ジョシュア・ファリス

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Pix.gif ジョシュア・ファリス
Joshua FARRIS
Figure skating pictogram.svg
2011 Grand Prix Final Juniors Joshua Farris.jpg
2011年ジュニアグランプリファイナルの表彰式でのファリス
基本情報
代表国: アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日: (1995-01-06) 1995年1月6日(24歳)
出生地: アメリカ合衆国 レントン (ワシントン州)
身長: 175 cm
元コーチ: クリスティ・クラール
デイモン・アレン
トム・ザカライセック
ベッキー・カルヴァン
エリック・シュルツ
ヘザー・リード=ロマックス
元振付師: ジェフリー・バトル
トム・ディクソン
デイモン・アレン
ジョシュア・ファリス
所属クラブ: ブロードムーアSC
引退: 2016年7月1日
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 260.01 2015 四大陸選手権
ショートプログラム: 84.29 2015 四大陸選手権
フリースケーティング: 175.72 2015 四大陸選手権
 
獲得メダル
フィギュアスケート
四大陸選手権
2015 ソウル 男子シングル
世界ジュニア選手権
2012 ミンスク 男子シングル
2013 ミラノ 男子シングル
ジュニアグランプリファイナル
2011 ケベック・シティー 男子シングル
2012 ソチ 男子シングル

ジョシュア・ファリス(英語: Joshua Farris, 1995年1月6日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)。

2013年世界ジュニア選手権優勝。2015年四大陸選手権2位。

人物[編集]

牛乳アレルギーである[1]

経歴[編集]

6歳の誕生日に母に連れられてスケートを始める。

2006年のジュヴナイルクラスを皮切りに、全米ジュニア選手権や全米選手権の各クラスで優勝。2009年にノービスクラスで優勝し、アメリカナショナルチームに選出される。

翌2009-2010シーズンからジュニアグランプリシリーズに参戦。2010-2011シーズンのジョン・カリー記念で初優勝し、ジュニアグランプリファイナル初出場を果たした。全米選手権は公式練習での4回転ジャンプの転倒で外転筋を断裂。しかし試合には出場しSP13位となった。FSの前日の1月29日、訪れたレストランで牛乳アレルギーによるアナフィラキシーショックを起こし、救急救命室へ搬送された。午前3時まで病院に滞在する状況ながら試合には出場した。FSでは全てのジャンプでマイナスの評価を受け最下位、総合でも22人中21位という結果だった。また、2つ目の3回転アクセルの転倒により、腓骨の骨折とアキレス腱の損傷の怪我を負った[1]。大会終了後、クリスティ・クラールデイモン・アレンにコーチを変更した。

2011-2012シーズンはジュニアグランプリシリーズのバルティック杯及びタリン杯で優勝。ジュニアグランプリファイナルではSPで首位につけるも、プログラムを変更したFSで逆転され3位となる。世界ジュニア選手権でもFSで逆転を許してしまうが、初出場ながら銀メダルを獲得した。

2012-2013シーズン、ジュニアグランプリシリーズのレークプラシッド大会で4回転トウループを成功させ、2位に30点以上の大差をつけ優勝した。続くセンシラ・ブレッド杯でも優勝し、ジュニアグランプリファイナルでは前年より順位を上げ2位。惨敗が続いていた全米選手権では大きく順位を上げ4位に入り表彰台に上った。世界ジュニア選手権ではSP、FSともにパーソナルベストを更新し優勝。

2013-2014シーズン、シニアクラスへ移行。USインターナショナルクラシックでは3位。スケートカナダでは5位。ロステレコム杯は練習中に右足首を捻挫し棄権した[2]。全米選手権では2年連続でピューターメダルを獲得。

2014-2015シーズン、右足首の怪我の影響で中国杯を欠場[3]。全米選手権では銅メダルを獲得し、初の世界選手権代表に選出された。四大陸選手権ではパーソナルベストを30点以上更新し銀メダルを獲得した。

2015-2016シーズン、7月中旬の練習中に4回転トウループで激しく転倒し、首の後ろ部分がむち打ちのような状態になり脳震盪を引き起こした。そこから練習を再開してすぐに再び脳震盪があり、車に乗車する際に頭をぶつけ再び症状が起こった。3週間の間に3度の脳震盪を経験し、グランプリシリーズは2戦ともに出場を辞退した[4]

2016年7月1日、健康を優先するために競技からの引退を発表した[5]

2017年2月に現役復帰への意向を表明し、2017年NHK杯へのエントリーも決定した。しかしながら、3度の脳震盪から引き起こされた脳損傷により、2017-2018シーズン中の復帰には至らなかった[6]

主な戦績[編集]

大会/年 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15
世界選手権 11
四大陸選手権 6 2
全米選手権 1 N 2 J 21 16 4 4 3
GP NHK杯 11
GPスケートカナダ 5
USクラシック 3
世界Jr.選手権 2 1
JGPファイナル 6 3 2
JGP S.ブレッド杯 1
JGPレークプラシッド 4 1
JGPバルティック杯 1
JGPタリン杯 1
JGP J.カリー記念 1
JGPブラショフ杯 2
JGPボスポラス 5
エイゴンチャレンジ杯 2 J
  • N - ノービスクラス
  • J - ジュニアクラス

詳細[編集]

2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月23日-29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 13
73.52
10
149.52
11
223.04
2015年2月9日-15日 2015年四大陸フィギュアスケート選手権ソウル 5
84.29
2
175.72
2
260.01
2015年1月17日-25日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 2
90.40
3
177.58
3
267.98
2014年11月28日-30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯門真 11
58.35
11
111.53
11
169.88
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年1月20日-25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 7
74.85
5
146.15
6
221.00
2014年1月5日-12日 全米フィギュアスケート選手権ボストン 5
78.37
4
169.69
4
248.06
2013年10月25日-27日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダセントジョン 8
69.14
4
147.58
5
216.72
2013年9月11日-15日 2013年USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 3
71.85
3
134.71
3
206.56
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年2月25日-3月3日 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミラノ 1
75.84
2
152.48
1
228.32
2013年1月20日-27日 全米フィギュアスケート選手権オマハ 3
79.78
4
165.04
4
244.82
2012年12月6日-9日 2012/2013 ISUジュニアグランプリファイナルソチ 1
74.53
2
136.84
2
211.37
2012年9月26日-30日 ISUジュニアグランプリ センシラ・ブレッド杯ブレッド 1
74.35
1
136.86
1
211.21
2012年8月29日-9月2日 ISUジュニアグランプリ レークプラシッドレークプラシッド 1
72.20
1
146.49
1
218.69
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年2月27日-3月4日 2012年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミンスク 1
75.43
2
146.54
2
221.97
2012年1月22日-29日 全米フィギュアスケート選手権サンノゼ 14
65.43
16
132.55
16
197.98
2011年12月8日-11日 2011/2012 ISUジュニアグランプリファイナルケベック・シティー 1
72.99
3
130.99
3
203.98
2011年10月12日-16日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 1
74.55
1
133.12
1
207.67
2011年9月14日-18日 ISUジュニアグランプリ バルティック杯グダニスク 1
75.69
2
126.76
1
202.45
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年1月23日-30日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 13
60.91
22
90.82
21
151.73
2010年12月9日-12日 2010/2011 ISUジュニアグランプリファイナル北京 4
65.24
7
108.73
6
173.97
2010年9月30日-10月2日 ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念シェフィールド 1
59.79
1
127.95
1
187.74
2010年9月9日-11日 ISUジュニアグランプリ ブラショフ杯ブラショフ 1
67.03
3
112.19
2
179.22
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月15日-17日 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(スポケーン 4
58.24
1
136.79
2
195.03
2009年10月15日-17日 ISUジュニアグランプリ ボスポラスイスタンブール 2
62.50
7
99.33
5
161.83
2009年9月3日-4日 ISUジュニアグランプリ レークプラシッドレークプラシッド 10
50.30
3
104.22
4
154.52
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年3月5日-7日 2009年エイゴンチャレンジ杯 ジュニアクラス(ハーグ 6
46.75
1
114.58
2
161.33
2009年1月18日-25日 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(クリーブランド 1
51.81
1
109.24
1
161.05

プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2015-2016 Give Me Love
曲:エド・シーラン
振付:ジェフリー・バトル
ローマの松
作曲:オットリーノ・レスピーギ
振付:ジェフリー・バトル
2014-2015[7] 映画『シンドラーのリスト』より
作曲:ジョン・ウィリアムズ
振付:デイモン・アレン、ジョシュア・ファリス
Give Me Love
曲:エド・シーラン
振付:ジェフリー・バトル

When I Was Your Man
曲:ブルーノ・マーズ
振付:ジョシュア・ファリス
2013-2014 リベルタンゴ
作曲:アストル・ピアソラ
演奏:Anderson & Roe Piano Duo play
振付:デイモン・アレン、ジョシュア・ファリス
Feel Again
曲:ワンリパブリック
2012-2013 無伴奏チェロ組曲第1番 前奏曲
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
演奏:ヨーヨー・マ
振付:デイモン・アレン、ジョシュア・ファリス
ピアノ協奏曲第2番第3楽章
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
指揮:フリッツ・ライナー
ピアノ:ヴァン・クライバーン
振付:デイモン・アレン、ジョシュア・ファリス
グラビティ
曲:ジョン・メイヤー
消えゆく太陽
ボーカル:ジョシュ・ホグ
When I Was Your Man
曲:ブルーノ・マーズ
振付:ジョシュア・ファリス
2011-2012 月の光
作曲:クロード・ドビュッシー
ピアノ協奏曲第2番第3楽章
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
指揮:フリッツ・ライナー
ピアノ:ヴァン・クライバーン

映画『トランスフォーマー』より
作曲:スティーブ・ジャブロンスキー
グラビティ
作曲:ジョン・メイヤー
2010-2011 El Dron
演奏:ペペ・アビチュエラ
ポーギーとベス
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
2009-2010 スターダスト
作曲:アーティ・ショウ
シング・シング・シング
作曲:ルイ・プリマ
編曲:クリス・ボードマン
ワルソー・コンチェルト
作曲:リチャード・アディンセル
演奏:パトリック・ヤブロンスキー、ポーランド放送交響楽団
2008-2009 アストゥリアス
作曲:イサーク・アルベニス
火星 大管弦楽のための組曲『惑星』より
作曲:グスターヴ・ホルスト
2007-2008 おお、運命の女神よ カルミナ・ブラーナより
作曲:カール・オルフ
映画『ヘンリー五世』より
音楽:パトリック・ドイル
2006-2007 オペラ座の怪人
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
エリナー・リグビー
作曲:レノン=マッカートニー
演奏:ボストン・ポップス・オーケストラ
2005-2006 四季より
作曲:アントニオ・ヴィヴァルディ

脚注[編集]

参考文献[編集]