シー・セッド・シー・セッド

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シー・セッド・シー・セッド
ビートルズ楽曲
収録アルバム リボルバー
リリース 1966年8月5日
録音 アビー・ロード・スタジオ
1966年6月21日
ジャンル サイケデリック・ロック[1]
アシッド・ロック[2]
時間 2分37秒
レーベル パーロフォン
作詞者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン

リボルバー 収録曲
A面
  1. タックスマン
  2. エリナー・リグビー
  3. アイム・オンリー・スリーピング
  4. ラヴ・ユー・トゥ
  5. ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
  6. イエロー・サブマリン
  7. シー・セッド・シー・セッド
B面
  1. グッド・デイ・サンシャイン
  2. アンド・ユア・バード・キャン・シング
  3. フォー・ノー・ワン
  4. ドクター・ロバート
  5. アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー
  6. ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
  7. トゥモロー・ネヴァー・ノウズ
ミュージックビデオ
「She Said She Said」 - YouTube

シー・セッド・シー・セッド」(She Said She Said)は、ビートルズの楽曲。

解説[編集]

イギリス盤公式オリジナル・アルバムリボルバー』に収録された。レノン=マッカートニーの作品。実質的にはジョン・レノン作のドラッグ・ソング[3][4]で、ジョージ・ハリスンが一部手伝っている[5]

この曲の歌詞のモチーフは、1965年8月バーズのメンバーを交えてロサンゼルスピーター・フォンダ宅にてLSDを服用してトリップした時の出来事である。この時ジョンは意識を失って生死を彷徨い、意識が回復した後にピーターが「死とはどんなものか僕は知っているよ。」と言い出し、ジョンは「そんな事は知りたくない!」と遮っている[6][7]。つまりこの楽曲は、この時のピーターの言葉を基に「死をテーマにした初めての曲」である。

ジョンは、この曲をリボルバー・セッション以前の1966年3月より制作を開始し[8]、自宅にてアコースティック・ギターでの弾き語りデモ音源が録音された。この時のタイトルは「He Said」だったが[9]、ピーターのことであることが漏洩することを避けるために、曲名を「She Said She Said」に変更した[7]

レコーディング[編集]

「シー・セッド・シーセッド」は、リボルバー・セッションの最終日である1966年6月21日に録音。録音時にポール・マッカートニーの提案をジョン・レノンが却下し、その場で口論となりスタジオを出たので、録音はジョン・ジョージ・リンゴの3名で行われた[10][11]。よってベースはポールではなくジョージが担当し、コーラスもジョンとジョージの2人が担当。

リハーサルから録音、それとオーバーダビングが完了するまでに9時間費やされている。

プレイヤー[編集]

クレジットはイアン・マクドナルドによるもの[12]

収録アルバム[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Lachman, Gary. Turn Off Your Mind: The Mystic Sixties and the Dark Side of the Age of Aquarius. p. 281. ISBN 0-9713942-3-7. 
  2. ^ Brackett, Nathan; with Hoard, Christian (eds) (2004). The New Rolling Stone Album Guide (4th edn). New York, NY: Simon & Schuster. p. 53. 0-7432-0169-8.
  3. ^ Sheff, David (2000) [1981]. All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. p. 179-80. ISBN 0-312-25464-4. 
  4. ^ Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. p. 288. ISBN 0-8050-5249-6. 
  5. ^ Compton, Todd (2017). Who Wrote the Beatle Songs? A History of Lennon-McCartney. San Jose: Pahreah Press. p. 154–55. ISBN 978-0-9988997-0-1. 
  6. ^ Wenner, Jann S. (2000) [1971]. Lennon Remembers (Full interview from Lennon's 1970 interview in Rolling Stone magazine). London: Verso. p. 51-52. ISBN 1-85984-600-9. 
  7. ^ a b Sheff, David (2000) [1981]. All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. p. 179–80. ISBN 0-312-25464-4. 
  8. ^ Everett, Walter (1999). The Beatles as Musicians: Revolver Through the Anthology. New York, NY: Oxford University Press. p. 63. ISBN 0-19-512941-5. 
  9. ^ Guesdon, Jean-Michel; Margotin, Philippe (2013). All the Songs: The Story Behind Every Beatles Release. New York, NY: Black Dog & Leventhal. p. 336-37. ISBN 978-1-57912-952-1. 
  10. ^ Rodriguez, Robert (2012). Revolver: How the Beatles Reimagined Rock 'n' Roll. Milwaukee, WI: Backbeat Books. ISBN 978-1-61713-009-0. 
  11. ^ ビートルズの薬物事情:LSDが作ったアルバム『リボルバー』”. ローリング・ストーン (2016年9月22日). 2018年8月20日閲覧。
  12. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 211. ISBN 1-84413-828-3. 
  13. ^ Everett, Walter (1999). The Beatles as Musicians: Revolver Through the Anthology. New York, NY: Oxford University Press. p. 85. ISBN 0-19-512941-5.