コエンティーズ・スリップ

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座標: 北緯40度42分13秒 西経74度00分38秒 / 北緯40.70366度 西経74.01063度 / 40.70366; -74.01063

1876年のコエンティーズ・スリップの光景。

コエンティーズ・スリップ (Coenties Slip) またはコエンティーズ停泊所は、ニューヨーク市マンハッタンフィナンシャル・ディストリクトの中心にある、かつて存在した人工の入り江、現在は埋め立てられた歩道である。この入り江はイースト川から市街へと引かれており、荷積み・荷降ろしのために船舶が停泊できるようになっていた。この入り江は1835年に埋め立てられ、現在は歴史的な歩道となっている。この歩道はパール・ストリートと直交して行き止まりになっており、元々は今よりさらに東へサウス・ストリートまで3ブロック (585.6 Feet) の区間に渡っていた。ニューヨーク市の初代の市庁舎はかつてコエンティーズ・アレイ (Coenties Alley) とパール・ストリートの角、コエンティーズ・スリップのすぐ北に所在していた[1]。現在は超高層ビルに囲まれているが、この歩道沿いには19世紀の建物が現在も並んでおり、スモール・ビジネスのオフィスとして用いられている。

これらの超高層ビルの建設に伴って、ウォーター・ストリートとフロント・ストリート (en)、およびフロント・ストリートとサウス・ストリートの間の通りは、ビルの敷地として埋められることとなった。55 ウォーター・ストリートの一部およびニューヨーク・ベトナム戦争退役軍人記念碑 (en) の一部はかつてのコエンティーズ・スリップの上に建てられている。コエンティーズ・スリップおよびコエンティーズ・アレイの名前はともにConraet Ten Eyckおよび彼の妻Antjeのから付けられている[2]

発音[編集]

2003年、Gerard Wolfeによりコエンティーズ (Coenties) の発音は[ˈk.əntz] KOH-ən-teezであると調査、報告された[3]。それ以前の報告では、[ˈkwɪnsz] KWIN-seez (1896)[4][ˈkwɛnɪz] KWEN-chiz (1917)[5]、および[ˈkwɪnz] KWIN-cheez (1908)[6]という発音がある。

コエンティーズ・アレイ[編集]

コエンティーズ・アレイ (Coenties Alley) またはコエンティーズ路地は、ニューヨーク市マンハッタンフィナンシャル・ディストリクトにある歴史的な歩道である。かつてはシティ・ホール・レーン (City Hall Lane) と呼ばれていた。この歩道はウィリアム・ストリートおよびパール・ストリートに直交してその間の1ブロックを走っており、途中でストーン・ストリートが途中でちょうど途切れる部分とも接している[1]ニューヨーク市の初代の市庁舎はかつてコエンティーズ・アレイ (Coenties Alley) とパール・ストリートの角に建っていた。現在は超高層ビルに囲まれているが、この歩道沿いには19世紀の建物が現在も並んでおり、スモール・ビジネスのオフィスとして用いられている。そのアレイ(路地・小路・裏通り)はコエンティーズ・スリップ (Coenties Slip) と呼ばれている。

参考文献[編集]

脚注

  1. ^ a b Quality of Life Improvements”. Lower Manhattan Construction Command Center. 2010年5月29日閲覧。
  2. ^ The Alleys of Lower Manhattan”. Forgotten NY. 2010年5月29日閲覧。
  3. ^ Wolfe, Gerard R. New York, 15 walking tours: an architectural guide to the metropolis (2003), p. 60.
  4. ^ Earle, Alice Morse, "The Stadt Huys of New Amsterdam," Half Moon Series, Vol 1, No 1 (1896), p. 4.
  5. ^ Miller, Alice Duer, "The Happiest Time of Their Lives," The Century [Magazine], Vol. 95, No. 1, November 1917, p. 23.
  6. ^ Phyfe, William Henry Pinkney, Twelve thousand words often mispronounced (1908), p. 562.