シュルギの自賛

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シュルギ王が寄贈したと伝わる三日月の紋入りの1/2ミナの重り(正味重量248グラム)。月神Ur. Dioriteの神殿で用いられたという。紀元前21世紀(Ur III)初頭、ルーブル美術館古代エジプト美術部門収蔵。

『シュルギの自賛(Self-praise of Shulgi, Shulgi D)』は、紀元前2,100-2,000年粘土板に記されたシュメール神話

シュルギ王自然及びシュメールの神々の関係について語られる。

概要[編集]

この物語はペンシルベニア大学考古学人類学博物館ニップルで発掘した粘土板の解読[1]により世に知られることとなる[注釈 1]。この粘土板はバビロン第1王朝に制作されたといい、寸法は7 インチ (18 cm) x 5.4 インチ (14 cm) x 最厚部:1.6 インチ (4.1 cm) 。

英語版の編纂[編集]

1918年ジョージ・アーロン・バートン著『Miscellaneous Babylonian Inscriptions』[1]で第3編「ドゥンギ(シュルギ)への聖歌("Hymn to Dungi")」として出版された。

1981年に発表されたジャコブ・クラインの編修では前述のCBS 11065 に加え、他の粘土板同8289(ペンシルベニア大学収蔵)と同4571(イスタンブール考古学博物館群英語版収蔵)および同5379(ルーブル博物館収蔵)などの翻訳がまとめられている[4]

注釈[編集]

  1. ^ ペンシルベニア大学の考古学人類学博物館の資料[2]は、楔形文字電子資料館イニシアチブ(CDLI)に登録されている[3]。CDLIは世界に50万点あると推定される楔形文字の粘土板のうち24万6千点を網羅し、画像とカタログ情報を電子化して公開、研究者や博物館学芸員の利用に供している。

出典[編集]

  1. ^ a b Barton, George Aaron (1918). Miscellaneous Babylonian inscriptions. 1. エール大学出版. p. 52. http://books.google.com/books?id=nn5hAAAAMAAJ 2011年5月23日閲覧。. 
  2. ^ CDLIの台帳番号(バビロニア部門収蔵品)はCBS: 11065。
  3. ^ 粘土板”. 楔形文字電子資料館イニシアチブ(CDLI). 2018年8月4日閲覧。
  4. ^ Klein, Jacob. “Three Shulgi Hymns”. Sumerian Royal Hymns Glorifying King Shulgi of Ur. Bar-Ilan University Press. pp. 50-123. ISBN 9789652260185. OCLC 5865745351981. 

参考文献[編集]

関連項目[編集]