グエン・スアン・フック

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グエン・スアン・フック
Nguyễn Xuân Phúc
Vietnamese Prime Minister Phuc.jpg
グエン・スアン・フック
生年月日 (1954-07-20) 1954年7月20日(65歳)
出生地 南ベトナムの旗 ベトナム国クアンナム省
出身校 ハノイ国民経済大学
所属政党 ベトナム共産党

ベトナムの旗 第7代首相
内閣 グエン・スアン・フック内閣
在任期間 2016年4月7日 -
国家主席
党書記長兼国家主席
チャン・ダイ・クアン
グエン・フー・チョン

ベトナムの旗 副首相
内閣 グエン・タン・ズン内閣
在任期間 2011年8月 - 2016年4月6日
国家主席 チュオン・タン・サン

ベトナムの旗 官房長官
内閣 グエン・タン・ズン内閣
在任期間 2007年8月 - 2011年8月
国家主席 グエン・ミン・チェット
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グエン・スアン・フックベトナム語: Nguyễn Xuân Phúc / 阮春福1954年7月20日 - )は、ベトナム政治家。官房長官、副首相を経て、第7代ベトナム社会主義共和国首相を務める。ベトナム共産党政治局員。経済学士[1]

親中派の首相でもある。

経歴[編集]

グエン・スアン・フックは1954年、クアンナム省クエソン県クエフー社に生まれた。

1973年よりハノイ国民経済大学ベトナム語版に学び、党支部書記を務める。1978年に卒業後、クアンナム=ダナン省ベトナム語版経済管理委員会幹部を務める。

1980年より、クアンナム=ダナン省人民委員会(省政府)において専門員、副官房、官房長を歴任し、省機関党委員会書記、および第1、2期クアンナム=ダナン省「民=政=党ブロック」党委員会委員を務め、国家行政学院において国家行政管理学を学んだ。

1982年12月5日にベトナム共産党に入党し、1983年12月11日に正式加入した。

1993年から1996年、クアンナム=ダナン省旅行部監督、計画・投資部監督、クアンナム=ダナン省第15、16期省委員。シンガポール国立大学において経済管理学を学ぶ。

1997年から2001年、クアンナム省第17、18期省委員会常務委員会委員、省人民委員会副主席、まもなく常務副主席を務め、クアンナム省工業区管理委員会委員長、クアンナム省協同組合連盟主席、第6期省人民評議会議員を兼ねた。

1999年、クアンナム省人民委員会主席に就任し、2004年までの任期を務めた。

2001年からは省委員会副書記、省人民委員会党幹事委員会書記を務め、第11期国会議員、クアンナム省国会代表団団長、第11期国会経済=予算委員会委員を兼ねた。

2004年、クアンナム省人民委員会主席に再任され、2009年まで務めた。また、第7期省人民会議代表、クアンナム省科学技術会連合主席を兼ねた。

2006年3月、政府監査部副代表に就任。同年4月、第10回党大会において党中央委員に選出された[2][3]

2006年6月から2007年8月、政府官房常務副長官および党委員会副書記を務めた。

2007年8月3日、グエン・タン・ズン内閣において政府官房長官に任命され[4]政府官房党委員会書記、政府党幹事委員会委員、政府首相行政手続改革全責任工作組組長、中央各省庁ブロック党部中央執行委員会委員に就任した。

2011年1月の第11回党大会において、党中央委員および党政治局員に選出され、党内序列第14位となる[5]

同年8月、第13期国会第1回会議においてズン内閣の政府副首相に任命され、汚職防止・取り締まりなど内政面でズン首相をサポートすることとなった[6]

2013年6月、第13期国会第5回会議において政府要職者47名に対する信任投票が実施され、フック副首相は「高信任」が248票(49.8%)、「信任」が207票(41.57%)、「低信任」が35票(7.03%)という結果であった[7]

2016年1月、第12回党大会において党政治局に再選し、次期首相に推薦された[8]。同年4月7日、第13期国会第11回国会において90.3%の賛成多数で首相に選出された[9]

2017年、長年交渉が続けられてきた環太平洋パートナーシップ協定(TPP)は、ドナルド・トランプ米大統領就任によりアメリカ合衆国の離脱が鮮明になった。フックは、日本とともにアメリカ抜きの11か国によりTPPを発効させる姿勢を示した[10]

2017年6月、夫人とともに訪日。6日には迎賓館赤坂離宮で安倍首相と日越首脳会談、皇居を訪れ天皇・皇后と会見を行っている[11]

脚注[編集]

  1. ^ [閣僚]グエン・スアン・フック」『VIETJO ベトナムニュース』
  2. ^ 党中央執行委員会 第10期 (ベトナム語)
  3. ^ 寺本実「第10回党大会の人事と2006~2010年の政治路線」坂田正三(編) 『2010年に向けたベトナムの発展戦略―WTO時代の新たな挑戦アジア経済研究所、2006年、51ページ。
  4. ^ NGHỊ QUYẾT Phê chuẩn đề nghị của Thủ tướng Chính phủ về việc bổ nhiệm các Phó Thủ tướng Chính phủ, các Bộ trưởng và các thành viên khác của Chính phủ (ベトナム語)
  5. ^ 寺本(2012年)、27ページ。
  6. ^ 寺本(2012年)、32-33ページ。
  7. ^ NGHỊ QUYẾT Xác nhận kết quả lấy phiếu tín nhiệm đối với người giữ chức vụ do Quốc hội bầu hoặc phê chuẩn (ベトナム語)
  8. ^ チョン書記長が再任、次期政治局員19人を正式発表」 『VIETJO ベトナムニュース』 2016年1月28日
  9. ^ 新首相を選出、フック副首相」 『VIETJO ベトナムニュース』 2016年4月8日
  10. ^ ベトナムのグエン・スアン・フック首相、米抜きTPPに積極関与 SANKEI Biz(2017年6月2日)2017年7月2日閲覧
  11. ^ 両陛下、ベトナム首相夫妻と会見 日本経済新聞社(2017年6月6日)2017年7月2日閲覧

参考文献[編集]


先代:
グエン・タン・ズン
ベトナム社会主義共和国
首相
2016年 -
次代:
(現職)