ゴードン (きかんしゃトーマス)

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ゴードン
汽車のえほん』及び
きかんしゃトーマス』のキャラクター
登場(最初) 原作
三だいの機関車
『エドワードとゴードン/いばりんぼうのゴードン』
人形劇
第1期 1話
『トーマスとゴードン』
作者 ウィルバート・オードリー
声優 内海賢二(第1期~第8期)
三宅健太(長編第2作~)
プロフィール
性別
車軸 4-6-2
車体番号 4
車体色
形態 テンダー蒸気機関車
テンプレートを表示
モデルとなったLNERのA1形

ゴードンは、イギリスの幼児向け絵本『汽車のえほん』、またその映像化作品『きかんしゃトーマス』に登場するテンダー式蒸気機関車。

概要[編集]

ウィルバート・オードリー原作の絵本『汽車のえほん』とその映像化作品『きかんしゃトーマスとなかまたち』に登場する蒸気機関車であり、映像化作品においてはレギュラーの立ち位置にある。車体番号は4。色は青。映像化作品では一人称が「俺(様)」になっているが、『汽車のえほん』では他の機関車同様「僕」と訳されている[1]。二人称は基本「お前」だが、相手によっては「君」や「あんた」と言う場合がある。

性格[編集]

プライドが高く、威張りん坊で自惚れが強い。仲間の忠告を聞かない事が多く、それが災いしてトラブルや事故を起こしてしまう事がある。仕事は真面目に行うが、支線の走行を任されたり貨車を引かされるとヘソを曲げるなど選り好みしてしまうこともあり、テレビシリーズ第20シリーズ「ヘンリーか?ゴードンか?」においてヘンリーと仕事を入れ替える事になった時は仕事を投げ出した。自分の速度には誇りを持っており、自分より速い機関車に嫉妬することもある[2]。ジェームスやヘンリーと組んで小さな機関車をからかうなど、短気で意地悪な一面も持つ。作品においては汚い貨車を扱うのを嫌がるジェームスやサー・ハンデルに仮病といった悪知恵を教える場面もある[3]

一方で豪快かつ義理堅い面も持ち合わせており、同僚の機関車達は勿論、客車や乗客への優しさを忘れず、いざという時には持ち前のパワーで窮地を救う。仲間達とはお互い見下し合うこともあるが、最終的に和解し、役に立つ機関車として尊敬し合っている。

口癖は「急行列車のお通りだ!」。災難があった時は「まったく、なんてこった」ということが多い。

出来事[編集]

『汽車のえほん』とテレビシリーズ共通で、ゴードンが頂上まで到達できず立ち往生してしまう丘を「ゴードンの丘」と呼んでいる。その他、テレビ版第5シリーズ「ゴードンのまど」ではブレーキが効かなくなり暴走、オープンしたばかりのカーク・ローナン駅の壁に激突しトップハム・ハット卿と付き人が負傷する事故を起こした。この時に開いた壁の穴を利用し「ゴードンの窓」が作られた。2回目は自分のブレーキが効くようになる。

テレビ版第10シリーズではスピード新記録達成のため島中を周ったが、故障したヘンリーを助けるために記録作りを諦めたことがある。その後改めてスピード記録を達成し、トップハム・ハット卿から記念として自分専用の客車をもらった[4]

長編第12作では、トーマスの提案を聞いたトップハム・ハット卿の勧めで流線型の車体に改造され「グレートレールウェイショー」のスピード競争の代表に選ばれた。しかし、安全確認を促すビクターの制止を聞き入れずに出発したため安全弁をつけ忘れてしまい、レース中ボイラーが破裂するハプニングが起こった。

誕生の経緯[編集]

1942年、ウィルバート・オードリーが麻疹で寝込んでいた息子のクリストファー・オードリーに意志を持ち会話をする蒸気機関車が登場する物語を読み聞かせた。ウィルバートは、その物語で機関車エドワードの優しい性格を際立たせる役割として、意地悪なゴードンというキャラクターを登場させた。名前の由来は、当時オードリー宅の近所に住んでいたガキ大将であった[5]

1987年刊行の書籍「Island of Sodor: Its People, History and Railways」において、ウィルバートはゴードンがグレート・ノーザン鉄道の実験機関車として製造された車両だと記述している。

モデル[編集]

ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(LNER)のA1形がモデルで、実在する有名な機関車「フライング・スコッツマン」と兄弟という設定である。ただしゴードンはオードリー牧師独自のアレンジで実際のA1との相違点が多く[6]、これらはソドー島入線に際してクルー工場で改造された設定で、原作第23巻ではフライング・スコッツマンとお互いだいぶ変わったことを語り合っていた。なお顔のモデルは、当時の担当編集者エリック・マリオットと伝えられている。

映像作品での主な主役回[編集]

シーズン 話数 サブタイトル 備考
第1期 第1話 トーマスとゴードン トーマスにからかわれた復讐目的で、彼を繋いだまま急行列車を牽いた。
第25話 ゴードンみぞにはまる 臨時列車を牽くのを拒否したうえに、機関庫付近の溝に滑り落ちてしまった。
第2期 第48話 しせんをはしったゴードン 機関助手と信号手のミスのせいで、支線を走る。
第3期 第56話 ゴードンとゆうめいなきかんしゃ セレブリティーに負けられないとスピードを出して走行したため、ドームを落としてしまう。
第62話 どろんこゴードン 泥まみれながら洗車を拒否し、急行列車の仕事を没収される。
第5期 第107話 ゴードンのまど 新設の駅の式典当日にブレーキが故障し、駅の壁を突き破ってしまう。
第6期 第146話 すべったゴードン スピードをおとせという警告を無視し、古い支線で脱線する。
第7期 第178話 ゴードンとスペンサー 公爵夫妻の専用列車のスペンサーと初めて対面する。

声優[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ただし、復刻版の原作絵本ではTVシリーズに準じて「俺様」と訳されている。
  2. ^ テレビ版第3シリーズ「ゴードンとゆうめいなきかんしゃ」
  3. ^ テレビ版第4シリーズ「サー・ハンデルのけびょう」など
  4. ^ だが、出てきたのは2017年現在そのシーンのみ。
  5. ^ 「The Thomas The Tank Engine Man」by Brian Sibley, ISBN 0-434-96909-5
  6. ^ パッと見てもわかる違いとして、元になったA1形はテンダーが4軸車(ボギーではない)なのだが、ゴードンは3軸のものに換えられているなどがある。