サンナ・マリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンナ・マリン
Sanna Marin
Prime Minister of Finland Sanna Marin 2019 (cropped).jpg
第46代 フィンランド共和国首相
就任
2019年12月10日
大統領 サウリ・ニーニスト
代理官 カトリ・クルムニ英語版
前任者 アンティ・リンネ
運輸通信大臣英語版
任期
2019年6月6日 – 2019年12月10日
首相 アンティ・リンネ
前任者 アヌ・ヴェフヴィライネン英語版
後任者 ティモ・ハラッカ
個人情報
生誕 Sanna Mirella Marin
(1985-11-16) 1985年11月16日(34歳)
ヘルシンキフィンランド
政党 フィンランド社会民主党
配偶者 マルクス・ライッコネン
子供 1
教育 タンペレ大学英語版

サンナ・ミレッラ・マリンSanna Mirella Marin1985年11月16日 - )は、フィンランド政治家。第46代フィンランド首相

フィンランド社会民主党(Social Democrat)のメンバーの1人として、2015年からエドゥスクンタ(フィンランド議会)に参加しており、2019年6月から2019年10月までは運輸通信大臣英語版を務めた[1]

2019年12月8日、フィンランド社会民主党は、アンティ・リンネが首相を辞任した後の次期首相の候補としてマリンを選出した[2][3][4][5]。議会で選出され、マリンは34歳で世界で最も若い在職中の国家指導者英語版となり、フィンランドで史上最年少の首相となった[6]。また、フィンランドでアンネリ・ヤーテンマキマリ・キビニエミ(どちらもフィンランド中央党所属だった)に続く3人目の女性の首相となった[7]

子供時代[編集]

マリンはヘルシンキで生まれ[8]タンペレに引っ越すまでは、エスポーピルッカラ英語版で育った[9]。マリンの両親は、マリンがまだ幼いころに別れた。家族は経済的な問題に直面し、マリンの父親はアルコール依存症に苦しんでいた。両親が別れた後、マリンは母親と母親の女性パートナーに育てられた[10][11]

キャリア[編集]

2012年のマリン

マリンは、2004年にピルッカラ高校(Pirkkalan yhteislukio)を19歳で卒業した[12]。2007年にはタンペレ大学英語版で行政科学(Administrative Sciences)の修士号を取得して卒業。27歳のときに政治家になった。

2012年フィンランド地方選挙英語版で、マリンは27歳でタンペレ市議会の議員に選ばれた[2]。2013年から2017年までは市議会の議長を務めた。2017年フィンランド地方選挙英語版では、市議会議員に再び選ばれた[13]。マリンはタンペレ県の評議会の議員のメンバーも務めている。

2014年、マリンは社会民主党の副議長に選ばれた。2015年フィンランド議会選挙英語版では、30歳のときに、ピルカンマーの選挙区英語版から議員としてフィンランド議会に選ばれた[14]。4年後、2019年フィンランド議会選挙英語版でマリンは再び議員に選ばれた[15]。2019年6月6日、マリンは運輸通信大臣になった。

2019年12月、アンティ・リンネの後任として、マリンは社会民主党からフィンランドの首相に指名された。リンネは郵便ストライキへの対処方法について広い批判を受けていたが、少なくとも2020年6月の大会までは党の正式なリーダーを続けることになっている[16][17]。マリンは過半数を決める投票で、ライバルのアンティ・リンドマン英語版に僅かな票差で選ばれた。サンナ・マリンは、5つの党の連合からなる政府を率いる予定であると報じられている。この党連合では、内閣の18人の大臣のうち12人が女性になる予定である[18][19]

私生活[編集]

マリンは同性の両親英語版(2人の女性)の子供なので、自分自身のことをレインボー・ファミリー(rainbow family)の出身だと説明している[20][21]。2018年1月には、長年のパートナーであるマルクス・ライッコネン(Markus Räikkönen)との間に子供が生まれた[22][23]

出典[編集]

  1. ^ Sanna Marin Parliament of Finland (in Finnish). Retrieved 17 December 2019.
  2. ^ a b “Finland anoints Sanna Marin, 34, as world's youngest-serving prime minister”. The Guardian. (2019年12月9日). https://www.theguardian.com/world/2019/dec/09/finland-anoints-sanna-martin-34-as-worlds-youngest-serving-prime-minister 2019年12月9日閲覧。 
  3. ^ Finland: Sanna Marin to become world's youngest PM at 34”. www.aljazeera.com. 2019年12月9日閲覧。
  4. ^ フィンランドで34歳の女性首相、サンナ・マリン氏が就任へ。女性は歴代3人目”. ハフポスト日本版. 2019年12月10日閲覧。
  5. ^ フィンランド首相にサンナ・マリン氏、34歳 同国史上最年少”. 2019年12月10日閲覧。
  6. ^ これがフィンランドの新内閣 34歳サンナ・マリーン首相ら若手中心の連立発足”. ニューズウィーク日本語版. 2019年12月17日閲覧。
  7. ^ 首相は34歳女性、閣僚も女性12人…フィンランド「ガラスの天井」ない理由”. 毎日新聞社. 2019年12月17日閲覧。
  8. ^ Sanna Marin: Minister of Transport and Communications”. European Parliament. 2019年12月17日閲覧。
  9. ^ Kuka Sanna?”. Sanna Marin. 2019年12月17日閲覧。
  10. ^ Greenall, Robert (2019年12月9日). “Sanna Marin: The rising star set to lead Finland's 5.5 million”. BBC News. https://www.bbc.com/news/world-europe-50712230 2019年12月17日閲覧。 
  11. ^ Comrades, meet Finland's new PM”. Politico (2019年12月17日). 2019年12月13日閲覧。
  12. ^ Esfandiari. “The rapid rise of Sanna Marin, the 34-year-old Finnish woman set to become the youngest serving world leader”. Business Insider. 2019年12月9日閲覧。
  13. ^ Elected”. vaalit.fi. 2017年7月3日閲覧。
  14. ^ Sanna Marin” (フィンランド語). www.eduskunta.fi. 2019年12月9日閲覧。
  15. ^ Valitut”. tulospalvelu.vaalit.fi. 2019年12月3日閲覧。
  16. ^ Social Democrats selects Marin as its candidate to succeed Rinne” (英語). www.helsinkitimes.fi. 2019年12月9日閲覧。
  17. ^ Lemola, Johanna; Specia, Megan (2019年12月9日). “Sanna Marin of Finland to Become World’s Youngest Prime Minister”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2019/12/09/world/europe/finland-prime-minister-sanna-marin.html 
  18. ^ December 9 (2019年12月9日). “‘I’ve proven my abilities’: Finland’s Sanna Marin becomes the world’s youngest prime minister | Ottawa Citizen” (英語). 2019年12月9日閲覧。
  19. ^ Manzanaro (2019年12月9日). “Finland's Sanna Marin becomes the world's youngest Prime Minister” (英語). euronews. 2019年12月9日閲覧。
  20. ^ “Finnish minister, 34, to be world's youngest PM” (英語). BBC News. (2019年12月9日). https://www.bbc.com/news/world-europe-50709422 2019年12月9日閲覧。 
  21. ^ Uusi valtuuston puheenjohtaja jakoi nuorena Tamperelaista” (Finnish). Tamperelainen (2013年9月26日). 2019年12月10日閲覧。
  22. ^ Matson-Mäkelä (2019年1月31日). “Kansanedustaja Sanna Marinille syntyi vauva” (フィンランド語). Yle Uutiset. 2019年12月3日閲覧。
  23. ^ “Finnish prime minister will be world’s youngest”. The Mercury News. CNN.com Wire Service. (2019年12月9日). https://www.mercurynews.com/2019/12/09/finnish-prime-minister-will-be-worlds-youngest/ 2019年12月9日閲覧。 
公職
先代:
アヌ・ヴェフヴィライネン
フィンランドの運輸通信大臣
2019年
次代:
ティモ・ハラッカ
先代:
アンティ・リンネ
フィンランドの首相
2019年就任
現職