シェリー・バーキン

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シェリー・バーキン (Sherry Birkin) は、カプコンのゲーム『バイオハザード』シリーズに登場する架空の人物。

登場作品[編集]

公式プロフィール[編集]

  • 年齢:12歳(1998年当時)→26歳(2012年12月時点)→27歳(2013年6月時点)

人物関係[編集]

アンブレラ社の研究員にして同社の「t-ウイルス」及び「G-ウイルス」の開発者であるウィリアム・バーキンと、彼の妻で同じくアンブレラの研究員であるアネット・バーキンの一人娘。両親は仕事優先で自宅を長期間留守にしがちであり、孤独な幼少時を過ごす。

レオン・S・ケネディクレア・レッドフィールドの二人とは15年前のラクーンシティでの事件において、命懸けで自らを救ってくれた感謝の気持ちは15年経っていても健在のようであり、かけがえのない友人であるとまで言っている。特にクレアとは脱出後、軟禁生活となった後も交流があった模様で、過酷な軟禁生活の中で彼女の精神的支柱の存在にまでなっている。また、本作における任務の渡航も内容は明かさないまでも、クレアに伝えている。また、レオンとは本作の事件に共に遭遇し、シモンズから誰とも接触しないよう命令を受けていたが、彼にだけは自ら接触し、シモンズの居場所を伝えるなどしてバイオテロを止めようと動くレオンに手を貸している。その一方で今まで守られてきたことにコンプレックスを抱いており、保護対象のジェイクになにかと保護者のようにふるまい、困っている人間を見ると自分も手助けをしたくなるなど、おせっかいな一面がある。

クリス・レッドフィールドとは、クレアから話を聞いていたため、知ってはいたが、イドニアでの任務の際は、イドニアで起こったバイオテロの収束にあたっていたクリス率いるB.S.A.A.の実働部隊と遭遇して初めて顔を合わせている。それ以後もバイオハザードの起こる現場で度々遭遇、共にバイオテロの収束に協力し合っている。

ストーリー[編集]

バイオハザード2[編集]

ラクーンシティが混迷を窮める数時間前、母アネットの電話による指示でいち早くR.P.D.に避難していた[1]が彼女がR.P.D.に到着した頃には、R.P.D.はブライアン・アイアンズ署長の凶行により、警察署としての機能は完全に潰えていた。

アネットの電話の指示で身を隠す場所を探している最中、R.P.D.に避難してきたクレア・レッドフィールドとレオン・S・ケネディに保護され、危険地帯と化したR.P.D.およびラクーンシティから共に脱出するように説得を受け、それに応じる。しかし、その脱出の中で離れ離れになったときに気を失い、その際にG生物化した父ウィリアムにより胚を体内に植えつけられてしまう。程なく意識を取り戻すが徐々に衰弱の様相を呈していった(レオン表→クレア裏の順にプレイするとこの設定は反映されない)。

彼女の危機をクレアから聞いたアネットは、クレアにワクチンの精製法を託すと、クレアは脱出の際に訪れた施設でワクチンを精製し、これを投与することで最悪の事態を免れるとクレアとレオンと共にラクーンシティからの脱出を果たし、兄を探すクレアを見送ると負傷したレオンと共にアメリカ政府へ保護されることとなった。

しかし、実状は、アンブレラ研究員を両親に持ち、埋め込まれた『G』の存在から、監視下に置くと言う名目のもと、軟禁状態となる。

リメイク版の『RE:2』では、『2』同様クレアに保護されるが、R.P.Dの地下駐車場で狂人と化したアイアンズにより拉致され、彼が院長を兼務する孤児院へと連れて来られる。隙を見て逃げ出し、アイアンズの顔に剥製作成用の劇薬を浴びせ[2]、逃走を図ろうとするが、危うくアイアンズに捕まりそうになる。しかし、彼は怪物と化した父ウィリアムに殺害され、結果として難を逃れる。

その後、アイアンズに電話でペンダントを持ってくるよう呼び出されたクレアと孤児院の地下で再会し、エレベーターで脱出しようとするが、タイラントとバーキンGの襲撃に巻き込まれてエレベーターを落とされ、再びクレアとは離れ離れになる。クレアによって下水道の施設内で保護されるが、この時すでにG-ウィルスに感染しており、ひどく衰弱した状態であった。研究所に連れて来られた後、母アネットによりクレアが持ってきた抗ウィルス剤を投与されて回復するが、アネットはバーキンGとの応戦で負った傷が致命傷となり、今まで一人ぼっちにさせ続けたことを詫びて死亡してしまう(『2』と異なり、どちらの順序で進めても同じ展開になる)。

母親を目の前で失うという辛い出来事を経験するが、危機を救ってくれたクレアに感謝し、ラクーンシティー脱出後はレオンを含めた三人で朝日の中を歩いていくシーンで幕を閉じる。『3』のエピローグで描かれたその後によると、レオンの申し出によりクレアと別れることになった[3]

バイオハザード CODE:Veronica[編集]

本人は登場せず、合衆国政府により身柄を確保されていたが、当局の監視を潜り抜けたアルバート・ウェスカーの手に落ちる。しかし、後に発売された『6』のファイルには、ウェスカーからの接触を防ぐ為にディレック・C・シモンズをはじめとする政府関係者による厳重な保護下にあったと記載されている。またこれによると、この保護は2009年にB.S.A.A.の当時エージェントであったクリス・レッドフィールドにウェスカーが倒されるまで続いたという。

バイオハザード6[編集]

体内に埋め込まれたG-ウィルスが原因で合衆国の監視下に置かれることになったが、その15年後には前述通り、前作にあたる『5』でクリスがアルバートを倒したことと、合衆国エージェントになることを条件にようやく軟禁状態を解かれ、ある程度の自由を得るに至った。G-ウィルスの影響から、致命傷を負っても瞬く間に完治するほどの再生能力と回復能力を持つうえ、20歳前後で肉体の老化も止まっている。

政府に命じられて東欧の紛争地域であるイドニア共和国へ潜入し、“特別な血”を持つと思われる男、ジェイク・ミューラーを保護するという任務を受け、東欧へ向かう。C-ウイルスを投与してもジェイクの身体に影響が出ないことから抗体があると確信し、彼から血液を提供する引き換えに高額の報酬を要求され、政府がそれに応じたことでジェイクと行動を共にする。その後、クリス達B.S.A.A.の協力もあり、イドニアからの脱出を目指すも後一歩のところでエイダ(カーラ)に捕まり、ジェイクと共に中国にあるネオアンブレラ研究施設に半年もの間、収容される。そこでジェイクは出生の秘密を知って悲観してしまうが、同じくバイオハザードを発生させる原因となった父を持つシェリーはジェイクを叱咤激励し、立ち直らせる(字幕版では厳しい言葉を放っているが、日本語吹替版では、諭すような言い方となっている)。

施設を脱出した後に再会したレオンから上司のシモンズが黒幕だと聞かされ、自分が騙されていたことに落ち込むも、ジェイクの説得を受けて真っ向から戦う決意を固める。しかし、その直後にジェイク共々再度監禁される形で達芝沖の海上プラントに偽装されたネオアンブレラ海底研究所へ収容されてしまう。捕まってしまった事を自分のせいだとジェイクに詫び、シモンズの裏の顔を見抜けなかった事に自責の念に駆られるが、逆に今度はジェイクからの叱咤激励を受け、改めて世界を救う決意をして脱出を開始、その後、レオンの要請を受け、乗り込んできたクリスとピアーズの手助けを借りつつ、ジェイクと共に再び研究所からの脱出を目指す途中でB.O.W.ウスタナクと対峙して退け、共に脱出に成功した。脱出後は政府へジェイクに関する情報を機密にするよう取り計らい、彼に別れを告げてエージェントとして合衆国へ帰っていった。

シェリーを演じた声優[編集]

  • Lisa Yamanaka(『2』)
  • 飯塚雅弓(『2』ドラマCD)
  • ローラ・ベイリー(『DC』)
  • Eden Riegel(『ORC』『6』)
  • エリザ・プライヤー(『RE:2』英語ボイス)
  • クララ・ソアレス(『RE:2』フランス語ボイス)
  • ティツィアーナ・マルテッロ(『RE:2』イタリア語ボイス)
  • ルース・ハム(『RE:2』ゲルマン語ボイス)
  • ピルカ・マーティン(『RE:2』スペイン語ボイス)
  • 金元寿子(『ORC』日本語吹き替え)
  • 坂本真綾(『6』日本語吹き替え)
  • 佐々木りお(『RE:2』日本語吹き替え)

その他[編集]

「シェリー」という名前は、フォー・シーズンズの曲『Sherry』に由来する[4]

脚注[編集]

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  1. ^ 『DC』の音声ファイル「アネットからシェリーへの電話」より。
  2. ^ ここで発生する逃走イベントでは、特定の場所にたどり着く前にアイアンズに捕らえられるとゲームオーバーとなる。
  3. ^ レオンはアネットに撃たれ負傷中、シェリーも衰弱しており一刻も早い保護が必要でクレアと行動を共にすることが出来ない状況だったため。
  4. ^ ベントスタッフ 『バイオハザード2 公式ガイドブック』 発行:カプコン、発売:アスペクト、1998年、258頁。ISBN 4-7572-0012-9。