キ82 (航空機)

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キ82は、大日本帝国陸軍が計画した重爆撃機。実機の製作には至っていない。

概要[編集]

1940年昭和15年)、同年の陸軍航空本部研究方針によって「重爆甲」(のちの四式重爆撃機)と並ぶ高速重爆撃機「重爆乙」としてキ82の計画が立てられた。乗員4名の双発機であり、試作指示は中島飛行機に出される予定だったが、四式重爆の開発が順調に進んだため実大模型が製作されたのみで試作は中止された。

キ82には中島「ハ145」空冷複列星型18気筒エンジン(離昇1,800 hp)を搭載した第一案「キ82甲」と、中島で試作されていた「ハ39」液冷W型18気筒エンジン(離昇2,100 hp)を搭載し、翼面冷却を採用した第二案「キ82乙」の2つの案があり、甲型は最大速度580 km/h、乙型は最大速度650 - 670 km/h(翼面冷却不採用の場合には610 - 620 km/h)を発揮すると計算されていた。

参考文献[編集]

  • 歴史群像編集部編 『決定版 日本の陸軍機』 学研パブリッシング2011年、65頁。ISBN 978-4-05-606220-5。
  • 佐原晃 『日本陸軍の試作・計画機 1943〜1945』 イカロス出版2006年、128頁。ISBN 978-4-87149-801-2。
  • 粟野誠一ほか編 『日本航空学術史(1910-1945)』日本航空学術史編集委員会、1990年、417頁。全国書誌番号:90036751