プロフェッショナルコンチネンタルチーム

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プロフェッショナルコンチネンタルチーム (UCI Professional Continental Teams)とは、国際自転車競技連合 (UCI) による自転車ロードレースチームの格付けの一つで、トップカテゴリーであるUCIワールドチーム (UCIプロチーム)の下に位置づけられるカテゴリーである。日本ではコンチネンタルプロチームプロコンチネンタルチームプロコン(チ)などとも呼ばれる。

概要[編集]

プロフェッショナルコンチネンタルチームはUCIのコンチネンタルサーキットを戦うチームである。このコンチネンタルサーキットはヨーロッパ、アフリカ、オセアニア、アジア、アメリカの五つに分けられている。それぞれの地区で年間を通してロードレースのシリーズが設定されており、個人単位で年間チャンピオンが争われる。

ビッグレースへの出場[編集]

UCIプロツアーのレースではワイルドカードによって、そのほかのビッグレースでは主催者の推薦によって出場することができる。選定においては、レースの開催国に本拠地を置いているか、有力選手・実績ある選手を抱えているか、ドーピング対策を採るなど倫理規定がしっかりしているか、などが判断材料になることが多い。

ビッグレースでの活躍[編集]

プロフェッショナルコンチネンタルチームと所属する選手にとって、露出度の高いUCIプロツアーツール・ド・フランスをはじめとしたグランツールは、格好のアピールの場であり、高いモチベーションで臨んでくる。中には特定のレースのみに照準を絞って参加してくるチームすらあり(2008年のジロ・デ・イタリアで活躍したCFSグループ・ナヴィガーレが典型)、トップカテゴリーであるUCIプロチームに勝るとも劣らない成績を上げることがままある。

例えば2007年のツール・ド・フランスではバルロワールド所属のマウリシオ・ソレール山岳賞を獲得したほかロバート・ハンターはステージ1勝をあげてポイント賞でも2位に入るなど大活躍した。

2008年の場合は、パリ~ニースではスキル・シマノのクレメント・ロテレリが山岳賞を獲得。このほかティレーノ~アドリアティコバスク一周でもプロコンチーム所属の選手がステージ優勝した。

さらにジロ・デ・イタリアでも連日のように逃げを決めたり、ステージ優勝争いを繰り広げ、スリップストリームが第1ステージ、ティンコフ・クレジットシステムが第5、第19ステージ、LPRブレーキが第7ステージ、セッラメンティが第11ステージを制覇。CFSグループ・ナヴィガーレに至っては第6、第14、第15、第20と4つのステージで勝利し、同チーム所属のエマニュエル・セッラが圧倒的な力で山岳賞を獲得。結局21のステージのうち9ステージでプロコンチームが優勝を収める結果となった。

有力選手のプロコンチーム移籍[編集]

2008年は有力選手のプロコンチーム移籍が相次いだ。セッラメンティにはジロ・デ・イタリア総合優勝2回,総合2位1回のベテラン,ジルベルト・シモーニがサウニエルデュバル・プロディールから移籍。同年のジロ・デ・イタリアで活躍した他,LPRブレーキは2007年ジロ・デ・イタリア総合優勝のダニーロ・ディルーカをはじめジロ・デ・イタリア総合優勝2回のパオロ・サヴォルデッリ,有力クライマーのダニエーレ・ピエトロポッリを獲得。スリップストリームもツール・ド・フランスジロ・デ・イタリアでステージ5勝のデヴィッド・ミラーや有力タイムトライアルスペシャリストデヴィッド・ザブリスキーを獲得している。

なぜプロツアーチームからプロコンチネンタルチームへの移籍が相次いだかという理由は、プロツアーチームであれば全プロツアーレースに選手を派遣するという縛りがあるため、これによってレースのスケジュールや狙うレースへの調整が難しくなっていくこと。またカルロス・サストレトル・フースホフトらを獲得したサーヴェロ・テストチームは設立1年目にしてツールへ出場を決めるなど、有力選手を擁していればビッグレースへのワイルドカード枠を取得出来るという前例が増えてきたため、レーススケジュールに余裕を持たせたい有力選手にとって都合が良いという事もある。

2010年にもこの流れは見られ、アルカンシエル持ちのカデル・エヴァンス、前年アルカンシエル戴冠のアレッサンドロ・バッラン、アメリカロードチャンピオンのジョージ・ヒンカピーが揃ってBMC・レーシングチームに電撃移籍を果たした。

2017年、ツール山岳王のワレン・バルギルフォルトゥネオ・オスカロと2018年から3年契約を結びチームに 加入することが発表された。

参加チーム[編集]

2019年のプロフェッショナルコンチネンタルチーム[編集]

2019年 25チーム

チーム名 登録国 UCI
コード
バイク
アンドローニ・ジョカットーリ・シデルメク (Androni Giocattoli-Sidermec) イタリアの旗 イタリア ANS BOTTECCHIA
アルケア・サムシック (Arkea-Samsic) フランスの旗 フランス PCB BH
バルディアーニ・CSF (Bardiani CSF) イタリアの旗 イタリア BRD GUERCIOTTI
ブルゴス・BH (Burgos-BH) スペインの旗 スペイン BBH BH
コフィディス・ソリュシオンクレディ (Cofidis Solutions Credits) フランスの旗 フランス COF クォータ
カハルラル・セグロスRGA (Caja Rural-Seguros RGA) スペインの旗 スペイン CJR デローザ
コレンドン・サーカス (Corendon-Circus) ベルギーの旗 ベルギー COC キャニオン
デルコ・マルセイユ・プロヴァンス (Delko Marseille Provence) フランスの旗 フランス DMP ルック
トタル・ディレクト・エネルジー (Total Direct Energie) フランスの旗 フランス TDE ウィリエール トリエスティナ
エウスカディ バスク カントリー・ムリアス (Euskadi Basque Country-Murias) スペインの旗 スペイン EUS オルベア
ガスプロム・ルスヴェロ (Gazprom Rusvelo) ロシアの旗 ロシア GAZ コルナゴ
ハーゲンスバーマン・アクション (Hagens Berman Axeon) アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 HBA ピナレロ
イスラエル・サイクリングアカデミー (Israel Cycling Academy) イスラエルの旗 イスラエル ICA デローザ
マンサナ・ポストボンチーム (Manzana Postobon Team)  コロンビア MZN GIOS
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ (Nippo-Vini Fantini-Faizanè) イタリアの旗 イタリア NIP デ・ローザ
ネーリソットーリ・セッレイタリア・KTM (Neri Sottoli Selle Italia KTM) イタリアの旗 イタリア NSK KTM
チーム ノボノルディスク (Team Novo Nordisk) アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 TNN コルナゴ
ラリー・UHC サイクリング (Rally UHC Cycling) アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 RLY フェルト
リワル・レディネス サイクリングチーム (Riwal Readynez Cycling Team)  デンマーク RIW ピナレロ
ルームポット・シャルル (Roompot-Charles) オランダの旗 オランダ ROC ファクター
スポート・フラーンデレン バロワーズ (Sport Vlaanderen–Baloise) ベルギーの旗 ベルギー SVB エディ・メルクス (Eddy Merckx Cycles)
ヴィタルコンセプト・B&Bホテルズ (Vital Concept - B&B Hotels) フランスの旗 フランス VCB オルベア
W52-FCポルト (W52/FC PORTO) ポルトガルの旗 ポルトガル W52 スイフト
ワンティ・ゴベール サイクリングチーム (Wanty-Gobert Cycling Team) ベルギーの旗 ベルギー WGG キューブ
ワロニー ブリュッセル (Wallonie Bruxelles) ベルギーの旗 ベルギー WVA リドレー

2018年のプロフェッショナルコンチネンタルチーム[編集]

2018年 27チーム

2017年のプロフェッショナルコンチネンタルチーム[編集]

2017年 22チーム

2015年のプロフェッショナルコンチネンタルチーム[編集]

2015年 20チーム:

2014年のプロフェッショナルコンチネンタルチーム[編集]

2014年 17チーム:

2013年のプロフェッショナルコンチネンタルチーム[編集]

2013年 20チーム:

2012年のプロフェッショナルコンチネンタルチーム[編集]

2012年 22チーム:

2011年のプロフェッショナルコンチネンタルチーム[編集]

2011年 23チーム: