ジャック・クルカイ

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ジャック・クルカイ
Jack Culcay.jpg
基本情報
本名 ジャック・ロベルト・クルカイ=ケス
通称 Golden Jack
階級 ミドル級
身長 172cm
国籍 ドイツの旗 ドイツ
誕生日 (1985-09-26) 1985年9月26日(33歳)
出身地 エクアドルの旗 エクアドル アンバート
プロボクシング戦績
総試合数 28
勝ち 25
KO勝ち 13
敗け 3
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獲得メダル
ドイツの旗 ドイツ
男子 ボクシング
ヨーロッパボクシング選手権
2008 リヴァプール ウェルター級
世界ボクシング選手権
2009 ミラノ ウェルター級

ジャック・クルカイJack Culcay1985年9月26日 - )は、ドイツプロボクサーエクアドルアンバート出身。元WBA世界スーパーウェルター級王者。元ザウアーラント・イベント所属で2018年よりインゴ・ヴォルクマンのアルゴ・スポーツ所属。

来歴[編集]

エクアドルのアンバートで生まれたクルカイは5歳のときに家族でドイツに移住し、12歳からボクシングを始めた。

アマチュア時代[編集]

2007年10月、アメリカ合衆国シカゴで開催された世界ボクシング選手権ウェルター級(69kg)で出場するが、準々決勝でデメトリアス・アンドラーデに敗退した[1]

2008年8月、中華人民共和国北京で開催されたオリンピックボクシング競技にウェルター級(69kg)で出場するが、1回戦で敗退した[2]

2008年11月、イギリスリヴァプールで開催されたヨーロッパボクシング選手権にウェルター級(69kg)で出場するが、決勝でマハメド・ヌルジナウに敗れ準優勝だった。

2009年9月、イタリアミラノで開催された世界ボクシング選手権にウェルター級(69kg)で出場し優勝を果たした[3]

アマチュアの戦績は95勝28敗3引き分け。

プロ時代[編集]

2009年12月19日、シュヴェリーンのスポーツ・アンド・コングレス・センターでデビュー戦を行い、4回3-0(3者とも40-36)の判定勝ちを収めた。

2012年8月25日、ベルリンO2ワールドでフレデリック・セルレとWBAインターコンチネンタルスーパーウェルター級王座決定戦を行い、3回2分4秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年9月29日、ハンブルクシュポルトハレ・ハンブルクでマーク・トンプソンと対戦し、5回2分48秒TKO勝ちを収めWBAインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した。

2012年12月15日、ニュルンベルクアレーナ・ニュルンベルク・フェアズィッヒェルングでジャン・ミッシェル・ハミルカロと対戦し、5回2分26秒TKO勝ちを収めWBAインターコンチネンタル王座の2度目の防衛に成功した。

2013年4月27日、ハンブルクのシュポルトハレ・ハンブルクでグイド・ニコラス・ピットと対戦し、12回1-2(115-113、113-115、112-116)の判定負けを喫しWBAインターコンチネンタル王座の3度目の防衛に失敗した。

2013年10月26日、オルデンブルクEWEアレーナでグイド・ニコラス・ピットと対戦し、12回3-0(2者が115-113、117-112)の判定勝ちを収め6ヵ月ぶりの再戦を制しWBAインターコンチネンタル王座への返り咲きに成功した。

2013年12月14日、ノイブランデンブルクヤーン・シュポルト・フォルムでデュドネ・ベリンガと対戦し、12回3-0(2者が116-111、118-109)の判定勝ちを収めWBAインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した。

2014年4月5日、ロストックシュタットハレ・ロストックでサリム・ラルビと対戦し、12回3-0(3者とも117-111)の判定勝ちを収めWBAインターコンチネンタル王座の2度目の防衛に成功した。 

2014年8月16日、エアフルトメッセ・エアフルトEBU欧州スーパーウェルター級王者アイザック・レアルと対戦し、12回3-0(115-112、115-113、117-110)の判定勝ちを収めWBAインターコンチネンタル王座の3度目の防衛、EBU王座の獲得に成功した。

2014年12月26日、オルデンブルクのEWEアレーナでカリム・メルージと対戦し、12回3-0(116-113、119-109、118-110)の判定勝ちを収めEBU王座の初防衛に成功した。

2015年5月9日、フランクフルト・アム・マインフェストハレエリスランディ・ララ正規王座認定に伴い空位となったWBA世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦でWBA世界スーパーウェルター級6位のモーリス・ウェーバーと対戦し、12回3-0(115-112、116-111、118-110)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[4]

2015年9月26日、ベルリンマックス・シュメリング・ハレで初防衛戦を行う予定だったがクルカイの負傷で試合は中止になった。

2015年12月5日、ハンブルクのインゼルパルクハレでWBA世界スーパーウェルター級11位のデニス・ホーガンと対戦し、12回3-0(119-109、117-112、116-112)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[5][6]

2016年4月9日、ポツダムMBSアレーナ・ポツダムでWBA世界スーパーウェルター級13位のジャン・カルロス・プラダと対戦し、プラダが9回終了時に棄権した為、2度目の防衛に成功した[7]

2016年6月8日、WBAはエリスランディ・ララのスーパー王座に認定に伴いクルカイをWBA世界スーパーウェルター級正規王者に昇格した[8]

2016年7月14日、WBAはクルカイに対しWBA世界スーパーウェルター級1位のデメトリアス・アンドラーデのとの間で指名試合に関する対戦交渉を同日から開始し、同年8月13日までの30日以内に対戦交渉を締結させるよう指令を出した[9][10]

2016年8月3日、WBAは最低入札価格15万ドルとする入札を同月15日にWBA本部で行うと通達を出した。ファイトマネーの分配は75%がクルカイで、残りの25%がアンドラーデになった[11][12][13]

2016年8月15日、クルカイを擁するザウアーラント・イベントが42万5000ドルを提示し、アンドラーデを擁するバーナー・プロモーションズが提示した20万1000ドルを上回った為、ザウアーラント・イベントが興行権を獲得した。ファイトマネーの分配は上述通りクルカイが75%に当たる318,750万ドル、アンドラーデが106250万ドルとなった。クルカイ対アンドラーデ戦を10月か11月にドイツで行うと表明した[14][15][16]

2016年10月30日、興行権を獲得したザウアーラント・イベントは同年11月5日にポツダムMBSアレーナ・ポツダムタイロン・ツォイゲジョバンニ・デ・カロリス戦と共にメインイベントでクルカイ対アンドラーデ戦を行う予定だったが、アンドラーデ陣営がWBAが設定した期限を過ぎても契約書に署名をしようとしなかった為、試合は中止となった[17]

2017年3月11日、ルートヴィヒスハーフェン・アム・ラインフリードリヒ・エーベルト・ハレでWBA世界スーパーウェルター級2位のデメトリアス・アンドラーデと対戦し、12回1-2(112-116×2、115-113)の判定負けを喫し3度目の防衛に失敗、王座から陥落した[18][19][20]

2017年10月21日、ニュージャージー州ニューアークプルデンシャル・センターでマチェイ・スレッキとスーパーウェルター級10回戦を行い、10回0-3(92-98、93-97、94-96)の判定負けを喫し再起出来なかった[21]

2018年12月8日、IBFはジャック・クルカイとセルゲイ・デレイビャンチェンコにIBF世界ミドル級王者ダニエル・ジェイコブスへの指名挑戦者決定戦で対戦するよう指令を出した[22]

2019年1月15日、IBF世界ミドル級王座指名挑戦者決定戦の入札が行われ、セルゲイ・デレイビャンチェンコを擁するディベイラ・エンターテインメントが425,515ドルを提示し、クルカイを擁する新興プロモーターアルゴ・スポーツが提示した397,713ドルを上回った為、ディベイラ・エンターテインメントが興行権を獲得した[23]

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 14.World Championships - Chicago, USA - October 23 - November 3 2007”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年2月5日閲覧。
  2. ^ 29.Olympic Games - Beijing, China - August 9-24 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年2月5日閲覧。
  3. ^ 15.World Championships - Milan, Italy - September 1-12 2009”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年2月5日閲覧。
  4. ^ Culcay enters the history of boxing from his native Ecuador WBA公式サイト 2015年5月12日
  5. ^ Jack Culcay Outsmarts Dennis Hogan WBA公式サイト 2015年12月6日
  6. ^ 風太がジョニゴンに判定負け、住吉と柳はドロー Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月6日
  7. ^ Culcay Stops Prada in Potsdam WBA公式サイト 2016年4月10日
  8. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2016年6月8日
  9. ^ WBA Names Mandatory Challengers for Keith Thurman and Jack Culcay WBA公式サイト 2016年7月15日
  10. ^ ゴロフキンvsブルック、WBAは現状不承認 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月16日
  11. ^ WBA Announces Three Purse Bids WBA公式サイト 2016年8月3日
  12. ^ リング誌電子版が“ニューフェイス”拳四朗を紹介 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年8月5日
  13. ^ WBA Purse Bids on August 15 WBA公式サイト 2016年8月13日
  14. ^ Culcay-Andrade headed to Germany Fightnews.com 2016年8月15日
  15. ^ Purse Bid Results from Panama WBA公式サイト 2016年8月15日
  16. ^ ウォーレンvsマクドネル、WBA“統一戦”が合意 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年8月16日
  17. ^ Culcay v Andrade off: Team Andrade miss reminders and deadlines Fightnews.com 2016年10月30日
  18. ^ Andrade beats Culcay by split decision to seize WBA super welterweight title Fightnews.com 2017年3月11日
  19. ^ Demetrius Andrade new WBA super welterweight champion WBA公式サイト 2017年3月12日
  20. ^ アンドラーデ2-1判定勝ち、WBA・SW級正規王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月12日
  21. ^ Culcay Hurts Resilient Sulecki, But Loses Unanimous Decision Boxing Scene.com 2017年10月21日
  22. ^ Derevyanchenko-Culcay eliminator ordered by IBF”. Bad Left Hook (2018年12月8日). 2019年1月5日閲覧。
  23. ^ Derevyanchenko-Culcay Title Eliminator: DIBella Outbids AGON”. Boxing Scene.com (2019年1月15日). 2019年2月19日閲覧。

関連項目[編集]

暫定王座決定戦 対戦者
モーリス・ウェーバー
WBA世界スーパーウェルター級暫定王者
2015年5月9日 - 2016年6月8日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
エリスランディ・ララ
WBA世界スーパーウェルター級王者

2016年6月8日 - 2017年3月11日

次王者
デメトリアス・アンドラーデ