サクラ大戦GB 檄・花組入隊!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
対応機種 | ゲームボーイカラー |
---|---|
発売元 | メディアファクトリー |
ジャンル | ドラマチックアドベンチャー |
発売日 | 2000/7/28 |
レイティング | なし |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 6 |
備考 |
¥4,800(税別) ※ローソン専売のアイリス・カンナ・紅蘭・さくら・すみれ・マリア各パックは¥5,800(税別) ※「ポケットサクラ」同梱パックは¥8,300(税別) |
『サクラ大戦GB 檄・花組入隊!』は、2000年7月28日にメディアファクトリーから発売されたゲームボーイカラー用アドベンチャーゲーム。同社の「SAKURA PROJECT2000」シリーズの第2弾(第1弾は6月23日に発売された「ポケットサクラ」)であり、セガ(後のセガゲームス)のテレビゲーム『サクラ大戦シリーズ』の一つでもある。
概要[編集]
本作は、プレイヤーの分身となる主人公が、帝国華撃団花組隊長を目指し、花組に一ヶ月体験入団するという目的のゲーム。
内容はセガサターン版のアドベンチャーパートをベースにし、訓練などで主人公の能力値を高め、ゲーム内時間の一ヵ月後にプレイヤーに対する称号が下される。戦闘パートは従来のウォー・シミュレーションゲーム形式ではなく、LIPS(Live & Interactive Picture System)という選択システムを流用した内容となっている。他にも女性キャラクターとのイベントやミニゲームなど、セガサターン版の要素も採用されている。
シリーズにおける本作の時系列は不明だが、次の公演が「西遊記」であると明言されている。
先に発売された歩数計携帯ゲーム機「ポケットサクラ」との赤外線通信が可能[1]。
32ビット機で始まったゲームシリーズのスピンオフが、8ビット機であるゲームボーイカラーで制作されたことから当時は話題を呼んだタイトルであった[2]。
大帝国劇場内のどこに誰がいるのかわからず、花組メンバーと仲良くなるには繰り返しプレイして出現場所を把握するかアイテムを購入するしかなかったため、これには「作りがあざと過ぎる」とユーザーからの評判は芳しくなかった[3]。
本ソフトの発売を記念して、サクラにちなんだカラーリングでスクリーンカバー上に桜が舞うクリア・チェリーピンク仕様のゲームボーイカラー本体がソフト同梱で限定発売された。
登場人物[編集]
ミニゲーム[編集]
それぞれのヒロインに応じてミニゲームがある。ゲーム開始当初は得点が低いが、進むにつれて徐々に高くなっていくシステムである。
- 真昼の剣豪
- 真宮寺さくらのミニゲーム。さくらの投げてくるアイテムを持っている刀に当て、得点を稼ぐ。
- 光武ランニング
- 神崎すみれのミニゲーム。コースを三周回るレース式で、すみれより早くゴールすれば良い。
- 愛と青春の早撃ち
- マリア・タチバナのミニゲーム。9つの的の中に出てくる敵を撃つ射的ゲーム。
- ドキドキレッスン
- アイリスのミニゲーム。6箇所からシャボン玉が出てくるので、それをぬいぐるみを使って割るゲーム。
- 歯車がいっぱい
- 李紅蘭のミニゲーム。60秒以内に上下の歯車がつながるよう、抜けている歯車をはめていくゲームで、計二十問ある。
- 踊るカラテカ
- 桐島カンナのミニゲーム。ボタンをタイミングよく押して行き、カンナと同じ動きをするゲーム。
脚注[編集]
- ^ 株式会社QBQ編 『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117790 p117
- ^ M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、22ページ
- ^ 株式会社QBQ編 『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117790 p109
|