シーマックス

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シーマックス
Ishizaki kisen seamax.jpg
高速艇「シーマックス」(門司港にて)
基本情報
船種 高速船
船籍 日本の旗 日本
運用者 石崎汽船(1998-2008)
安栄観光(2017-)
建造所 日立造船神奈川工場
改名 ぱいじま2(2017-)
経歴
進水 1997年
竣工 1998年2月27日
就航 1998年3月
運航終了 2008年1月15日
現況 就航中
要目
総トン数 284トン
全長 39.5 m
11.4 m
深さ 3.7 m
喫水 1.85 m
機関方式 ディーゼル
主機関 高速ディーゼル 4基
推進器 ウォータージェット 2基
最大速力 45.18ノット
航海速力 40ノット
旅客定員 200名
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シーマックス(Sea Max)は、石崎汽船松山観光港 - 門司港 - 下関港間で運航していた高速船

概要[編集]

石崎汽船[編集]

同社は、松山港 - 尾道港(一時、宮浦港大三島)、瀬戸田港生口島)へ寄航)間の水中翼船航路を有していたが、本州四国連絡橋の整備により、松山方面から同航路を利用して広島県東部へ向かう人や、新幹線へ乗り換えて関東関西方面へ向かう人が本州四国連絡橋経由にシフトしたため、需要が減少した。そのため架橋関連航路運航事業者に対する対策交付金を受けて、北九州との間に航路を開設するために本船を建造し、1998年3月松山観光港 - 門司港間で運航を開始した。

一隻での運航で、朝松山港を出て一日二往復するシャトル運航の形態を取り、冬季の閑散期にはドック入りによる休航期間を設けていた。1998年のシップ・オブ・ザ・イヤー準賞を受賞。

当初は門司港までの運航だったが、2004年2月に下関港唐戸桟橋まで延航した。しかし、2006年5月乗降客の伸び悩みにより下関港までの延航を中止した。 その後も燃料費の高騰の影響で収支が悪化したため、2008年1月15日全区間にわたって航路を廃止した。

なお同社は、「シーマックス」以前から、松山港 - 広島港(一部便は呉港寄航)にて同形式の高速艇を瀬戸内海汽船(本社・広島市)との共同運航で「スーパージェット」の愛称で運航している。

安栄観光[編集]

運航休止後は小豆島で長らく係船されていたが、2016年には熊本ドックへ回航された。壱岐対馬シーラインが導入予定の超高速船として船影を自社のFacebookページに掲載するなど就航への動きがあったが、冬期の欠航率が高い石垣 - 波照間航路へ大型高速船の導入を検討していた沖縄県離島航路確保維持協議会の航路改善計画に就航が盛り込まれ、2017年10月8日より安栄観光「ぱいじま2」として就航している[1][2]

設計[編集]

船体の浮力全没型水中翼を併用して浮上航行するハイブリッド船型の水中翼船で、基本型のスーパージェット30と同じくアルミニウム合金製の船体に高速ディーゼルエンジンを搭載、推進器にはウォータージェットが採用されている。拡大型の本船では船体が一回り大きくなり、主機関も4基搭載とされた。建造は同様に日立造船神奈川工場で行われている。

安栄観光「ぱいじま2」への転用にあたり主機関を2基に減らす改造を受けている。このため石崎汽船時代と比べると速力が低下しており、石垣港-波照間港の所要時間は従来の高速船が60分であるのに対し本船では当初は80分に、現在は90分に設定されている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ “冬場に多い欠航解消へ 石垣島 - 波照間島航路に大型高速船、9月就航予定”. 沖縄タイムス (沖縄タイムス社). (2017年6月18日). http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/103174 2017年9月26日閲覧。 
  2. ^ “大型高速船の導入検討 石垣 - 波照間”. 八重山毎日新聞 (八重山毎日新聞社). (2016年12月15日). http://www.y-mainichi.co.jp/news/30890/ 2017年9月26日閲覧。