ザ・キャピトルホテル 東急

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東急キャピトルタワー
Tokyu-Capitol-Tower-01.jpg
施設情報
所在地 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
状態 完成
着工 2008年3月[1]
竣工 2010年7月[1]
用途 ホテル、事務所、共同住宅、店舗[1]
地上高
高さ 119.06m[1]
最上階 28階[1]
各種諸元
階数 地下5階 地上28階 塔屋3階(表記上 地下4階 地上29階 塔屋3階)[1]
敷地面積 7,938.25 [1]
建築面積 5,425.92 [1]
延床面積 87,428.28 [1]
バリアフリー他、容積緩和2,140.97㎡含む
構造形式 地下部 SRC造RC造 地上部 S造(高層直下柱CFT造、制震構造)[1]
エレベーター数 27基[1]
駐車台数 240台[1]
関連企業
設計 東急設計コンサルタント観光企画設計社設計共同企業体
外構 プレイスメディア(宮城俊作吉村純一
照明 パナソニック電工
サイン 井原理安デザイン事務所、アール・イー・アイ、宮城デザイン事務所
デザイン監修 隈研吾建築都市設計事務所[1]
構造エンジニア 構造計画研究所[1]
施工 清水建設[1]
デベロッパー 東京急行電鉄(現:東急[1]
管理運営 東急
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ザ・キャピトルホテル 東急
The Capitol Hotel Tokyu
Capitoltokyu-lobby.jpg
3階メインロビー
ホテル概要
正式名称 ザ・キャピトルホテル 東急
ホテルチェーン 東急ホテルズ
運営 ザ・キャピトルホテル東急
前身 キャピトル東急ホテル
階数 地下2階 - 地上29階
部屋数 251室
スイート数 13室
延床面積 約38,000 m²
駐車場 150台
開業 2010年10月22日
最寄駅 溜池山王駅
最寄IC 霞が関出入口
所在地 〒100-0014
東京都千代田区永田町二丁目10番3号
位置 北緯35度40分26.6秒 東経139度44分27.8秒 / 北緯35.674056度 東経139.741056度 / 35.674056; 139.741056座標: 北緯35度40分26.6秒 東経139度44分27.8秒 / 北緯35.674056度 東経139.741056度 / 35.674056; 139.741056
公式サイト 公式サイト
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株式会社ザ・キャピトルホテル東急
The Capitol Hotel Tokyu Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
100-0014
東京都千代田区永田町二丁目10番3号
北緯35度40分26.6秒 東経139度44分27.8秒 / 北緯35.674056度 東経139.741056度 / 35.674056; 139.741056
業種 サービス業
法人番号 6010001077840
事業内容 ホテル運営
資本金 1,000万円
主要株主 東急ホテルズ 100%
外部リンク https://www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/index.html
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Tokyu Capitol Tower-1.jpg

ザ・キャピトルホテル 東急(ザ・キャピトルホテルとうきゅう)は、東京都千代田区永田町二丁目にある複合ビル「東急キャピトルタワー」に入るホテルである。本項ではタワー併設のオフィスフロアおよび賃貸住宅についても記載する。

概要[編集]

星ヶ岡茶寮跡地に開業した東京ヒルトンホテルを前身とするキャピトル東急ホテルの建て替え事業「永田町二丁目計画」により建築された複合ビルである[2]。隣接する日枝神社山王パークタワーと共に地区計画を行っており、ホテルにオフィス住宅を加え、宿泊・文化・交流機能を担い情報化・国際化に対応した施設整備を計画した[2]。投資額は約500億円[3]

敷地国会議事堂の後背かつ首相官邸近傍という国政の中心地区であり、周辺環境への特別な配慮が求められた[2]。このため、建物の配棟や壁面セットバック、外装の色や素材、官邸側はバルコニーや開閉窓を設けない等の制約を慎重に検討し、建築計画が練られた[2]。こうした環境条件に加え「伝統の和の文脈」を具現化するため、 隈研吾建築都市設計事務所が外観デザイン及び共用部インテリアデザインの監修を担当した[2]

隣接する日枝神社の山を形成する豊かな緑が計画地にも視覚的に連続するよう、低層部は立体的に植栽し大規模な屋上緑化を行い[4]、建物の断熱性能を高めるとともにCO2削減、都市のヒートアイランド現象の緩和にも寄与している。これらなどからSEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)都市開発版の認定第1号となっている[4]

施設構成[編集]

ザ・キャピトルホテル 東急[編集]

旧ホテル時代から引き続いて、東急ホテルズフラッグシップ(旗艦店)と位置づけられ、2010年10月22日にオープンした[3]。名称は、国会議事堂近くに位置することから、英語で首都を意味するキャピタル(capital)ではなく、議事堂を意味するキャピトル(capitol)から名が付けられた。

インテリアデザインおけるデザインコンセプトは、「日本の和み」であり、旧ホテルのデザイン性の文脈の延長に、新しい和のデザインの再構築が試みられ、オリガミ・ティーラウンジ・日本料理「水連」等のレストランが囲む中庭は、旧ホテルの記憶につながるものとして作庭された[5]。またホテル各所に配置された美術品である篠田桃紅作の水墨画勅使河原蒼風作の彫刻北大路魯山人作の横山操作の日本画等は、旧ホテル縁の作品をインテリアに取り込むことにより、ホテルの伝統とその継承が表現されている[5]

1階から5階までの低層部に宴会場レストラン、客室(スイートルーム)などが配置され、オフィス、賃貸住宅を挟み、18階から上の高層部に一般客室とスパフィットネスを置き、プールを含むスパ・フィットネスはホテルからの利用も、オフィス・住宅からの利用も可能な構成となっている[6]。宴会場ロビーには、ビートルズが来日した際に記者会見を行った旧ホテル「真珠の間」の壁を移築。部屋数は251室と旧ホテルに比べて4割強減らしたが、一部屋当たりの面積は45㎡以上と大きくしている[3]

利用者

永田町に立地するため国会関係者の利用が少なくない。公式な利用が目立つ他ホテル(The Okura Tokyoなど)に対して、当ホテルでは私的な利用が多いとされ[7]、官邸と隣接することから、内閣総理大臣秘書官らとレストランで打ち合わせする姿も見受けられる[8]

受賞歴

ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012』におけるの快適なホテル格付け順で、「赤い家マーク5つ」を獲得した。

オフィスフロア[編集]

エントランスホールを地下鉄からもアプローチしやすい地下1階に置き、全10層、専有面積約2万㎡規模で構成される[9]。専有部は避難安全検証により垂壁やシャッターのないコの字プレートで3分割対応可能とした[9]

オフィスを置く企業等

ザ・キャピトルレジデンス東急[編集]

16~17階に配された全14戸からなる附置義務の超高級賃貸住宅である[9]。官邸への防犯上、ノンバルコニー方式が採用されたが自然な風も感じられるような外気導入スリットが設けられた[9]

歴史[編集]

  • 1963年(昭和38年)6月20日 - 東京ヒルトンホテル開業。
  • 1984年(昭和59年)1月1日 - キャピトル東急ホテルに改称。
  • 2006年(平成18年)11月30日 - キャピトル東急ホテル閉館。
  • 2008年(平成20年)3月11日 - 本体着工。
  • 2010年(平成22年)
    • 7月31日 - 竣工。
    • 10月22日 - ザ・キャピトルホテル東急に改称して開業。

ギャラリー[編集]

アクセス[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 近代建築 2016, p. 48.
  2. ^ a b c d e 近代建築 2016, p. 40.
  3. ^ a b c 「永田町「キャピトル東急」跡、新ホテル、10月開業」『日本経済新聞』東京版 2010年2月16日
  4. ^ a b 近代建築 2016, p. 41.
  5. ^ a b 近代建築 2016, p. 44.
  6. ^ 近代建築 2016, p. 45.
  7. ^ 富田昭次 『キャピトル東急ホテル物語』 オータパブリケイションズ、2010年
  8. ^ “首相動静 7日”. 朝日新聞デジタル. (2021年1月8日). https://www.asahi.com/articles/DA3S14756099.html?iref=pc_ss_date_article 2021年2月9日閲覧。 
  9. ^ a b c d 近代建築 2016, p. 46.
  10. ^ 旧キャピトル東急ホテルの真珠の間から移築。

参考文献[編集]