スウィフト020

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スウィフト020/021

スウィフト020/021(Swift020/021)は、スウィフト・エンジニアリングが開発した、大きな翼に4つのプロペラを備えた固定翼型UAS。VTOLタイプのドローン。X-Blade Technology(エックス ブレード テクノロジー)という独自の技術で、垂直での離着陸を可能にしている。4年間の研究開発と2年間の実証実験を繰り返し、100km を超える長距離飛行を可能にしている[1]。開発会社スウィフト・エンジニアリングは、 大手航空宇宙関連企業ノースロップ・グラマンボーイングロッキード・マーティンガルフストリーム・エアロスペース等から認証を受け、部品を製造している。多種多様な製品をデザイン~製造までワンストップで提供している。ISO9001、AS9100D、AS9102、FAI(First Article Inspection)、Nadcap Composites accredited(国際航空宇宙産業における特殊工程や製品に対する国際的な認証制度)などの品質管理基準認定を受けており、Nadcap Supplier committeeの投票権を持つ委員を務めている。

スペック[編集]

主要スペック[編集]

  • 機体重量:19kg ※機体及びバッテリー
  • 最大重量:20kg ※飛行可能な最大重量
  • サイズ :3.96m x 1.2m x 1.2m
スウィフト020 神戸メリケンパークにて撮影

操作限界[編集]

  • 燃料   :電気
  • ペイロード:1.0~1.5kg
  • 飛行速度 :110km/h ※最高速度。
  • 飛行高度 :30~120m(操作高度)
  • 限界高度 :3,000m
  • 通信距離 :40km(通常時)、100km(ブースター使用時)
  • 航続時間 :2時間
  • 航続距離 :120km
  • GCS   :Mobile
  • 動作温度 :0°C ~ 45°C
  • 防水性  :25mm/h 以下
  • 操作方法:完全自律飛行(独自技術Swift autopilotを使用)、もしくは手動操作。
  • 飛行可能風速:7 m/s ※航続距離2時間を担保する風速

安全対策[編集]

  • ハッキング対策(独自技術による乗っ取り操作防止)
  • 自己診断機能(飛行機器の異常感知など)
  • 障害物回避
  • 緊急着陸機能(独自技術による安全地帯への自動着陸)

活用例[編集]

  • 農業:広域な画像収集・専用解析ソフトによる農作物の生産効率向上
  • 救急・防災:天災による被災者や、遭難者やけが人への救急キット輸送
  • 地形測量:高精度カメラと専用ソフトによる測量の高速化
  • 海上調査:海洋上の偵察飛行、航行中の船への自動着陸 災害調査 :閉鎖地域の災害状況の即時確認
  • 科学調査:火山等危険地域上空からの情報収集

UAS(Unmanned Aerial System)開発実績[編集]

  • 2002年:“BAT”の開発に成功、2009年にノースロップ・グラマン(Northrop Grumman Corp.)に使用権を売却。
  • 2012年:超高性能VTOL型UAS “Swift 020”を開発し、カリフォルニア州オレンジ郡に対し、サービス提供を行っている。

デモフライト[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b “故松下幸之助氏の孫、ドローン活用新会社設立”. ひょうご経済+ (神戸新聞社). (2018年8月11日). https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201808/0011533060.shtml 2018年8月25日閲覧。 
  2. ^ VTOL型ドローン「Swift020」が神戸市でデモを披露--強風でも安定飛行”. CNET Japan (2018年7月23日). 2018年8月25日閲覧。

関連項目[編集]