サニックス・ワールド・ラグビー・ユース交流大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動

サニックスワールドラグビーユース交流大会とは、高校生世代のラグビーの国際大会である。毎年4月28日~5月5日の間で福岡県宗像市のグローバルアリーナで開催される。[1]

男子15人制の大会として、2000年からスタートし[2]、国内8チーム、海外8チームの計16チームで行われる。但し、2009年の第10回大会は、海外9チームを含む20チームで開催。

女子7人制の競技は、2013年に国内4チームで始まった。2014年からは、国内4チーム、海外4チームの計8チームで行われている。

2020年春に開催予定の第21回大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止された。

概要[編集]

男子15人制の競技では、出場16チームが予選リーグと順位決定トーナメントの2ステージで優勝を競う。[3]

予選リーグでは、4チームずつの4つのプールに均等に分けられ、3日間の間、各プール内で総当たり戦を行う。

順位決定トーナメントは、大会から第9回大会まで2日間で行われ、各チームの試合数が全部で5試合だった。[4]2009年の第10回大会には、海外9チームを含む20チームが参加し、予選リーグでは、4チームずつの5つのプールに分かれた。また、順位決勝トーナメントが1日伸びて3日間となった結果、試合数も6試合に増えた。試合日数と試合数の増加が評価され、それ以降の大会が16チームで行われるにも関わらず、継続されてきた。

国内8チームの選抜方法は、前年度開催の全国高校ラグビー大会のベスト4進出校が、優先的に選ばれ、残り4校の内3校に関しては、基本的に地元九州内の高校が選ばれることが多いが、予選大会の上位3校が選ばれたこともある。

残り1校は、毎年1月はじめに国内16校によるサニックスワールドラグビーユース交流大会予選会で優勝した高校になる。全国大会に出場できなかった全国の上位校が集まり、順位決定トーナメント方式で4試合を行う。1月1日から5日まで全国大会の裏で行われているので、いつからか「裏花園」と呼ばれている。[5]それに対し、主催者は「表サニックス」と言い張っている。

海外参加校に関しては、各国協会に委ねられている。その為、必ずしもその国のチャンピオン校が参加する訳でもない。ニュージーランド勢の優勝が多いのは、国内高校王者が、参加しているのが要因と思われる(過去20回大会のうち、9回の優勝を誇る)。

2006年優勝チームはクライストチャーチ・ボーイズ・ハイスクール(ニュージーランド)
ボーランド農業ハイスクール(南アフリカ)対仙台育英高校(2002年の決勝戦)
スコットランドのジョージ・ワトソンズ・カレッジ・パイプス&ドラムズ(2006年大会にて)

単独の高校チームの世界大会として注目されている。また、日本では、春の選抜、冬の選手権と並ぶ高校世代の3大タイトルの一つである。

これまでの参加選手数は約13,000人。うち145人が後に各国代表となった。2019年のラグビーわーるどカップ日本大会には25人の選手が出場した。[6]

女子7人制の競技はは2013年にの初回大会(エキジビションマッチ)では、出場国内4チームが1つのプールで総当たり戦を行った。翌年から海外4チームも加わることによって、プールが2つに増え、競技も男子15人制のと同く、選リーグと順位決定トーナメントの2ステージで行われるようになった。

各式典では、スコットランドのバグパイプバンドの演奏が定番となっている。2000年と2002年は、ヴェール オヴ アソル パイプバンド。2001年は、ダラー アカデミー パイプバンド。2003年からは、ジョージ ワトソンズ カレッジ パイプス&ドラムズ。

2018年大会から、各チームから推薦された選手で構成される合同チームのエキシビションマッチが評判となっている。


歴代優勝チーム[編集]

男子15人制において、チーム別ではハミルトン・ボーイズ・ハイスクール(ニュージーランド)が最多3回の優勝、国別ではニュージーランドが最多9回の優勝を誇る。

続いて、ロトルア・ボーイズ・ハイスクールとクライストチャーチー・ボーイズ・ハイスクール(ニュージーランド)、グレンウッド・ハイスクールとポール・ルース・ジムナジアム(南アフリカ)が2回ずつ、また南アフリカの代表が6回にわたり優勝している。

ニュージーランドのチームが2003年から4連覇し、2010年から5連覇をしたが、2015年以降は優勝から遠ざかっている。

ちなみに、日本の高校は準優勝が最高である。[7]

大会年 優勝 準優勝 3位
2020年 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止[8]
2019 ポール ルース ジムナジウム(南アフリカ) セント ピーターズ カレッジ(ニュージーランド) 桐蔭学園高等学校(神奈川)
2018 ラトゥ カタヴレヴ スクール(フィジー) ヘイスティングス ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド) セント オーガスティンズ カレッジ(オーストラリア)
2017 リセ ボルデバッス(フランス)[9] マウント アルバート グラマースクール(ニュージーランド) 東福岡高等学校(福岡)
2016 グレンウッド ハイスクール(南アフリカ) 東福岡高等学校(福岡) ロトルア ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド)
2015 ポール ルース ジムナジウム(南アフリカ) ブリズベーン ボーイズ カレッジ(オーストラリア) スコッツ カレッジ(ニュージーランド)
2014 ハミルトン ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド) パール ボーイズ ハイスクール(南アフリカ リセ ルイ ドゥ フォワ(フランス)
2013 セント ケンティガン カレッジ(ニュージーランド) ハートプリー カレッジ(イングランド) セント ジョセフス ナッジー カレッジ(オーストラリア)
2012 ケルストン ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド) トルロ カレッジ(イングランド) トンガ カレッジ(トンガ)
2011 ハミルトン ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド) アイヴィーブリッジ コミュニティー カレッジ(イングランド)い パール ボーイズ ハイスクール(南アフリカ)
2010 ハミルトン ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド)[10] トルロ カレッジ(イングランド) ヒルズ スポーツ ハイスクール(オーストラリア)
2009 ダックス ランド ハイスクール(フランス) 東福岡高等学校(福岡) グレンウッド ハイスクール(南アフリカ)
2008 グレンウッド ハイスクール(南アフリカ) タルブ ハイスクール(フランス) ギズボーン ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド)
2007 ウェストフィールズ スポーツ ハイスクール(オーストラリア) 東福岡高等学校(福岡) クライストチャーチ ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド)
2006 クライストチャーチ ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド) モニュメント ハイスクール(南アフリカ) 東海大学付属仰星高等学校(大阪)
2005 クライストチャーチ ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド) サウスポート スクール(オーストラリア) ウォータークルーフ ハイスクール(南アフリカ)
2004 ロトルア ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド) 東福岡高等学校(福岡) エルメロ ハイスクール(南アフリカ)
2003 ロトルア ボーイズ ハイスクール(ニュージーランド) トンガ カレッジ(トンガ) セント アルバンス カレッジ(南アフリカ)
2002 ボーランド アグリカルチェラル カレッジ(南アフリカ) 仙台育英高等学校(宮城) ラトゥ カダヴレヴ ハイスクール(フィジ―)
2001 グレー カレッジ セカンダリー スクール(南アフリカ) セント ピーターズ カレッジ (ニュージーランド) セント マリーズ カレッジ(アイルランド)、東福岡高等学校(福岡)
2000 キングス スクール(オーストラリア) ポール ルース ハイスクール(南アフリカ) アラヌイ ハイスクール(ニュージーランド)、ダラー アカデミー(スコットランド)

女子7人制では、関東選抜が2回の優勝、日本勢が5回の優勝を誇る(初回大会は、国内4チームのみで開催)。

大会年 優勝 準優勝 3位
2019年 福岡レディースRFC(福岡)[11] 石見智翠館高等学校(島根) 関東学院六浦高等学校(神奈川)
2018年 石見智翠館高等学校(島根)[12] ハミルトン ガールズ ハイスクール(ニュージーランド) 追手門学院高等学校VENUS(大阪)
2017年 セント マリーズ カレッジ(ニュージーランド) 國學院大學栃木高等学校(栃木) ハートプリー カレッジ(イングランド)
2016年 追手門学院高等学校(大阪) 栃木県ストロベリーズ(栃木) ハミルトン ガールズ ハイスクール(ニュージーランド)
2015年 ハミルトン ガールズ ハイスクール(ニュージーランド) 福岡レディースRFC(福岡) 石見智翠館高等学校(島根)
2014年 関東選抜 サンシャイン コースト スティングレイズ(オーストラリア) 福岡レディースRFC(福岡)
2013年 関東選抜 福岡レディースRFC(福岡) 近畿選抜、石見智翠館高等学校(島根)

予選会歴代優勝校[編集]

2000年から2002年の間は、データ無し。

開催年 優勝校
2003年 筑紫高等学校
2004年 大阪工業大学高等学校
2005年 伏見工業高等学校
2006年 長崎北高等学校
2007年 伏見工業高等学校
2008年 常翔啓光学園高等学校
2009年 常翔学園高等学校
2010年 伏見工業高等学校
2011年 京都成章高等学校
2012年 伏見工業高等学校
2013年 東海大学付属仰星高等学校
2014年 御所実業高等学校
2015年 常翔学園高等学校
2016年 慶應義塾高等学校
2017年 東海大学付属相模高等学校
2018年 東海大学付属相模高等学校
2019年 京都工学院高等学校
2020年 東海大学付属相模高等学校

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ i018fe (2019年12月27日). “高校ラグビーの世界的登竜門「サニックスワールドユース」とは |” (日本語). rugbyspreads.com. 2020年7月14日閲覧。
  2. ^ 株式会社サニックス│CSR・社会貢献活動 | 株式会社サニックス”. sanix.jp. 2020年7月14日閲覧。
  3. ^ JRFU. “「サニックスワールドラグビーユース交流大会2019」開催|日本ラグビーフットボール協会|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。” (日本語). www.rugby-japan.jp. 2020年7月14日閲覧。
  4. ^ Rugby-try.jp|サニックス2006年度 ワールドラグビーユース交流大会”. www.rugby-try.jp. 2020年7月14日閲覧。
  5. ^ i018fe (2019年12月27日). “「裏花園」と呼ばれるサニックスワールドユース予選会とは |” (日本語). rugbyspreads.com. 2020年7月14日閲覧。
  6. ^ 「サニックスワールドラグビーユース交流大会」20周年大会記念誌 発行のお知らせ (2019年10月4日)” (日本語). エキサイトニュース. 2020年7月14日閲覧。
  7. ^ 2002年仙台育英2004年2007年2009年・2016年の東福岡
  8. ^ GW恒例のサニックスワールドラグビーユースも中止決定… 新型コロナで” (日本語). ラグビーリパブリック (2020年3月18日). 2020年7月14日閲覧。
  9. ^ 高校ラグビー サニックスワールドユース交流会 速報” (日本語). ラグビーQ&A ラグビーのルールは難しい!? (2017年3月24日). 2020年7月14日閲覧。
  10. ^ サニックスユース大会、韓国試合放棄で”. 韓国ラグビー情報=한국럭비 정보. 2020年7月14日閲覧。
  11. ^ ワールドユース女子で日本勢がトップ3独占 福岡レディースが悲願の初優勝!” (日本語). ラグビーリパブリック (2019年4月30日). 2020年7月26日閲覧。
  12. ^ RUGBY.JP, WOMEN'S. “WOMEN'S RUGBY.JP” (日本語). WOMEN'S RUGBY.JP. 2020年7月26日閲覧。