ショーティー

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ショーティー車両の代表例、Bトレインショーティー(右)。左はフルスケール車両

ショーティー(shorty)は、鉄道模型長さだけを縮尺より短くした車両模型のこと。短縮型短縮(化)車両ともいい、また縮尺どおりに作られた模型をフルスケールというのに対して、ショートスケールともいわれる。

利点[編集]

短縮化により小半径のカーブ通過が容易になり、小スペースでの運転が可能になる。また、フルスケールの車輌に比べて列車の編成が短くできる=同じ長さでより多くの車輌が連結できるという利点がある。 短縮化によって構造の簡略化、例えばボギー車二軸車化などをする事により価格の低減を狙った製品も多い。

実際の製品[編集]

ショーティーの製品は鉄道模型・鉄道玩具の黎明期から、ティンプレートの製品に多く見受けられたが、後に実物に忠実なフルスケール製品が好まれる傾向が強くなり、主流から外れた。ライオネルOゲージレーマンGゲージなどはかつてのティンプレート製品の雰囲気を今に伝える製品である。 また、メルクリンフライシュマンのように走行性を重視するメーカーでは、リアリティと「走る鉄道模型」の両立を図ってショーティーを採用している。但しメルクリンではフルスケール志向の愛好者の声にこたえて製品によってはフルスケールモデルを発売している。1980年代まではアサーンロコなどから数多くのショーティーモデルが製品化されていたが、1990年代以後は減少傾向となり、フルスケールモデルが主流となってきている。

日本においては、Oゲージ16番ゲージの本格的なフルスケールモデルが高価であった時代、年少者・初心者向けとして、カツミ等のメーカーからショーティー車両(例えばEF66を二軸車にしたEB66)とコントローラー、線路が組み合わされた入門セットが出回っていた。 1980年代以降、鉄道模型の主流がNゲージに移行すると小半径を通過可能なフルスケールモデルが安価で購入できるようになり、ショーティーモデルが製品化され市場に出回ることはほとんどなくなった。16番ゲージの入門用セットもNゲージの台頭とともに姿を消したので、ショーティーモデルの製品の供給は途絶えた。 その後、2002年バンダイが車体の長さを60mm程度に短縮したBトレインショーティーを発売、以降Nゲージでもショーティーモデルが一つのジャンルとして定着した。さらに、2015年にはトミーテックがはこてつを発売。これは車両を立方体サイズにまで短縮したものである。無地のプラスチック製車体に付属のシールを貼り付けて車両を作る簡単なキット形式で、足回りを別売の動力ユニットに変えることで自走もさせられる。第一弾では、E5系E6系W7系683系E231系EF81国鉄24系客車が、第二弾では、西武30000系京阪新3000系京急2100形西鉄3000形が発売された。 ちなみに、はこてつでは流線型新幹線も立方体の形をしている。

2018年にはZゲージのショーティー製品としてロクハンからZショーティーが発売された。

また、プラレールは一般的に鉄道玩具に分類されるが、その車輌はショーティーモデルの一種と見ることもできる。

関連項目[編集]