コムソモール

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コムソモールロシア語: Комсомол カムサモール)は、マルクス・レーニン主義党、主に共産党青年組織である。いわゆる青年団の一種。

概要[編集]

概ね15歳から35歳までが相当年齢とされ、党の路線を学習する、学園や労働組合青年部で党の路線を宣伝する、少年団組織(ピオネール)の指導をするなどが任務として挙げられる。また、コムソモールで幹部を務めた者は、将来マルクス・レーニン主義党の幹部候補となる場合が多い。

ソ連においては全連邦レーニン共産主義青年同盟Всесоюзный ленинский коммунистический союз молодёжи,略称ВЛКСМ)と称されていた。

機関誌は『コムソモリスカヤ・プラウダ』。

日本では、日本共産党の指導・援助を受けている青年組織の日本民主青年同盟がこれに当たる。

奉仕活動[編集]

共産党を支援する活動のほか、労働現場などでの奉仕活動が求められることもあった。僻地で建設が難航したシベリアバイカル・アムール鉄道(略称BAM)の現場の例では、1970年代にコムソモールを中心とした「BAM突撃隊」が編成され、全国から夏休みなど長期休暇中の学生が集められて労働に従事している。こうした活動はプラウダの1面などで取り上げられるなど、PRが盛んに行われた[1]

改組・継承、類似団体[編集]

ソ連邦解体以降、政党の一つであり旧ソビエト共産党の後継組織を自認するロシア連邦共産党の指導下に移行。ロシア連邦共産主義青年同盟に改組されて事実上継承されている。

機関誌であった『コムソモリスカヤ・プラウダ』は現在、旧ソ連時代に受賞していたレーニン勲章レリーフなどを紙面デザインに残しつつ、一般紙化された。

2005年、ロシアではプーチン大統領の政策宣伝やロシア正教会を規範とする「」意識のロシア社会再伝搬・再浸透、他、参加青少年の精神・肉体鍛錬を主な活動とした青少年組織ナーシが旧コムソモール運営様式に倣って設立された。

また、隣国ベラルーシでもコムソモールにならった青少年組織「ベラルーシ共和国青年団」が2002年に設立されている。(ルカシェンコ大統領への個人崇拝の色彩が強いことから、反対勢力からは「ルカモール」と呼ばれている)

脚注[編集]

  1. ^ 新段階迎えたシベリア開発 原生林に挑む突撃隊『朝日新聞』昭和49年(1974年)9月22日朝刊、13版、9面

関連項目[編集]