ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ

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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
セルジュ・ゲンスブールジェーン・バーキンシングル
初出アルバム『ジェーン&セルジュ
B面 Jane B.
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1968年
ジャンル ポップシャンソン
時間
レーベル フォンタナ・レコード
作詞・作曲 セルジュ・ゲンスブール
プロデュース ジャック・ベイバーストック
チャート最高順位
ミュージックビデオ
「Je t'aime... moi non plus」 - YouTube
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」(Je t'aime... moi non plus)は、セルジュ・ゲンスブールが作詞・作曲した1969年リリースのフランスのヒット曲、またゲンスブールの監督による1976年フランス恋愛映画(原題:Je t'aime moi non plus)。

概要[編集]

1967年当時、ゲンスブールは女優のブリジット・バルドーと不倫の関係にあり、バルドーのために「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」を書いた。この曲はゲンスブールとバルドーによるデュエットで、バルドーによるあえぎ声の演技とともに録音された。しかし、バルドーは当時の夫であるギュンター・ザックスの怒りを恐れ、この曲のリリースを拒否し、それがきっかけでゲンスブールとバルドーの関係は終わった。

1969年、ゲンスブールとジェーン・バーキンのデュエットでシングル「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」がリリースされた。バルドーとのデュエットが未公開だったため、この曲が世に出たのはこれが最初である。また、映画女優として活動していたバーキンにとって、「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」は歌手としてのデビュー曲になった。この録音もやはりバーキンによるあえぎ声の演技を含んでいる。過激な性描写によって一部の人から反感を買いながらも「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」は、イギリスオーストリアノルウェースイスなどにおいてチャート1位を獲得しヨーロッパ全土でヒットした。バーキンとの録音はアルバム『ジェーン&セルジュ』(1969年)にも収録されたが、再発盤では同曲は外され、やはりゲンスブールとバーキンとのデュエットによる「スローガンの歌」(映画『スローガン』主題歌)に差し替えられた。

1986年、バルドーが1967年に録音されたまま未発表だった「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のリリースに同意した。このとき「売り上げは動物保護団体に寄付する」という条件がつけられた。

日本ではバーキンとマーガレット・スー歌唱のバージョンが要注意歌謡曲指定制度において旋律は使用可能なBランク指定を1988年に制度が失効するまで受け続けた[4]

カバー[編集]

  • 春野寿美礼 - 2009年のアルバム『男と女 Un homme et une femme』[5]および2015年の『“まれ”のケーキ「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」』で、男女パート両方を一人で歌う形でカバー[6]

影響[編集]

2015年日本のテレビドラマ『まれ』(NHK連続テレビ小説)では、本楽曲が第12週「官能カスタードクリーム」の重要なモチーフとして取り上げられた。パティシエのヒロイン・津村希が、菓子作りの師匠が本楽曲をイメージし「大人の官能」をテーマとして制作した同名のオリジナルケーキを再現して作るよう命じられ、悪戦苦闘するエピソードが1週間にわたって展開された[7]。また春野寿美礼カバー版が挿入歌としても登場した。

映画[編集]

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
Je t'aime moi non plus
監督 セルジュ・ゲンスブール
脚本 セルジュ・ゲンスブール
製作 ジャック=エリック・ストラウスフランス語版
クロード・ベリ
出演者 ジェーン・バーキン
ジョー・ダレッサンドロ
ユーグ・ケステルフランス語版
ジミー・デイヴィス
ジェラール・ドパルデュー
ミシェル・ブラン
ルネ・コルデホフドイツ語版
音楽 セルジュ・ゲンスブール
撮影 ウィリー・クランフランス語版
ヤン・ル・マッソンフランス語版
編集 ケヌー・ペルティエフランス語版
製作会社 プレジデント・フィルム
レン・プロダクションズフランス語版
配給 フランスの旗 AMLFフランス語版
日本の旗 デラ=シネマテン
公開 フランスの旗 1976年3月10日
日本の旗 1983年12月3日
上映時間 90分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
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1976年にゲンスブール監督、バーキン主演で『Je t'aime moi non plus』のタイトルで映画化された。 1983年の日本初公開時のタイトルは『ジュ・テーム…』、1995年リバイバル上映時およびビデオのタイトルは『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ[8]

ストーリー[編集]

キャスト[編集]

脚注[編集]

先代:
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
「バッド・ムーン・ライジング」
全英シングルチャート 1位
1969年10月11日(1週)
次代:
ボビー・ジェントリー
「恋よ、さようなら」