キー・ヨン・チョン

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キー・ヨン・チョンは、マレーシア出身の中国人現代音楽作曲家。現在はブリュッセルに住む。

略歴[編集]

ブリュッセル音楽院を首席で卒業。ICOMS国際作曲コンクール第1位受賞後次々と国際コンクールを制し、現在では20以上の受賞歴がある。第2回ソウル国際作曲コンクールと第4回パヌフニク国際作曲コンクールをともにグランプリで獲得などしたころより、頭角を現す。現在もブリュッセルにピアニストの妻と一人娘と住み、ヨーロッパの楽壇からの委嘱に応える。

ワルシャワの秋出品時のパンフには、「親の仕事を継ぐのに反対して音楽家になることを決意したが、ベルギーで皿洗い」をするなど苦渋の生活であったと本人からのコメントがある。

作風[編集]

中国系であることをアピールする作風で、シェンや中国式の打楽器の奏法などもふんだんに使われる。原則的には全作品を通しモノフォニックな印象が強いが、ディレィテクニックを使った「オーバード」ではポリフォニックな響きを聞かせている。活動当初は旋律に与えられる装飾も比較的おとなしかったが、2008年現在はかなり複雑化している。題名はほぼ自然からの影響を見せたものがほとんどであり、この点も中国の伝統を意識した構成になっている。

作品[編集]

「裁断された風景」、「変容」などは連作化することで個人様式を深めている。