ゴードンリチャーズステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ゴードンリチャーズステークスGordon Richards Stakes)はイギリスの重賞[1]。平地競馬のシーズン序盤に行われる古馬の中距離重賞である[2]

ゴードンリチャーズステークス
Gordon Richards Stakes
開催国 イギリスの旗イギリス
競馬場 サンダウン競馬場
2018年の情報
距離 芝1マイル1ハロン209ヤード
(約2002メートル)
格付け G3[3]
賞金 賞金総額6万ポンド[3]
出走条件 4歳以上
負担重量

9ストーン0ポンド
(約57.15kg
※牝馬は3ポンド(約1.36Kg)減量
※G1勝馬は7ポンド(約3.17Kg)加増
※G2勝馬は5ポンド(約2.26Kg)加増
※G3勝馬は3ポンド(約1.36Kg)加増
※上記加増は前年8月31日以降の勝鞍に対して適用

テンプレートを表示

概要[編集]

ゴードンリチャーズステークスは、4月にサンダウン競馬場で行われる。イギリスの平地競馬は4月にシーズンが始まり、古馬の中距離重賞としてはゴードンリチャーズステークスは最初に行われる重要な競走の一つである[2][4]

ゴードンリチャーズステークスが施行されるのは、サンダウン競馬場の4月の「bet365 ウィークエンド」[注 1]という2日間の開催で、この開催は概ね復活祭の時期に行われている。この開催は障害競走のシーズン最後の競走と、平地競走のシーズン最初の競走の両方が行われるのが特徴で、ゴードンリチャーズステークスはこの開催での平地競走の目玉競走の一つとなっている[4][1]。この開催中の他の主な競走は、ベット365ゴールドカップセレブレイションチェイスクラシックトライアルサンダウンマイルである[1]

過去の勝馬の中でも特筆すべきは1972年の勝馬ブリガディアジェラードである[4]。ブリガディアジェラードはこの年、サンダウン競馬場で本競走(ウエストベリーステークス)とエクリプスステークスを勝ち、イギリスの年度代表馬に選ばれた。サンダウン競馬場では翌1973年からブリガディアジェラードステークス[注 2]を行った[4]。さらに1974年からはブリガディアジェラードステークスとウエストベリーステークスの施行時期を入れ替えた[4]

歴史[編集]

この競走は1963年に創設された[2]。 当時はウエストベリーステークスWestbury Stakes)という名称で、1973年まで5月下旬から6月上旬に行われていた[5][4]

1973年はケンプトン競馬場で行われた[6]。 1974年からは、開催時期がブリガディアジェラードステークスといれかわり、4月開催になった[7]

1987年から現在の名称になった。これは前年に亡くなったゴードン・リチャーズ騎手(年間最多勝騎手を26回獲得、4870勝)に由来する[8][1][4]

スポンサーの変遷[編集]

1988年から、欧州生産者基金(European Breeders' Fund,EBF)がスポンサーとなった[4]。1991年はCCH社、1992年からはレストランチェーンのTGIフライデーズ社(T.G.I. Friday`s)、1997年はデヴィッド・ロイド・レジャー(David Lloyd Leisure)がスポンサーを行った。

1998年からはマリオットホテルズ(Marriott Hotels & Resorts)がスポンサーとなって、「マリオットホテルズステークス」の名称で開催された[4]。(ただし競走成績書には「ゴードンリチャーズステークス」と記載される[4]。)

2001年以降は主に賭博会社がスポンサーを行っており、ヒーソーンズ(Heathorns Bookmakers、2001年)、アットザレース(At the Races/イギリスの競馬中継専門チャンネル、2002-2003年)、ベットフレッド(Betfred、2004-2007年)を経て、2008年以降はBet365がスポンサーである[4][9]

記録[編集]

最多勝騎手[編集]

最多勝調教師[編集]

歴代勝馬[編集]

※*印は日本輸入馬。国際競走出走のための一時的なものも含む。

ウエストベリーステークス時代(1963-1986)[編集]

格付 勝馬 馬齢 優勝タイム 備考
1963 *ミラルゴ 4
1964 Tacitus 5
1965 Goupi 3
1966 *スーパーサム 4
1967 Chinwag
1968 Sidon 4
1969 *リマンド 4
1970 Connaught
1971 Arthur
1972 G3 Brigadier Gerard 4
1973 G3 Scottish Rifle 1 4
1974 G3 Funny Fellow,Tudor Rhythm 同着
1975 G3 Never Return 4
1976 G3 Jolly Good 4
1977 G3 Lucky Wednesday
1978 G3 Hot Grove 4
1979 G3 Sexton Blake 4
1980 G3 Gregorian 4
1981 G3 Hard Fought 4
1982 G3 Princes Gate 5
1983 G3 Ivano 4
1984 G3 Morcon 4
1985 G3 Elegant Air 4
1986 G3 Supreme Leader 4 2:19.92

ゴードンリチャーズステークス時代(1987-)[編集]

格付 勝馬 馬齢 優勝タイム 備考
1987 G3 *アレミロード 4 2:06.30
1988 G3 Infamy 4 2:14.33
1989 G3 Indian Skimmer 5 2:18.57
1990 G3 Dolpour 4 2:05.24
1991 G3 Noble Patriarch 4 2:07.23
1992 G3 *ディアドクター 5 2:07.42
1993 G3 *ルビータイガー 6 2:12.60
1994 G3 Scribe 4 2:21.92
1995 G3 Prince of Andros 5 2:09.69
1996 G3 シングスピール 4 2:06.68
1997 G3 Sasuru 4 2:13.08
1998 G3 Germano 5 2:21.22
1999 G3 Generous Rosi 4 2:13.03
2000 G3 Little Rock 4 2:20.69
2001 G3 Island House 5 2:21.90
2002 G3 Chancellor 4 2:12.77
2003 G3 Indian Creek 5 2:09.56
2004 G3 Chancellor 6 2:11.19
2005 G3 Weightless 5 2:08.90
2006 G3 Day Flight 5 2:08.17
2007 G3 Red Rocks 4 2:09.16
2008 G3 Ask 5 2:10.63
2009 G3 Tartan Bearer 4 2:08.65
2010 G3 Glass Harmonium 4 2:08.03
2011 G3 Kings Gambit 7 2:08.01
2012 G3 Colombian 4 2:24.60
2013 G3 Al Kazeem 5 2:10.18
2014 G3 Noble Mission 5 2:15.89
2015 G3 Western Hymn 4 2:10.25
2016 G3 My Dream Boat 4 2:13.14
2017 G3 Ulysses 4 2:14.16
2018 G3 Crystal Ocean 4 2:11.48
2019 G3 Crystal Ocean 5 2:07.80

脚注[編集]

参考文献[編集]

各回結果[編集]


注釈[編集]

  1. ^ 以前は「イースターフェスティバル」という名称だった
  2. ^ コロネーションステークスという重賞を改名した。なお改名前の競走はコロネーションステークスとは別の競走である。

出典[編集]

関連項目[編集]