シエラ級原子力潜水艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

プロイェクト945A型(シエラII級)

シエラ級原子力潜水艦(シエラきゅうげんしりょくせんすいかん Sierra class submarine、проект 945"Гранит" ,945А"Антей" ,945Б"Марс")はロシア海軍の攻撃型原子力潜水艦

目次

名称

945型潜水艦 前上方からのショット

シエラ級の名称はNATOのコードネームであり、シエラIからIIIに細分される。
ロシア側の名称は以下の通り。

概要

船体はチタン合金で作られており、強度が大きいので深深度で運用できるという特徴を有する。また、船殻に吸音タイルを用いているので秘匿性に優れている。当初は671RTM(ヴィクターIII級)型原潜の後継としてかなりの隻数が建造される予定であったが、財政上の理由により不可能とされ、少数の建造に終わった。全艦、内陸部のニジーニー・ノヴゴロド(旧ゴーリキー)に有るクラースノエ・ソルモーヴォ造船所(第112海軍工廠)で建造された。なお当初は、極東方面コムソモリスク・ナ・アムーレのレニンスキー・コムソモール記念工廠(第199海軍工廠)でも建造される予定だったが、同工廠ではチタンの加工が出来なかったために断念された(945を受注し損なった同工廠には、971(アクラ)型が発注された)。

945型の一番艦は1984年に就役し、2隻が建造された。945A型は1990年から就役を開始し、同じく2隻が建造された。945Б型に関しては確たる情報がないが、建造が途中で中止されたものといわれている。種々のミサイルを運用する本艦級は維持費が非常に高い。現在945型は1隻が退役済であるといわれる。

本型は就役当初はKナンバーが割り当てられており、「原子力海中巡洋艦」に分類されていたが、ソ連崩壊後、Bナンバーに変更され、類別も「一等原子力大型潜水艦」となった。

諸元(945型)

同型艦(945型)

  • B-239:既に除籍。
  • B-276:「コストロマ」、1992年、米原潜「バトンルージュ」と衝突して大破。その後、退役したと見られていたが、修理され現役復帰していた事が判明した(「バトンルージュ」は修理を断念して除籍された)。

諸元(945A型)

同型艦(945A型)

  • B-534:「ニジーニー・ノヴゴロド」
  • B-336:「プスコフ」

945Б型

進水・就役せず

関連項目

ウィキメディア・コモンズ

今日は何の日(1月23日

もっと見る

「シエラ級原子力潜水艦」のQ&A