サンダルフォン (競走馬)

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サンダルフォン
Sandal Phone horse.jpg
2009年2月8日 京都競馬場
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2003年3月25日(17歳)
抹消日 2012年10月3日
サクラバクシンオー
コウユーラヴ
母の父 ジェイドロバリー
生国 日本の旗 日本北海道門別町
生産 滝本健二
馬主 (有)ノースヒルズマネジメント
→(株)ノースヒルズ
調教師 山本正司栗東
松永幹夫(栗東)
競走成績
生涯成績 56戦9勝
獲得賞金 2億2189万6000円[1]
勝ち鞍 北九州記念(2009年)
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サンダルフォン日本の元競走馬乗馬。2009年北九州記念の勝ち馬。馬名の意味由来は「双子の天使、メタトロンの弟」[2]

経歴[編集]

2003年3月25日に生まれた鹿毛の牡馬[3]。生産は日高町庫富の滝本健二牧場[3][注 1]山本正司調教師の紹介でノースヒルズマネジメントの持ち馬となり、2006年5月にデビュー[3][5]。4戦目で初勝利を挙げ、以後ダートで勝ち星を重ねる[5]。2007年より山本厩舎を継いだ松永幹夫調教師の管理馬[6][7]

2008年4月の福島中央テレビ杯(1000万下)で芝初勝利を挙げ、同年7月のジュライステークス(1600万下)に勝ってオープンクラスへ昇格[5]。昇級後は苦戦が続いていたが、キャリア30戦目、2009年8月の北九州記念(GIII)で重賞初勝利[3]。2010年、2011年にはアンコールステークス(その年の中央競馬開催最終日の競走)を連覇する珍しい記録を作った[8]。2012年9月30日のスプリンターズステークス(13着)を最後に引退[8]。同年10月3日付で競走馬登録を抹消された[8]。通算56戦9勝[8]。引退後は馬事公苑で乗馬として繋養されている[9]

脚質・特徴[編集]

先行力を武器にした父サクラバクシンオーとは違い、器用さがなく末一手の脚質であった[10][11]。全9勝のうち6勝が芝1200mの競走[12]。馬場は平坦コース、特に小倉競馬場との相性が良かった[13][14]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2006 5. 21 中京 3歳未勝利 16 13.9 (7人) 11着 幸英明 57 芝1800m(良) 1:51.1 (37.6) 2.0 バージンフォレスト
6. 25 函館 3歳未勝利 13 35.2 (6人) 7着 古川吉洋 56 ダ1700m(良) 1:51.2 (42.1) 4.3 ランザローテ
7. 15 函館 3歳未勝利 13 28.5 (6人) 5着 古川吉洋 56 ダ1700m(良) 1:50.7 (38.3) 1.5 キングトップガン
7. 29 函館 3歳未勝利 13 13.8 (5人) 1着 古川吉洋 56 ダ1700m(良) 1:49.9 (38.6) -0.1 (サムシンググッド)
8. 19 札幌 500万下 13 69.4 (13人) 1着 古川吉洋 54 ダ1700m(稍) 1:46.4 (37.5) -0.6 (セイウンタイヨウ)
10. 28 京都 1000万下 15 9.0 (3人) 14着 武豊 55 ダ1800m(良) 1:54.5 (39.7) 3.1 ゲットアウト
11. 25 京都 與杼特別 16 36.6 (8人) 1着 古川吉洋 54 ダ1400m(良) 1:24.4 (37.4) 0.0 (ハギノトリオンフォ)
2007 1. 7 京都 門松S 15 12.7 (5人) 4着 古川吉洋 56 ダ1400m(稍) 1:24.3 (37.7) 0.4 アルドラゴン
2. 5 阪神 なにわS 16 6.3 (3人) 2着 古川吉洋 54 ダ1400m(良) 1:24.0 (37.3) 0.0 トシザヘネシー
4. 1 中山 春風S 16 5.9 (2人) 5着 蛯名正義 57 ダ1200m(良) 1:11.5 (37.5) 0.8 トーセンブレイク
4. 22 東京 フジビュースタンドS 15 取消 古川吉洋 57 ダ1400m(良) マルターズマッシブ
11. 3 京都 1000万下 16 5.6 (3人) 7着 福永祐一 57 ダ1400m(良) 1:25.3 (38.3) 1.8 ワールドハンター
11. 18 京都 與杼特別 16 4.7 (2人) 11着 安藤勝己 57 ダ1400m(良) 1:25.7 (38.5) 2.1 ゼンノパルテノン
12. 6 中京 香嵐渓特別 16 8.2 (4人) 13着 古川吉洋 57 ダ1700m(良) 1:48.8 (41.4) 2.7 リオサンバシチー
2008 1. 12 京都 乙訓特別 16 25.0 (10人) 3着 古川吉洋 57 芝1400m(重) 1:23.8 (35.5) 0.2 ダノンムロー
1. 19 京都 1000万下 16 5.5 (3人) 8着 佐久間寛志 57 ダ1400m(良) 1:25.0 (38.5) 0.9 シルクアルボーレ
4. 27 福島 福島中央TV杯 16 8.2 (5人) 1着 古川吉洋 57 芝1200m(良) 1:08.7 (34.5) 0.0 (ボストンゴールド)
5. 3 京都 朱雀S 18 43.1 (12人) 2着 古川吉洋 56 芝1600m(良) 1:33.0 (35.2) 0.5 ヒカルオオゾラ
5. 24 東京 フリーウェイS 18 5.4 (2人) 9着 古川吉洋 56 芝1400m(良) 1:21.1 (34.1) 0.3 キタノリューオー
6. 21 阪神 ストークS 18 4.3 (1人) 13着 武豊 56 芝1400m(稍) 1:22.6 (36.8) 1.9 マイネルレーニア
7. 5 阪神 ジュライS 16 10.9 (5人) 1着 佐藤哲三 57 芝1200m(良) 1:09.0 (34.3) -0.2 (マッチメイト)
8. 31 札幌 キーンランドC JpnIII 16 66.5 (13人) 13着 古川吉洋 56 芝1200m(良) 1:09.1 (34.6) 1.2 タニノマティーニ
9. 13 札幌 エルムS JpnIII 12 77.2 (12人) 12着 古川吉洋 56 ダ1700m(良) 1:45.8 (38.8) 2.9 フェラーリピサ
10. 5 阪神 ポートアイランドS OP 18 29.6 (12人) 16着 秋山真一郎 56 芝1600m(稍) 1:36.2 (35.1) 1.5 マイネルレーニア
11. 8 京都 京洛S OP 18 39.4 (13人) 11着 幸英明 53 芝1200m(稍) 1:08.6 (33.9) 0.8 スプリングソング
2009 2. 8 京都 シルクロードS GIII 16 94.6 (16人) 6着 秋山真一郎 53 芝1200m(良) 1:08.9 (34.0) 0.4 アーバンストリート
3. 7 中山 オーシャンS GIII 16 48.1 (13人) 8着 古川吉洋 56 芝1200m(稍) 1:09.5 (34.9) 0.3 アーバニティ
4. 12 中山 春雷S OP 13 8.5 (4人) 8着 古川吉洋 56 芝1200m(良) 1:08.9 (34.0) 0.7 アポロフェニックス
6. 28 福島 バーデンバーデンC OP 16 11.9 (7人) 3着 吉田豊 53 芝1200m(良) 1:08.7 (34.2) 0.0 シャウトライン
7. 5 阪神 米子S OP 17 23.7 (8人) 4着 酒井学 54 芝1600m(良) 1:32.7 (33.3) 0.1 クラウンプリンセス
8. 16 小倉 北九州記念 GIII 16 15.8 (8人) 1着 酒井学 54 芝1200m(良) 1:07.5 (34.3) -0.2 (レディルージュ)
9. 13 阪神 セントウルS GII 15 8.6 (3人) 7着 四位洋文 57 芝1200m(良) 1:08.5 (33.8) 0.7 アルティマトゥーレ
10. 4 中山 スプリンターズS GI 16 31.1 (11人) 9着 四位洋文 57 芝1200m(良) 1:07.8 (34.4) 0.3 ローレルゲレイロ
11. 22 中山 マイルCS GI 18 61.1 (17人) 17着 四位洋文 57 芝1600m(良) 1:34.4 (34.5) 1.2 カンパニー
12. 20 阪神 阪神C GII 18 91.8 (17人) 14着 酒井学 57 芝1400m(良) 1:21.4 (36.0) 1.0 キンシャサノキセキ
2010 3. 6 中山 オーシャンS GIII 16 48.1 (14人) 8着 吉田豊 57 芝1200m(重) 1:10.2 (35.8) 0.4 キンシャサノキセキ
4. 11 中山 春雷S OP 16 6.8 (3人) 6着 吉田豊 57 芝1200m(良) 1:09.0 (34.5) 0.3 アポロフェニックス
4. 24 京都 オーストラリアT OP 18 12.1 (8人) 1着 酒井学 55 芝1200m(良) 1:07.5 (33.0) -0.1 シンボリグラン
6. 13 京都 CBC賞 GIII 18 10.5 (5人) 13着 酒井学 56 芝1200m(稍) 1:10.5 (35.2) 1.6 ヘッドライナー
8. 15 小倉 北九州記念 GIII 18 14.0 (6人) 3着 酒井学 56 芝1200m(良) 1:07.3 (34.4) 0.2 メリッサ
9. 12 阪神 セントウルS GII 15 11.3 (7人) 8着 酒井学 57 芝1200m(良) 1:08.5 (33.9) 0.5 ダッシャーゴーゴー
10. 3 中山 スプリンターズS GI 16 116.8 (14人) 11着 酒井学 57 芝1200m(良) 1:08.1 (33.9) 0.7 ウルトラファンタジー
12. 26 小倉 2010アンコールS OP 18 10.9 (6人) 1着 酒井学 56 芝1200m(良) 1:08.1 (34.6) 0.0 (ヤマカツマリリン)
2011 1. 29 京都 シルクロードS GIII 16 34.0 (10人) 8着 酒井学 57 芝1200m(良) 1:08.7 (33.0) 0.5 ジョーカプチーノ
3. 5 中山 オーシャンS GIII 16 61.2 (12人) 7着 酒井学 56 芝1200m(良) 1:08.4 (33.9) 0.6 ダッシャーゴーゴー
3. 27 阪神 高松宮記念 GI 16 86.9 (12人) 13着 武豊 57 芝1200m(良) 1:09.1 (33.8) 1.2 キンシャサノキセキ
4. 23 京都 オーストラリアT OP 18 24.3 (10人) 6着 酒井学 57 芝1200m(不) 1:10.0 (35.3) 0.8 パドトロワ
6. 12 阪神 CBC賞 GIII 16 57.5 (14人) 13着 酒井学 57 芝1200m(良) 1:09.6 (34.6) 1.5 ダッシャーゴーゴー
8. 14 小倉 北九州記念 GIII 16 12.8 (6人) 6着 酒井学 57 芝1200m(良) 1:07.5 (34.2) 0.3 トウカイミステリー
10. 2 中山 スプリンターズS GI 15 335.4 (15人) 12着 酒井学 57 芝1200m(良) 1:08.5 (34.0) 1.1 カレンチャン
10. 23 新潟 信越S OP 16 21.3 (8人) 2着 酒井学 59 芝1200m(良) 1:09.3 (34.2) 0.0 ブルーミンバー
12. 25 小倉 2011アンコールS OP 14 6.3 (4人) 1着 酒井学 57 芝1200m(良) 1:07.4 (34.6) -0.3 ドリームバレンチノ
2012 1. 28 京都 シルクロードS GIII 16 42.3 (8人) 10着 酒井学 57.5 芝1200m(良) 1:09.0 (33.6) 0.7 ロードカナロア
3. 25 中京 高松宮記念 GI 18 161.5 (15人) 16着 古川吉洋 57 芝1200m(良) 1:11.2 (35.7) 0.9 カレンチャン
7. 1 中京 CBC賞 GIII 17 67.5 (12人) 11着 酒井学 57.5 芝1200m(重) 1:09.8 (34.5) 1.1 マジンプロスパー
8. 19 小倉 北九州記念 GIII 18 52.2 (13人) 12着 酒井学 57.5 芝1200m(良) 1:07.5 (33.9) 0.6 スギノエンデバー
9. 30 中山 スプリンターズS GI 16 272.2 (16人) 13着 酒井学 57 芝1200m(良) 1:07.7 (33.6) 1.0 ロードカナロア
  • 出典: netkeiba[15]

血統表[編集]

サンダルフォン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 テスコボーイ系
[§ 2]

サクラバクシンオー
1989 鹿毛
父の父
サクラユタカオー
1982 栗毛
*テスコボーイ Princely Gift
Suncourt
アンジェリカ *ネヴァービート
スターハイネス
父の母
サクラハゴロモ
1984 鹿毛
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*クリアアンバー Ambiopoise
One Clear Cal

コウユーラヴ
1997 鹿毛
*ジェイドロバリー
Jade Robbery
1987 黒鹿毛
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Number Nijinsky II
Special
母の母
チャームトウショウ
1988 鹿毛
*コインドシルバー Herbager
Silver Coin
ガールトウショウ *チャイナロック
*ソシアルバターフライ
母系(F-No.) ソシアルバターフライ系(FN:1-w) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer:4×5 [§ 4]
出典
  1. ^ サンダルフォン > 血統情報:5代血統表”. JBBA. 2015年7月12日閲覧。
  2. ^ サンダルフォンの血統詳細”. netkeiba. 2015年7月12日閲覧。
  3. ^ サンダルフォン > 血統情報:5代血統表”. JBBA. 2015年7月12日閲覧。
  4. ^ サンダルフォン > 血統情報:5代血統表”. JBBA. 2015年7月12日閲覧。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2003年当時は門別町[4]

出典[編集]

  1. ^ “サンダルフォン”. JBBA. http://www.jbis.or.jp/horse/0000760523/ 2015年7月12日閲覧。 
  2. ^ a b “サンダルフォンが差し切り勝ち/オーストラリアT”. 競馬ラボ. (2010年4月24日). http://keibalab.jp/topics/3905/ 2015年7月12日閲覧。 
  3. ^ a b c d 北九州記念 G3 重賞ウイナーレポート”. 競走馬のふるさと案内所. JBBA (2009年8月16日). 2015年7月12日閲覧。
  4. ^ 北海道の変更情報一覧”. 日本郵便. 2015年7月12日閲覧。
  5. ^ a b c 北九州記念、8番人気サンダルフォンが重賞初制覇”. netkeiba (2009年8月16日). 2015年7月12日閲覧。
  6. ^ “東西で7調教師、明日厩舎開業”. ラジオNIKKEI. (2007年2月28日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-140019.html 2015年7月12日閲覧。 
  7. ^ The G-Files 060 松永幹夫騎手 現役最終日の重賞勝利 勝利の美酒をともに ブルーショットガン”. JRA. 2015年7月12日閲覧。
  8. ^ a b c d サンダルフォン引退、乗馬に”. ラジオNIKKEI. netkeiba (2012年10月3日). 2015年7月12日閲覧。
  9. ^ 公苑所属馬情報 (PDF)”. JRA. 2015年7月12日閲覧。
  10. ^ “差しのサンダル/スプリンターズS”. 日刊スポーツ. (2010年9月29日). http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20100929-684382.html 2015年7月12日閲覧。 
  11. ^ “スプリンターズステークス直前情報”. 競馬最強の法則 (Yahoo!スポーツナビ). (2011年10月1日). http://keiba.yahoo.co.jp/race/preview/1106040811/ 2015年7月12日閲覧。 
  12. ^ サンダルフォン 全競走成績”. JBBA. 2015年7月12日閲覧。
  13. ^ “【シルクロードS】9歳サンダルフォンに衰えなし”. スポーツニッポン. (2012年1月26日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/01/26/kiji/K20120126002505440.html 2015年7月12日閲覧。 
  14. ^ “サンダルフォン体調維持/シルクロードS”. 日刊スポーツ. (2011年1月26日). http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20110126-728936.html 2015年7月12日閲覧。 
  15. ^ サンダルフォンの競走成績”. netkeiba. 2015年7月12日閲覧。