サウンドノベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

サウンドノベルsound novel)は、アドベンチャーゲームの一種である。また、スパイク・チュンソフト登録商標である[1]

それまでのアドベンチャーゲームとは異なり、小説をモチーフとしているため、区切られたメッセージウィンドウではなく、画面全体にテキストが表示されるのが特徴。コンピュータゲームである特性を活かし、効果音・BGM・映像効果が盛り込まれている。

第一作は、1992年3月7日チュンソフトから発売されたスーパーファミコン用ソフト『弟切草』。

概要[編集]

「サウンドノベル」は、テレビ画面に背景映像とサウンド(BGMや効果音)をともなって表示される文章を追って、読み進めていくことで進行するものである。以前から存在するものでいえば「ゲームブック」に近く、「サウンドノベル」もその影響を受けたものであった[2]。紙の本ではありえない音や、絵の動きといった演出が加わることで、プレイヤーに臨場感・緊張感を与えている。文章を追っていく途中で選択肢が提示され、物語の展開にプレイヤーが働きかけることが可能で、クリア回数やストーリーの進行具合によっては、出現する選択肢が増えたり、変わったりするなど、従来のアドベンチャーゲームでは見られなかった特徴を持っている。

シリーズの草分けである『弟切草』『かまいたちの夜』の影響から、恐怖心を煽るホラー物やサスペンス形式の作品が多い。『かまいたちの夜』発売以降、アテナの『夜光虫』を皮切りにチュンソフト以外からもサウンドノベルおよびこれに類するゲームが発売され、新たなゲームジャンルとして確立していく[3]。それらのゲームでは、選択肢によるシナリオ分岐やプラグ管理構造については『かまいたちの夜』に近いスタイルが一般となっている[4]。ゲーム中の文章は一人称で書かれることが多いが[5]三人称のものも存在する。

なお、これらから発展したゲームジャンルは、一般に「ビジュアルノベル」や「ノベルゲーム」と呼ばれている。

作品一覧[編集]

コンシューマー(チュンソフト)[編集]

コンシューマー(チュンソフト以外)[編集]

パソコン(一般)[編集]

パソコン(アダルト)[編集]

携帯電話・スマートフォン[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 第4515740号、第5616832号
  2. ^ 塩田、130頁。
  3. ^ 塩田、132-133頁。
  4. ^ 塩田、118-119頁。
  5. ^ 塩田、134頁。

参考文献[編集]

  • 椎野竜彦「サウンドノベルズの方向性」『ゲーム批評 vol.6』第2巻第6号通巻第8号、マイクロデザイン出版局、1995年11月30日、pp.94-97
  • 塩田信之、1999年、「チャート構造解析&サウンドノベルシナリオ講座」、塩田信之&CB's Project(編)『「街 〜運命の交差点〜」スペシャルガイド〜サウンドノベルシナリオ入門〜』、メディアファクトリーじゅげむBOOKS〉 ISBN 4-88991-852-3 pp. 113-143

関連項目[編集]

  • ビジュアルノベル
  • ツクールシリーズ - ラインナップの中に、あらかじめ用意された素材を用いてサウンドノベルを製作できる「サウンドノベルツクール」がある。
  • 君に贈るホラー - 携帯電話でサウンドノベルを制作できる「君が創るホラー」がある。
  • システムサコム - 80年代後半より“パソコンで読む小説”「ノベルウェア」シリーズを発表。当時のADVの主流であった総当たり的なコマンド入力を排し、簡単な選択肢のみで半自動的に物語が進展・分岐する同シリーズはサウンドノベルへの系譜と捉えることができる。