シン・エヴァンゲリオン劇場版

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本来の表記は「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」です。この記事に付けられた題名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
EVANGELION:3.0+1.0
監督 庵野秀明(総監督)
製作会社 カラー
配給 東宝
東映
カラー
公開 日本の旗 2020年6月 (予定)
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
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シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』( シン・エヴァンゲリオンげきじょうばん/ EVANGELION:3.0 +1.0)は、2020年6月に公開予定の日本アニメーション映画。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作の第4作目にあたる。略称は「シン・エヴァ」。タイトルの『:||』の部分は、現時点で特に発音されていない。また、これが何を意味するのかも現時点では明らかにされていない[注 1]

概要[編集]

大災害「セカンドインパクト」後の世界を舞台に、人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描いたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年 - 1996年)を、新たな設定とストーリーで「リビルド」(再構築)したものが『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズである。本作は2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、2009年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、2012年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に続く第4作目にあたる。また、これまでのシリーズで製作を担当していたスターチャイルドは、2016年2月1日付けで第三クリエイティブ本部と統合し、「キング・アミューズメント・クリエイティブ本部」に組織変更したため、これまでのシリーズを除いて、本作のみ関わっていない。

経緯[編集]

2006年
  • 9月9日発売の『月刊ニュータイプ』2006年10月号で、『エヴァンゲリオン新劇場版 REBUILD OF EVANGELION(仮題)』の制作が発表された。この時点では後編(前作)および完結編(本作)は2008年初夏の公開、同時上映で各45分とされた。
2007年
  • 2月17日、後編と完結編が「公開日未定」と改められた。
  • 4月11日、前編・中編・後編とともに完結編のタイトル『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?』が発表された。
2009年
2012年
  • 1月1日、完結編『?』が2013年公開と発表された。
  • 11月17日、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開。次回予告にてタイトルが『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?』から『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』に変更され、公開時期も未定になった。
2014年
  • 9月5日、『金曜ロードSHOW!』で『Q TV版』 (3.03') が放映。本編終了後に「NEXT EVANGELION:3.0+1.0」と表記され、公式ページの英題が「FINAL」から「3.0+1.0」に変更された。
2015年
  • 4月1日、株式会社カラー公式サイトほかにて、「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』及びゴジラ新作映画(後に題名を『シン・ゴジラ』と発表)に関する庵野秀明のコメント」[2]と題し、『シン・エヴァ』の制作状況が庵野の記名で簡単に述べられた。
2016年
  • 7月19日、 『シン・ゴジラ』完成報告会見に出席した庵野が『シン・エヴァ』の遅れを謝罪した[3](この時点でも公開時期は公表されず)。
  • 9月15日、『シン・ゴジラ』発声可能上映会に庵野が出席。観客席から質問された『シン・エヴァ』の制作状況について、「頑張ります。ていうか、もう頑張ってます」と返答した[4]
2017年
  • 4月5日、カラー公式Twitterにて打ち合わせが開始されたことが掲載される[5]
  • 7月29日、エヴァ公式サイトTOPほかにて、「続、そして終。 非、そして反。 シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 鋭意制作中」との説明とともに[注 2]串田達也が描いたイメージボードイラストが掲載された[6]
2018年
  • 7月20日 - 8月31日、映画館の上映前の予告映像として事前告知なしで特報が公開[7]。庵野の長年の夢であったという[8]東宝東映の2社に加えて[注 3]カラーによる3社共同配給で、「2020年公開」と発表された[10]
  • 7月26日、劇場で公開されていた特報をネット上で公開した[11]。また、特報の盗撮映像をインターネット上で公開する行為に対して厳しく対処していく方針を発表した[12]
  • 7月29日、ワンダーフェスティバル2018夏の海洋堂ブース内に「特設 エヴァンゲリオンブース」が開設され[13]、各種展示物と共に特報が上映された[14]
  • 10月19日、碇シンジ役の緒方恵美公式Twitterにて収録についての事前打ち合わせを行ったことが掲載される[15]
2019年
  • 1月31日、公式Twitterにて打ち入り[注 4]を行ったことが掲載される[16]
  • 3月20日、アフレコの開始が台本の画像と共に公式Twitterにて公開され、反響を呼んだことが報じられる[17]
  • 7月1日、過去作では公式が配布していたフリーペーパー「EVA-EXTRA」がスマートフォン向けアプリとしてリリース[18][19][20]
  • 7月6日、「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」(EVANGELION: 3.0+1.0 -LE FILM AVANT 1 (Du début Jusqu'à 10:40)Version 0706)と題されたアバンタイトル10分40秒分がパリJapan ExpoロサンゼルスANIME EXPO、上海、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡で世界同時上映され、LINE LIVEでも生配信された[18][19][21][22]。その後、エッフェル塔がモチーフとなった最新のイメージビジュアルが公開された[23]
  • 7月19日、劇場で特報2が解禁。公開時期が「2020年6月」であることが発表された[24][25]
  • 8月9日、特報2.5が解禁[26]。前回の特報にはなかったエヴァンゲリオン改8号機γの新規カットが収められ、「『エヴァ』は知っているが、観たことがないという若い世代にも、観てもらいたい」という制作サイドの思いから、子供の視聴を意識して一部テロップ[注 5]にルビ(=振り仮名)が振られている[27]
2020年
  • 6月、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』 (3.0+1.0) が公開予定。

評価[編集]

ガジェット通信は、「2020年公開」の発表に対して新劇場版シリーズの公開延期の歴史を挙げ、インターネット上では発表を信じず絶対また延期すると思っているファンが多数いるという旨を報じている[28]

ストーリー[編集]

アバンタイトル1(冒頭10分)[編集]

赤く荒廃したパリ市街地に、上空のWILLEの旗艦ヴンダーから艦隊とマリの乗るEVA8号機、16年ぶりにパリを訪れたリツコの率いる作業員たちが降下し、封印されている旧NERVユーロ施設の復元作業を始める。そこにNERVの航空特化型「EVA 44A」の軍団や、陽電子砲装備陸戦型「EVA 4444C」、そしてそのための電力供給特化型「EVA 44B」の軍団が襲来するが、EVA8号機によってすべて撃破される。復元作業を終えたパリ市街地は元の美しい姿を取り戻し、WILLEは旧NERVユーロの設備やEVAの修理パーツを手中に収めることができた。

(以降の本編は2020年公開)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 厳密には右側の棒線が太く、形としては楽譜五線譜)における反復記号に近い[1]
  2. ^ 英語版では「After that, and THE END. NOT and ANTI. EVANGELION:3.0+1.0 in production by studio khara」と表記された。
  3. ^ 庵野と配給会社の関係は、東宝が『シン・ゴジラ』以来で『エヴァ』の配給は初めてとなり、東映が『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』以来23年ぶりの配給となる[9]
  4. ^ 作品の製作開始を記念して行う催しのこと。
  5. ^ 『特報2』の最後では、「西暦2020年6月公開」と表示されていたテロップが、『特報2.5』では、「来年 6月公開 お楽しみに!」と柔らかい表現になり、振り仮名を加えている。

出典[編集]

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  1. ^ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』がついに2020年に完結! 全国の映画館で特報解禁 ニコニコニュース 2018年7月20日
  2. ^ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』及びゴジラ新作映画に関する庵野秀明のコメント 株式会社カラー。なお、『ゴジラ』新作映画の詳細については『シン・ゴジラ』の記事を参照。
  3. ^ 庵野秀明、エヴァファンに謝罪!『ゴジラ』完成報告で シネマトゥデイ 2016年7月19日
  4. ^ 庵野秀明『シン・ゴジラ』続編どうする?『シン・エヴァ』は「頑張っています」 シネマトゥデイ 2016年9月16日
  5. ^ 株式会社カラー [@khara_inc] (2017年4月5日). "『シン・エヴァ』の打ち合わせ。鋭意制作中です!" (ツイート). Retrieved July 21, 2018 – via Twitter.
  6. ^ エヴァ公式サイトに新作のイメージボード 「非、そして反」の意味は? ねとらぼ 2017年7月29日
  7. ^ 映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は2020年公開 特報解禁 ねとらぼ 2018年7月20日
  8. ^ (株)カラー2号機 [@khara_inc2] (2018年7月20日). "さて。大変お待たせしています。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』2020年公開となりました。業界的な話になりますが、今作は東宝さん東映さんとの共同配給をさせて頂きます。両社のマークを映画冒頭に並べるというのは、庵野の長年の夢だったそうです。叶いました。では特報のネタバレをします🤗" (ツイート). Retrieved July 21, 2018 – via Twitter.
  9. ^ 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」特報は8月31日まで上映 東宝、東映、カラーの3社共同配給で2020年公開 ねとらぼ 2018年7月20日
  10. ^ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報公開 エヴァンゲリオン公式サイト 2018年7月20日
  11. ^ ‬『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報を公式サイトにアップしました エヴァンゲリオン公式サイト 2018年7月26日
  12. ^ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報 盗撮行為及びアップロードについて 株式会社カラー公式サイト 2018年7月26日
  13. ^ 7月29日ワンダーフェスティバル2018[夏]「特設 エヴァンゲリオンブース」登場! エヴァインフォ公式サイト 2018年7月29日
  14. ^ @eva_informationの2018年7月28日のツイート2018年7月29日閲覧。
  15. ^ 緒方恵美 [@Megumi_Ogata] (2018年10月19日). "「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の、収録についての事前打ち合わせをしに、スタジオカラーさんに来ました。庵野さん、鶴巻さん始めメインスタッフの皆様と、いろいろお話しして来ましたよ(役者は私だけでしたが)。動いてるよ。シンエヴァ。…お楽しみに…!!" (ツイート). Retrieved November 2, 2018 – via Twitter.
  16. ^ evangelion_official [@evangelion_co] (2019年1月31日). "シン・エヴァンゲリオン劇場版の打ち入りをおこないました。来てくださった皆様、キャストの皆様、本当にありがとうございます。頑張ってつくります!" (ツイート). Retrieved 2019年6月24日 – via Twitter.
  17. ^ 「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』アフレコも始まりました」公式が台本の画像とともにツイートし反響 - ガジェット通信
  18. ^ a b 7/6最新映像公開!『シン・エヴァンゲリオン劇場版AVANT1(冒頭10分40 秒00 コマ)0706 版』、世界同時上映決定! #0706作戦”. エヴァ・インフォメーション (2019年6月21日). 2019年6月21日閲覧。
  19. ^ a b 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」アバン10分40秒分を7月6日に世界同時上映”. コミックナタリー (2019年6月21日). 2019年6月21日閲覧。
  20. ^ エヴァ初の公式アプリ『EVA-EXTRA』配信開始!”. エヴァンゲリオン公式サイト (2019年7月1日). 2019年7月1日閲覧。
  21. ^ #0706作戦 札幌・東京2カ所・名古屋・大阪・博多 日本5都市6会場にて開催!仏ステージに碇シンジ役・緒方恵美さん登壇&日本へ生中継決定!”. エヴァ・インフォメーション (2019年7月1日). 2019年7月6日閲覧。
  22. ^ 0706作戦 実施会場詳細”. エヴァンゲリオン公式サイト (2019年7月6日). 2019年7月6日閲覧。
  23. ^ “『シン・エヴァンゲリオン』アフレコの進行度は? 緒方恵美さんが明かす”. 電撃オンライン (KADOKAWA). (2019年7月8日). https://dengekionline.com/articles/5564/ 2019年7月8日閲覧。 
  24. ^ 2020年6月公開『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報2公開中”. エヴァンゲリオン公式サイト (2019年7月19日). 2019年7月19日閲覧。
  25. ^ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』2020年6月公開決定!全国の映画館で“特報2”公開中”. ファミ通.com (2019年7月19日). 2019年7月19日閲覧。
  26. ^ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報2.5公開”. エヴァンゲリオン公式サイト (2019年8月9日). 2019年8月10日閲覧。
  27. ^ 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」8号機γの新規カットも収めた“特報2.5””. コミックナタリー (2019年8月9日). 2019年8月10日閲覧。
  28. ^ 『エヴァ新劇場版』当初の公開予定より12年遅れ!「絶対また延期するだろ」 ガジェット通信 2018年7月26日