ジャンクション・セヴン

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ジャンクション・セヴン
スティーヴ・ウィンウッドスタジオ・アルバム
リリース
録音 グロスタシャー Netherturkdonic Studios、カリフォルニア州サンラフェル Tarpan Studios[2]
アディショナル・レコーディング:ロサンゼルス A&M Studios (#4)、ニューヨーク Le Crib (#9)[2]
ジャンル ロックブルー・アイド・ソウル
時間
レーベル ヴァージン・レコード
プロデュース スティーヴ・ウィンウッド、ナラダ・マイケル・ウォルデン
チャート最高順位
スティーヴ・ウィンウッド アルバム 年表
The Finer Things
(1995年)
ジャンクション・セヴン
(1997年)
アバウト・タイム
(2003年)
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ジャンクション・セヴン』(Junction Seven)は、イギリスロック・ミュージシャン、スティーヴ・ウィンウッド1997年に発表した、ソロ名義では7作目のスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[9]

背景[編集]

ナラダ・マイケル・ウォルデンが共同プロデューサーに迎えられており、ウィンウッドはウォルデンに関して「ミュージシャンでもある人物と共同プロデュースしてみたかった」「彼は私よりも幅広く多様なバックグラウンドを持っており、マハヴィシュヌ・オーケストラウェザー・リポートでの入り組んだ複雑なジャズを始めとして、ホイットニー・ヒューストンとまで共同作業している」とコメントしている[10]。「ゲット・バック・トゥ・マイ・ベイビー」は、サルサを含むキューバ音楽からの影響を反映した曲で、レコーディングにはキューバ人のパーカッション奏者たちが起用され[10]、この曲のみウォルデンは演奏やプログラミングで参加していない[2]

ウィンウッドは1996年3月、レニー・クラヴィッツウェンブリー・アリーナ公演でバックステージを訪れており、それが「レット・ユア・ラヴ・カム・ダウン」におけるクラヴィッツのゲスト参加に繋がった[10]。「ファミリー・アフェア」はスライ&ザ・ファミリー・ストーンのカヴァーで、本作では1996年4月に死去したバーナード・エドワーズ英語版の追悼として、意図的にシック(エドワーズの所属バンド)に近いアレンジで演奏されており、シックのメンバーであったナイル・ロジャースがギターを担当した[10]。「プレンティー・ラヴィン」ではデズリーとのデュエット・ボーカルがフィーチャーされた[10]

アルバム・タイトルは、グロスタシャーの自宅の近くにあるジャンクションと、7作目のソロ・アルバムであることを引っかけている[10]

反響・評価[編集]

先行シングルの「スパイ・イン・ザ・ハウス・オブ・ラヴ」は、1997年6月7日付の全英シングルチャートで82位となった[11]。そして、本作は全英アルバムチャートで3週トップ100入りし、最高32位を記録した[4]

ドイツのアルバム・チャートでは初登場15位となり、11週にわたりトップ100入りした[3]。一方、アメリカでは大きな成功を収められず、Billboard 200では最高123位に終わり、ウィンウッドのスタジオ・アルバムとしては初めて全米トップ100入りを逃す結果となった[8]

『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「華々しく、活気に満ちたヴォーカル集といった感じ」と評されている[1]

収録曲[編集]

  1. スパイ・イン・ザ・ハウス・オブ・ラヴ - "Spy in the House of Love" (Steve Winwood, Narada Michael Walden, Jim Capaldi) – 4:47
  2. エンジェル・オブ・マーシー - "Angel of Mercy" (S. Winwood, N. Walden, J. Capaldi) – 5:02
  3. ジャスト・ウォナ・ハヴ・サム・ファン - "Just Wanna Have Some Fun" (S. Winwood, N. Walden) – 4:57
  4. レット・ユア・ラヴ・カム・ダウン - "Let Your Love Come Down" (S. Winwood, N. Walden, Eugenia Winwood, J. Capaldi) – 5:48
  5. リアル・ラヴ - "Real Love" (S. Winwood, N. Walden, E. Winwood) – 5:21
  6. フィル・ミー・アップ - "Fill Me Up" (S. Winwood, E. Winwood) – 4:27
  7. ゲット・バック・トゥ・マイ・ベイビー - "Gotta Get Back to My Baby" (S. Winwood, E. Winwood) – 4:52
  8. サムワン・ライク・ユー - "Someone Like You" (S. Winwood, N. Walden, E. Winwood) – 4:39
  9. ファミリー・アフェア - "Family Affair" (Sylvester Stewart) – 5:17
  10. プレンティー・ラヴィン - "Plenty Lovin'" (S. Winwood, N. Walden) – 5:57
  11. ロード・オブ・ザ・ストリート - "Lord of the Street" (S. Winwood, N. Walden, J. Capaldi) – 6:29

日本盤ボーナス・トラック[編集]

  1. カム・アウト・アンド・ダンス - "Come Out and Dance" (S. Winwood, Will Jennings) – 4:54

参加ミュージシャン[編集]

  • スティーヴ・ウィンウッド - ボーカルギターキーボードハモンドオルガンピアノクラビネットウインドシンセサイザーパーカッション
  • ナラダ・マイケル・ウォルデン - ライヴ・ドラムス(on #1, #9, #11)、ドラム・プログラミング(#7を除く全曲)、キーボード(on #1, #3, #5, #8, #9, #10)、ベース(on #1, #3, #8)、パーカッション(on #2, #3, #5, #9, #11)、ハモンドオルガン(on #2)、シンセサイザー(on #3, #11)、オルガン(on #4)、シンバル(on #8)、シンセベース(on #9)
  • デズリー - ボーカル(on #10)
  • ジミ・フィッシャー - ワウワウ・ギター(on #1)、アディショナル・ドラム・プログラミング(on #2)、リズムギター(on #4)、アディショナル・ベース(on #4)
  • ヴァーノン・ブラック - ギター(on #3)
  • レニー・クラヴィッツ - ギター(on #4)
  • ナイル・ロジャース - ギター(on #9)
  • ジョゼ・ネト - アコースティック・ギター(on #10)、ナイロン弦エレクトリック・ギター(on #10)
  • マイケル・マッケヴォイ - キーボード(on #1, #2, #5, #6, #8)、シンセ・ヴィブラフォン(on #4)、ピアノ(on #4)、ベース(on #5, #6)、ドブロ・ギター(on #6)、ドラム・プログラミング(on #6, #8)、ベース・プログラミング(on #8)、シンセ・ストリングス(on #8, #10)
  • フランク・マーティン - キーボード&プログラミング(on #3, #4, #5, #11)、ベース(on #5)
  • レベッカ・マウレオン・サンタナ - ピアノ(on #7)、ホーン・アレンジ(on #7)
  • マーク・ヴァン・ヴァーヘニンゲン - ベース(on #7)
  • マイロン・ダヴ - ベース(on #9)
  • ゲイリー・ブラウン - ベース(on #10)
  • グレッグ・ジジ・ゴナウェイ - パーカッション(on #1)、MIDIドラムス(on #1)
  • ウォルフレッド・レイズ・ジュニア - パーカッション(on #3, #4, #7, #11)、ドラムス(on #7)
  • ウォルフレッド・レイズ・シニア - パーカッション(on #7)、ティンバレス(on #7)
  • ダニエル・レイズ - コンガ(on #7)
  • ジェリー・ヘイ - ストリングス・アレンジ&指揮(on #2, #5, #9)、ホーン・アレンジ(on #3, #4)、トランペット(on #3, #4)
  • ネイザン・ルービン - コンサートマスター(on #2, #5, #9)
  • マーク・ルッソ - サクソフォーン(on #3, #4)
  • ウェイン・ウォレス - トロンボーン(on #3, #4)
  • Melecio Magdaluyo - サクソフォーン(on #7)
  • ルイス・ファスマン、ビル・オーティス - トランペット(on #7)
  • ジェフ・クレスマン - トロンボーン(on #7)
  • ニキータ・ジャーメイン - バックグラウンド・ボーカル(on #1, #2, #3, #4, #7, #9, #11)
  • ティナ・ギブソン - バックグラウンド・ボーカル(on #1, #2, #3, #4, #7, #9, #11)
  • アニー・ストッキング - バックグラウンド・ボーカル(on #1, #2, #3, #4, #7, #9, #11)
  • トニー・リンゼイ - バックグラウンド・ボーカル(on #1, #2, #3, #7, #9)
  • スカイラー・ジェット バックグラウンド・ボーカル(on #1, #2, #3, #7, #9, #11)
  • クレイトーヴェン・リチャードソン - バックグラウンド・ボーカル(on #4, #8)
  • サンディ・グリフィス - バックグラウンド・ボーカル(on #4, #8)
  • ユージニア・ウィンウッド - バックグラウンド・ボーカル、スポークン・ワード(on #6)
  • ルビー・ターナー英語版 - バックグラウンド・ボーカル(on #6, #7)
  • Simone Sauphanor - バックグラウンド・ボーカル(on #6, #7)

脚注[編集]

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  1. ^ a b スティーヴ・ウィンウッド/ジャンクション・セヴン (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2019年7月23日閲覧。
  2. ^ a b c CD英文ブックレット内クレジット
  3. ^ a b Offizielle Deutsche Charts
  4. ^ a b STEVE WINWOOD | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
  5. ^ Steve Winwood - Junction Seven - hitparade.ch
  6. ^ ultratop.be - Steve Winwood - Junction Seven
  7. ^ swedishcharts.com - Steve Winwood - Junction Seven
  8. ^ a b Steve Winwood - Awards”. AllMusic. 2016年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月23日閲覧。
  9. ^ 日本初回盤CD (VICP-25306)帯
  10. ^ a b c d e f Press Release: Junction Seven”. Steve Winwood Official Site (1997年4月24日). 2019年7月23日閲覧。
  11. ^ STEVE WINWOOD | full Official Chart History | Official Charts Company