システムソフト

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株式会社システムソフト
SystemSoft Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証1部 7527
1996年上場
本社所在地 日本の旗 日本
100-0004
東京都千代田区大手町2丁目6番1号
北緯35度41分3.8秒 東経139度46分8.9秒 / 北緯35.684389度 東経139.769139度 / 35.684389; 139.769139座標: 北緯35度41分3.8秒 東経139度46分8.9秒 / 北緯35.684389度 東経139.769139度 / 35.684389; 139.769139
設立 1979年9月28日
業種 情報・通信業
法人番号 7290001017693
事業内容 システムソリューション事業及びマーケティング事業
代表者 代表取締役社長 吉尾春樹
資本金 15億609万円
(2018年9月30日現在)[1]
発行済株式総数 67,974,560株
(2018年9月30日現在)[1]
売上高 連結: 24億7589万円
単体: 23億7689万円
(2018年9月期)[1]
営業利益 連結: △7971万円
単体: △2840万円
(2018年9月期)[1]
経常利益 連結: △1億5510万円
単体: △9182万円
(2018年9月期)[1]
純利益 連結: △2億6346万円
単体: △1億7346万円
(2018年9月期)[1]
純資産 連結: 66億1278万円
単体: 67億598万円
(2018年9月30日現在)[1]
総資産 連結: 74億1235万円
単体: 74億9619万円
(2018年9月30日現在)[1]
従業員数 連結: 123人 単体: 120人
(2018年9月30日現在)[1]
決算期 9月30日
主要株主 Apaman Network株式会社 35.09%
(2018年9月30日現在)[1]
外部リンク http://www.systemsoft.co.jp/
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株式会社システムソフト: SystemSoft Corporation)は、東京都千代田区に本社を置くコンピュータ関連企業である。

福岡県福岡市発祥で、福岡市中央区天神1丁目12番1号に「福岡本社」を置いている。

概要[編集]

コンピュータソフトの開発・移植・発売が原点で、ゲームソフトでは『大戦略』『天下統一』『エアーコンバット』(ナムコの同名ゲームとは別物)『ティル・ナ・ノーグ』など数多くの名作を産み出す。その後、1980年代後半当時はまだ日本に営業拠点をもっていなかったアドビシステムズシマンテッククラリスマクロマインドなどの海外のソフトウェア会社と単なる代理店ではなく開発も含めた契約を結び、福岡からアメリカの各社へ開発者を送り込んでMacintosh用ソフトウェアの日本語版を多数発売してきた[2][3] 。ラディウス社の高解像度ディスプレーなどハードウエアの独占販売権をもっていた。また自社でも多数アプリケーションソフトを開発・販売している。また、1980年代にはNEC製の8ビットパソコン用の殆どの機種(主にPC-8800シリーズ)に付属する専用デモンストレーションやゲームプログラム・ディスクオペレーティングシステムを開発している。

当時のNECとのつながりが深く、開発者向けのPC-9800シリーズの資料を「PCテクノウ9800」として一般向けに販売した実績やPC-100シリーズの付属アプリケーションでロードランナーを移植したことでも知られている。

PC-8001/PC-8801のDOS(ディスクオペレーティングシステム)として、PC DOS / New PC DOSを開発・販売をしていた。そのころの8BitCPUは64KBのメモリアドレスしかなくOS自体も小さなサイズでないとアプリケーションが動作しないといった問題があり、機能を縮小しテープ用アプリケーションの動作を可能にしたDOSで、ヒット商品となった。なお、当時の社名はシステムソフト福岡である。

PC-8801用ゲームとして初めてFDで供給したのもシステムソフトである。 FDのプロテクトも一般的には初めてであり、2DのFDを1Dのみ(片面はアンフォーマット)にしてコピー防止対策をした。

また一時期Macintosh用ハードウェア(ディスプレーなど)も扱っていた。

海外のソフトウェア会社が自前で日本に拠点を持つようになってからは売上げが落ち込み、災害対策システムの開発やシステム設計・開発・コンサルタント業務などに業態を方針転換させた。またこれまでのゲームソフト事業はシステムソフト・プロダクションとして分社化した後、アルファーショックへ営業権を譲渡・開発スタッフ移籍。同社は社名をシステムソフト・アルファーへと変更した。

2005年、アパマンショップネットワーク(現・APAMAN)の傘下に入り、システム設計・開発・コンサルタント及び賃貸不動産情報サイト「APAMAN」の運営を行っている。また2014年には福岡を拠点とするサッカークラブ・アビスパ福岡第三者割当増資を引き受け、筆頭株主となっている。

沿革[編集]

  • 1979年 前身の株式会社システムソフト福岡設立
  • 1983年 ソフトウェア部門が独立し、株式会社システムソフト設立。『ロードランナー』を発売。以後ゲームソフトを開発・発売していく
  • 1990年 Quark, Inc.との仕入取引を開始、以後海外ソフト会社とローカライズ・国内独占販売契約を締結
  • 1992年 カテナ株式会社(現・株式会社システナ)が資本参加
  • 1996年 株式店頭公開(後のジャスダック
  • 1998年 株式会社システムソフト・プロダクションを設立、ゲームソフト事業を移管
  • 2001年 カテナグループのナスビィ、ジスト、解析技術サービスと合併
  • 2001年 システムソフト・プロダクションの全株式およびゲームソフトに関する営業権等を有限会社アルファーショックに譲渡、開発スタッフの移籍を実施。アルファーショックがシステムソフト・アルファー株式会社に社名・組織変更。
  • 2001年 システムソフト電子辞典シリーズの販売権をロゴヴィスタ株式会社に譲渡。
  • 2005年 株式会社アパマンショップネットワークによるTOBを受け、カテナからアパマンショップネットワークの連結子会社となる。
  • 2005年 防災システム事業及び社会公共事業をカテナに譲渡。
  • 2006年 株式会社リビングファーストを子会社化。アパマンと連携で不動産ポータルサイト構築へ注力。
  • 2009年 株式会社リビングファーストの全株式を譲渡。
  • 2012年 株式会社アップトゥーミーの全株式を取得し完全子会社化。
  • 2013年 パワーテクノロジー株式会社を吸収合併。これに伴いアパマンショップホールディングスの持株比率が35.85%(議決権ベース)に低下し、子会社でなくなる[4]。株式会社アップトゥーミーを吸収合併[5]
  • 2014年 本店を東京都千代田区に移転。
  • 2015年 東京証券取引所市場第二部へ市場変更。
  • 2016年 東京証券取引所市場第一部へ指定替え。

かつて販売していた商品[編集]

パソコンゲーム
  • 『ジャンピングブロック』、1982年。
  • 『ヘッドオン』、1982年。
  • 『マージャンゲーム』、1982年。
  • 『UFOシューティング』、1982年。
  • 『カジノパチンコ』、1982年。
  • 『雀球』、1982年。
  • 『アレンジボール』、1982年。
  • 『ポーカー』、1982年。
  • 『スターファイヤーPART1』、1982年。
  • 『サルカニ合戦』、1982年。
  • 『コンバットゲーム』、1982年。
  • 『ビリヤード』、1982年。
  • 『ルナーレスキュー』、1982年。
  • 『サブマリン』、1982年。
  • 『ブラックジャック』、1982年。
  • 『珊瑚海海戦』、1982年11月。
  • 『走れ!Tiny』、1982年。
  • 『選挙』、1983年5月。24日間の選挙シミュレーション。
  • 『ジャンキー 雀鬼』、1983年6月。麻雀ゲーム。
  • 『ミオのミステリーアドベンチャー』ADV 、1983年7月。
  • 『珊瑚海海戦 中級編』SLG 、1983年9月。 珊瑚海海戦の続編。
  • 『ミコとアケミのジャングルアドベンチャー』ADV、1984年3月。
  • 『ジグソーアドベンチャー』ADV・PZL 、1984年5月。ジグソーパズルとアドベンチャーゲームのミックスゲーム。
  • 『David's Midnight Magic』ピンボール、1984年7月。Apple IIの同名ソフトの移植版。
  • チョップリフターACT 、1984年11月。Apple IIの同名ソフトの移植版。
  • 『チャンピオンシップ・ロードランナー』ACT、1985年10月。同名ソフトの移植版。
  • 『パズルパニック』PZL、1985年10月。
  • 『ロードランナー 』ACT、1986年1月。PC-8801mk2SR/TR/FR/MR専用。同名ソフトの移植版。
  • 『SeeNa』3DACT、1986年2月。
  • 『カリグラフコンストラクション』ツールソフト、1986年2月。
  • 『シーナワイドスクリーン』レースゲーム、1986年6月。
  • 『冒険浪漫』ACT、1986年7月。イマジニアのwavejackレーベルから、ファミコン版がPC版と同タイトルで発売が予定されていた。『ドタ君の冒険浪漫』への改題が告知された後、発売中止となった。
  • 大戦略88』SLG、1986年10月。「現代大戦略」移植版。
  • 『エリュシオン(ELYSION)』、1986年10月。
  • 『ティルナノーグ (TIR-NAN-OG) ダーナの末裔』 RPG、1987年。PC9801。
  • 『ファンタジーナイト (FANTASY KNIGHT)』SLG、1987年。PC9801。
  • 『将棋88』1987年2月。
  • 『オーガ』SLG、1987年4月。
  • 上海』1987年4月。
  • 『大戦略・マップコレクション』SLG、1987年7月。プレイには大戦略が必要。
  • 『かわいそう物語』ADV、1987年12月。
  • 『ティルナノーグ2 (TIR-NAN-OG) カオスの警鐘』RPG、1988年。PC9801。
  • ロードオブウォーズ (LOAD OF WARS)』SLG、1988年。PC9801。
  • 『ロードオブパンツァーズ (LOAD OF PANZERS)』SLG、1988年。PC9801。
  • 『F15ストライクイーグル』ACT、1988年1月。マイクロプローズの同名ゲームの移植。
  • 『スーパー大戦略』SLG、1988年3月。
  • 『スーパー大戦略・マップコレクション』1988年7月。プレイにはスーパー大戦略が必要。
  • 『アクロジェット』フライトシミュレーター、1988年10月。
  • マスターオブモンスターズ』SLG、1988年10月。
  • 天下統一』SLG、1989年。PC9801。
  • 『マスターオブモンスターズ マップコレクション』1989年5月。プレイにはマスターオブモンスターズが必要。
  • 『銀河』TBL、1989年6月。パズル・カードゲーム全24種のゲーム詰め合わせ。
  • 『キャンペーン版・大戦略2』SLG、1989年11月。
  • 『ブルトンレイ (BRETONNE LAYS)』RPG、1990年。PC9801。
  • 『ブリッツクリーク (BLITZKRIEG) 東部戦線1941〜45』SLG、1990年。PC9801、X68000。
  • 『インペリアルフォース (IMPERIAL FORCE)』SLG、1990年。PC9801。
  • 『上海2』PZL、1990年4月27日。上海の続編。
  • 『キャンペーン版大戦略2 マップコレクション』、1990年7月。プレイにはキャンペーン版大戦略2が必要。
  • ティルナノーグ (TIR-NAN-OG) 禁断の塔』RPG、1990年8月24日。PC-8801、MSX2。
  • 『天下統一II 乱世の覇者』SLG、1991年。PC9801。
  • 『ブリッツクリークII パンツァーカイル (BLITZKRIEG 2 PANSER KEIL)』SLG、1991年。PC9801。
  • 『ジャパンバッシング (JAPAN BASHING)』SLG、1992年。PC9801。
  • コラムス』PZL、1992年4月。同名ソフトの移植版。
  • 『ストラディア (STRADIA)』SLG、1993年。PC9801。
  • 『ソリッドランサー』1993年。『スターブレード』型のシューティングであるが、当時はまだ珍しかったハードディスク(HD)必須ゲームとすることで、ジオメトリ演算の結果を全てHDに展開し(このためフロッピーの枚数はHDの必須容量と連動していない。また自機の操縦もできない)、当時の非力なPCでの3DCGを実現していた。
  • 『メガトンアームズ』1994年。PC-9821シリーズ専用の(256色モード必須のため9801不可)3D格闘アクションゲーム。ロボット格闘モノで、シェーディングこそ無いものの当時の98で(パックドピクセルの256色を必須とすることでできたことだが)テクスチャマッピングを実現していたことが特筆される。価格は7800円。ハードディスク専用[6]
  • 空軍大戦略』SLG、1994年。PC9801。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j 株式会社システムソフト (2018-12-14). 第37期(2017年10月1日 - 2018年9月30日)有価証券報告書 (Report). 
  2. ^ 樺島正博物語
  3. ^ 古川享『僕が伝えたかったこと、古川享のパソコン秘史』インプレスR&D、2016年。ISBN 978-4844397007。
  4. ^ パワーテクノロジー株式会社との合併完了並びに「パワーテクノロジー株式会社との合併契約締結に関するお知らせ」及び「親会社、その他の関係会社及び主要株主の異動に関するお知らせ」の一部変更に関するお知らせ
  5. ^ 連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ
  6. ^ 東京電脳倶楽部、1994、『パソコンソフト徹底評価』  ISBN 4-534-02244-1

関連項目[編集]