キング・オブ・ザ・モンスターズ2

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キング・オブ・ザ・モンスターズ2
ジャンル ベルトスクロールアクションゲーム
対応機種 アーケードゲーム[AC]
ネオジオ[NG]
ネオジオCD[NGCD]
スーパーファミコン[SFC]
メガドライブ[MD](Genesis)
Wii[VC]
アケアカNEOGEO(PS4XB1NSW)
開発元 SNK
発売元 [AC][NG][NGCD]SNK
[SFC][MD]タカラ
[PS4][XB1][NSW]ハムスター
人数 1〜2人
メディア [NG][SFC]ロムカセット
[NGCD]CD-ROM1枚
発売日 [AC] 1992年
[NG] 1992年6月1日
[NGCD] 1994年9月9日
[SFC] 1993年12月22日
[MD](Genesis) 1994年
[VC] 2011年4月12日
[PS4][XB1][NSW] 2018年11月22日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
システム基板 [AC]Multi Video System
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キング・オブ・ザ・モンスターズ2』(キング オブ ザ モンスターズ ツー、KING OF THE MONSTERS 2)は、1992年SNKより発売されたアーケードゲーム。副題は「THE NEXT THING」。

概要[編集]

1991年に登場した『キング・オブ・ザ・モンスターズ』(以下、「前作」)の続編。操作キャラクターが巨大なモンスター(怪獣)である点は変わらないが、プロレスのような対戦アクションゲームであった前作とは内容が異なり、ステージクリア型のベルトスクロールアクションゲームとなった。アイテム増加、溜め技の追加などのシステム変更が加えられており、前作で登場した6種類のモンスターの内から3種類が姿を変えつつも再登場している。

アーケード版稼働から程なくしてネオジオに移植され、さらに翌年以降スーパーファミコンネオジオCD移植された(詳細は#移植版を参照)。

ゲームストーリー[編集]

1999年……あれから3年。6頭のモンスターは3頭にまで減ってこそいたが、その3頭の前に地球人類は無力だった。やがて最後に生き残った1頭が地球の支配者になるかに思われたが、突然宇宙から「THE NEXT THING」と呼ばれるエイリアンたちが来襲、地球征服を宣言する。どちらが地球を支配するかモンスターたちの戦いが始まった。

ゲームシステム[編集]

プレイヤーは8方向レバーとボタンで主人公となるモンスターを操作する。使用するボタンはA・B・Cの3つで、Dボタンは使用しない。ボタンの内訳はAボタンがパンチ、Bボタンがキック、Cボタンがジャンプとなっており、左か右へのジャンプ中にAボタンで「ジャンプアタック」を繰り出すこともできる(縦、垂直、斜め方向のジャンプ時では不可)。

またA・B・Cのいずれかのボタンを一定時間以上押し続けて放すことで必殺技を繰り出すことができる。使える必殺技はアイテムによるパワーアップで一つずつ増えてゆき、そのときは押すボタンによって必殺技を使い分けることもできる。必殺技は何度でも使えるが、溜めが必要であるため、動き回るボスにヒットさせるには工夫がいる。

ベルトスクロールアクションゲームゆえ残機(プレイヤーストック)・ライフ併用制となっており、ライフが0になるとミスとなってプレイヤー数が減る。プレイヤー数が0のときにミスするとゲームオーバーだが、クレジットがあればやられたその場からコンティニューできる。コンティニュー時には操作キャラクターを変更することも可能。

各ステージには最後にボスが待ち構えており、ボスのライフを0にすれば倒すことができ、そのステージはクリアとなる。全7ステージで、最終ステージをクリアすればエンディングが流れてゲーム終了。ただし最終ボスを倒すと時間制限付きの戦闘イベントが発生し、その結果によってはスタッフロールの流れないバッドエンディングとなる。

ゲームモード[編集]

1PLAYER VS COMPUTER
PLAYER1 PLAYER2 VS COMPUTER
ストーリーに沿って展開する通常のゲームモード。全7ステージをプレイヤー一人、もしくは二人協力で順番に攻略していく。一人プレイを途中から二人プレイにすることも可能。
PLAYER1 VS PLAYER2
専用のステージ内でプレイヤー二人が対戦するモード。

なお、いずれのモードでも双方のプレイヤーで同じキャラクターを選ぶことはできない。

プレイヤーキャラクター[編集]

スーパージオン (SUPER GEON)
身長112メートル、体重132,000トン。パワー重視型のキャラクター。前作のジオンが、倒したモンスターを食うことで、その細胞から能力を取り込んでパワーアップした姿。ライフが0になると、ドロドロに溶けて消滅してしまう。
    • パンチ:ひっかき
    • キック:テイルハンマー
    • 必殺技1:ジオソード - 鼻先のを伸ばし、それを手に持って武器にする技。技発動後はAボタンで突くことが、Bボタンで投げることができる。角は投げたときだけでなく、ジャンプしたり建造物を引き抜いたときなどにも消滅してしまう。
    • 必殺技2:スネークファイア - プレイヤーの前方へ、地を這う炎を吐いて攻撃する。
    • 必殺技3:アースクェイク - 上空高く飛び上がり、着地時の地響きでダメージを与える画面全体攻撃。宙に浮いて移動する一部の敵や、ジャンプ中の敵には効果がない。
アトミックガイ (ATOMIC GUY)
身長98メートル、体重126,000トン。スピード重視型のキャラクター。前作のアストロガイが、無数の原子力発電所を破壊してまわり放射能を吸収することでパワーアップした姿。自らの体を用いて実験を行った科学者の成れの果てで、モンスター化やパワーアップと引き換えに知能が低下してしまっている。ライフが0になると、骨だけになりガラガラと崩れ落ちてしまう。
    • パンチ:アトミックパンチ
    • キック:アトミックキック
    • 必殺技1:アトミックカッター - カッター状のエネルギーショットを前方に放つ技。弾速は速いが、発射までにタイムラグがある。
    • 必殺技2:ネオジオ光線 - 自身の顔のような形の巨大なエネルギー弾を前方に放つ技。アトミックカッターより弾速は遅いが、出は早い。
    • 必殺技3:メガトンサンダー - 敵めがけてを落とす画面全体攻撃。スーパージオンのアースクェイクと同じく、空中の敵には無力。
サイバーウー (CYBER WOO)
身長90メートル、体重180,000トン。攻撃力・機動力ともにバランスの取れたキャラクター。前作のウーの傷つき倒れた体から抜き取った脳を、かつて日本政府の命で兵器として秘密裏に作られたロボットの機体に制御装置代わりに移植した姿。目論見では人の意思で外部から操れるはずであったが、これに失敗し、前よりも強力なモンスターとして蘇生させるだけの結果となった。ライフが0になると、断末魔とともに爆散、バラバラになってしまう。
    • パンチ:ローリング頭突き
    • キック:スウィングキック
    • 必殺技1:ロケットパンチ - 手を前方に撃ち出し、それが敵に当たると取りついたのち爆発してダメージを与える。弾速も技の出も早い。
    • 必殺技2:波動砲 - 砲台に変形し、前方にエネルギー弾を発射する。変形の動作が長いため遅いが、その遅さを利用した当て方が可能。
    • 必殺技3:デュアルアタック - 上半身と下半身に分離し、Aボタンを押すことで回転アタックで敵を攻撃する技。

アイテム[編集]

  • 『P』マーク - 一段階パワーアップ。パワーアップは最大2段階まで。
  • 『L』マーク - ライフが回復する。小・中・大の3種類がある。
  • 数字マーク - 表示されている得点が獲得できる。
  • 1UPアイテム - 残機が1つ増える。4面の竜巻に飛ばされる直後と7面開幕にある着地と同時にタイミングよくジャンプボタンを押せた時のボーナスとしてのみ出現。
  • 『q』(逆P)マーク - プレイヤーのパワーアップが全て解除されるマイナスアイテム。
  • 『BOMB』マーク - 取るとプレイヤーはダメージを受けてダウンしてしまう。
  • 『?』マーク - 至近距離にならないと、効果が不明なアイテム。

ステージ[編集]

ボス戦はどのステージでも難易度が高い。特に投げ技は強力で、連続で食らうとあっという間にライフが尽きてやられてしまう。対策としては敵に掴まれたらレバガチャおよびボタン連打をしてプレイヤーが投げ返す必要があるが、組み判定にはランダム要素があるため、どんなにボタン連打しても敵に投げられてしまう場合がある。

また、道中でHURRYUPのマークが出てる時に画面をスクロールさせないでいると体力に関係なく即死となる。

ボスの名前のラテン文字表記は左が日本版、右が日本国外版。

ステージ1 - AMERICAN CITY
高層ビルの立ち並ぶアメリカの都市部で、破壊したり掴んで武器にできる建物が多数ある。オープニング演出のあとボスとの短い戦闘イベントが始まり、途中ではエイリアンと手を組んだ軍隊の兵器などが攻撃してくる。
  • ボス:フュージキール (HUGE KEAL / HUGE FROGGER)
地球の怪獣たちよりも一回り大きい。素早い動きと瞬間移動を駆使して翻弄してくる。マスクのようなものを被っており、口から光線を吐く際にはマスクが開く。素顔は魚類によく似ている。倒すと溶けて消滅する。
ステージ2 - FRENCH CITY
フランスの都市部。ステージ1と同じく破壊できる建物が多数あり、途中には凱旋門がある。敵もステージ1と同じく軍隊が中心。
  • ボス:ホーンデュアウト (HORN DU OUT / EIFFLELYTE)
頭部はエイリアンだが、身体は地球人である。最初は小さいが、攻撃を加えるたびに巨大化していき、プレイヤーキャラクターと同じ大きさになると本格的に戦闘となる。手足が伸び縮みし、リーチに優れる。倒すと頭部だけで襲い掛かってくる。体当たりや眼からのビームで攻撃してくる他、ある程度ダメージを当たると2体に分裂する。倒すと膨れ上がったのちに爆散する。
ステージ3 - GRAND CANYON
切り立った崖と渓谷のステージ。このステージからザコエイリアンが多数登場する。一画面分の狭い場所で、モグラ叩きのようにあちこちに出現するザコと戦う場所もある。
  • ボス:ヤムァモードン (YAM A MORDON / CLAWHEAD)
身体の上部に2つの人間に似た頭部を持ち、さらに口の中に目があるという異形の生物。口の中から触手やクモの巣の弾を吐き出すほか、無敵ジャンプアタックも繰り出す。
ステージ4 - DESERT
前半はあちこちにアリ地獄のような渦があり、中心まで引きずり込まれると口だけの巨大なモンスターに食われて体力に関係なく即死である。後半には油田のような施設があり、ピラミッドの前に来るとボスが出現する。
  • ボス:キリキリ (KILI-KILI / BEETLE MASTER)
脳だけで浮遊して移動することができる。身体はピラミッドの下に隠されており、戦闘時は脳を装着する。尻尾に毒があり、掴まれ時の反撃に失敗するとプレイヤーキャラクターの移動速度が一定時間遅くなる状態異常にされる。残りの体力が少なくなると2体に分身する。
ステージ5 - SEA BED
水中基地。このステージに限り、ジャンプボタン連打で泳ぐことができる。
  • ボス:サックアイズ (SACK EYES / AQUA SLUG)
巻貝によく似た生物。相手の体を膨らませる光線や、渦巻きを発生させて攻撃してくる。ダウンすると殻に引っこみ防御する。また、掴まれ時の反撃に失敗するとプレイヤーキャラクターが氷づけにされる(レバーを振って脱出可能)。
ステージ6 - LAVA ZONE
溶岩の流れる火山帯。ここではいきなりボスとの戦いになる。溶岩はダメージゾーンになっており、足を踏み入れると少しずつライフが減っていく。
  • ボス:イートウォウ (EAT WOW / LAVICUS)
常に空中に浮遊しているため全体攻撃型の必殺技が効かない。頭部から小型エイリアンの卵を吐き出す。
ステージ7 - HIDE-OUT
火山の中に隠された敵の本拠地。ボスオンパレードのステージで、これまでのステージのボスが次々と出現。全て倒せば最終ボスとの戦いになる。
  • ボス:キングファマーディー (KING FAMARDY / FAMARDY)
掴まれる事はないものの非常に巨大で、ぶつかるだけでダメージを受ける。多彩な攻撃手段を持ち、即死攻撃も使う。なお、このボスにはLv1必殺技が通用しないため、使用キャラクターの状態によっては倒せなくなることがある。

移植版[編集]

ネオジオ
ネオジオCD
ネオジオ版は1992年6月1日に、ネオジオCD版は1994年9月9日に、どちらもSNKより発売。アーケード版とほぼ同内容の、忠実な移植になっている。
スーパーファミコン
タカラより1993年12月22日に発売。ボーナスステージが削除されているが、ステージ4のボスが分身しない、ステージ6・7のトラップがない、掴まれ時の反撃の成功率やライフ回復アイテムの出現率が上昇しているなど(MAX時にPマークを取ると体力回復する)の変更が加えられており、オリジナル版より難易度が下がっている。
メガドライブ
タカラより1994年に海外のみ発売。ベルトスクロールアクションゲームでなく、奥行きが設けられている対戦型格闘ゲームに変わった。アーケード版各ステージのボス(最終ボスを除く)がプレイヤーキャラクターとして使用可能。また一部必殺技の出し方はコマンド式になった。

関連項目[編集]