シャルル・ルイ・フィリップ

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シャルル・ルイ・フィリップ

シャルル・ルイ・フィリップCharles-Louis Philippe, 1874年8月4日 - 1909年12月21日)は、フランス作家

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生涯

中仏のセリーに靴屋の息子として生まれる。始め技師を目指したが病身のため断念、パリ第4区の区役所に勤めた。当時社会芸術運動を提唱していた『ランクロ』誌の同人となり、ディケンズドストエフスキートルストイなどの影響のもとに、多くの作品を発表する。始めは高踏主義的な作風に惹かれるが、やがて貧しい庶民の生活を瑞々しい感覚で描くようになった。その作風は写実的ではあるが、民衆への温かい理解が行き渡っており、当時の自然主義作家の作風とは対極をなしている。独特の神韻縹渺な世界はジードジロドゥなどにも高く評価され、日本でもフアンが多い。腸チフスで35歳の若さで死去。

代表作に『優しいマドレーヌと哀れなマリー』(1898)、『母と子』(1900)、『ビュビュ・ド・モンパルナス』(1901)、『クロキニョル』(1906)、死後出版された短編集『小さな町で』(1910)、書簡集『若き日の手紙』(1911)など。

作品リスト

短編

  • 四つの哀れな恋物語 Quatre histoires de pauvre amour (1897)
  • 優しいマドレーヌと哀れなマリー La bonne Madeleine et la pauvre Marie (1898)
  • 母と子 La Mère et l’enfant (1900)
  • ビュビュ・ド・モンパルナス Bubu de Montparnasse (1901)
  • ペルドリ爺さん Les Mauvais bergers (1902)
  • マリ・ドナディユ Marie Donadieu (1904)
  • クロキニョル Croquignole (1906)

長編

  • シャルル・ブランシャール Charles Blanchard (1913)

短編集

  • 小さな町で Dans la petite ville (1910) 山田稔訳、みすず書房、2003年。
  • マタン紙のコントLes Contes du Matin (1916)
  • 野鴨雑記Chroniques du Canard sauvage (1923)

書簡集

  • 若き日の手紙 Lettres de jeunesse (1911).
  • 母への手紙 Lettres a sa Mère (1928).

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