようになった。成蟜の反乱の頃には隊に復帰した信が四千人将、さらに羌瘣も千人将へと昇進し五千人隊となっている。著雍攻略戦では霊凰を討ち、本陣を落とした功により信が五千人将、羌瘣も三千人将へと昇進し八千人隊となった。黒羊戦後に元桓騎軍であった那貴とその一家が新しく飛信隊に加入し、さらに新たに募兵を行い選りすぐりの千人の新兵が加わる。
鄴攻略戦では岳嬰、趙峩龍さらには龐煖を討ち取り、信(李信)が将軍、羌瘣が五千人将に昇進し合わせて一万五千人の軍となり、その後羌礼が加入する。
剛力(ごうりき)
羌瘣が考案した対騎馬戦法。伍二組で十人が固まって盾を構える陣形で、突撃して来る騎馬を一丸と壁になって防御する。上手く受ければ敵騎馬を弾いて落馬させることが出来るが、その分反動も大きく負傷者も出やすい。
玉鳳隊(ぎょくほうたい)
王賁の初陣と共に、百人隊として発足した特殊部隊で、番陽を副長としている。山陽攻略戦では三百人隊として臨み、進軍中に特例として臨時千人隊へと増員、戦後に正式に千人将として認可される。その後山陽平定の功で二千人将に昇進。合従軍戦で王賁は臨時で五千人の指揮を任され、戦後に三千人将に昇進する。著雍侵攻戦の頃には王賁は四千人将となっており、さらに関常率いる千人隊の増援を加え五千人隊となり著雍戦を臨む。そして紫伯を討ち取り、その功で王賁は五千人将に昇進する。鄴攻略戦では秦軍右翼で活躍しさらに尭雲を討ち取り将軍へと昇進、一万の軍となりさらに亜光軍から三千騎を率いて亜花錦が移籍したことで更なる活躍をする。
龍指(りゅうし)
撓る様な軌道で槍を突く王賁の槍術の一つ。
龍巣(りゅうそう)
目に留まらない速さで突き続ける王賁の槍術の一つ。
楽華隊(がくかたい)
蒙恬率いる特殊部隊で胡漸、陸仙を副長としている。韓侵攻戦で蒙恬は千人将となったが祖父蒙驁により三百人隊に留め置かれる。山陽攻略戦では進軍中に特例として臨時千人隊へと増員、戦後に正式に千人隊として認可される。対合従軍戦で蒙恬は臨時で五千人の指揮を任され、戦後に二千人将に昇進、嬴政加冠編後の時点では四千人将となっている。鄴攻略戦の時点では五千人将となっており、開戦初日に秦軍左翼の危機を救ったことで臨時将軍に任命される。その後蒙恬の親代わりで副長の胡漸を失うが、戦後正式に将軍へと昇進、一万の軍となりさらに蒙武軍から剛将・愛閃が移籍したことで更なる活躍をする。
後宮(こうきゅう)
秦において三千人を超える宮女と宦官から成る城で、宮女のほとんどが名家の出であることから、それらを束ねたならば絶大な力を要するとされる。呂不韋でさえ手を出しあぐねる強大な勢力であり、政陣営と呂氏陣営の争いにも不干渉を貫いていた。しかし、実際は長の太后が呂不韋と手を結んでおり、裏から支援していた。
三大宮家(さんだいみやけ)
太后の下で後宮を仕切る三侍女の後ろ盾となっている実力者。氾家、介家、了家の三氏。
宦官(かんがん)
去勢した官吏。男子禁制の後宮で唯一出入りが認められている男性の官吏であり、一様に縦に開いた覆面を被っている。

魏(ぎ)

中華の中央部に位置する国。首都は大粱。天下統一を狙う秦にとって中原進出の障害となっており、当面の標的国である。軍事力は秦に劣るものの、趙・韓と連携することで対抗している。生真面目な国民性で、兵も命令に忠実で粘り強い。中華最強を自負する装甲戦車隊を持ち、原野戦を得意とする。

魏火龍七師(ぎかりゅうしちし)
魏王安釐王の時代に魏軍にて矛戟を振るった七人の大将軍。軍旗にそれぞれの個人名の一文字に火龍の印をあしらった物を用いている。秦の六大将軍や趙三大天と並ぶ英雄とされるものの、その中の1人呉慶以外が突如としめ表舞台から姿を消したために、そこまで名を広めることができなかった。表向きには五人が病、一人は戦傷が元で死去となっているが、実際は呉慶を除いた六人が二派に別れて同士討ちを行い、生き残った三人は十四年間投獄されていた。作中では呉慶が麃公に討たれ、呉鳳明の働きで解放された生き残りの三人も著雍戦で霊凰と紫伯が戦死。凱孟のみ存命。構成員は呉慶・霊凰・凱孟・紫伯・太呂慈・晶仙・馬統の七人。その後什虎編までに呉鳳明が任命される。

趙(ちょう)

中華の中央北部に位置する国。首都は邯鄲。仇敵の間柄である西の秦・東の燕に挟まれており、特に秦に対しては長平の戦い以降、根深い恨みを抱えている。かつての軍の要であった三大天が潰えて転換期を迎えたものの、新たに三大天に任命された李牧が、宰相としても国の中枢を担う。武霊王以来の伝統を誇る騎馬隊が精強。

三大天(さんだいてん)
趙を支え、六大将軍や魏火龍七師と戦いを繰り広げた三人の大将軍。任命された軍には「大天旗」という旗が掲げられる。王騎によると、その華々しい戦歴は三大天の異名と共に国内外の人々の頭に強烈に焼き付いており、大天旗一つで士気が跳ね上がるという。当初の構成員は廉頗藺相如趙奢だったが、唯一存命していた廉頗の出奔後しばらくは適任者不在で、趙の武威は衰えた。李牧・龐煖を新たに抜擢して、再び武威を示しているが、鄴編で龐煖が戦死し李牧も投獄されたことで再び任命者がいなくなる。
輪動(りんどう)
廉頗四天王・輪虎が考案した騎馬戦法。二つの騎馬隊から繰り出す突撃戦法で、それぞれの騎馬隊が車輪のように左右対称に旋回しながら進んで敵陣の中央を広げるように徐々に削り、それによって手薄になった中央に一気に突入する。強力だが負担が大きい。
武神(ぶしん)
三大天・龐煖の自称。蚩尤族によると「荒ぶる神」を元々身の内に宿す者のことを指し、武の道を極めることに全てを費やす求道者の一族。ただ一族といっても血の繋がりは無く、素質のある子供をさらって後継者として育てている。基本的に深山に籠って修行に明け暮れ、時折実力を確かめるために人里へ降りては無差別に勝負を挑むという行為を繰り返す。劇辛によると馬陽付近の山々には求道者が潜み住み、たびたび武神と称して村に降りて「悪さ」を働くが、それを劇辛が何度か斬っていたという。だが龐煖はそれらとは別格で、龐煖は劇辛を圧倒し片腕で一刀両断にしている。

楚(そ)

中華南部に位置する、領土が中華全土のおよそ半分にもおよぶ大国。首都は。秦と並んで二大強国に数えられる。その国土の広大さから兵の動員力は七国の中で最大。しかし東西に延び切った長大過ぎる防衛線により燕を除いた五カ国に備えなければならないため、他国への侵攻には慎重な構えを取っている。製鉄技術の先進国としても知られる。

什虎軍(じゅうこぐん)
かつて祖国を滅ぼされながらもその後も楚軍と戦い続けてきた亡国の残党で構成された異質の軍団。祖国が滅ぼされた後も幾度も楚軍と戦い続け、楚軍を相手に敗れなかったため楚国が諦めて、彼らの生存を許した。寿胡王曰く什虎軍は楚軍であって楚軍にあらず、什虎軍は楚軍と戦い続けそれらを返り討ちにしてきた怪物達だが、楚の策略で全てを失い、我らは何も背負うものを持っていないという。春申君により秦・魏・韓・楚の四カ国にとっての大重要拠点・什虎を与えられ、そこを根城としている。

燕(えん)

中華の東北部に位置する辺境国。他国にあまり情報が流れておらず、未知の部分が多い。様々な異民族と交流があり、彼らによって構成された特殊な部隊を擁する。

斉(せい)

中華の東部に位置する国。かつては「東帝」と呼ばれる程の全盛期を誇ったが、燕の楽毅を始めとした合従軍に撃ち破られ衰退した。しかし衰退してなお列国から「東の大国」として畏怖されている。

韓(かん)

中華の中央部に位置する、七国中最も領土が小さく軍も弱い小国。西の秦からの侵攻を受けているが、その立地的重要性から趙・魏の援軍を受けることで、秦軍を退けている。

その他の勢力、異民族

毐(あい)
大后の指示により嫪毐の元に造られた国家。
徐(じょ)
趙・魏・楚が隣接する国境地帯にある小さな国家。城一つ分だけの領土しかないが、趙・魏・楚の三国にあらゆる情報を流して生業としている。その存在は宰相以上の地位の者しか知られていない。
山の民(やまのたみ)
秦よりさらに西にある深い山々に住む民族の総称。幾多の民族に分かれており、それらの盟主となった者を平地の人々は「山の王」と呼ぶ。民族ごとにデザインの違う面を被り、腰布を巻きつけただけといった簡易的な格好ではあるが、断崖絶壁を利用した城を築くなど、その技術力は非常に高い。かつての秦王・穆公は彼らと盟を結んでいたが、穆公亡き後一方的な盟の断絶を受けて山に追いやられた。これ以降、秦国に根深い恨みを抱いていたが、穆公にだけは現在でも敬意を払っている。かつてはのちに秦王・嬴政と山の王・楊端和との間に盟を結ぶこととなり、蕞の戦いで救援に来たことで確かな同盟関係となり、秦国の一大勢力となる。
馬酒兵(ばしゅへい)
山の民の部隊。穆公と盟を結び、その後秦国との戦争で秦に援軍として現れた山の民のことを指す。名前の由来は、穆公の軍馬を勝手に殺して食らった際、馬に合う酒を振る舞われた恩を返すために援軍として訪れたことから。わずか三百人の戦士で数千もの兵を蹴散らし、さらには敵本陣の晋王を捕えてしまうほどの高い戦闘能力を持つものの、その戦い方は味方された秦兵ですら背筋を凍らすほどに凄惨であったという。
北の騎馬民族(きたのきばみんぞく)
中華の北に住む民族であり、山民族のようにいくつかの民族に分かれている。山の民ですら桁違いと評する戦闘民族であり、彼らと国境を面する秦・趙・燕は長城を築いて防御に徹している。現在判明している民族は「月氏」「匈奴」「東湖」の三つ。
犬戎(けんじゅう)
物語開始より約五百年前に君臨していた周王朝を滅ぼしたと伝えられる騎馬民族。周王朝を滅ぼした後中華への定住に失敗し、大半は北へと流れて「匈奴」に変貌したとされる。一部は太行山脈を縄張りとして中華に残り、趙国建国後橑陽の地と城を与えられ実質治外法権の領域となっている。ロゾ一族による恐怖政治が行われていたが端和率いる山民族軍との戦いでロゾ一族は全滅し、端和に吸収された。燕国の劇辛軍の主力を担う「毒犬」部隊もこの一族の者たちで構成されている。橑陽に住む一族は犬を模した鎧と長刀の様な武器を使い、毒犬部隊は重装とランスの様な武器を使う。

武器・兵器

(ほこ)
一兵卒から大将軍まで幅広く使われている長柄の武器。作中では現実の矛の形状とは異なり、薙刀のような形状をしている。
緑穂(りょくすい)
羌瘣が使う剣。
莫耶刀(ばくやとう)
項翼が使う中国五大宝剣の一振りの曲刀。妖刀として名高く伝説視されており、項翼が手に入れた経緯は不明。
吹き矢(ふきや)
河了貂、ムタや一部の刺客が使う武器。矢に毒を塗り殺傷力を高める。
井闌車(せいらんしゃ)
櫓に車輪が付いた攻城兵器。王賁が山陽攻略戦の時に使用するが、近利関攻めで信が他の秦兵達を扇動して大勢乗ったせいで車輪が破損する。合従軍編では、魏軍総大将・呉鳳明が函谷関攻略のために特大の井闌車を設計して二台投入するが、一台を桓騎によって燃やされる。
戦車(せんしゃ)
主に魏国が所有する兵器。数頭の馬が荷車を引き、車軸には刃が付いており、荷車には弓兵・長柄兵が搭乗する。その圧倒的な突撃力で歩兵を轢殺する。
火兎(かと)
主に桓騎軍が使用する笛。彼らが野盗時代から使われた物で、笛の意味は「絶体絶命・完全包囲」であり、これが吹かれると桓騎兵達は一斉に戦いを止めて我先にバラバラに逃走を開始し、味方が転倒しようが敵に襲われようが無視して逃げ続ける。しんがりもないため一方的に敵に追撃されるが、誰かが襲われている分だけ他が逃げる時間稼ぎとなり、しんがりが無いことが却って敵に大将の居所を掴めなくする利点がある。桓騎曰く「なんだかんだでこの逃げ方が1番多く生き残る」という。

刺客

蚩尤(しゆう)
千年以上昔から闇世界で恐れられてきた特異体質を持つ幻の一族。山々に点在する十九氏族の中から、常に一人の女が祭(さい)と呼ばれる過酷なしきたりの末にその名を継ぐ。元々は司祭の類である巫女一族であったが、時代の流れの中で異形の変化を遂げていったとされる。達人が駆使する奥義はその名残か、舞うような剣技「巫舞(みぶ)」と呼ばれる。
巫舞(みぶ)
人の秘められた力を引き出すため、蚩尤の十九氏族ごとに異なる拍子で舞い、呼吸法によって自らを変性意識状態にする(作中では「荒ぶる神」を身に堕とすとされる)奥義。その際の陶酔で意識を遠のかせることで、あらゆる感覚を活性化させて、常人離れした剣技を駆使するため、蚩尤以外の人間には使うことができないという。その力量は「長さ」や「深さ」で表され、深い者ほど強いが、深く落とすほどその反動も大きく、解けるとまともに戦うことすら困難になるなど欠点もある。巫舞状態の使い手には周囲の物の動きがゆっくりに感じ、やがて飛んでいる虫ですら止まって見えるという。さらに羌瘣の場合は、青く澄んだ水の中にいるような感覚に陥り、そのままゆっくりと底の見えない深部へ沈んでいくという。意識を遠のかせる妨げとなるのが現世のしがらみや感情であるため、それらを強制的に断ち切る目的で蚩尤の先人たちが考案したのが、しきたり“祭”であった。その祭を経た幽連は、呼吸法と神堕としの舞による「助走」無しでも素の状態のまま、即座に巫舞同然の境地に入れる極意を体得した。
朱凶(しゅきょう)
赤黒い服装をした刺客一族であり、暗殺200年の歴史を持つ。二百年以上前には蚩尤に仕えた一族であった。
堅仙(けんせん)
暗器の使用に長ける刺客集団。登場した人物は全て肩にかかるくらいまで髪を伸ばしている。
号馬(ごうま)
集団での陣形による技に長ける刺客集団。登場した人物は全て髪を後ろで束ねている。
赫力(かくりき)
気を外に練り、刃物をも通さぬ肉体と剛拳で闘う刺客集団。登場した人物は全て禿頭。

反響

  • 2012年5月18日よりWEB上で1人1コマずつ約1000人でキングダム単行本第26巻の内容を描き上げるファン参加企画「ソーシャルキングダム」が行われた。ゲストの荒木飛呂彦井上雄彦本宮ひろ志やアニメの出演声優、それ以外に一般からもプロの漫画家が参加した。2012年6月13日に一旦完成となった[11]
  • 2012年10月10日から12月24日まで東京国立博物館で開かれる「中国 王朝の至宝」展において森田成一と釘宮理恵が、それぞれの演じる信・河了貂として会場の音声ガイドを務めることが発表された[12]
  • 2015年10月より作者である原泰久の出身地 佐賀県三養基郡基山町(さがけんみやきぐんきやまちょう)のふるさと納税の返礼品としてキングダムグッズの取り扱い開始[13]
  • 2015年10月に、WEB上でキングダムキャッチコピー大賞の募集が行われ、大賞には、「僕たちは今、千年に一度の漫画を読んでいる。」(茅ヶ崎の塾講師)が選ばれ、単行本第41巻の帯とヤングジャンプ2016年第9号の表紙にそれぞれ掲載された。優秀賞には、「三度の飯よりキングダム」(パッキャオの友人)、「うちの奥さん、春秋戦国時代から帰ってこない。」(陽介&美帆)、「前には夢が、隣には仲間が。」(めかなぎ)が選ばれ、原泰久特別賞には、「課金後」(ヘアスタイリスト)が選ばれた。
  • 2015年5月28日「雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!」(テレビ朝日)の放送にて、『なぜハマる?キングダム芸人 』というくくりにて放送された。
  • 2016年、連載10周年を記念して、実写特別動画が制作され、信役を山﨑賢人が務めた。動画は4月18日より特別サイト上にて3分の動画として配信開始され、4月19日にフジテレビ系列「有吉弘行のダレトク!?」にて、60秒バージョンのテレビCMとして放送された[14]。また、龐煖は五城健児、羌瘣は山本千尋が演じている[15]

展覧会

  • 週刊ヤングジャンプでの連載10周年を迎えるにあたって、2016年7月30日から2016年9月4日の間、作者原泰久の故郷佐賀でキングダム展が開催された。 展覧会では、複製原画や作中に登場する「王騎の矛(ほこ)」などの復元品などが展示された。
  • 長崎ランタンフェスティバル2019とのコラボ企画により、フェスティバル各種でイベントが行われ、長崎孔子廟会場では2019年2月5日から2019年2月19日の間キングダム展が開催される。

書誌情報

漫画本編

  • 原泰久 『キングダム』 集英社ヤングジャンプ・コミックス〉、既刊62巻(2021年7月16日現在)
    1. 「無名の少年」2006年5月24日発行(5月19日発売[集 2])、ISBN 978-4-08-877079-6
    2. 「将軍への道」2006年8月23日発行(8月18日発売[集 3])、ISBN 978-4-08-877129-8
    3. 「王都咸陽」2006年11月22日発行(11月17日発売[集 4])、ISBN 978-4-08-877171-7
    4. 「嘲笑う王弟」2007年2月24日発行(2月19日発売[集 5])、ISBN 978-4-08-877213-4
    5. 「最初の城」2007年5月23日発行(5月18日発売[集 6])、ISBN 978-4-08-877259-2
    6. 「伍の戦い」2007年7月24日発行(7月19日発売[集 7])、ISBN 978-4-08-877289-9
    7. 「将の才力」2007年10月24日発行(10月19日発売[集 8])、ISBN 978-4-08-877336-0
    8. 「過去」2007年12月24日発行(12月19日発売[集 9])、ISBN 978-4-08-877361-2
    9. 「千年の名」2008年3月24日発行(3月19日発売[集 10])、ISBN 978-4-08-877409-1
    10. 「六大将軍」2008年6月24日発行(6月19日発売[集 11])、ISBN 978-4-08-877462-6
    11. 「王騎出陣」2008年9月24日発行(9月19日発売[集 12])、ISBN 978-4-08-877504-3
    12. 「飛矢」2008年12月24日発行(12月19日発売[集 13])、ISBN 978-4-08-877563-0
    13. 「天災」2009年3月24日発行(3月19日発売[集 14])、ISBN 978-4-08-877611-8
    14. 「友」2009年6月24日発行(6月19日発売[集 15])、ISBN 978-4-08-877663-7
    15. 「真打ち」2009年9月23日発行(9月18日発売[集 16])、ISBN 978-4-08-877715-3
    16. 「天下の大将軍」2009年12月23日発行(12月18日発売[集 17])、ISBN 978-4-08-877771-9
    17. 「李牧、咸陽へ」2010年3月24日発行(3月19日発売[集 18])、ISBN 978-4-08-877819-8
    18. 「奇貨居くべし」2010年6月23日発行(6月18日発売[集 19])、ISBN 978-4-08-877873-0
    19. 「千人将」2010年8月24日発行(8月19日発売[集 20])、ISBN 978-4-08-879015-2
    20. 「曲者」2010年11月24日発行(11月19日発売[集 21])、ISBN 978-4-08-879057-2
    21. 「将器」2011年2月23日発行(2月18日発売[集 22])、ISBN 978-4-08-879101-2
    22. 「あの時代」2011年5月24日発行(5月19日発売[集 23])、ISBN 978-4-08-879141-8
    23. 「論功行賞」2011年8月24日発行(8月19日発売[集 24])、ISBN 978-4-08-879184-5
    24. 「相国」2011年11月24日発行(11月19日発売[集 25])、ISBN 978-4-08-879223-1
    25. 「迫り来る合従軍」2012年2月22日発行(2月17日発売[集 26])、ISBN 978-4-08-879268-2
    26. 「王騎が認めた男」2012年5月23日発行(5月18日発売[集 27])、ISBN 978-4-08-879330-6
    27. 「人間全て」2012年8月22日発行(8月17日発売[集 28])、ISBN 978-4-08-879390-0
    28. 「陥落の危機」2012年11月24日発行(11月19日発売[集 29])、ISBN 978-4-08-879455-6
    29. 「至強」2013年2月24日発行(2月19日発売[集 30])、ISBN 978-4-08-879521-8
    30. 「麃と飛」2013年4月9日発行(4月4日発売[集 31])、ISBN 978-4-08-879560-7
    31. 「政、語りかける」2013年7月24日発行(7月19日発売[集 32])、ISBN 978-4-08-879609-3
    32. 「開く城門」2013年10月23日発行(10月18日発売[集 33])、ISBN 978-4-08-879681-9
    33. 「不抜」2014年1月22日発行(1月17日発売[集 34])、ISBN 978-4-08-879736-6
    34. 「別の道」2014年4月23日発行(4月18日発売[集 35])、ISBN 978-4-08-879782-3
    35. 「剣と盾」2014年7月23日発行(7月18日発売[集 36])、ISBN 978-4-08-879867-7
    36. 「新生玉鳳隊」2014年10月22日発行(10月17日発売[集 37])、ISBN 978-4-08-890027-8
    37. 「これからの戦国」2015年1月24日発行(1月19日発売[集 38])、ISBN 978-4-08-890098-8
    38. 「新しい国」2015年4月22日発行(4月17日発売[集 39])、ISBN 978-4-08-890141-1
    39. 「人の本質」2015年7月22日発行(7月17日発売[集 40])、ISBN 978-4-08-890230-2
    40. 「敗北の巨星」2015年10月24日発行(10月19日発売[集 41])、ISBN 978-4-08-890277-7
    41. 2016年1月24日発行(1月19日発売[集 42])、ISBN 978-4-08-890347-7
    42. 2016年4月24日発行(4月19日発売[集 43])、ISBN 978-4-08-890396-5
    43. 2016年7月24日発行(7月19日発売[集 44])、ISBN 978-4-08-890471-9
    44. 2016年10月24日発行(10月19日発売[集 45])、ISBN 978-4-08-890512-9
    45. 2017年1月24日発行(1月19日発売[集 46])、ISBN 978-4-08-890571-6
    46. 2017年4月24日発行(4月19日発売[集 47])、ISBN 978-4-08-890622-5
    47. 2017年7月24日発行(7月19日発売[集 48])、ISBN 978-4-08-890701-7 
    48. 2017年10月24日発行(10月19日発売[集 49])、ISBN 978-4-08-890759-8
    49. 2018年1月24日発行(1月19日発売[集 50])、ISBN 978-4-08-890839-7
    50. 2018年4月24日発行(4月19日発売[集 51])、ISBN 978-4-08-890890-8 
    51. 2018年7月24日発行(7月19日発売[集 52])、ISBN 978-4-08-891071-0 
    52. 2018年10月24日発行(10月19日発売[集 53])、ISBN 978-4-08-891116-8
    53. 2019年1月23日発行(1月18日発売[集 54])、ISBN 978-4-08-891188-5 
    54. 2019年4月24日発行(4月19日発売[集 55])、ISBN 978-4-08-891254-7 
    55. 2019年8月24日発行(8月19日発売[集 56])、ISBN 978-4-08-891341-4
    56. 2019年11月24日発行(11月19日発売[集 57])、ISBN 978-4-08-891402-2
    57. 2020年3月24日発行(3月19日発売[集 58])、ISBN 978-4-08-891506-7
    58. 2020年6月24日発行(6月19日発売[集 59])、ISBN 978-4-08-891599-9
    59. 2020年9月23日発行(9月18日発売[集 60])、ISBN 978-4-08-891659-0
    60. 2020年12月23日発行(12月18日発売[集 61])、ISBN 978-4-08-891735-1
    61. 2021年4月24日発行(4月19日発売[集 62])、ISBN 978-4-08-891843-3
    62. 2021年6月21日発行(6月16日発売[集 1])、ISBN 978-4-08-892030-6

総集編・その他

  • キングダム総集編I 〈無名の少年〉 - 2010年7月27日発売
    収録内容
    『キングダム』第1話 - 第22話
    読切『金剛』
    読切『馬酒兵三百』
  • キングダム総集編II 〈王都の奪還〉 - 2010年8月10日発売
    収録内容
    『キングダム』第23話 - 第47話
    読切『李牧』
    読切『蒙武と楚子』
  • キングダム 公式ガイドブック 英傑列紀 - 2012年8月17日発売
    収録内容
    キャラクター&エピソード解説
    原泰久×安彦良和スペシャル対談&原泰久ロングインタビュー
    キャラクター原案スケッチ&秘蔵ネーム集
  • キングダム 公式ガイドブック 覇道列紀 - 2016年1月19日発売
    収録内容
    キャラクター&エピソード解説
    作者が語るキャラクター&エピソード秘話
    スペシャル対談2本
    原泰久×ケンドーコバヤシ
    原泰久×水野良樹いきものがかり
    週刊少年ジャンプ』2013年24号掲載の出張版読切
  • キングダム 公式ガイドブック 戦国七雄人物録 - 2021年7月16日発売

ゲーム

コンシューマーゲーム

キングダム 一騎闘千の剣
PlayStation Portable用ソフト。2010年11月25日にコナミデジタルエンタテインメントより発売。公称ジャンルは「中国歴史大アクション」。

モバイルゲーム

キングダム 激突パズル無双
iOS用アプリ。2012年12月17日にコナミデジタルエンタテインメントより配信開始。ゲーム内に課金アドオンがあるが、ソーシャルゲームではない。ジャンルは、パズルバトルゲーム。
キングダム –春秋戦国大戦-
GREE用アプリ。2013年4月26日にオルトプラスよりサービス提供開始。アイテム課金制のソーシャルゲーム。ジャンルは、カードバトルRPG。
キングダム -英雄の系譜-
iOSおよびAndroid用アプリ。2015年3月12日〜2019年9月30日までディー・エヌ・エーより配信された。アイテム課金制のソーシャルゲーム。ジャンルは、シミュレーションRPG。
キングダム セブンフラッグス
iOSおよびAndroid用アプリ。2016年10月26日にバンダイナムコエンターテインメントより配信開始。アイテム課金制。ジャンルはリアルタイム合戦シミュレーション。
キングダム 乱 -天下統一への道-
iOSおよびAndroid用アプリ。2018年2月22日にモブキャストより配信開始。アイテム課金制。ジャンルは戦略バトルRPG。

体感型ゲーム

キングダム×リアル脱出ゲーム -ある大戦場からの脱出-
SCRAP主催の体験型ゲームイベント。2017年3月末からゴールデンウィークにかけて明治神宮球場を皮切りに全国5都市を巡回する野外ツアー形式で開催される。参加者は泰国の兵士となり、様々な謎や暗号を駆使し1時間以内に敵軍の策略を打ち破ってから天下を取(脱出す)ることがクリア条件[注 3][注 4]

テレビアニメ

実写映画

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 史実ではが残っているが、作品中では登場していない。
  2. ^ 王騎曰く、元々桁外れに強かった6人の将軍が己の判断で戦えるように作られた制度(当時の秦国は多国と同時に戦うことが多く、王都との連携が逆に足枷になると昭王は考えたため)。
  3. ^ 週刊ヤングジャンプ作品とのコラボレーションではこれが初である。
  4. ^ NHK製作のアニメとのコラボレーションはこれが初である。

出典

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  2. ^ “『キングダム』実写映画化決定 作者・原泰久氏、1年間脚本会議に参加「納得の脚本です!!」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年4月8日). https://www.oricon.co.jp/news/2109136/full/ 2018年4月8日閲覧。 
  3. ^ “実写映画『キングダム』続編製作が決定 山崎賢人が番組で発表「来た!よっしゃー!」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年5月29日). https://www.oricon.co.jp/news/2163194/full/ 2020年5月29日閲覧。 
  4. ^ 「キングダム」は日本人必読? 中国古典の専門家も絶賛する魅力 - AERAdot.(2019年4月21日)2021年4月25日閲覧
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  7. ^ NIKKEI-STYLEブックコラム2019年3月28日「キングダムは会社員経験そのもの」作者・原泰久氏、漫画『キングダム』原泰久氏に聞く 日本経済新聞社・日経BP、2020年2月22日閲覧
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  14. ^ “山崎賢人が中国で信を熱演!「キングダム」10周年で実写動画プロジェクト”. コミックナタリー. (2016年4月12日). http://natalie.mu/comic/news/183194 2016年4月12日閲覧。 
  15. ^ “山崎賢人主演「キングダム」特別動画が本日公開、女剣士と最強の敵も登場”. 映画ナタリー. (2016年4月18日). http://natalie.mu/eiga/news/184002 2016年4月18日閲覧。 

以下の出典は『集英社の本』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

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参考文献

  • キングダム 公式ガイドブック 英傑列紀
  • キングダム 公式ガイドブック 覇道列紀

関連項目