ゴールドウィング賞

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ゴールドウィング賞
開催国 日本の旗 日本
主催者 愛知県競馬組合
競馬場 名古屋競馬場
創設 1962年
2018年の情報
距離 ダート1600m
格付け SPI
賞金 1着賞金350万円
出走条件 サラブレッド系2歳、東海所属
負担重量 別定
出典 [1]
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ゴールドウィング賞(ゴールドウィングしょう)は、愛知県競馬組合名古屋競馬場で施行する地方競馬重賞競走SPI)である。正式名称は「中日スポーツ杯 ゴールドウィング賞」、中日スポーツを発行する中日新聞社が優勝杯を提供している。

副賞は、中日スポーツ賞、(一社)JBC協会賞(ワールドエース号の種付権利)、(一社)日本地方競馬馬主振興協会会長賞、(一社)愛知県馬主協会会長賞、愛知県競馬組合管理者賞、開催執務委員長賞(2018年)[2]

概要[編集]

1962年に名古屋競馬場のダート1600mのアングロアラブ系3歳(現2歳)の東海(愛知・笠松)所属馬限定の重賞競走「中日スポーツ杯・秋」として創設。1971年からは出走条件を「サラブレッド系3歳(現2歳)の東海所属馬」に変更され、更に施行距離をダート1400mに変更された。1974年からは施行場を中京競馬場の芝1400mに変更されたが、1977年からは施行場を名古屋競馬場のダート1400mに戻す。

1991年からは「中日スポーツ杯(春・秋)」を駿蹄賞とゴールドウィング賞に分割し、名称も「中日スポーツ杯 ゴールドウィング賞」に変更[注 1]1996年からは東海地区重賞格付け制度施行によりSPI(スーパープレステージワン)に格付けされた。

2004年からは北陸・東海・近畿地区交流競走として施行、金沢所属・兵庫所属の競走馬が出走可能になりかつ兵庫ジュニアグランプリトライアル競走に指定され1着馬に限り兵庫ジュニアグランプリへの優先出走権が与えられる様になり、それに合わせて施行時期を10月下旬に変更された(但し2005年2009年ではJBCスプリントJBCクラシックと同日開催される11月3日に施行)。

2005年は中日新聞社の代わりにキリンビールから優勝杯の提供を受け、「キリンビールクラシック杯 ゴールドウィング賞」の名称で施行された。2006年はプロ野球団・中日ドラゴンズが当年、セントラル・リーグで優勝したことを祝して「祝・中日ドラゴンズセントラル優勝記念」の副称が付いて施行された。2007年は北陸・東海・近畿・中国地区交流競走として施行、福山所属の競走馬が出走可能となった。

2008年からは未来優駿シリーズに選定されたが園田競馬場兵庫若駒賞福山競馬場福山2歳優駿が2008年に新設されたことに伴い出走条件を「サラブレッド系2歳の北陸・東海所属馬」に変更され兵庫所属・福山所属の競走馬が出走不可となった。2013年以後は、東海地区所属限定の競走となっている。

2015年にHITスタリオンシリーズに指定された[3]

2018年現在JRA認定競走となっている。

条件・賞金等(2018年)[編集]

出走条件
サラブレッド系2歳、東海所属[1]
賞金等
賞金額は、1着350万円、2着87万5000円、3着42万円、4着28万円、5着17万5000円、着外3万5000円[1]
HITスタリオンシリーズに指定されており、ワールドエースの配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている。

歴史[編集]

  • 1962年 - 名古屋競馬場のダート1600mのアングロアラブ系3歳(現2歳)の東海所属馬限定の重賞競走「(第2回)中日スポーツ杯・秋」として創設。優勝馬はアラ系・トサクニ(牡 父アア・シントサオー 母アラ系・ミスカツイワイ 母父サラ・カツイヅミ)。
  • 1971年
    • 出走条件を「アングロアラブ系3歳(現2歳)の東海所属馬」から「サラブレッド系3歳(現2歳)の東海所属馬」に変更。
    • 施行距離をダート1400mに変更。
  • 1974年 - 施行場を中京競馬場の芝1400mに変更。
  • 1977年 - 施行場を名古屋競馬場のダート1400mに変更。
  • 1991年
    • 「中日スポーツ杯(春・秋)」を分割、名称も「中日スポーツ杯 ゴールドウィング賞」に変更。
    • 施行時期を11月から12月に変更。
  • 1996年 - 東海地区重賞格付け制度施行によりSPIに格付け。
  • 1999年 - 施行距離を名古屋競馬場のダート1600mに変更。
  • 2000年 - 施行時期を12月から11月に変更。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「サラブレッド系3歳の東海所属馬」から「サラブレッド系2歳の東海所属馬」に変更。
    • 施行時期を11月から12月に変更。
  • 2002年 - 施行時期を12月から11月に変更。
  • 2004年
    • この年から北陸・東海・近畿地区交流競走として施行され、出走条件を「サラブレッド系2歳の北陸・東海・近畿所属馬」に変更。
    • 兵庫ジュニアグランプリのトライアル競走に指定され、1着馬のみに兵庫ジュニアグランプリへの優先出走権が付与されるようになる。
    • 施行時期を10月下旬から11月上旬に変更。
  • 2005年 - 当年のみ、キリンビールから優勝杯の提供を受け、「キリンビールクラシック杯 ゴールドウィング賞」として施行。
  • 2006年 - 「祝・中日ドラゴンズセントラル優勝記念」の副称をつけて施行。
  • 2007年 - この年のみ北陸・東海・近畿・中国地区交流競走として施行され、出走条件を「サラブレッド系2歳の北陸・東海・近畿・中国所属馬」に変更。
  • 2008年
    • 未来優駿シリーズに選定。
    • 出走条件を「サラブレッド系2歳の北陸・東海・近畿・中国所属馬」から「サラブレッド系2歳の北陸・東海所属馬」に変更。
  • 2013年 - 東海地区所属馬限定の競走に変更。

歴代優勝馬[編集]

馬齢は2000年以前についても現表記を用いる。

名古屋競馬場での施行は全てダートコース。

中日スポーツ杯(秋)[編集]

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
第24回 1973年11月3日 名古屋 1400m ユニオンテツソ 牡2 愛知 1:30.3 瀬戸口悟 斎藤
第26回 1974年11月4日 中京 芝1400m トキノキンザン 牡2 愛知 1:25.9 新山広道 則武秀夫
第28回 1975年11月3日 中京 芝1400m ウエノスター 牡2 愛知 1:25.0 望月高司 山本榮二
第30回 1976年11月3日 中京 芝1400m セブンムーテ 牡2 愛知 1:24.4 坂本敏美 安達小八
第32回 1977年11月3日 名古屋 1400m ウイロオー 牡2 笠松 1:29.4 柴田高志 鷲見昌勇
第34回 1978年11月3日 名古屋 1400m リユウウオーク 牡2 笠松 1:28.7 南輝幸 梶原軍造
第36回 1979年11月3日 名古屋 1400m イズミダツパー 牡2 笠松 1:29.8 町野良隆 大橋憲
第38回 1980年11月1日 名古屋 1400m ブルーホオシヨウ 牡2 愛知 1:29.1 内沢信昭 野島三喜雄
第40回 1981年11月1日 名古屋 1400m ミエノダンサー 牝2 笠松 1:30.5 川原正一 後藤四季治
第42回 1982年11月3日 名古屋 1400m カイソクワン 牝2 愛知 1:30.8 原口次夫 錦見勇夫
第44回 1983年11月3日 名古屋 1400m リユウズイシヨウ 牡2 笠松 1:30.2 町野良隆 大橋憲
第46回 1984年11月3日 名古屋 1400m フジノリヨウ 牡2 笠松 1:30.7 安藤勝己 梶原軍造
第48回 1985年11月3日 名古屋 1400m サウンドジエツト 牝2 愛知 1:29.6 望月高司 伊藤美徳
第50回 1986年11月2日 名古屋 1400m リベラルオーシヤン 牡2 愛知 1:30.1 井出上慎一 森島義弘
第52回 1987年11月4日 名古屋 1400m オグリキヤツプ 牡2 笠松 1:29.8 安藤勝己 鷲見昌勇
第54回 1988年11月2日 名古屋 1400m アオミキヤツプ 牡2 愛知 1:30.9 小瀬良昌 光岡静馬
第56回 1989年11月1日 名古屋 1400m オワリキンパ 牝2 愛知 1:30.3 吉田稔 末吉清助
第58回 1990年11月1日 名古屋 1400m ブライアンカーチス 牡2 愛知 1:31.1 竹下太 岩瀬裕

中日スポーツ杯ゴールドウィング賞[編集]

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
第30回 1991年12月6日 名古屋 1400m シンワコウジ 牡2 愛知 1:29.6 櫻井今朝利 伊藤光雄
第31回 1992年12月9日 名古屋 1400m ライデンスキー 牡2 笠松 1:28.6 井上孝彦 荒川友司
第32回 1993年12月8日 名古屋 1400m オグリローマン 牝2 笠松 1:28.9 安藤光彰 鷲見昌勇
第33回 1994年12月7日 名古屋 1400m ライデンリーダー 牝2 笠松 1:30.3 安藤勝己 荒川友司
第34回 1995年12月6日 名古屋 1400m ミスファッション 牝2 笠松 1:31.3 安藤光彰 山中輝久
第35回 1996年12月4日 名古屋 1400m シンプウライデン 牡2 笠松 1:29.3 安藤勝己 荒川友司
第36回 1997年12月10日 名古屋 1400m サクセス 牡2 笠松 1:29.5 安藤光彰 飯干秀人
第37回 1998年12月2日 名古屋 1400m アサギミキオー 牡2 愛知 1:31.1 宇都英樹 斉藤弘光
第38回 1999年12月1日 名古屋 1600m ブラウンシャトレー 牡2 愛知 1:43.4 安部幸夫 国光徹
第39回 2000年11月1日 名古屋 1600m レタセモア 牡2 笠松 1:43.4 安藤勝己 井上孝彦
第40回 2001年12月4日 名古屋 1600m キウィダンス 牝2 愛知 1:44.8 吉田稔 角田輝也
第41回 2002年11月20日 名古屋 1600m ダイコーマリナ 牝2 愛知 1:44.0 吉田稔 宮本仁
第42回 2003年11月13日 名古屋 1600m グリーンハーバー 牡2 笠松 1:41.9 濱口楠彦 柳江仁
第43回 2004年10月29日 名古屋 1600m キミガヨオー 牡2 愛知 1:44.4 宇都英樹 斉藤弘光
第44回 2005年11月3日 名古屋 1600m ゴールドハートラン 牝2 愛知 1:44.5 福重正吾 荒木市雄
第45回 2006年10月25日 名古屋 1600m ワイティタッチ 牡2 愛知 1:46.1 尾崎章生 櫻井今朝利
第46回 2007年10月24日 名古屋 1600m イーストミー 牝2 愛知 1:47.0 大畑雅章 塚田隆男
第47回 2008年10月24日 名古屋 1600m ダイナマイトボディ 牝2 愛知 1:44.1 倉地学 角田輝也
第48回 2009年11月3日 名古屋 1600m パラダイスラビーダ 牡2 愛知 1:45.4 戸部尚実 新山廣道
第49回 2010年11月5日 名古屋 1600m ミサキティンバー 牡2 愛知 1:45.4 山本茜 櫻井今朝利
第50回 2011年11月4日 名古屋 1600m オーリーライアン 牡2 愛知 1:44.9 岡部誠 角田輝也
第51回 2012年11月1日 名古屋 1600m ウォータープライド 牝2 愛知 1:44.0 児島真二 塚田隆男
第52回 2013年10月31日 名古屋 1600m リーダーズボード 牡2 愛知 1:42.7 戸部尚実 川西毅
第53回 2014年10月22日 名古屋 1600m ヒメカイドウ 牝2 愛知 1:42.9 大畑雅章 山内和明
第54回 2015年10月22日 名古屋 1600m サカジロゴーゴー 牝2 愛知 1:45.2 岡部誠 角田輝也
第55回 2016年10月20日 名古屋 1600m ミトノリバー 牝2 愛知 1:43.8 岡部誠 川西毅
第56回 2017年10月24日 名古屋 1600m サムライドライブ 牝2 愛知 1:44.9 丸野勝虎 角田輝也
第57回 2018年10月23日 名古屋 1600m エムエスクイーン 牝2 愛知 1:43.6 今井貴大 竹下直人

脚注・出典[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「中日スポーツ杯」の回次は天皇賞のように春→秋の順に加算し、1990年までは「第58回」となっていたが、分割にあたり秋の施行回数を数えなおして通算し、1991年の競走は「第30回」とされた。

出典[編集]

  1. ^ a b c 名古屋競馬番組要綱・賞金等支給基準(平成30年度)”. 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2018年10月18日閲覧。
  2. ^ 平成30年度 第16回 名古屋競馬番組  ゴールド(SPI) シリーズ (PDF)”. 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2018年10月18日閲覧。
  3. ^ 平成27年度HITスタリオンシリーズ(ダービーを含む)5県実施競走計画表 (PDF)”. 地方競馬全国協会. 2015年10月19日閲覧。

各回競走結果の出典[編集]

関連項目[編集]